(日付は北米)
2002年2月23日(土)/ ソルトレイクシティー冬季オリンピック 男子アイスホッケー 決勝戦

123F
カナダ(1位)2125
アメリカ(2位)1102


アメリカに先手を取られてしまったカナダでしたが、第1ピリオド14分50秒にポール・カリヤ(アシスト:クリス・プロンガーマリオ・レミュー)が得点して同点となり、 18分33秒にはジャローム・イギンラ(アシスト:ジョー・サキックサイモン・ギャグネ)が入れて1点差としました。第2ピリオドでは再び同点にされてしまいますが、 18分19秒にパワープレイでジョー・サキック(アシスト:エド・ヨハノフスキーロブ・ブレイク)が突き放します。第3ピリオドでもカナダの攻撃は止まず、 16分1秒には再びイギンラ(アシスト:スティーヴ・ワイザーマン、サキック)が、18分40秒には再びサキック(アシスト:イギンラ)が駄目押しの得点をして5−2で勝ち、チームカナダは 50年振りにオリンピックでの金メダルを、それも女子チームとのダブル金メダルを敵地であるアメリカで獲得しました。ゴーリーはマーティン・ブロデアーで33ショット31セーブ、 アメリカのマイク・リクターは39ショット34セーブでした。

総監督のウェイン・グレツキーは「(勝った時は)自国を誇りに思える素晴らしい瞬間だった」と話しています。アル・マキニスは「背中の上にピアノが乗っかっているみたいだったよ。 他のチームよりも僕らのチームへのプレッシャーは凄かったからね。カナダにいる皆が僕らが試合をしているときと同じ気持ちで見ているんだ。国をスポーツで一つにするなんて凄いことだよ。」、 サキックは「スウェーデンに滅茶苦茶にされたのが良いレッスンになったんだ。僕らはそれでしっかりしなくちゃいけないって事を判ったからね。」と話しました。

確かに、アメリカの金メダル獲得を前提にされた試合設定でした。22年前に名もない大学生で構成されたアメリカのチームが金メダルを獲得した日と同じ日、観客にはチェイニー副大統領とジュリアーノ前NY市長、 それに22年前のミラクル・オン・アイスのメンバーが応援していました。そして、白と黒のジャッジユニフォームを着た最大の敵がいました。そのプレッシャーをチームカナダは吹き飛ばすことができました。
ロシアチームが抗議している様に、確かに首を捻る様なジャッジがこの試合でも多くありました。カナダのペナルティーはすぐに判断され、アメリカのペナルティーを判断するには時間が掛かる始末。 第3ピリオドのワイザーマンのヒップチェックはトリッピングを取られました。しかし、彼はその怒りを得点に結びつけることに成功しました。 他にもいろいろとありましたが、その度にカナダはパワープレイを凌ぎ、ブロデアーを部厚い壁で守りきりました。また、それを上回る攻撃力。 丁寧にリバウンドを拾い、点に繋げて行きました。
NHL選手を揃えて戦ったオリンピック、確かに出足が悪かったです。インタビューを聞いても、なかなかその熱意を感じることができなかったのも確かでした。サキックの言うように、スウェーデンに大差で負けてしまったのが 良い薬になったようでした。この試合後から徐々に「国のため」「カナダの代表」という言葉が少しづつ聞かれるようになり、チームの結束力も高まったようでした。総監督のグレツキーに対する風当たりも凄いものでした。 しかし、彼は、スウェーデン戦後に話した怒りの発言を、非難を受けても撤回する事はありませんでした。そういった姿勢もチームを変えていった理由の一つでもあると思いました。
とにかくカナダは50年振りに金メダルを持ち帰ることができました。チームアメリカの中には、ジェレミー・ロニックの様に、「たぶん、彼ら(カナダ)はただ50年毎に勝つって決めてるだけなんじゃない?」と負け惜しみを言っている 選手もいますが、あの試合を見れば、気迫と技術が勝っていたのはカナダだったと誰もが認めるところだと思います。表彰式に流れたカナダ国歌をとても誇りに思いました。

