全日本シルクファイブ連盟ロース部会会長
――Load

2007年の旅


                      
■特別でないただの南紀
主な移動手段
○JR西日本
 ・特急くろしお
 ・特急スーパーくろしお
○JR東海
 ・特急ワイドビューしなの
 ・特急ワイドビュー南紀
宿泊
 ・ホテル浦島
 ・ホテル古賀の井
同行者
○某氏
 ・中学・高校時代から親交のある人。
日誌
3月2日(前夜)
3月3日(1日目)
3月4日(2日目)
3月5日(3日目)
3月2日(金)
拝啓 Load様
 私、武嶋幾夜は、先月10日、親に「南紀行ってくるから」と告げてやってきたLoadを東京へ移送するという暴挙をしでかしてしまいました。
 これはあまりに非人道的であり、温厚なLoadが、当時の映像を見れば即座に「あ、こいつちょっとムカついてる」と判る表情を見せていました。
 改めて顧みると、私のしでかしたことはあまりに酷く、このまま「やーい、ばーか」と開き直ることは、さしもの私にもできそうにありません。
 そこで、私は反省のため、修行に出ることにしました。



















 ということで、3日からホテル浦島の山上館でまったりしてきますわ。がはははー。


3月3日(土)
 そもそも、何故に旅行することになったのか、というところからお話ししましょう。言うまでもないですが、Loadへの反省の念からではないわけですから。
 旅行へ行こう、という話を古い付き合いのある某氏からいただいたのが、今月の頭でした。当初は、寝台急行きたぐにで新潟へ、新潟から新幹線で東京へ、東京から寝台急行銀河で大阪へ、という列車づくしの旅になる筈でした。
 しかし、きたぐにの寝台券が入手できなかったことから、予定を変更。まったり湯けむり路線へと舵を切った…かに見えました。
 しかし、その某氏は私以上に鉄ちゃんだったのです。
 という訳で、朝です。
 新大阪で8時30分頃に待ち合わせということで、そろそろお出かけの時刻です。
 普段なら混雑している駅も、土曜日ということでだいぶ人は少ないです。
 さぁ、急行に乗って梅田へGOです。
 列車内もそれほど人が多いわけでもなく、十三を過ぎると余裕で座れるようになりました。座りませんでしたけど。
 約20分ほどで、列車は梅田駅に到着しました。
 ここからは、JR京都線で新大阪へ向かいます。
 うーん、平日ほどではないにしても、さすがにJRは人がそれなりに多いです。
 約4分ほどで新大阪に到着し、そこで某氏と合流します。
 そして、すぐに大阪へトンボ返り(ぇ
 何か忘れ物?いいえ、予定通りの行動です。
 さて、ここで鉄ちゃんでない方のために、特急しなのについてお話しましょう。
 特急しなのとは、名古屋から長野を結ぶ、JR東海の在来線特急です。
 ところが、1日に1便だけ、大阪始発のしなのが存在するのです。
 今回は、これに乗って名古屋まで向かうことになりました。
 いやぁ、JR東海車両が大阪駅にあるのって、結構違和感ありますよ?
 車内は、比較的新しい車両ということもあって、清潔感があります。
 ああ、ちなみにこの列車、JR京都線を通りますから、当然新大阪にも停車します。にもかかわらず大阪へ戻ったのは、列車は始発から乗るものだという鉄ちゃん憲法を遵守したからに過ぎません。
 それではここで、車窓の世界から。
 滋賀県を走る、西武鉄道車両。
 約2時間をかけて、列車はJR名古屋駅に到着しました。新幹線のほぼ倍かかっていますね。まぁ、オール普通列車だと3時間以上かかりますけど。
 名古屋駅と言えば、外から新幹線車両がほぼ丸見えなのが実に良いですね。
 ここで名古屋土産を調達。私も実家への土産にういろうを、来週末にやって来るボンクラーズのために手羽煮を調達しました。
 買うものを買ったら、ホームに戻り昼食です。
 ここで食すのは、言うまでもなくきしめんです。
 実は私、きしめんをちゃんと食べたのはこれが初めてでございます。
 味は、決して悪くございませんでした。が、これは立ち食いで食うのがちょうど良い、気楽な食べ物だなと思いました。
 小腹を満たしたら、JR東海車両をじっくりと眺めて時間をつぶしましょう。
 ううむ、ええなぁ…。
 そうこう言ってる間に、次に乗る列車が到着しました。
 特急南紀です。
 行き先は、今宵の宿のある勝浦でございます。
 この列車、外観は特急しなのとさして変わらないのですが、動力がディーゼルであるという点と、席と通路の間に、
このように段差があるという点が違っています。
 それでは、約3時間のディーゼルの旅のスタートです。
 最初の30分ほどは、見慣れない景色を堪能していたのですが、長期戦であるということを考慮して、決戦兵器の投入を決断しました。
 ザ・プレミアム。
 更に、ワイン。
 いやぁ、今回はプレミアムな旅行ですなぁと某氏と頷きあいながら、チビチビと飲んでおりました。
 そうこうしている間に、列車は三重県へと入ってゆきます。
 そう言えば、三重で妙な名前の駅を見かけました(注意:少し画面から離れて見て下さい)。
 一瞬、「?」って書いてあるのかと目を疑ったのですが、
「津」でした。
 このことをLoadに話したら、「ひどい」と罵られました。?の方がカッコイイのに…。
 2時間ほどすると、車窓から海が見えるようになってきました。
 常に穏やかな瀬戸内海を見慣れた私には、これでもけっこう大きな波に見えてしまいます。
 いよいよ、列車は終点、紀伊勝浦へと到着です。
 勝浦と言えば、
 まぐろです。
 そこで、去年も利用したお土産屋さんでマグロの赤身を刺身用に切ってもらい、ホテルへ持ち込むことにしました。まぁ、夕食で出るのは判っているのですが、鮮度が違いますから。
 ホテルへは、桟橋から船で渡ります。
 その船は、もちろんこれです。
 ちょうど夕陽が沈みかけていて、良い感じの風景を堪能しながら、私たちは今晩どのお風呂に入るかを話し合っておりました。
 さぁ、ようやく着きました。去年2度お世話になった、ホテル浦島さんです。
 チェックインを済ませて、部屋へと向かう途中で、こんなものが置いてあるのに気づきました。
 雛人形…ああ、そう言えば今日は桃の節句でしたね。
 さて、肝心のお部屋ですが、
 2人で泊まるには十分すぎるくらい広い、良いお部屋でした。
 まぁ、テレビに若干レトロ感が漂っていましたが。
 温泉はさすがに写真に撮ることはできませんし、夕食バイキングの写真も残っていないので、最後に、800円で購入したマグロの刺身を。
 なかなかのお味でございましたよ?


