目次


1.繁殖について
  
  ●繁殖!
  ●繁殖の心構え
  ●繁殖後のベタ
  ●気をつけよう

2.準備

  ●器具
   〉水槽
   〉フィルター
   〉ヒーター
   〉照明
  ●環境
   〉飼育水
   〉底砂
   〉水温
   〉水草(浮き草)
   〉微生物
  ●便利グッズ
   〉ペットボトル
   〉PSB
   〉ブラインわかし
   〉ウィローモス
  ●ヨークサックと初期飼料
  ●水槽のセット

3.お見合い

  ●ベタ代表選考会!
  ●お見合いの準備
  ●我が家流「お見合い術」
  ●期間や回数
  ●失敗!?
  ●泡巣

4.同居

 ●水槽ラプソディ
 ●失敗編
  〉攻撃!?
  〉退避!
  〉別居?
  〉更生・・・(^^;;;
 ●恋愛♪
  〉接近
  〉ベタの包装!?
  〉産卵
  〉卵集め
  〉冷めた夫婦!?
 ●親権
  〉オスか人工孵化か

5.孵化までの道のり

  ●オスが面倒をみる
   〉餌
   〉照明
   〉水温
  ●人工孵化の場合
   〉カビ防止
6.孵化!
 (孵化〜3日目)


  ●親元・孵化器から移動
  ●孵化直後の世話
  ●ヨークサックよ永遠に
  ●水槽サバイバル!
  ●神様は微生物
  ●「ブラインシュリンプ」
    スタンバイ
7.いざ出陣!
 (孵化後4日目〜)
  ・稚魚が水平に泳いだら
  ・ブライン戦隊降下!
  ・ブライン争奪戦
  
8.さらば仲間よ
  ・去りゆく稚魚のために
  ・対策
   〉ゴミ掃除
9.メンテナンス
  ・スリルThe水換え
   〉簡単な水換え
  ・水質管理
  ・水温管理
  ・掃除  
10.世界に一つだけのベタ
   ・金田一まるるの事件簿
   ・エイリアンVS稚魚
   ・私を水槽に連れてって
   ・ベタの動く城
   ・世界の水槽から
   ・な〜るほど、ザ・ベタ!
   ・あとがき

1.繁殖について
    ●繁殖!
ベタの子孫を残すためには繁殖をします。
通常はオスとメスをお見合いさせて卵を産ませ、稚魚になりそれが大きく育ちます。
一目ぼれの恋愛があるのかどうかはわかりません。ベタにでも聞いて下さい。
当然、魚と言っても女の子、いや・・・女の魚魚(おんなのぎょ??)はデリケートです。
また、オスだからといって乱暴に扱うのはやめましょう!
動物虐待で訴えられます。(^^;;;
その他、恋愛のテクニックや心理的なことは人間を相手に勉強しましょう。

蛇足ですが、ベタはひっぱたきませんが、人間の女の子にひっぱたかれてもまるるは一切責任を持ちませんので。
それとべたのオスは献身的?ですが、人間の男はそうでないのがいますので・・・。(^^;;;
あしからず!
   ●繁殖にあたっての心がまえ

繁殖はベタ飼育の醍醐味と言っても過言ではないと思いますが、それが人間のわがままによって行われるべきものではないことだとも思います。
繁殖させるのであれば、「最後の一匹まで面倒を見るぞ!」という覚悟が必要です。いや、覚悟して下さい!
必要以上に繁殖させて命を無駄にさせないためにも、飼主の自覚と責任において明るく楽しい(?)繁殖を行いましょう。。。
   ●繁殖後のベタ
「繁殖させたは良いが思った以上に増えてしまい、さすがに世話が出来なくなってしまった」という話はよくあることです。
前述しましたが、せっかく生まれてきた命です。飼主の責任において大切に大きくしてあげましょう。

とは言うものの、やはり事情が重なってどうしても養いきれない場合はどうするのでしょうか?
いくつか例をあげておきますので、「もうどうしようもないよ〜。助けて〜!!」という根性ナシの方は参考にして下さい。(笑)
(ちなみに私が根性ナシの見本です。(^^;;;)

