4月                                                      

28年度

29年度へ

 

 

 

 ソメイヨシノ

左:ソメイヨシノ 右:オオシマザクラ

オオシマザクラ

エノキ

アカシデ

 

 

 

 

 

アカシデ 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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 オオシマザクラが満開を過ぎ、ソメイヨシノが満開になった。この時期はサクラを追いかけるのに忙しい。舞岡公園のサクラも気になっている。先日訪れた時はカワヅザクラが終わったが、他のサクラは冬芽の状態のままだった。どのように変わって来ただろうか。
 バス停から公園へ進むと、入り口の前にヨメイヨシノが見えてきた。満開で、鮮やかなピンク色をしている。これからの先に期待を抱かせてくれた。
 
 おおなば橋を渡り、えのき休憩所へ向かった。えのき休憩所にはカワヅザクラがあり、近くにサクラの樹があった。このサクラがどの種類か知りたかった。カワヅザクラの近くのサクラはソメイヨシノで、垣根のところはオオシマザクラであることが分かった。案内図によると、おおなば橋からえのき休憩所への間はおおばなの丘という。ここには沢山のサクラの樹があるが、大方はオオシマザクラということが分かった。
 
 エノキの冬芽から新芽が噴き出ている。枝が下がっているので、柵の縁石に上れば、芽生えを見ることが出来る。上って写真を撮った。柔らかそうな新葉が出ているのが分かる。写真を見ていると、新葉の中に緑色、茶褐色の塊が見える。蕾のような気がする。資料を当って見た。それを参考にすると、蕾には間違いなく、まだ花は開いていないようだ。
 
 いつも見るばらの丸の橋でアカシデを見た。先日は雄花の芽鱗が緩み始めたのを確認している。今見ると、芽鱗が開いているのが分かる。芽鱗の縁に毛が沢山あり、中が分かり難くしている。赤褐色や黄色の粒が見える。これは葯なのだろうか。資料で調べると、屋根のように見えるものを苞と呼んでいる。この苞は芽鱗が伸びてきたものに見えるが、違うのだろうか。この辺を解説した資料は見つからない。この苞の下に雄花が1個付き、おしべは8個あるという。赤褐色や黄色の粒はやはり、葯らしい。

 
 雄花を見たので、雌花を探した。雌花の冬芽は雄花の冬芽より小さかったイメージがある。雄花付近を探したが、見つからない。そのうち、枝先で冬芽が開き、緑色の葉らしいものが出ているものに気が付いた。花らしくはないが、若しかしたらこれが探している雌花かも知れないと思い写真に収めた。薄いピンク色をしたものが雌花というが、詳細は分かり難い。
下記の資料に綺麗な写真があった。

 
撮影:41
 
  記  平成2845()

 

 

 

 

 

4月8日

 

 

 

 

ナツツバキ

ドウダンツツジ

カエデ

レンギョウ

 ソメイヨシノ

 

 

 

 

 

アオキ

ヤマコウバシ

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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 もみじ休憩所でナツツバキを見た。冬芽から最初の芽鱗が剥がれ、柔らかな毛が現れた時、「これは内側の芽鱗なのか、それとも葉のもとになるのか」となり行を見ていた。今見ると、新葉が裏返しになっていたことが分かった。最初の芽鱗が剥がれた時は、すでに裸芽が現れ、数枚の葉が裏返しの状態で、捩れていたのであった。
 
 ドウダンツツジに白色のものが見えた。「えっ、花が咲いたか」と思った。近くへ寄ってみると、確かに花が咲いていた。思わぬ発見であった。周りは蕾ばかりなのに、この部分だけは小さな新葉が立ち上がり、そこから数個の花柄が出て、その先に可愛い壺型の花がついていた。
 
 もみじ休憩所は名前の通りカエデの樹がたくさん植えられている。どの樹にも新葉が出始め、あの美しい樹形が戻り始めている。葉の付いた枝先からに点々と赤いものが目に入ってくる。花が咲き始めたのではないかと覗いてみると、殆どは蕾だが、そのなかにいくつかが開いている。花弁が5枚、おしべが8本と確認できる。しかし雌しべは見つからない。カエデには雄花、雌花があるというから、これは雄花になる。
 
 もみじ休憩所を出ると、目の前にレンギョウの花が咲いていた。レンギョウは垣根として植えられているので、沢山ある。全てが咲きそろうと見事な景観となる。黄色い花を楽しみながらばらの丸広場へ向かって行った。
 

