あかるい暗室箱 



小さな穴から
一筋の光がもれていました
僕は 気がつくと 
暗室箱の中にいたんだね

穴の外はね
美しい
光の粒子の海だったよ
そこにある
無限にひろがる
しかし 手でつかめない

そして僕は笑ったよ
笑いつづけているよ
寂しいけれど
不幸じゃない

あかるい
ひとりぼっちの
暗室箱


ぼくの
からだ
には小さな穴があいていて
虹色のひかり
さしこんでいるよ


        (2002.10.11)
センチメンタルキャメラ
je_te_veux_pi.mid Satie