4月                                                       舞岡公園の植物 4月へ

29年度

28年度

 

 

 

4月2日

 

 

 

 

 ネコヤナギ

ネコヤナギ

マンサク

シロタチツボスミレ

ミツマタ

 

 

 

 

 

オニシバリ

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

42日(日)
 古民家の裏の沼にネコヤナギがあった。何度もここを通って来たが、このネコヤナギの存在に全く気が付かなかった。以前、畦道の2か所で、ネコヤナギを見たが、その後見ることがなくなってしまった。来る度に、ネコヤナギを探したが、一昨年、昨年と見ることが出来なかった。見たことのある場所を見当付けて探したが、見つかっていない。ネコヤナギを見ると、赤い冬芽から柔らかそうな毛に包まれたものが出て来た。早いものは花を咲かせたようで、葯が見える。
 古民家側にある赤い方のマンサクは既に花を落としてしまったが、黄色い花をつけたマンサクは未だ花を沢山付けている。マンサクにもいろいろあるそうだが、黄色い花をつける方が、本来のマンサクで、赤い花をつける方はマルバマンサクらしい。

 
 タチツボスミレを彼方此方で見るようになった。スミレの花は紫色とのイメージがあるが、ここに白色のスミレが咲いている。シロバナタチツボスミレになるのだろうか。前にも同じ場所でこの花を見ている。
 沼を離れ、ミツマタのところへ行くと、ミツマタが黄色い花をつけ出していた。ミツマタの花に見えるのは萼で、萼は筒状をしている。筒状の萼の外側は白色の毛が密生し、先が4つに裂け、内側が黄色くなっている。ミツマタの花を見ていると、全てが黄色ではない。幾つかの萼の内側が白色になっている。ミツマタには白色の花があるのだろうかと、調べてみたが、参考になる資料は見つからなかった。若しかしたら撮影時の光の加減なのか、それとも、この白色がそのうちに黄色くなるのだろうか。または、外側から咲いてきているので、黄色い色が褪せたのだろうか。よく分からない。
 古民家を出て、オニシバリを見た。もう花が終わっていると思っていたが、未だ薄黄緑色の花は咲いていた。オニシバリも円筒状の花で、ミツマタの花とよく似ている。調べると、何方もジンチョウゲ科であった。
 
撮影:323

  記  平成29329日(水)

 

 

 

 

 

4月3日

 

 

 

 

ノミノフスマ

ノミノフスマ

キツネノボタン

キツネノボタン

ヘビイチゴ

 

 

 

 

 

ヤマコウバシ

ウグイスカグラ

リョウブ

 

 

 

 

 

 

 

 

 

43日(月)
 水田の畔に少しずつ緑が見え始めてきた。最初に現れたのはタナツケバナ、ナズナで、今見ると、ハコベのようなものが見える。ハコベにもいろいろあるそうだ。この花の花弁は萼よりずっと長く、ハコベとは違いそうなので、調べるたらノミノフスマになりそうに思えた。
 この花はキツネノボタンかケキツネノボタンか。今までよく目にしてきたものはケキツネノボタンである。2つの違いは、花茎などにある毛にある。写真で見ると、上に向かう毛が疎らにある。「これはケキツネノボタンかなぁ」と思い、以前のケキツネノボタンの写真と比べると、ケキツネノボタンの花茎には毛が密生している。これがケキツネノボタンになるのかと調べてみると、資料では、キツネノボタンについて、茎に斜上する毛があるか、またはやや無毛とあった。すると、これはキツネノボタンでいいらしい。