 ばらの丸広場は広い空間であるが、日曜、祭日以外はあまり人を見かけない。今日は学校が春休みともあり、3組ぐらいのグループが楽しんでいた。満開の大きなソメイヨシノの樹の下でお昼を食べている姿や遊んでいる姿は大変長閑な光景に映る。
 
 何時ものように坂道を水田へ向かった。アオキの樹はいろいろなところで見かけている。見慣れていて、普段は注意することもなかったが、今日は何気なく目が行った。普段は緑一色だが、今日は緑の中に濃紫色が目に付いた。花であることは分かっていた。よく見ると、4本のおしべがあるが、めしべが見えない。どの花を見てもめしべのない花である。アオキは雌雄が別株である。この樹は雄株であった。
 
 水田へ行く途中のヤマコウバシにようやく変化が現れてきた。外側の芽鱗が剥がれ、白色の毛が現れてきた。少し前のナツツバキの冬芽に似ている。ナツツバキと同じように考えると、若しかしたらこの毛のようなものはヤマコウバシの葉の裏かも知れない。
撮影:41


  記  平成2847()

 

 

 

 

 

4月9日

 

 

 

 

ケンゲ(レンゲソウ)

ヘビイチゴ

トキワハゼ 

トキワハゼ

ケキツネノボタン

 

 

 

 

 

ハルジオンン

タガラシ

スズメノテッポウ

 

 

 

 

 

 

 

 

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 水田の畔は春の草花が花をつけ始めている。あっという間にいろいろな種類の花が咲いてきた。ナズナ、スズメノカタビラ、スズメノテッポウをはじめ、色鮮やかな世界になっている。その中から目ぼしいものを取り上げてみた。
水田の中や縁に赤紫色のレンゲソウが見える。一昔前、春先の水田はこの花で満たされ、赤紫色の花園が一面に広がっていた。農家の人が緑肥として、この草花を利用していたからである。今は化学肥料を使用するため不要になったらしい。昔の情緒豊かな風景が失われていくのは寂しい思いがする。
 塊をした花を見ると、小さな花が集まっていることが分かる。その小さな花はカラスノエンドウに似ていて、マメ科の花の特徴を備えていることが分かる。
 
 ヘビイチゴと思われる黄色い花が咲いている。ヘビイチゴに似たものにミツバチグリ、オヘビイチゴなどがある。昨年もこの時期に、この花はどれなのかと考えた。オヘビイチゴは葉が5枚なので、後の2つとは違っていることが分かる。ミツバチグリには赤い果実が出来ない。昨年この辺には赤い実がった記録から考えると、ミタチグリも違ってくる。更に調べると、ヤブヘビイチゴが挙がって来る。ヤブヘビイチゴはヘビイチゴよりひとまわり大きいという。この花の直径は1.5cm、葉の長さが2.5cmを考えると、この花はヘビイチゴになるようだ。
 
 紫色の花、この花も昨年「トキワハゼ、サギゴケのどちらか」と迷った。トキワハゼについて調べると、ムラサキゴケが出てくる。更に見ると、この中で白色のものをサギゴケと言う。匍匐枝があればサギゴケになることを知っていたが、昨年はそこを調べて見なかった。外観で見ていたのでは、匍匐枝の存在が分からない。1本抜かせてもらうと、抵抗なく抜けてきた。匍匐枝がなかったことが分かった。花は1cmほど大きさである。サギゴケだと1.5cm~2.0cmあるというので、この花はトキワハゼなるようだ。

 
 この黄色い花も、昨年キツネノボタン、ケキツネノボタン、タガラシと迷って、何とかケキツネノボタンンだろうと落ち着いた。再びこの花を目にするようになったので、再度調べてみた。集合果は球形で、茎には毛が多い。この特徴からケキツネノボタンになると思える。
 

 春の代表的な花であるハルジョオンが見え始めた。まだ数は少ないが、よく目にするようになった。水田の畔にも咲いている。そのうちこの花に似たヒメジョオンが出てくる。今はハルジョオンのみなので間違うことがない。花をつけた枝が重そうに垂れているのがこの花の特徴でもある。

 
 キツネノボタンに似た黄色い花がある。これはタガラシになる。この花も同定が難しい。この花の果実は楕円形で、キツネノボタンと違うことが分かる。葉や茎にはほとんど毛が無いようだ。花の直径を測ると1cmほどであり、ケキツネノボタンより一回り小さい。タガラシを見ていると、その周りをスズメノテッポウが埋めていた。棒状のもので、これが花だと理解しにくい。棒状の表面には白色のものが見える。これは葯が外へ出てきている姿である。
 
