第三部 世界の命運を託された少年、その名は


   ところ変わって、ここは何処にでもある平凡な村。



その名はふるさとタウン。


 

 

 そこにある民家の一つで少年が母に向かって声を上げます。


むそう「ママー!晩御飯のおかずはなーに?」

 

 


……そう!

この鼻垂れ坊主こそが何を隠そう本編主人公、無双さんその人。


今はまだあどけないが、いずれはバロンドール公国の軍勢を率いて先陣を切ってマカマカ団と戦う事となる、勇者の幼き日の姿なのである……!(想像)

 

 

 

 

 

おかずはなーに?と聞く夢想さんに、ママとパパが答えます。



 
ママ『今日は………トリュフソースのポークソテーミラノ風と大根のベジタブルパイよ!!』




 
パパ『そりゃご馳走だ!さすがママだ!はははははは!』

ママ『ほほほほほほ!』

 

 

 

 

 

 

 




絡みづらい二人のテンションに返事もせず、無言で立ち去る無双さん。




子供は親を選ぶ事は出来ないのです。

 

自室へ戻り、晩御飯までどうしようかと考えます。



今日のおかずはポークソテーとベジタブルパイ。

夜のおかずは自分のポークを2つのパイに何でもありません。

 

 

 

 


部屋でボーッとしてると、そこへ一匹の九官鳥が飛び込んできました。

 

 

 

 

 

 

 

なんとこの九官鳥、流暢な日本語で話しかけてきます。



九官鳥『無双よ!ガールフレンドの雛子ちゃんからのラブレターだ!ラブレターだ!』





伝書鳩の代わりなの?
というか、雛子は『ちゃん』付けで無双さんは呼び捨てなの?
無双さんはアンタにとって格下なの?



今すぐコイツの首根っこをキュッと締めてしまいたい衝動に駆られますが、

とにかく雛子からのラブレターを受け取ってほしいという事で、そちらの内容から確認してみましょう。

 

 

 

 

 

 





『無双君、お元気ですか?今日は空も澄みきって、とても爽やかな1日です』

日曜日のデート楽しみにしています。
雛子より』

 

 

 

 

 

で、でぇと…………ッ!?

 

 

 

デート…………!

 

 



『ママー!今日の晩御飯はなーに?』とか抜かすチェリーボーイが言うに事欠いて、デートですって!?



……くうっ!

無双氏め、
500円以下のくせに生意気な!!
(関係ない)

 

 

 

 

 

 

 

 

ときめきを忘れたオッサンは、他人の色恋沙汰にうるさいのです。



私が嫉妬に狂う、まさにその時……。






神が私の怒りを代弁するかのように、それは訪れました。




 

 



突然暗雲が空を閉ざし、激しい稲光と共に大地が震え始め…………

 

 

 

 

 

そして、聞こえてくる最愛の母と父の悲鳴




 

 

 



ママ『うぎゃぎゃぎゃーっ!』

パパ『ぐへーっ!ぐわわわっ!』

 

 

 

 

 

 

 

 

何が起きたか分かりませんが、これだけは言えます。












(今日は吉野家寄って帰ろうと思う)

 

 

 

 

 

 

 

 

そして、間もなくして揺れが治まりました。


たった数秒ですが、我が家を襲った未曾有の災害に動揺する無双さん。



とにかく気掛かりなのは、ママとパパの安否……。

 



九官鳥に急かされながら階下へと急ぎ降ります。

 

 

 

 

 

 

 

ママー!パパー!何処なのー!?何処に居るのー!?
(゜Д゜) =( ゜Д ')





焦る無双氏。

 

 

 

 



しかし、既にそこに母と父の姿は無く…… 

 

 人の居た場所にはなぜか代わりにバカでかいジェリービーンズが。

何だあれは。


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