 近くの畔を見ると、キツネノボタンの花に似ている小さな花があった。背丈が低いので、キツネノボタンとは違う。「ああ、これはヘビイチゴになる」と思った。ヘビイチゴは何度も見ているが、毎年、初めて見るときは迷ってしまう。
 これからばらのまる広場へ通じる坂を上り始めた。この坂で見るのは、ヤマコウバシと、ウグイスカグラである。ヤマコウバシの冬芽は暗赤色で、芽鱗は未だ堅く閉じていた。一部の冬芽には先端に白色の毛のようなものが見える。ウグイスカグラはやはり花数が増えている。
 上の園道へ出た。この道はばらのまるの橋へと通じている。この道の沿道のリョウブの樹の冬芽を見た。この冬芽は以前見たものとは違い、外側の芽鱗が剥がれたものになっているようだ。拡大してみると、茶褐色の地に横縞模様が浮かび上がっている。どうもこれは新葉の始まりのように見える。
撮影:323

  記  平成29329日(水)

 

 

 

 

 

4月4日

 

 

 

 

ヒュウガミズキ

ヒュウガミズキ

ナツツバキ 

ナツツバキ 

ナツツバキ 

 

 

 

 

 

アセビ

オニタビラコ

モミジイチゴ

アカシデ

 

 

 

 

 

 

 

44日(火)
 園道沿いにヒュウガミズキがある。今頃咲いているのではと思って進んで行くと、目の前にヒュウガミズキの花が見えてきた。黄色い綺麗な花である。この花を見ると何時もトサミズキを思い出す。この2つはよく似ている。ヒュウガミズキは花の房の数が少なく、雄しべの葯が黄色くなっている。この2点を確認した。
 もみじ休憩所の脇のナツツバキを見た。冬芽の芽鱗を突き破り出た白色の毛に包まれたものの正体が分かってきた。冬芽を見ていくと、白色の毛の下地が緑色を帯びてきている。このことからこの白色の毛をつけたものは新葉と分かる。更によく見ると、白色の毛が付いている面は新葉の裏側になる。白色の毛は日光に照らされると、絹の糸のような艶があるところから絹毛と呼んでいるようだ。

 
 園道沿いにヒイラギナンテン、アセビが出て来た。ヒイラギナンテンの黄色い花に気を取られ、そのまま進んでいると、アセビの葉陰に白色の花が見えた。「ああ、アセビが咲いてきた」と春の進みの速さを感じた。つぼ型の小さな白色の花が下向きに鈴なりになっている。
 道端にオニタビラコが小さな黄色い花を付けていた。この花はほぼ1年中見かけるが、春に見るこの花には新鮮さを感じる。オニタビラコの仲間にもいろいろあるが、未だ深く調べたことがない。
 モミジイチゴが咲いていた。この花も、もう咲くのかと思った。すると、この花に似ているカジイチゴも咲いているかもしれないと思った。カジイチゴの枝には棘がないが、此方には棘がある。綺麗な花に誘われ枝をつかむと、痛い思いをする。
 今日の最後に、いつも見るアカシデを見た。冬芽が大分大きくなってきている。この細長くなった冬芽は雄花の花序になる。雄花の花序の動きは速く、花も目立つが、小さい方の雌花の花序は動きが遅く、変化の様子が摑みにくい。
撮影:323

  記  平成29329日(月)

 

 

 

 

 

4月13日

 

 

 

 

アカメガシワ

マユミ

ミツバアケビ

ヤマボウシ

エゴノキ

 

 

 

 

 

 