撮影:41

  記  平成2847()

 

 

 

 

 

4月10日

 

 

 

 

ユキヤナギ

ガマズミ

ハナモモとコブシ

ハナモモ

 

 

 

 

 

 

 

ウグイスカグラ

ゲッケイジュ

ゲッケイジュ

タチツボスミレ

タチツボスミレ

 

 

 

 

 

 

410()
 
  水路沿いの畦道を進むと足元には緑が増えている。歩く気持ちは以前とは変わり、軽やかになる。
 ユキヤナギの大株が見える。枯れた様な細い枝からこんなに沢山の花を咲かせる生命力に驚かされる。大株から種がこぼれたのであろうか、近くに幼木が何本もあり、花をつけている。花の白さを雪に、枝垂れた枝をヤナギに喩え、ユキヤナギとは上手く名前を付けたものだと思う。
 
 ガマズミの冬芽が開き、中から塊状のものがいくつか見え始めている。塊状のものは、毛で覆われた小さな葉のようなもので覆われている。この中で花枝や蕾が形成されていることは間違いない。
 
 古民家の庭へ入った。ここでは何時も何人かの人が働いている。数人の子供が、部屋の中で何かをしている。今日は催しものがあったのだろうか。庭のウメは花を落とし、閑散としている。庭から土手を見ると、ハナモモとコブシが花をつけていた。コブシは先端を強く剪定され、出てきた細い枝に花をつけている。何か哀れさを感じる。
 

 裏庭にまわり、ウグイスカグラを見た。今日もピンクの花を見ることが出来た。最初この花を見た時、花期が短いのではないかと思ったが、見続けて見ると、随分長く花を咲かせている。まだいくつか蕾が見える。

 ゲッケイジュが花を咲かせていた。花が咲くのを予測していなかったので、偶然のたまものである。今までは蕾か花の後だった。白色の花弁が4枚のように見えるが、先が4つに分かれている(参照:牧野新植物図鑑)。ゲッケイジュは雌雄が異株とのことなので、花をよく見た。葯が見えるのが、めしべが見当たらい。この株は雄株と言えそうだ。
 
 山の斜面などにタチツボスミレが沢山咲いている。青い花と見れば、大抵がタチツボスミレである。古民家の裏庭にも見ることが出来る。ここには、白色のタチツボスミレがあった。白色のタチツボスミレは青いものより見かける機会が少ない。
 

撮影:41
 
  記  平成2848()

 

 

 

 

 

4月11日

 

 

 

 

 ヒトリシズカ

ヒトリシズカ

オニシバリ ネムノキ

マユミ

 

シャガ

モミジイチゴ

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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 タチツボスミレを見た後、池側に出てくるヒトリシズカの様子を見ると、小さな花をつけた姿が現れていた。「もう出てくるのか」と時の過ぎる速さを感じた。昨年の資料を見ると322日に花の姿を見ている。今日は41日だから驚くほど速いわけではない。花茎の上の方に球形の緑色のものがある。ここが1つの花になっている。花弁がなく、この緑の部分が子房で、ここから白色の3本の紐状のものと、不定形なものがある。前者がおしべで、後者がめしべではないだろうか。葯は確認できなかった。 
 
 この細い葉をした樹の名前は何だろうか。いろいろ調べているが、中々解決が出来ない。315日、偶然花が咲いていた。黄緑色をした筒状の花で、先が4つに分かれている。オリーブに似ているので、過去の資料で調べると、オリーブの花の写真を撮ったのは66日になっている。花の形は似ているが、白色である。花の時期が3か月ずれている。41日にこの樹は緑色の果実をつけた。果実の形はオリーブに似ている。まだ結論は出せない。
 
 水田の畦道へ出て、ネムノキの冬芽を見た。ネムノキの冬芽は葉痕の中に隠れている隠芽だというので、発芽に注目している。前回は、葉痕にひびが入り、何かが中から出かかっていたが、正体はつかめなかった。そろそろ出始めるのではないかと期待していた。
 緑色の塊が3つ見える。一番下は葉痕の外にあり、副芽という。上の2つは葉痕から出てきたようなので、冬芽になりそうだ。この2つは、もと1つのものが割れたように見える。これがどのように変化していくのだろうか興味がある。
 