@友人・知人にあげて、ベタの和を広げる。
 ・・・あとで質問攻めにあうことうけあいです。

Aショップに持ち込んで引き取ってもらう。
 ・・・ショップの方と仲良くなれます。

B幼稚園・学校・その他の施設に寄付する。
 ・・・たまに行って様子を見てあげましょう。特に幼稚園等では子供達が群がってきます。

Cスーパーなどに置いてもらって、好きな人に引き取ってもらいましょう。
 ・・・金魚すくいの的にされる恐れあり。(^^;;;
   ●気をつけよう
他人に引き取ってもらう時に気をつけたいことがいくつかあります。
列挙しますので参考にして下さい。

@奇形や病気の魚は避ける。
 ・・・長く可愛がってもらうためにも、元気なベタを選んで下さい。

Aある程度大きくなってからあげよう
 ・・・生後の成長にもよりますが、体長3cm近くなるまで待ちましょう。
   小さすぎるうちにあげると、環境に適応できずに死んでしまうことが多いです。

B老魚はあげない
 ・・・歳をとったベタは新しい環境に慣れるのも大変だし、引き取ってくれた方もあまり長くは一緒にいることが出来なくなります。
   引き取ってもらうのは、若くて元気なうちがベストです。
   我が家では2ヶ月(体長3cm)〜5ヶ月位で里子に出します。

さて、「奇形や病気の魚はどうするの?」という疑問が残りますが、それらは全て自分で最期まで面倒を看てあげましょう。
いや、みるべきです!(と、あえて言っておきましょう)
病気の魚は薬浴などで適切な治療を、奇形の魚も諦めずに正常になるような努力くらいしてあげたいものです。

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2.準備
   ●器具
〉水槽

  水槽は「大きすぎず、小さすぎず」を心掛けます。
  慣れると1Lくらいの容器でも繁殖させることが出来るようになります。
  まずここでは20cm前後のキューブ型容器や、同程度の大きさのプラケースを用意します。
  もちろんガラス製の30cm水槽でも構いません。
  30cm水槽で大きすぎると思ったらプラスチック板などで仕切ればOKです。
  プラスチック製の園芸ネット等で仕切ればお見合いから使えます。

 
←我が家の飼育環境(オーバーフローで繁殖までやっています)

水量は300L。
卵や稚魚が排水パイプから流されないように、奥さんのストッキングを拝借して排水パイプの上にかぶせています。

水換えのショックが無く、管理が大変楽です。


〉フィルター

  フィルターは産卵〜孵化後のことも考えて用意することが必要です。
  投げ込み式のフィルターや上部濾過式のフィルター、また底面濾過もお勧め出来ません。
  理由は、卵や稚魚が吸い込まれてしまう危険があるからです。

  ここでは、最も使い易い「スポンジフィルター」をお勧め致します。

〉ヒーター

  ヒーターは30℃位まで水温調整ができるタイプがお勧めです。
  下記にいくつかメリットをあげておきます。
  @ ある程度、病気の発生を抑えることが可能
  A 水温が低いときよりも、孵化までの時間が短縮することが多い
  B ブラインを沸かす時に便利(ブラインの孵化温度に合わせて設定出来ます)

  もちろんデメリットもいくつか考えられますが、とるに足らないと思いますのでここでは割愛いたします。

照明

ライトは水槽の大きさにあったものを用意します。
産卵後、オスに面倒をみさせる場合は、夜間もつけたままにするので10w位の小さなライトでも構わないと思います。
ちなみに私は5Wの白熱灯を自作して使っています。

    


こんな感じにアルミホイルで包んで使っています。
※電極部分にアルミホイルが接触すると感電しますのでご注意を!(^^;;;

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   ●環境
〉飼育水

  飼育水は、いつも使っているもので、ベタが充分に慣れているものを使いましょう。
  新しい水槽で、新しい飼育水を準備することから始める場合には、必ず水合わせをしてしっかり慣らしておきましょう。。


〉底砂


  底砂はあえて使用しません。
  理由は卵や稚魚が落ちてしまった時に埋まってしまう危険性があるからです。

〉水温

  水温は28℃〜30℃に設定します。

〉水草(浮き草)