アワブキ

アワブキ

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

413日(水)
 アカメガシワが芽を吹き出した。外側に出て来たものが葉の原型をしていることから、この冬芽が裸芽であったことが分かる。更に星状毛で覆われている冬芽を見ていると、赤いところがある。これは新葉が赤みを帯びていることを示していると思える
 対生に出たマユミの枝が長く伸び、葉が大きくなってきた。上の方の花序の枝は新葉の葉腋から出ているが、下の方の花序の枝の下には新葉が見えない。花序の枝は、新葉が出る前に出てくるのだろうか。出て来た花序の枝を包んでいる新葉の姿も見られる。この姿からは、同時に出てきたようにも見える。
 ミツバアケビの蔓が見えた。葉がないと、この蔓を見てもミツバアケビとは分からない。もう花の咲く時期になっているので、蔓を辿って花を探した。すると、直ぐに花は見つかった。花は、花序になっており、基の方に雌花があり、先に雄花がある。ミツバアケビの花には花弁がなく。花弁に見えるものは萼であるという。雌花の萼は3枚というが、この花には4枚ある。また、中央に暗紫色の雌しべが4本ある。雄花を見ると、萼は薄い紫色で、雄しべは6本ぐらいある。萼の枚数は確認しなかった。
 来る度に、ここのヤマボウシを見ているが一向に変化が現れてこない。細く先がとがっている冬芽は葉芽と分かる。少し膨らんでいる冬芽は花芽と思うのだが、中々変化して来ない。花芽と思われる冬芽の中には、早い時期から先が開き、中のものが見え始めているが、その先へ変化していない。枯れてしまったのだろうか、それともまだ休眠しているのだろうか。
 エゴノキを見ると、新葉が出ている。あんなに小さな冬芽からこんなにきれいな新葉が出てくるとは信じられない現象である。自然の神秘さが伝わってくる。冬芽から見ていないと、この葉を見て、直ぐにはエゴノキとは分からない。
 アワブキを見ると、冬芽が新葉に変わり始めている。そうは言っても、この樹がアワブキとは確認できていない。冬芽を見て、アワブキではないだろうかと勝手に判断しているだけである。冬芽が新葉に変わりつつあることから、この冬芽が裸芽であったことが実証される。拡大すると、もう葉脈がはっきり見えている。

撮影:410
  記  平成29411日(日)

 

 

 

 

 

4月14日

 

 

 

 

 ミツバツツジ

ヤマブキ

ヤブタビラコ

ソシンロウバイ

ヤマグワ

 

ケキツネノボタン

ケキツネノボタン

ミツバツツジ

ミツバツツジ

 

 

 

 

 

 

 

414日(金)
 前田の丘から道の向こうの藪を見ると、黄色い花が見えて来た。どうもヤマブキらしい。もう咲くのだろうかと、近づいて確認すると間違いなかった。昨年は410日に見ているので、ほぼ同じ日に見たことになる。
 ヤマブキを確認して、道を歩き始めると、道にはキブシの花序が無数落ちていた。「ああ、キブシの花期は終ったわったのか・・・」との思いで目を上へ向けると、キブシの花序は未だついていた。目を下に向けると、地面を這うように黄色い小さな花が見えた。カタバミかと思ったが、そうではない。ヘビイチゴでもない。よく花を見ると、道端などでよく見るオニタビラコにそっくりであった。オニタビラコにしては、どの花を見ても背丈が低い。若しかしたら、ヤブタビラコではないかと思い、調べてみた。ヤブタビラコは高さが2030㎝だという。オニタビラコは20100㎝というので、この花はヤブタビラコになりそうだ。
 参照:牧野新日本植物図鑑
 山道を通り、前田の丘からカッパ池を目指した。未だ樹の葉が少なく道は明るい。坂を下ると、カッパ池が見えた。山を下ると、ハコベ、キランソウ、白色タチツボスミレなどが草原を飾り、ソシンロウバイは新葉が出始めていた。対生の新葉の葉が1段、2段と出て、いま3段目が出始めている。
 道沿いにヤマグワの樹があり、冬芽が緑色に変わってきた。数枚の新葉の間には粒状のものが見え始めている。恐らく蕾と思われる。新しく出て来た新葉、蕾には柔らかそうな毛がたくさんある。まるで産毛のようだ。
 ケキツネンボタンがあった。今年に入って、もう数回見るようになった。この花を見ると、キツネノボタン、タガラシ、ウマノアシガタを思い出し、まだはっきりと区別することが出来ない。
 カッパ池の奥に来た。ここには冬芽の問いから見続けてきた低木がある。昨年は、冬芽を見続けていながら花を見損なってしまった。今年は見損なわないように冬芽の状況を見続け、今日は花が咲いていることを期待してやってきた。見ると花が咲いていた。ミツバツツジではないだろうかと予測していたが、その通りであった。「恐らくミツバツツジだろう」と思っていても、実際の花を見届けるまでは自信がなかった。

