空中軍艦大模型

STEP 1 はじめに


Fig.1−1
STEP1

中村星果先生が設計した少年倶楽部の組み立て付録には、たくさんの名作がありますが、この「空中軍艦大模型」もその一つです。

昭和8年新年特大号の付録で、組み立てると、翼長さ1mというとても大きな模型ができあがります。(Fig.1−4参照)今ではなかなかないスケールの付録で、当時の少年逹にとって夢のような素晴らしいことだったでしょう。

今回のプロジェクトでは、この空中軍艦大模型の復元を行います。


Fig.1−2


Fig.1-3


Fig.1−4




STEP 2 本誌

STEP2

このような複雑な付録は、作り方を調べないと組み立ては難しいので本誌を探したところ、幸いなことに、昭和50年に出版された復刻版を入手することができました。(Fig.2−1

Fig.2−2は、付録の作り方を写真入りで説明している折りこみちらしです。これを素に復元作業を行うことにしました。

Fig.2−3は、この付録のイメージを当時有名だった挿絵画家の鈴木御水が絵画化した折りこみちらしです。今では、少年向けとは思えないクオリティですね。


Fig.2−1


Fig.2−2


Fig.2−3





STEP 3 中身!

STEP3

袋の中には、Fig.3に示しているような9枚の厚紙が入っています。それぞれ寸法が異なりますが、大体の大きさは40cm角から50cm角くらいです。この紙からパーツを切り出して組み立てます。


Fig.3−1


Fig.3−2


Fig.3−3


Fig.3−4


Fig.3−5


Fig.3−6


Fig.3−7


Fig.3−8


Fig.3−9





STEP 4 縮小版を作製

STEP4

私の持っている画像スキャナーはA4サイズ(210mm×297mm)までしか読み取れません。このため、いくつかの部分に別けて画像を読み取り、PCの画像ソフトで各画像データを合成して全体の画像を作成することにしました。

例えば@の紙の場合、Fig.4−1のように6つの部分に分けて読み取り、Fig.4−2のようにそれぞれの画像を合成しました。

厚紙に原寸でコピーしてそのまま組み立てると翼の全長が1mという巨大なものができてしまい、保管に困ってしまいます。そこで、縮小してコピーし、それを復元することにしました。

画像データはPCにデジタルデータとして保存されているので、出力の倍率は自由に選べます。今回は、A4の用紙に一度でコピーできるように、面積で約20%に縮小して出力することにしました。(@の例をFig.4−3に示す。)

その結果、Fig.4−4のようにA4サイズの用紙9枚が得られました。

次回から組み立ての様子を紹介していきます。


Fig.4−1


Fig.4−2



Fig.4−3



Fig.4−4





STEP 5 右翼、左翼


Fig.5−1

左右の翼は、それぞれ2個のパーツから構成されています。縮小版で片側の翼長17cm、オリジナルでは片側で翼長が約45cmと大変大きな部品となります。




Fig.5−2
右翼貼り合わせ




Fig.5−3
左翼貼り合わせ




STEP 6 司令塔上の小砲塔、後甲板の砲塔


Fig.6−1

これだけでは、ただの薄い円柱で、何かよくわからないですが、大砲の砲身が取りつけられる予定です。


Fig.6−2
右:後甲板方向、左:司令塔上小砲塔




STEP 7 艦体前部


Fig.7−1

いよいよ、本体の組立てに入ります。艦体前部の長さは17cm。オリジナルは、正確には組み立ててみないとわかりませんが、40cmを超える大きさだと思います。

組み立てたらFig.7−3Fig.7−7のように舟っぽいので、実感がわいてきますね。


Fig.7−2


Fig.7−3


Fig.7−4
前面


Fig.7−5
上面


Fig.7−6
下面


Fig.7−7
側面





STEP 8 艦体後部


Fig.8−1


Fig.8−2

艦隊後部は前部よりスリムになっている。後で色々なパーツが取りつけられることとなる。


Fig.8−3


Fig.8−4


Fig.8−5




STEP 9 艦体前後部合体!

STEP9


Fig.9−1

艦体の基礎部分が完成。縮小版で艦長約28cmくらいである。



Fig.9−2


Fig.9−3




つづく。