  お勧めは「アマゾンフロッグピッド」又は「ウォーターレタス」&「ウィローモス」です。

 ←”アマゾンフロッグピッド”には沢山の泡巣を作ります。

 ←”ウィローモス”を発泡スチロールに巻きつけて浮かべておきます。


〉微生物

  あらかじめ別容器で微生物をわかせておくと便利です。

  我が家流 微生物確保術
   @ペットボトルを半分にカットする
   A飼育水とウィローモス、PSBを適当にドボドボっと入れる
   B繁殖用水槽、または他の水槽に浮かべておく
   C出来ればライトをあてて下さい
    (夜間は点けても消してもOKです)

   これで数日(1週間前後?)すると、小さいのがちょろちょろするのが見えます。
   稚魚が孵化したら、このペットボトル容器の水から微生物をスポイトで吸って水槽に入れます。

   私は微生物の沸いた水ごと水槽に入れてしまいます。
   その水が腐っていなければ?(異臭がしなければ)大丈夫のようです。

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   ●便利グッズ
   
〉ペットボトル

  2Lペットボトルを半分にカットしたもの・・・2つ
  ・お見合いの時にメスを入れるために使います。
  ・微生物をあらかじめ沸かしておくために使います。


〉PSB(光合成細菌)

  前項の微生物確保、水槽内での初期飼料(微生物)を発生させるために使います。
  また、PSBは水質を安定させる働きもあるようです。

 ← これが有名な!?「PSB」。
我が家のはでかいサイズです。
こぼしたり服についたりすると、強烈な臭いでしばらく誰も近寄らなくなります。
気を付けてね♪

〉ブラインわかし

  孵化後、ブラインシュリンプを沸かすために使います。
  2つあると交互に沸かすことが出来るので大変便利です。
  簡単なので、ぜひ自作してみましょう!
  詳しくは「節約術」にて。。。

〉ウィローモス

  ウィローモスはお見合い後、オスメスを同居させたときの”メスの隠れ家”(時にはオスの隠れ家)になります。
  私もたまに自分の部屋に隠れますが、それはほっときましょう。(^^;;;
 
  ウィローモスの量は、水槽の3分の1位になるように、ちょっと多めに入れておくと良いと思います。
  そのほか、PSBを投与し、稚魚の初期飼料となる微生物を発生させるためにも一役買ってくれます。

 ←奥の方に”ウィローモス”を入れておきます。

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   ●ヨークサックと初期飼料
ヨークサックは孵化したばかりの稚魚のおなかについている「栄養の詰まった袋」のことです。
稚魚は孵化後の3〜5日はヨークサックの栄養で育ちます。
その後ヨークサックがなくなり、自分で餌(初期飼料)をとることになります。

初期飼料は微生物やブラインシュリンプが用いられることが一般的ですが、微生物を与える場合には沸かすまでに時間がかかるため、前もって準備しておくことが必要です。
また、ブラインシュリンプも沸かすまでに20時間前後は時間を必要としますので、沸かすための器具も2つ用意すると便利ですね。

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●水槽のセット

さて、では実際に使う水槽の準備です。
@準備した水槽に、通常使っている飼育水をいれます。
Aスポンジフィルター、ヒーター、ライトをセットします。
 ・・・スポンジフィルターの吐水口は、ガラス面や泡巣と反対向きにするなど、泡巣の壊れないようにセットします。
 ・・・ヒーターは水温28℃〜30℃にします。
 ・・・ライトは産卵するまでは通常通りにして、産卵後オスに世話をさせるときだけ夜間もつけたままにします。
B水草(ウィローモス、アマゾンフロッグピッド等)を入れます。
 ・・・浮き草は、泡巣を作り易くするため、流れのない場所に浮かべておくようにします。

※浮き草の代わりに発泡スチロールでも大丈夫です。

 ←”発泡スチロール”の回りにもたくさんの泡巣を作ります。

以上で、あとは下記の選考会で選んだオスを先に入れて、水槽の環境に慣れさせておきます。

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3.お見合い
●ベタ代表選考会!