3月4日(日)
 起床時刻は、午前6時30分。露天風呂から朝日を眺めながら、本日スタートです。
 午前9時30分に、チェックアウト。連絡線に乗り、ホテル浦島を離れます。
 しかしまぁ、何につけてもスケールの大きいホテルでございました。
 ちなみに、帰りの船はカメ号ではございませんでした。
 船を降りた私たちが向かったのは、勝浦港のとある一角。
 イカの天日干しなんていかにも漁村な光景を横目にしながら歩いてゆくと、ありました。
 朝市でございます。
 実は、ホテルでここで引けるくじ引き券を貰ったので、それにチャレンジしに来たのです。ちなみに、あたりを引くと生マグロがプレゼントされるとか。 
 ま、ダメでしたけどね。
 まぁそれはそれとして。この勝浦町、駅前以外にも至るところに足湯があります。朝市の会場だけでも、
 まだ綺麗なここと、
 主に地元の人が使っているらしいここの2箇所がありました。
 そう言えば、以前勝浦に着いた直後に何処かのJMが「足湯に頭突っ込んで、足湯の概念覆してやろうか」と暴言を吐いたことがありましたが、今となっては古き良き時代です。
 しかし、シーズンオフのせいか(って、いつがシーズンなんでしょうね?)、商店街が閑散としていたのが残念です。でも、静かなのが良いというのも一理あります。
 実家の梅好きの妹と、Loadの親御さんへの土産を調達したら、JR紀伊勝浦駅へ。
 スーパーくろしお新大阪行きに乗り、紀伊勝浦を脱出です。
 車窓から南紀の海景色を眺めながら、列車は新大阪へ…、
 うぃー…ワイン美味かった。
 さ、酔い覚ましにちょっくら降りるか。
 5分ほど停車だったので、その間、列車をのほほんと撮っておりました。
 すると…。
 おお、動き出した!そう言えば、去年はこのパノラマグリーン車に乗ったんだよなぁ…。
 …ん?
 ……。
 おお武嶋よ!乗り遅れてしまうとは情けない!
 ここは何処だ?と駅表示を見ると、「白浜」と書いてありますた。
 ま、予定通りの行動ですけどね。
 ここからは、レンタカーでの移動です。
 待っちょりんさいよ。ワシが華麗なドライビングテクニックを見せてやるけぇ。
 飲酒運転+原付免許のみですけどね。
 最初に向かったのは、とれとれ市場でございます。
 ここの特徴は、何よりデカい!
 そして、マグロの解体を目の前でやってくれる!
 今晩の酒の肴にトロでも買いましょうか、と某氏と話し合ったのですが、それは後ほどということにして、まずは昼食を。
 まずは鉄火丼。
 続いて梅マグロ丼。
 とどめに鯛とハマチのヅケ丼。
 この3品を食しました。いやぁ、美味かった。
 お腹も満足したところで、今宵の宿へと向かいましょう。
 ホテル古賀の井さんでございます。
 事前にかなり良い宿だと聞いていたのですが、確かに良いお部屋でございました。
 具体的には、部屋にスーファミが常備されている位素晴らしい。
 荷物を置き、一息ついたら、白浜探索に出発です。
 レンタカーをゆっくりと走らせていると、こんな凄いホテルが見えてきました。
 …ラブホにしか見えない? 馬鹿なこと言うんじゃありません。
 ここまできっちり作りこんでるラブホなんてあるわけないでしょう。ここは白浜でも最上位にランクインされる高級ホテル、ホテル川久さんです。
 でも、今日は既にホテルを取っているので、目的は宿泊ではなく、温泉です。
 ここにはギリシャ風(?)の温泉があるのですが、さすがに撮影する訳にはいかなかったので、ここでの話は割愛します。
 ひとっ風呂浴びてさっぱりしたら、夕方の海岸線を散策します。
 海はいい。地球の生んだ自然の極みだね。
 小高い丘の上にも登ってみました。
 こうして見ると、白浜はホテルばっかりですなぁ。
 ちなみに、海水浴で有名な白良浜がこちらになります。
 帰りにちょっとした買い物をして、ホテルに戻った私たちは、浴衣に着替えて夕食の会場へと向かいます。
 形式は、昨日と同じバイキング。ただ、
クオリティがふた味ほど違いますけど。たとえば、この3品。
 左から順に、ステーキ、鯛の塩焼き、そしてサザエのつぼ焼き。これ、ぜんぶバイキングです。
 うーむ、3個で止めたのは失敗だったかなぁ。
 この後、温泉でひと汗流し、部屋で晩酌とシャレこみます。
 お酒は、白浜の地ビール。
 けっこう有名なビールでして、私も何度か飲んだことがありますが、やはり環境が違うと味も格別ですなぁ。
 ルームサービスで頼んだ和歌山ラーメンも、もふもふと食します。
 しかぁし!今回のメインディッシュは、
この、中トロなのです。
 新たなビールも用意して、宴は最高潮に達します。
 ああ、明日はもう帰るんか…そうぼやきながら、白浜の夜は更けてゆくのでした。