撮影:410
  記  平成29410日(月)

 

 

 

 

 

4月15日

 

 

 

 

サワグルミ

レンギョウ

 カントウタンポポ

ヤマザクラ

オオシマザクラ

 

 

 

 

 

オオシマザクラ

ニワトコ

オニグルミ

中央:オオシマザクラ両端:ヤマザクラ

ヤマザクラ

 

 

 

 

 

オオシマザクラ

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

415日(土)
 道を挟みカッパ池と反対側にサワグルミの樹がある。上空の冬芽にカメラを向けると、逆光のようになり、冬芽が鮮明に映らない。そのため色の変化は分からない。側芽を見ると、ギザギザが出来ている。これは雄花の原型と思われる。雌花はどこにあるのか分からない。頂芽を見ると、葉の原型が現れているように見える。
 休憩所に戻り、一休みした。前回までこの周りにはウメの花が咲いていた。今はほんの数輪を残し跡形もない。一時の華やかさが消え、静かな佇まいになった。掲示板の後が黄色く華やかになっている。レンギョウが咲いたことが分かる。
 ここから久し振りに山を通ってミズキ休憩所へ行くことにした。僅かの上り坂だが、ひと汗かくことになった。歩いていると、オオシマザクラの花が柄ごと沢山落ちていた。下に落ちていることは上にオオシマザクラがある事になる。上空を見たが、直ぐにはオオシマザクらの存在が分からなかった。暗さに目が慣れてくると、確かにオオシマザクラがあることが分かった。更に進んで行くと、近くに現れてくるサクラは皆オオシマザクらであることが分かってきた。みずき休憩所へ着いた。休憩所の周りにもオオシマザクラはある。
 みずき休憩所から山道を通り、狐久保広場を目指した。坂を下りたところは小さな窪地になっている。ここの夏場は、足を入れることが出来ない程いろいろな雑草が生い茂っているが、今は綺麗に雑草が刈られ、地肌見えている。山を下ると、狐久保広場へ向かう道へ出る。ここからさらに奥へ入ると、狐久保広場になる。広場へ入ると、これから見ようとするオニグルミの樹が連立している。広場の脇に白色のものが見えた。ニワトコではないだろうかと思い近付いた。やはりニワトコであった。小さな小花が沢山かたまった花序をなしている。一寸触れたら、花粉が散って行った。ズボンに付いた花粉はなかなか落ちない。
 狐広場の入り、オニグルミの冬芽の写真を撮った。写真を見ると、頂芽と側芽に大きな違いが現れている。緑色を帯びた側芽は雄花になる。よく見ると、緑色の粒々が見えている。この粒々11つが雄花になっていく。雌花はどこにあるか探したが、見当たらない。まだ出てきていないようだ。頂芽は開き始めている。緑色がかり、葉の原型が分かるようになってきた。
 狐広場から中丸休憩所へ回った。このコースを通るのは久しぶりである。ここもオオシマザクラが目に付く。
 坂を上りきると、中丸休憩所になる。中丸休憩所に着いた時、目に入ったのはタンポポンの群生だった。前方の地面をタンポポが一面に覆っている。先日、別の場所で同じような群生を見たが、今タンポポの勢いが盛んであるように思えてきた。いつものように総苞の反りを見た。総苞は外側へ反っていない。今咲いているタンポポは在来のカントウタンポポになるようだ。
 休憩所の周りはオオシマザクラが取り囲んでいる。今まで、全てがオシマザクラと思っていたが、見ていると、1本だけ色が違っているように見えた。1本はヤマザクラのような気がする。思い違いだったのだろうか。そこで、確認し直した。資料によると、オオシマザクらの萼筒片には鋸歯があるが、ヤマザクラにはないという。実際に確認すると、1本だけはヤマザクラになった。
撮影:410