繁殖させるベタを選びましょう。
繁殖に適したベタを選ぶ目安をいくつか挙げてみます。
@生後6ヶ月以上
Aメスであれば、お腹が膨らんでいて白いポッチ(産卵管)があるもの。
Bオスは成長過程であっても、ある程度大きく育っているもの。

簡単ですが、もちろんコレだけではありません。
他にも実際に飼育していれば分かってくるようなことが多いのではないかと思います。

だいたい、オス・メス共に健康で、あまり攻撃的でないカップルが良いと思います。

●お見合いの準備

いきなり水槽で一緒にさせるのではなく、特に初めての方は、ペットボトルなどで作った個室を使用することをお勧め致します。
既に便利グッズにて紹介したペットボトルを使うと費用もかからず大変便利です。

 ←こんな感じに浮かべて置くだけで大丈夫です。

さて、お見合いですが、オス・メス共に飼育水になれていることが前提です。
しっかり準備しましょう!

●我が家流「お見合い術」

我が家のお見合い術をご紹介致します。
@まず、オスを水槽に入れ数日間、水槽の環境に慣れさせて下さい。
A上記の「ペットボトル個室」を利用し、そこにメスを入れて、オスが入っている水槽に浮かべます。
Bオスが泡巣を作り始めます。または既に作っていると思いますが、仮に泡巣を作っていなくても構いません。
C早ければすぐに、通常は数日すると、メスの体に縞模様が浮かんできます。
 これを婚姻線(婚姻色)といいますが、結婚(繁殖・産卵)の準備が出来た証拠だと思って下さい。

ここまで来ればお見合いはおしまいです。
メスを水槽に放し、様子をみましょう!
早ければすぐに産卵行動をはじめます。

●期間や回数

お見合いにも色々なトラブルあります。
特にベタも飼主も初めての場合、とてつもなく大きな不安となって襲いかかってくるでしょう。


@どれくらいの間お見合いさせるのか?
 ・・・基本的には「メスの体に婚姻色が出るまで」というのが良い目安でしょう。

 ←「婚姻線」はこんな感じに出ます。
もっとはっきり出ることもあります。

A回数は何回くらいまでか?
 ・・・お見合いの回数というよりも、期間で区切ったほうが簡単です。
   人により様々ですが、1〜2週間を目安にお見合いさせてみましょう。
   婚姻色が出ないようであればオス・メスお互いの姿が見えないようにします。
   そして、しばらく(我が家では1週間〜2週間)離してから再度お見合いさせてみましょう。

●失敗!?

お見合いさせて婚姻色が出たので一緒にしたが、オスがメスを突いて攻撃する(またはその逆のパターン)ことがあります。
そういう場合でも、特に外傷がなければしばらくそのままにして様子をみます。
もしヒレがボロボロになってしまったりしても、うまく行くことがあります。
(我が家ではほとんどの場合、メスのヒレはボロボロになり、その後産卵することが多いです)

気を付けておきたいのは、メスのお腹に攻撃される場合です。
そういう場合はすぐに隔離して下さい。
そして、もう一度ペットボトルの中からお見合いさせます。
違うメスがいる場合は、パートナーを代えるという手もありますね。

さて、ヒレがボロボロになったメス(またはオス)は、産卵後であれば直ちに薬浴させましょう。
お見合い中でも外傷がひどい時には治療を優先したいですね。

餌も、赤虫を与えるなど、ちょっと奮発しちゃったりして!
私も、可愛い女の子が隣に座って、分厚いステーキなんか出されちゃったらすぐに元気になっちゃうのですが・・・
まぁこれは置いときましょう。(ちなみに私生活では絶対にありえませんので)

そして、元気になったらまた頑張ってもらいましょう。

●泡巣

泡巣はオス特有のものですが、時にはメスも作る場合があります。
我が家で飼育していたメスは、30cm水槽の半分にもなる泡巣を作ったことがありました。
産卵が得意(?)で、いつもたくさんの卵を産んでいました。

稀にですが、「メスだと思っていたのにプラカットのオスだった!」ということがあります。
私とプラカットの出会いがそうだったのですが、メスなのに泡巣を作ったときは、一応疑ってみたほうが良いかもしれません。
お腹の白いポッチと、お見合い時の婚姻線(婚姻色)が分かり易い目印です。