 マユミの樹を見ると、冬芽から新芽が出たと思ったら、新緑の枝が伸び、花芽をつけ出した。随分変化が速いようだ。自然はじっとしていない。小さな丸い粒がかたまっているが、この中で、いま小さな花が形成され出している。
 
 水田から水車小屋へ上がると、シャガが見えた。「もうシャガの季節に入ったのか」と季節の移り変わりを感じた。花は朝開き、夕方には萎むという。1日中見る機会がないので、何時か見たいと思っている。花弁は外花被、内花被が3枚ずつあり、外花被の中央付近に黄色い斑紋と鶏冠状の突起がある。
 
 遊歩道に出ると、土手にモミジイチゴが咲いていた。以前はこのモミジイチゴとカジイチゴをよく間違えた。モミジイチゴの枝には棘があるので、花よりこの棘で見分けるようにしている。モミジイチゴの花弁は丸い5花弁で、カジイチゴより穏やかさを感じる。また、おしべは開出していない。
 

撮影:41
 
  記  平成2849()

 

 

 

 

 

4月12日

 

 

 

 

アケビ:雄花

アケビ:雌花

 ヤマザクラとオオシマザクラ

ヤマザクラ

イヌシデ

 

 

 

 

 

イヌシデ

イヌシデ

ムラサキケマン

ヤマグワ

 

 

 

 

 

 

412()

 北門を出て、中丸の丘へ上って行った。中丸の丘にはアケビがある。先日、偶然この蕾を見つけた。房状になって幾つもの蕾が吊下っていた。アケビは雌雄が同株で、雄花と雌花があるという。雄花は昨年見ている。この時も偶然のことだった。沢山の蕾があるのだから、1つぐらいの雌花が見つかるだろうと考えていた。実物を見ると雄花はすぐ見つかったが、雌花が見つからない。「何処かにあるはずだ」と思い続け、裏側へまわってみた。すると、雌花が見つかった。房の先の方はすべてが雄花で、もとに雄花とは少し離れて1つの雌花がついていた。雌花は一際大きい。雌花の位置、大きさが分かると、次から次へと雌花が見つかった。

 中丸の丘には何本かのサクラの樹がある。何時かサクラの種類を知りたいと思っていた。調べて見ると、オオシマザクラが4本、ヤマザクラが1本のようである。オオシアザクラが多く、期待していたソメイヨシノは1本もなかった。
 松原休憩所にはイヌシデの樹がある。先程ばらの丸の橋で見たアカシデの花とどのように違うか知りたかった。アカシデはその名前の通り、赤い花序が垂れ下がっていたが。イヌシデは黄緑色の花序である。まず、雄花を見た。やはり正体がつかみにくい。資料によると、苞の下に1個あり、葯に軟毛があるという。笠のような苞の下に緑色に見えるものがあり、その先から毛が出ているようだ。これが葯になるのかもしれない。
 
 次に雌花を探した。アカシデの場合は雄花の花序と違う雌花の花序がすぐ見つかった。しかし、イヌシデの雌花の花序は中々見つからなかった。雄花の写真を撮っていたら、偶然その中に写っていた。「これが雌花なのか」と思った。枝の先に雌花があり、もとの方に雄花がある。アカシデは雄花、雌花が違う枝に付いていたので確認した。どうもアカシデとイヌシデでは花のつき方が違っている気がする。
 
 今日は松原休憩所から遊歩道へ下りた。この坂道を下りるのは初めてである。ここから瓜久保休憩所へ向かった。山側の土手を見ながら進むと、ムラサキケマンが大分花をつけていた。
 
撮影:41
  記  平成28410(日)

 

 

 

 

 

 2016年4月26日

 

 

 

 

カワヅザクラとオシマザクラ

カワヅザクラとオシマザクラ

ムクノキ

ツツジ 

アカシデ

 

 

 

 

 

アカシデ

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

426()
 
 暖かく気持ちのいい日になった。今日の空気は清々しい。舞岡公園ではそろそろキリが咲くのではないだろうかと思い、出かけた。
 えのき休憩場へ向かうと、天気がよいせいか、子供連れが沢山見えている。子供の声がにぎやかに聞こえる。カワヅザクラ、オオシマザクラを見た。もうすっかり沢山の葉で覆われている。よく見ないとこれがサクラの樹とは分からなくもなってきた。今日は葉を見ることを考えている。
 2つの葉を見たが、違いを見つけるのは難しい。大きさは個々の葉によって違うので明確に言えないが、ほとんど同じように見える。両面無毛、葉柄の上部に2つの蜜腺がある点は共通している。果実はカワヅザクラの方が幾分大きいようだ。
 
