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就職活動全般 (1) 総論 就職活動は各々の年齢、希望の会社・職種、前職のキャリアなどによって千差万別といえます。以下はIBEAR29の個人的な体験と人から聞いた話しなどから記述した極めて主観的なものです。ここでIBEARにおける就職活動ということを主眼においています。フルタイムMBAの就職活動についてはMarshall MBAの就職活動欄をご参照下さい。 まずはIBEARもしくは1年MBAならではのデメリットがあることを申し上げます。それは勉強のハードスケジュール及び休日の少なさからくる時間的な制約です。また、インターンができない為、インターン先の企業からオファーというパターンがとれないこともあります。従って、就職活動の鍵は、タイムマネジメントと前職での経験のリバレッジにかかってくるでしょう。少ない時間を有効活用しながら、希望する企業に様々な方法であたっていき、前職での実績及び経験とMBAでの実践的な学術研究、企業側のニーズが一致したときにオファーとなります。その中で、MBAでの勉強の成果の占める割合は思ったより少ないように感じます。また、昨今の事情を反映して、総じて就職活動は楽ではないと言えるでしょう。
(2) 対象企業とそのアプローチ 就職希望先企業に特色によって、活動スケジュールや対策が異なってきます。対策を立てる上で、大きく3つの企業群に分けられると思います。(A群)コンサルティング・投資銀行、(B群)MBA積極採用企業(B群)、(C群)日系中途採用企業、(D群)アメリカ現地企業です。 A群はキャンパスにリクルーティングに来たり、市内のホテルでレセプションを開催したりしますのでそこでアプローチ出来ます。全体的には早めに活動を開始し、10月くらいから活動するのがいいでしょう。特に投資銀行やBIG4はボストンキャリアフォーラム(11月)でアプローチすることも可能です。別の方法として、MBA渡航前にPre-MBAレセプションや会食などに日本で参加し、コネクションを作っておくのもいいでしょう。 B群は主に外資系企業であり、A群に近い活動になります。市内でレセプションがあったり、知人を通じて、もしくは個別にメールをして担当者とコンタクトをとることができます。また、WEBを通じて応募することによって、10月くらいから面接のアレンジをしてもらうことも可能です。CFN(Career Forum Net)、Discoなどのサイトに登録しておくと、向こうからこれらの情報を送ってきます。ただし最終的にはかなりのネットワークが有効ですので、こまめに情報収集する必要があります。総じて、A群の企業よりも活動は遅い感じがします。 C群は主に日系企業のオープンポジションに対する募集です(所謂中途採用)。これは人材紹介会社や知人、WEB等を通じてアプローチします。タイミング的には一番遅く、3月くらいからで大丈夫でしょう。特にIBEARは卒業時期が7月上旬と遅いため、他のMBAと違った調整が必要になります。他のソースとして、エグゼクティブリサーチ会社からの案件紹介がありますが、これは前職の経験が大きくものを言うでしょう。 面接の回数については、B群、C群についてはおおむね2〜3回行われるようです。A群については色々なサイトで詳しく紹介されていますが、総じて多数受ける必要があるでしょう。
(3) スケジュール 基本的な就職活動例は以下の通りです。実際には卒業までに就職先が決まっている者もいれば卒業後に活動して決める者もいます。昨今の厳しい状況では、卒業後に決まる人の方が多い位です。 5月 日本での活動(リクルート会社のイベント参加、ヘッドハンター相談等) 8月〜9月 Resume作成、Interviewトレーニング 11月〜 Boston Career Forum、Annual Global MBA/Masters Employment Conference A群及びB群レセプション及び面接 12月 リクルート主催の留学生用Career Forum in 東京 1月〜2月 A群及びB群レセプション及び面接 3月〜 San Francisco Career Forum (主にテクノロジー関連) C群面接 7月 東京 Summer Career Forum 卒業 (4) キャリア・フォーラム 10月のDISCOボストンキャリアフォーラムは効果と効率の点で重要なイベントです。会場ではインフォメーションセッションと同時に、面接が行われます。ここでアプローチをして、その後に面接という形式もあります。 また、ボストンでは事前のアプローチが何といっても鍵となります。特にA群系の会社では、前日の夜にディナー会食が開かれたりしますので、そこに如何にして潜り込むかが、大切なポイントです。 またボストンと同時期に、フロリダで行われるAnnual Global MBA/Masters Employment Conference (by Career Conference America) もお薦めですが、これはあくまでInvitation ベースで、ホームページより登録し、企業からのInvitationを待つことになります。最初の登録の締め切りが5月末頃と異常に早いため、日本にいるときに登録することが必要になります。 その他のフォーラムについても、時間の許す限り参加をお薦めします。MBAを積極的に採用しようとする企業は少ないかもしれませんが、チャンスはあると思います。 (5) 学校のサポート 学校のリソースとしてはCRC(Career Resource Center)があります。私が利用したのはResumeの添削とInterviewトレーニングでした。Resumeの添削では、アメリカ的な自分の実績がとても「立派」に表現されたものが出来上がります。また、インタビュートレーニングでは各企業を想定しての実践的なトレーニングが行われます。自分の応答をビデオに録画して、カウンセラーと一緒にレビューするといった方法も採り入れられています。また、企業によってはデータベースから過去のインタビュー質問を閲覧することができ、それにもとづいて模擬練習をすることも可能です。全体的にはフルタイムの学生向けなのは否めませんが、利用できるものはどんどん利用することをお薦めします。 その他の記述すべきリソースは、卒業生のデータベースにアクセスできることです。企業別に卒業生のコンタクト先の閲覧が可能です。また、企業の重役や採用担当者を招いてのスピーチやMBAネットワークのパ−ティ−なども頻繁に開催されますので、どんどん参加しましょう。しかし、これらのネットワーク型のアプローチ方法はアメリカでの就職を希望する人向けですので、日本での就職を考えている人は、別途日系のリクルート会社にアプローチすることをお薦めします。 (6) まとめ 日本人で、本格的に就職活動をする人は実際には私費の数人しかいません。従って、お互いのネットワークをできるだけ使い、効率良く進めていく必要があります。また、もともと日本での就職を考えている人は学校からのサポートはあまり期待しない方が良いかもしれません。網をあらゆる方面に張り巡らせておき、限られた時間を有効活用しながら希望する企業に自ら積極的に、かつ独自にアプローチしていくことの積み重ねが大切でしょう。 |