慣れてくれば、胸鰭の付け根のところでも分かるようになりますが、詳しいことはここでは割愛します。

 ←これが”泡巣”です。

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4.同居
●水槽ラプソディ

さて、いよいよ恋人同士の生活が始まりました。
そこにはベタの世界の恋があります。

すぐに仲良くなって繁殖行動をはじめることもあれば、いきなり攻撃的になって、どちらかが突いたり、追いかけたりするようなことも!
でも、あわてて水槽から取り出さないで、ちょっと様子を見て見ましょう。


●失敗編

失敗にもいくつか状態があり、一つはマンネリに見える状態、もう一つはどちらかが攻撃的な場合です。
前者の場合は「仕切りなおし」が必要な場合もあるでしょうし、特に後者の場合、健康い状態も考えると、ずっとその状態が続くことは好ましくありません。

〉攻撃!?

 オスがメスを、あるいはメスがオスを追いかけたり突きはじめたらいつもよりちょっとだけ注意して観察しましょう。
 時には死に到ることもあり、大変危険な状態になることがあります。
 だからといってすぐに取り出さず、鰭がボロボロになったり、メスのお腹を攻撃しない場合には1週間位は様子を見ても良いでしょう。
 ずっと観察できない場合のためにも、ウィローモス等を入れて、ベタの隠れ場所を作っておくことが望ましいと思います。

〉退避!

 さて、あまりにも攻撃がひどい場合には、攻撃されているほうのベタを隔離し、ゆっくり休養をとります。
 外傷がある場合には薬浴もさせましょう。
 また、病気にかかってしまった場合は、パートナーを代えるか、また病気が治るまでじっくり治療するほうが良いと思います。
 

〉別居?

 別居(隔離)する期間は状態や飼主により様々ですが、良く分からないという方のために、目安としていくつかあげておきます。
 あなたがその場に応じて選んで下さい。
  @薬浴させている場合は概ね怪我や病気が治るまで。
  Aマンネリが続いた場合の仕切りなおし期間として、お互いの姿が見えなくなるところに離して1〜2週間ほど。

〉更生・・・(^^;;;

 さて、攻撃したほうのベタにはちょっと更生期間を設けましょう。
 ベタが攻撃的になったりイライラしたりする場合、餌を代えると効果的な場合があります。
  @動物性の餌(冷凍赤虫)から人工飼料(粒タイプ)に代えたり、
  A水草を多めに入れてみたり、
  Bあるいはフィルターの出口を変えてみて、水の流れを弱くしたり・・・
 と、そのほかにも考えられることがあればやってみると良いかもしれません。。。


●恋愛♪

では、うまくいくときの様子を簡単に説明したいと思います。
隔離して再び一緒にした場合もうまく行くときには同じです。

〉接近

 オスとメスが徐々に仲良くなり、「さっきまで喧嘩していたのに!?」とビックリするくらいです。
 相性が良ければいきなりこの状態になりますが、ほとんどの場合はオスが攻撃的になり、数日して仲良くなっちゃう!という感じです。

 ← いつの間にか仲良くなって、近づいて来ます。

〉ベタの包装!?

 仲良くなり、お互いが寄り添うようになってくると、いきなりオスがメスの体を包みます。
 チョッチョッチョ!と寄って行って、クルッ!!と包み込みます。
 はじめてみたときは凄く感動するでしょう。
 (私も感動しました)
 ”バレンタインギフトの包装”まではいかないにしても、オスの包み方もナカナカのものです。

 ←巻き巻きシーン!

 ← 暗くて分かりにくいですが、メスが包まれています。

〉産卵

 オスが包んでいる状態で、2匹とも動かなくなります。
 そのまま浮かんでいるか、ゆっくり沈んでいく状態で、メスのお腹から白い小さい粒がポロポロとこぼれてきます。
 それが卵です。

 ← この白いポチポチが卵で〜す♪

急いで拾わないと落ちてしまいます。
我が家の場合、砂利敷きなので、落ちたら最期!?
「ベタ行きま〜す!!」(ガンダム風に)

 ← 私,メスだけど、拾いま〜す!


