ふるさとの歴史を知る
 
第一探検地からの報告
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
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甲西町
 
「磨崖仏はものすごくこわい顔をしていたが、甲西町にはこんな強そうな人がいるんだとたのもしく思った。」と隊員が感想を述べていました。甲西町の探検地は、町内に沢山ある磨崖仏のうち、岩根花園地区にある“磨崖不動尊”を選びました。
磨崖不動尊に向かう探検隊
 
隊長は、「山道を歩いて行くと、岩肌に刻まれた磨崖仏が現われ、その大きさに驚きました。磨崖仏とは天然の岩壁に彫刻された仏像のことです。甲西町で最も大きいものだそうで、高さが四・五メートル、幅が二メートル近くもあり、
磨崖不動尊
右手に二メートルもある刀を持ち、左手には縄を持っています。刀は人間の欲望を断ち切り、縄は間違いを起こしそうな時に縛って助けるのだそうです。」と報告してくれました。
   
この磨崖不動尊の造られた年代は明らかでありませんが、宗教心の厚い人々が山間の清流の音を耳にしながら熱心に刻み込んだものなのでしょう。周囲の自然環境などによって様々な表情を感じることができます。この山の奥に十二坊といって、昔、十二の僧坊があったのですが、織田信長が焼き打ちしたそうです。その十二坊への参道の途中に別の磨崖仏があります。十二坊といえば、平成二年、町制三十五周年の記念すべき日に、新しい郷土芸能として、“湖国十二坊太鼓”が誕生しました。岩根山の主峰十二坊や阿星の山々にこだまし、約二百万年もの昔この地域に住んでいたアカシ象の足音がドシーン、ドシーンと轟いてくるようです。勇壮で活気に満ちた太鼓の音は、まちおこしにふさわしいもので、伝統太鼓として末長く引き継がれていくことでしょう。
湖国十二坊太鼓
アカシ象の足跡化石

隊員は、「日頃何気なく見ていた山並みにも名前があり、大きな木にも一里塚という役目があったなんて・・・・・。」と感想を述べていました。「桓武天皇の病気が十二坊からのわき水によって治ったことからその名の由来がある善水寺、僧良弁を開基として奈良時代に創建された正福寺、菩提寺地区にある全国でも数少ない石造多宝塔、そして町の木となっている国の天然記念物のウツクシマツの群生など甲西町には沢山の文化財と自然があるということを多くの人に知ってもらいたい。」と語っています。
 
善水寺の金銅誕生仏(重文・天平時代)
甲西町は、緑濃い山々と野洲川の清流が調和した美しい自然環境をもち、下田焼、金箔、近江木綿と正藍染、さらに竹皮細工といった伝統的な産業も営まれてきました。そして、今日、“水と緑のすむ庭園都市”の実現を目指して大きく飛躍しようとしている町なのです。
ウツクシマツの群生
 
 
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