2月23日(土)/ ソルトレイクシティー冬季オリンピック 男子アイスホッケー 3位決定戦

123F
べラルース(4位)1102
ロシア(3位)2237


2月21日(木)/ ソルトレイクシティー冬季オリンピック 男子アイスホッケー 準決勝

123F
ロシア(3位決定戦へ)0022
アメリカ(決勝戦へ)1203



123F
カナダ(決勝戦へ)1001
べラルース(3位決定戦へ)2237


ようやくチームカナダらしいアイスホッケーが戻ってきました。第1ピリオド6分5秒にスティーヴ・ワイザーマン(アシスト:ジョー・サキックロブ・ブレイク)が先制し、 1点を失ったものの17分25秒にはエリック・ブリューワー(アシスト:ワイザーマン)が返して1点差に戻しました。第2ピリオドに入って2分9秒にスコット・ニダメイヤー(アシスト:マリオ・レミューポール・カリヤ)がパワープレイで、13分28秒にはカリヤ(アシスト:ワイザーマン、レミュー)が得点し、第3ピリオドには5分21秒にサイモン・ギャグネ(アシスト:マイケル・ぺカ)がショートハンディッド で得点し、12分24秒には再びパワープレイでエリック・リンドロス(アシスト:ライアン・スミスオーウェン・ノーラン)、最後は16分15秒にジャローム・イギンラ(アシスト:ブレンダン・シャナハン) が決めて7−1で快勝しました。ゴーリーはマーティン・ブロデアーで14ショット13セーブ、チームのショット数は51(ベラルーシは14)という猛攻でした。
決勝戦は明後日です。男子チームカナダはオスロ大会(1952年開催)で獲得した金メダル以後、銀メダル、銅メダルは手にしていますが、金メダルには届いていません。レミューは「僕らの国のために何かできるチャンスがある。カナダ人ということを誇りに思うよ。 ホッケーは僕らのスポーツなんだ。もし、僕らが金メダルを勝ち取ったら長い間、皆が喜ぶことができるんだよ。いいスタートを切るためにも、(今日の試合には)大量得点で勝つことが必要だったんだ。すばやく得点して、2、3点差をつける事ができたんだ。 そしてリラックスして僕らの試合をする事がね。」と話しました。ぺカも「僕らは何か国のためにできるんだ。始めは思っていたよりもゆっくりとした出足だったけれど、僕らは僕らの使命を判っているんだ。強さを持ち続け、すべてを見返すんだ。」と話しました。

2月21日(木)/ ソルトレイクシティー冬季オリンピック 女子アイスホッケー 決勝

123F
フィンランド(4位)0101
スウェーデン(3位)2024



123F
カナダ(1位)1203
アメリカ(2位)0112


カナダがとうとうアメリカの35連勝(内、8試合は対カナダ戦)をストップさせました。先行したのはカナダ。第1ピリオドだけでペナルティーはアメリカ2、カナダ4で、 第2ピリオドに入るとアメリカが同点に追いつきます。しかし、そこをカナダは2得点で振り切ります。ペナルティーはアメリカ2、カナダ5。第3ピリオドでは パワープレイでアメリカに1点差に追いつかれますが守りきり(ペナルティーはアメリカ2、カナダ4)、結局3−2で金メダルを獲得することができました。 ゴーリーはカナダが27ショット25セーブ、アメリカは29ショット26セーブでした。
7回の世界選手権チャンピオンに輝くチームカナダは、女子アイスホッケーが正式種目になった長野オリンピックでは、アメリカに負けて銀メダルに甘んじました。 しかし、今大会ではアメリカに与えてしまった8つのパワープレイの内、7回を守りきり、試合を終始コントロールしていました。
試合開始前から「USA!」の大合唱で埋め尽くされていたアリーナでしたが、男子チーム所属のNHL選手たちや歌手のアラニス・モリセット、 金メダリストとなったフィギュアペアを始めとするカナダの応援団も負けてはいませんでした。試合終了となった時、カナダの選手達はグラブやヘルメットを宙に投げて喜びました。

2月20日(水)/ ソルトレイクシティー冬季オリンピック 男子アイスホッケー 5日目

123F
スウェーデン1113
べラルース(準決勝へ)2024



123F
フィンランド1102
カナダ(準決勝へ)0101


第1ピリオド3分ジョー・サキック(アシスト:サイモン・ギャグネ)が得点し、1点差としました。第2ピリオドでは15分49秒にスティーヴ・ワイザーマン (アシスト:マリオ・レミュー)が決めて2点差としますが、1点返されます。しかし、第3ピリオドは得点こそありませんでしたが1点差を守りきり、2−1で勝ち、準決勝に進む事となりました。 ゴーリーはマーティン・ブロデアーで19ショット18セーブ、チームのショット数は34(フィンランドは19)でした。
エド・ヨハノフスキーは「僕らには試合のプランがあって、それから外れなかったんだ。ショットをブロックして、パックを常に動かして、ネット前を空けるようにしたんだ。全員が協力して、上手く行ったんだ」 と話しました。


