腰痛・肩こりの基本メカニズムの一例

腰稚は全体で50度までしか屈曲ができませんが、それ以上の屈曲を可能にしているのは骨盤が前方に傾くことで私
たちは深く前にかがめるのです。そこで、ハムストリングや腎筋が柔軟でないと骨盤の動きが制限されてしまいます。

それは骨盤を後傾させるひとつの大きな原因となっているのです。ハムストリングや腎筋が硬いと物を拾うときに
本来は骨盤が回旋して腰の負担を減らすはずなのに、骨盤が前傾しないために腰稚に大きな負担がかかって稚間板が
後方に突出することになります。結果的には分離して腰を痛めてしまうのです。

そして更に、腰の筋肉の下にある骨や関節も同じ間葉系の組織で、同じ血管神経支配を受けているので悪化するとそこでの血流障害が骨や関節にまで起こって、組織障害を伴うほどまで進んでしまうことになります。

そしてまた、ハムストリングや腎筋の硬直で骨盤が後傾する体のバランスを取るために自然に猫背になり、体で一番
大きな筋肉である広背筋が引っ張られて、わきの下を通って二の腕に達している広背筋が後ろに引っ張られて、腕は
付け根から背中側に引っ張られて内側にねじれて手の甲が表面に向いてしまいます。

この腕が内側にねじれた姿勢を長く続けると大胸筋や胸鎖乳突筋が縮みます。そして大胸筋や胸鎖乳突筋が縮むと
肩甲骨が外側に開いて僧帽筋が引っ張られて肩こり、菱形筋が引っ張られて肩背痛などが発現します。