〉卵集め

 卵はゆっくり沈んで行きますが、通常はオスがメスより早く意識を取り戻し、卵に向かって一目散に向かいます。
 次々と自分の口で卵を拾い集め、泡巣にくっつけます。

 一方、メスはオスに包まれたあと、ちょっとイッてしまっている状態で、気が付いてからはオスと一緒に卵を拾い集めたりします。
 何もしないで見ているだけのメスもいるようですが、ほとんどの場合はメスも一緒に集めるようです。

 そうやって「包装」−「産卵」−「卵集め」が何度か繰り返されます。

 ← メスも一緒になって卵を探します。
(手前に写っている茶色いのは石巻貝の子供です)

 ←こんな感じに卵がくっついています。

 ←発泡スチロールのまわりにもこんなにたくさん!


〉冷めた夫婦!?

 さて、繁殖行動が終わると、途端にオスは冷たくなります。(^^;;;
 泡巣や水草ににくっついた卵ちゃんを守るため、外敵を一切近寄せません。
 もちろん、メスもそう(らしい)です。

 メスはウィローモスの中に隠れ、飼主が助けに来るのを待っていることでしょう。
 ここでメスは「お疲れ様!」

 ←やることをやったあとは、メスを威嚇します。
このあたりが人間と違うと思う・・・(^^;;;
人間だったら、こんなことしたら大変・・・もう二度と・・・(笑)

 ←見辛いですが、オスがメスを近づけないように威嚇しています。

 ← メスはモスの中に逃げ込みます。

  ← メスは右上のウィローモスの中に隠れています。


 こうなったら他の水槽へ移して、ゆっくり休養を取らせてあげましょう。

 ←メスは休養のため隔離します。

ヒレボロちゃんになったら薬浴させましょうね♪



●親権

「親権」と言っても、オスかメスか?では無く、そのままオスに面倒をみさせるか、または人口孵化にしてオスの体力消耗を避けるか・・・ということです。

初めてであれば、オスに面倒をみさせ、一度はそのプロセスを観察するのも良い経験だと思います。

何よりも、オスの健気な姿をみることは、現代の「オス(?)」に忘れられた本能を呼び起こす起爆剤にもなりうるような気がするのは私だけでは無いでしょう。
(ちなみに「私はちゃんと子供の面倒みてますよ!」という方にもお勧めです)

〉オスか人工孵化か

 さて、オスに面倒をみさせる場合と人工孵化させる場合を分けて説明したいと思います。
 どちらにするかは飼主のお好み次第ですが、一応、各方法のメリット・デメリットを私の考えられる範囲で簡単にあげておきます。

@オスが世話をする

◎メリット
  ・献身的なオスに感動する
  ・孵化の様子を見ることが出来ればもっと感動する
  ・ずっと卵を移動したりするので、カビの発生が少ない

 ▲中デメリット
  ・オスの体力消耗
  ・仕事を休んでまで孵化の様子を見ようとする(←私です)
 
 ×大デメリット
  ・食卵の危険性     


A人工孵化

 ◎メリット
  ・オスの体力温存
  ・孵化までの手間がかからない
  ・慣れれば簡単で、しかも格段に孵化率が上がる

 ▲中デメリット
  ・カビの発生・・・グリーンFリキッドを使って予防が可能

 ×大デメリット
  ・失敗するときはほとんど全滅・・・慣れの問題もあるかと。。。

以上のような感じですが、人口孵化には専用の器具が必要です。
決して高くは無い器具ですが、自作でも簡単に作れることが出来ますので、工作の苦手な方一度挑戦してみてはいかがでしょうか!?
詳しくは「節約術のまるるハッチャー(ブライン孵化器)」をどうぞ。

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5.孵化までの道のり
●オスが面倒をみる

方法
そのままオスに面倒をみさせます。
2〜3日すると、徐々に卵がはじける様に稚魚が生まれるのが確認出来ます。
その瞬間を観ることが出来れば最高に感動すると思います。