123F
チェコ0000
ロシア(準決勝へ)0101



123F
アメリカ(準決勝へ)1405
ドイツ0000


2月19日(火)/ ソルトレイクシティー冬季オリンピック 女子アイスホッケー

123F
フィンランド(3位決定戦へ)1203
カナダ(1位決定戦へ)2057



123OTF
カザフスタン(8位)00101
中国(7位)10012



123F
スウェーデン(3位決定戦へ)0000
アメリカ(1位決定戦へ)2114



123F
ドイツ(6位)0000
ロシア(5位)2125


2月18日(月)/ ソルトレイクシティー冬季オリンピック 男子アイスホッケー 決勝リーグ 4日目

123F
アメリカ(2勝1引き分け)0358
べラルース(3敗)1001



123F
ロシア(1勝1敗1引き分け)1001
フィンランド(1勝2敗)0213



123F
チェコ(1勝1敗1引き分け)1113
カナダ(1勝1敗1引き分け)1113


第1ピリオド10分49秒にマリオ・レミュー(アシスト:スコット・ニダメイヤー)が得点しましたが、同点にされ、第2ピリオドで逆転されてしまいました。 しかし再びレミュー(アシスト:スティーヴ・ワイザーマン)が18分49秒に得点して同点に戻しました。第3ピリオドではまた逆転されましたが、16分36秒にジョー・ニウエンダイク (アシスト:セオ・フラーリーエド・ヨハノフスキー)が返して同点にし、3−3の引き分けとなりました。
ゴーリーはマーティン・ブロデアー(チェコはもちろんハシェック)で23ショット20セーブ、チームのショット数は36(チェコは23)でした。

ようやく"スーパースター"達にも勝利への執着心が芽生えたようです。総監督のウェイン・グレツキーも「僕らの運命をコントロールできるようになってきたような感じだ。前よりも 積極的に攻撃的に上手くプレーできている。引き分けくらいには最低持って行かなくちゃならない。もっといい状況へチームを導くためにも」と話しました。2ゴールを挙げたレミューは 「僕らにとって、積極的に執着心を持ってプレーすることが大切なんだと思う。僕らの試合は滑って、チェックして、身体を使うもので、そういう事を良くやれたんだと思う」と話しました。


123F
スウェーデン(3勝)3317
ドイツ(3敗)0011


2月17日(日)/ ソルトレイクシティー冬季オリンピック 男子アイスホッケー 決勝リーグ 3日目

123F
スウェーデン(2勝)1102
チェコ(1勝1敗)0101



123F
カナダ(1勝1敗)0303
ドイツ(2敗)0022


第1ピリオドは両チームともに得点はなく、第2ピリオド8分59秒にジョー・サキック(アシスト:サイモン・ギャグネ)が得点し、14分23秒にはポール・カリヤ(アシスト:オーウェン・ノーラン) がパワープレイで追加点を挙げ、そして18分25秒にはアダム・フット(アシスト:エド・ヨハノフスキージョー・ニウエンダイク)が得点して一挙に3−0と差を付けました。 しかし、第3ピリオドで2点を奪われるなど、チームとしても未だに合ってない事を露呈してしまったピリオドでした。結果は3−2で予選リーグから勝ち上がってきた格下のはずのドイツに苦しめられた一戦となってしまいました。 ゴーリーはマーティン・ブロデアーで18セーブ、チームのショット数は37(ドイツは20)でした。 なお、マリオ・レミューは、いつもの背中から臀部にかけての痛みのために欠場しました。変わりにライアン・スミスが出場しました。レミューはチェコ戦には出場する予定です。

2月16日(土)/ ソルトレイクシティー冬季オリンピック 男子アイスホッケー 決勝リーグ 2日目

123F
フィンランド(1勝1敗)3328
べラルース(2敗)0011



123F
アメリカ(1勝1引き分け)0112
ロシア(1勝1引き分け)0112


2月15日(金)/ ソルトレイクシティー冬季オリンピック 男子アイスホッケー 決勝リーグ 1日目

123F
ロシア(1勝)3126
べラルース(1敗)1214



123F
カナダ(1敗)1012
スウェーデン(1勝)1405


第1ピリオド2分37秒にロブ・ブレイク(アシスト:マイケル・ペカセオ・フラーリー)が得点しましたが、5分30秒にサンディンに入れられ、同点とされました。 第2ピリオド6分6秒にはサンドストローム(アシスト:マークス・ナズランド)、10分42秒には再びサンディン、11分47秒にジョンソン、15分58秒にダーレン(パワープレイ)と一挙4点を失い、 第3ピリオド15分39秒にエリック・ブリューワー(アシスト:オーウェン・ノーラン)が得点しましたがそれ以上の反撃はなく、カナダはまさかの初戦で破れてしまいました。ゴーリーは カーティス・ジョセフで20セーブ(スウェーデンはサロで33セーブ)、チームのショット数は35(スウェーデンは25)でした。

123F
チェコ(1勝)3306
ドイツ(1敗)0101



123F
フィンランド(1敗)0000
アメリカ(1勝)0336



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