3月5日(月)
 移動距離は間違いなく長かった今回の旅も、いよいよ最終日です。
 あと僅かで現実に引き戻されることを、お空も嘆いております。
 昨夜あれだけ食ったにもかかわらず、腹は減るわけでして。朝風呂を満喫した後、もりもりと食べておりました。
 そうそう、そう言えばこのホテルのゲームコーナーに、こんなのがありました。
 なんか、100円入れるようになってます。
 試しに100円と手を入れてみると…、
 おお、なんか手相を占ってるっぽいです!
 最後に、占いの結果を書いた紙が吐き出されました。
 ちなみに結論から言いますと、この占いマシーン、同じ人間の同じ手を2回占って、全然違う内容の書かれた紙を吐き出しやがりました。
 さ、こんな酷いマシーンは放っておいて、白浜駅へと向かいましょう。
 この日は平日の、しかも月曜日。駅にはあまり人がいない…かと思いきや、年配の方が大量にたむろしておりました。これが温泉地の恐ろしさか…。
 帰りの列車は、スーパーくろしお12号。
 席はもちろん、グリーンです。
 ここからは、約2時間半のグリーン車の旅。あいにくの空模様で景色はイマイチですが、そこは鉄ちゃん。別の楽しみを見出します。
 京セラドーム大阪を通り、
 西九条に停車し、
 JR大阪駅を通らないショートカットルート(貨物路線)を通り、一路新大阪駅へ。
 そして遂に、新大阪に着いてしまいました。
 ここで、広島へと帰る某氏とはお別れ。こんな素晴らしい鉄ちゃん&グルメな旅に誘っていただき、本当に感謝です。
 おまけ:その日の晩御飯。
 このギャップは一体なんなんだ…!



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