〉餌
世話をしている期間中(孵化まで)は、絶食させます。
餌を与えると、食欲が出て食卵の危険性が高まります。

照明
夜間も照明はつけたままにします。
(我が家の場合通常は20Wのライトですが、夜間は5Wのライトを作って対応しました。暗めの照明でも充分のようです。)



〉水温
水温は28℃〜30℃くらいが孵化率も高く良いと思います。
また、孵化後に与えるブラインシュリンプの孵化率も高くなります。

※全て完全に孵化したらオスを別の水槽に移します。(次項参照)


●人工孵化の場合

方法


「ブライン孵化器」を使用する。
(ブライン孵化器は人工孵化の他、稚魚の餌となるブラインシュリンプを孵化させるために使いますので、そこんとこヨロシク!)
孵化器に産卵した水槽の飼育水と卵を移す。
オスは別水槽に移して休養させてあげましょう。。
(産卵した水槽は孵化後の稚魚を移すのでそのままの環境で)

卵がグルグルまわる程度にエアレーションを調整する。

2日目以降、孵化してきたのが確認できたらエアレーションを弱くする。
(既に孵化した稚魚から水槽に移しても良い)

※完全に孵化したら水槽に移します。(事項参照)。
途中でカビがでたら取り除く。水も交換する。

※ライトは必要ありません。水温は28℃〜30℃くらいが良いと思います。

〉カビ防止
カビ防止のためにグリーンFリキッドなどを少し入れると良いです。
もちろんエアレーションをかけておくこともカビ防止の役に立ちます。
 ← メチレンブルー系の薬品ですが、あくまでもカビ防止なので、入れすぎに注意しましょう。
私はうっすらと青く色がつく程度にしています。
ま、別に入れなくても問題無いんですけどね・・・。


※ブライン孵化の裏技
ちなみに少量のブラインであれば、PETボトルをカットしたモノが使えますので簡単です。
容器にエッグを入れ、塩水を少量注ぐだけでOKです。
ちゃんとブラインは孵化しますので、赤虫との切り替え時期や、稚魚の数が少なくてブラインの量もあまり必要無い場合に便利です。

 ←こんな感じに作って、温かくなるところ(水槽の上や照明の下など)に置いておくだけです。

6.孵化! (孵化〜3日目)
●親元・孵化器から移動

お待たせ致しました。執筆再開です。
(余談ですが)実は・・・前項までは毎日書き続けてきたのですが、急に仕事が忙しくなり、しばらく断念していました。
大雪は降るわ、体調は悪いわ・・・で、現在もほぼ塩漬け状態のしょっぱい毎日を送っています。(^^;;;


さて・・・何だっけ!?(・_・?)ハテ・・・
(^^;;;親元、孵化器からの移動ですね。。。

※オスが面倒をみた場合は、まずオスを別の容器に移し、その水槽のまま稚魚の面倒を見ることにしたほうが手間がかかりませんし、何より安全です。

※人工孵化の場合、完全に孵化が終了したら別の水槽に稚魚を移します。
その際、孵化した水質と同じ水質の水を使い、水温も同じにセットしていきます。
環境を同じにしないと、稚魚がショックなどで☆になることがありますのでご注意を!

稚魚の移動は、スポイトを使っても良いし、小さい容器でそのまますくって移動しても構いません。
人工孵化器から流し込むのだけは避けたほうが良いかも知れませんね。

お勧めは泡巣のかわりに浮き草を入れて、そこへ稚魚をくっつけて行く方法です。
あとは稚魚が自分で泳いで浮かんでくるので心配ありません。

オスに面倒を見させた場合も、稚魚が水平に泳げるようになるまで一緒にしておくか、また孵化した時点で取り出すかを決めます。
食卵の癖が無いのであれば、そのまま3〜4日面倒をみさせても良いと思います。


●孵化直後の世話

孵化直後はまだまだ赤ちゃんですので、自分で自由に泳ぎ回ることも出来ませんし、もちろん餌を食べることも出来ません。
稚魚が水平に泳げるようになるまでには孵化後3〜4日かかります。