カワヅザクラ
 長さ:12cm、幅:7cm、葉柄:赤みを帯びる

オオシマザクラ
 長さ:12cm、幅:7.5cm、葉柄:赤みを帯びない
 
 エノキの花を見たかったが、既に花が終わり、果実になってしまっていた。油断をしたと思った。果実は緑色で、ほぼ球形になっている。直径は約0.7cm。
 おおなば橋橋を渡り、アカシデを目指すために元へ戻ると、ピンクのツツジが咲いていた。見るからに綺麗である。町の中でもすでにツツジの開花が見られ始めている。この辺りにはハギの樹があったので、探したが、剪定されたせいか面影がない。右側に僅か1株が新芽を出しているのみだった。
 
 ばらの丸橋では、カエデとアカシデを見ることが出来る。カエデを見ると、既に果実が出来ている。先日、雄花、雌花が混在しているのを見たので、ここ樹はどうだろうかと見た。すると、やはり混在していた。直ぐ隣のアカシデには花の姿は見えなかった。新葉が伸びている姿が目に留まった。これは雌花の成長と分かる。この内側に果実があるというので覗いてみたが、よく分からなかった。
 
撮影:425

  記  平成28425()

4月27日

 

 

 

 

ナツツバキ

もみじ休憩所

ケキツネノボタン

ケキツネノボタン

ヤマコウバシ

 

 

 

 

427()
 
 ばらの丸の橋を渡ったところにキブシの樹がある。花が終わり、果実が吊下っているところを確認した。その後、少し進むと、葉の陰に青紫色の綺麗な花が見つかった。何処かで1度見た覚えがある。確か古民家の庭であった。過去の資料を辿って行くと、タツナミソウの名前が出てきた。最初見た時、余りにも形が整い過ぎているので、園芸種と思ったほどだった。
 

 もみじ休憩所に緑が戻ってきた。横に伸びた枝に葉が付き、カエデの新緑の樹形が目に美しく映る。この光景を見ると、心が休まる。緑は知らず、知らずのうちに人の気持ちを動かしている。
 
 もみじ休憩所の一角にナツツバキの樹がある。冬芽の芽鱗が剥がれ、新葉が裏返しになって出始めるところまでは見ている。見ると、大きな葉が何枚も出て、蕾も見える。まるで違った形になってきた。冬芽から抜け出た面影はないだろうかと探した。数枚の葉、花芽の出ているもとを見ていくと、茶褐色になり、枯れかかっている芽鱗のようなものがついていた。ここから先の新しい部分が冬芽から出てきたと分かる。あの小さな1つの冬芽の中からこれだけのものが出てくるとは、驚くばかりである。
 

 リョウブの樹を見ると、緑が見えず、何の変哲もなかった。リョウブの観察を諦め、次へ進もうとすると、足元に黄色い花が見つかった。「これはキツネノボタンでないか」と思った。この花は水田の畔でよく見かけている。今日もこれから水田へ下りて、この花を確認するところだった。昨年も同じことを考えた(参照)。生育地から考えると、ケキツネノボタンになる。花茎や葉を見ると多くの毛で覆われている。

 
 思わぬところで、ケキツネノボタンを見つけた。これから水田へ向かうが、坂の途中でヤマコウバシを見ることになっている。ヤマコウバシにはナツツバキと同様、冬芽の面影がない。ほんの僅かの日数の違いで、これほど大きく変貌を遂げるのは不思議である。ヤマコウバシもナツツバキと同様、小さな1個の冬芽から数枚の葉が出てきている。
 
 水田への出口にヤブニンジンがあった。この花には、両性花と雄花があるという。内側にあるのが雄花で、外側にあるのが両性花というので、確認しよと試みたが、花が小さくわからなかった。再度の挑戦になる。

撮影:425

  記  平成28426()

 

 

 

 

 

4月28日

 

 

 

 

オオジシバリ

キリ

ヘビイチゴ

ヘビイチゴ

 

 

 

 

 

カルガモ

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

428()
  
 水田に出ると畦に色とりどりの草花を目にすることが出来るようになってきた。水田も掘り起こされ、田植えの準備が行われている。正に水田は春一色になってきた。
 
 黄色い花が目に付く。大方はタンポポではと思って見ると、中に違うものがある。否、此方の方が多いようだ。オオジシバリと言い、タンポポによく似ている。葉の切れ込みが少ないところ、小花の少ないところを見れば、違いが分かる。オオジシバリに似たものにジシバリがある。ジシバリの花はやや小さく葉は円形であるという。

 
 オオジシバリを見てから、いま来た山にあるキリの樹を見た。今日はこの花を見るのも1つの目的になっている。見上げると花が見えない。昨年は危ういところで花を見損なうところだったが、今年は逆に早すぎたようだ。「1つぐらいは」と望みをかけてキリの樹の梢を見回した。すると、梢にかすかに青白いものが見えた。花に違いないと思い、望遠写真を撮った。間違いなくキリの花だった大きな円筒形の花で、先が5つに割れている。花弁の外側には毛が多くあり、内側には青紫色の線模様が入っている。開いているのは2個の花で、後は蕾の状態である。咲き始めたばかりのようだ。
 

  ヘビイチゴに赤い果実が出来ていたので確認した。先日は黄色い花と果実がよく結びつけることが出来なかったが、今日は結び付けることが出来そうだ。果実は真っ赤である。赤い小さな粒が球状の表面に隙間なくついている。これを見ると、「ヘビイチゴの果実である」ということが不安になった。昨年の写真では同じ真っ赤な色だが、これほど密にかたまっていなかった。そこで、いろいろ資料を当って見ると、小さな塊の先に糸のようなもの(柱頭の残り)が残されていることがヘビイチゴの果実の決め手になるのかと思えてきた。

 草花を見ていると、1羽の大型の鳥が目の前に着地した。人がいても恐れている様子もない。写真に収めて見ると、カルガモであった。カルガモは稲などを食べて食害になるという。それにしても1羽だけ飛来してきたので驚いた。
 
撮影:425

  記 平成28426()

 

 

 

 

 

4月29日

 

 

 

 

ケンゲ(レンゲソウ)

ケンゲ (レンゲソウ)

トキワハゼ

トキワハゼ

スイバ-雄花

 

 

 

 

 

スイバ-雌花

ガマズミ

 

 

 

 

 

 

 

 

429()
 
 田植え前の水田にレンゲソウが咲いている。昔は水田の肥料になるように植えたという。マメ科の植物で中々綺麗な花である。今まで、レンゲソウの咲いている姿を見て、「ああレンゲソウ」で済ませていた。この花がまめ科の植物だと確認していなかった。今日は花のつくりを調べる気になった。球状になった花は幾つかの小花でかたまっている。この1つの小花に注目して見た。マメ科の花は、旗弁、翼弁、竜骨弁から成り立っている。小花を見ると、背後に大きな旗弁がある。旗弁には左右対称の線模様が縦方向に見られる。翼弁は白色で、竜骨弁より短い。竜谷弁は翼弁より長く突き出て、先端は紫色をしている。確かにマメ科の花の形をしていた。このつくりをしている花からはおしべやめしべが外に現れていない。2つ違った小花が見える。この小花からはおしべやめしべが外に現れている。どの花弁も濃い紫色になっている。前の綺麗な形から濃い色の形へ移行するのだろうか、この点は不確かである。
 
 トキワハゼがある。この花はサギゴケに似ている。何度もこの2つについて考えてきた。今でも正確なところは分からない。花の下は筒状になり、先は2つに分かれている。この形が口の形に似ているということで、このような花を唇形と呼ぶようだ。上唇に当たる花弁の背中は青紫色で、先が浅く2つに割れている。表面には毛があるようだ。下唇の当たる花弁は先の方が大きく開き、3つに割れている。中央がやや細い。この中央の細くなった花弁の奥に細長いこぶ状の隆起が見られ、表面に黄色い斑点がある。この隆起に短い毛のようなものが多数みられる。
 
 歩いているとスイバがよく出てくる。これとギシギシがよく似ている。この区別もなかなか難しい。スイバは雄株と雌株があるという。従って、雄花と雌花は1つの株の中にない。このスイバはどちらなのだろうか。花を見ているが、どれが1つの小花なのか、分かりそうもない。資料を見て比べてみた。花茎の先に膨らんでいるものが見えるが、これが果実らしい。赤く糸状に絡んでいるのは柱頭だという。詳細のことは分からないが、この株が雌株と分かってきた。
 イチゴツナギを見て、ガマズミを見た。ガマズミの花には、小花の小さな蕾がぎっしりと集まっている。1つ、2つぐらい開いているものがないかと探したが、1つも開いていなかった。まだ早かったようだ。
 
撮影:425

  記 平成28427()