浮き草や泡巣につかまっていた稚魚も、徐々に自分で泳ぐようになり、底に沈んでいた稚魚も、自分で水面まで上がって来る様子が見られるでしょう。

オス親が面倒を見なくても、ほとんどの場合、孵化後は自力で何とかしているようです。
現に人工孵化の場合、親はついていませんから、生まれたときから自力で育っていくのですしね。。。

●ヨークサックよ永遠に

稚魚のおなかにくっついているふくらみのことをヨークサックと言います。
これは孵化後、稚魚が泳げるようになり、自力で餌を食べることが出来るようになるまでの栄養がぎっしり詰まっている袋です。
でも、孵化後徐々にしぼみ始め、3〜4日すれば無くなってしまいます。

まだまだ餌を食べることができない稚魚にとっては”命の源”なんでしょうねぇ。

●水槽サバイバル!

さてさて、自由に泳げるようになると、今度は餌の確保です。
水槽の中では水草とPSBによって、微生物が沸いていることでしょう。(そう願ってください)
沸いていなくてもブラインを与えて何とかするのですが、初めの頃は、ブラインより口が小さいため食べることも出来ず、より小さい微生物が初期飼料に適しています。

微生物が豊富な場合はまだ良いですが、そうで無い場合、水槽の中ではまさに生死をかけたサバイバル状態なのかなぁ・・・なんて思ったことありませんか?

●神様は微生物

そそ、まさに微生物は初期飼料として是非とも欲しいところです。
PSBと水草を事前に仕込んで、うっすらと水槽のガラス面にコケが生えているような状態だと孵化に最高なのですが・・・。
ま、これは好みによりますね。(^^;;;

初期飼料としての”微生物確保”は生存率を高めるには大変重要なことですので、事前に、どれくらいで微生物が沸くのかを把握しておくのも良いと思います。

●”ブラインシュリンプ”スタンバイ!

ではブラインシュリンプを沸かしてみましょう。
使うのは「ブラインシュリンプ・エッグス」という、”ブラインシュリンプの卵”と「孵化器」です。

 ← 我が家では年中使うので、大きめサイズを購入しました。

孵化器はこちらをご参照下さい
「まるるdeブライン沸かし」


少量であれば先に説明した裏技のようにPETボトルをカットした容器などを利用して簡単に沸かすことも可能です。

あとは簡単、ブラインシュリンプエッグスを容器に入れて、規定濃度の塩水をいれ、エアレーションさせるだけです。
このとき、孵化器を水槽に入れるなどして水温を28℃〜30℃位にすると孵化までの時間が短縮され、更に孵化率も高くなります。

できれば孵化後2日目くらいから少しずつ与えはじめましょう。
それと同時に、人工飼料を与えることも今後(・・・の手抜き飼育に)役立つと思います。(^^;;;

 ← おすすめはクロマです。
細かくすりつぶすことができるので、稚魚にはお勧め〜♪
ちょっと高いけどね。。。

 ← こちらも超おすすめ!
グッピー用なので、すりつぶさなくてもかなり細かい!
安いし、結構食べるので我が家の使用品です。

 ← こちらも”おすすめ度”高いです。
ビタシュリンプという餌ですが、「純エビ使用 飼育用」としかラベルが無いので地味な餌ですが、800円弱で手に入ります。
稚魚にはすりつぶして、成魚にも好評です。
食べ残しは意外と水を汚すため、少量ずつ与えるとgoodです。


さて、ブラインが孵化したら浮かんでいる殻や沈んでいる殻を取り除き、スポイトで与えるか、まるるブラインネットで濾してから与えるようにします。

 ← ピペット(1本500円程度です)
私は「薬品用」と「掃除・ブライン用」で2本使います。


さあ、頑張ってブライン沸かしましょう!

いつかきっと「孵化4日目から」に続く・・・

ちょっと待っててね〜♪ 

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すみません、全文をしっかりと読み直していないため、誤字・脱字があると思います。いや、きっとある!
見つけた方は、メールでも談話室でも、お知らせ下さると嬉しいです。御礼の言葉以外、何も差し上げられませんが・・・(^^;;;
また、この文章の添削、転載などによる利用はご遠慮下さいまっし〜♪

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