  記  平成29413日(火)

 

 

 

 

 

4月16日

 

 

 

 

イヌシデ

イヌシデ

アケビ

シャガ

シャガ

 

 

 

 

 

コムラサキ

ウツギ

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

416日(日)
 中の丸休憩所からイヌシデのある松原越休憩所へ向かった。イヌシデは左側の畑側にある。下へ伸びてきている枝を見ると、雄花の花序が大分伸びていた。お椀を被せたような苞が幾つもつながっている。苞の内側を見ると、幾つか緑色の粒があり、その先から白色の毛が伸びている。これが雄しべになるので、緑色の粒は萼になるようだ。次に、雌花の方を探したが、見つからなかった。未だ出てきていないのかもしれない。

 
 松原越休憩所から園道へ戻るために坂を下り始めた。ここの脇で、先日ムラサキケマンが咲き出したのを見た。今日見ると、もう沢山出ていてこの崖一帯がムラサキケマンで埋まっていた。先を急ぎ、水車小屋へ向かった。ここの園道の崖ではアケビが見られる。先程ミツバアケビの花を見たので、恐らく、アケビの花が咲いているのではと思い、探した。すると、開く直前の蕾がいくつか見つかった。手前にある6個の小さな蕾が雄花で、基に近いところにある1つの大きな蕾が雌花になる。
 水車小屋の脇にシャガがある。先日シャガについて記録していた時、シャガの葉の見える部分は葉の裏になるということを知った。そこで、何時か確認しようと思っていた。いま、丁度いい機会になった。シャガの外側の葉を見ると、内側の葉を包んでいる。そして、少し上を見ると、外側の葉は合着し1枚の葉になっている。つまり、葉の表面が内側になり、反り返り、両端が合着している。基部だけが合着しないで、その内側から1枚の葉が出て来たことになっている。面白い葉のつくりをしていることが確認できた。
 ここから水田の畔へ出た。出たところにコムラサキの低木がある。昨年枯れたのではないかと思った樹である。他の樹の冬芽が動き出し、葉を付け始めたのに、コムラサキの冬芽は依然としてじっとしている。この姿を見て、「昨年は枯れたのでは」と思い違いをした。今年は、昨年の経験からこの姿を見ても驚かない。よく見ると、冬芽の先端が少し開き、淡黄色を帯びてきたようだが、未だ時が来るのを待っているようだ。
 直ぐ隣のウツギの樹はコムラサキとは対照的で、既に緑色の葉を付けている。葉は対生に3段ほど出ている。右には、昨年剪定され、空洞になっている枝の断面が見える。ウツギは漢字で空木と書くとのこと。枝が空洞であることから名づけられたという。
撮影:410
  記  平成29414日(土)

 

 

 

 

 

4月17日

 

 

 

 

ベニシダレ

ベニシダレ

シモクレン

ミツバツツジ

ゲッケイジュ

 

 

 

 

 

ヒトリシズカ

ヒメウズ

ヒトリシズカ

 

 

 

 

 

 

 

 

 

417日(月)
 古民家の門へ来ると、薄らと赤みがかったベニシダレが迎えてくれた。花が咲いたのを見て、「ここにサクラの樹があったのか」と知った人も多いのではないだろうか。まだ蕾が見られるので、数日後に満開を迎えるのではないだろうか。サクラの開花に迎えられて、何かかいいことがありそうな予感を感じた。
 中に入ると、シモクレンが咲き始めていた。ハクモクレンは既に花を終えている。花咲きの遅い自宅近くの公園のシモクレンが咲き出していたので、「ここのシモクレンも花が咲き出すのは遅いのか」と思った。
 古民家の庭から土手を見ると、ミツバツツジが咲いている。緑の中に、紫色の花が映えている。今日は、カッパ池の近くで、同じミツバツツジを見てきた。冬芽の時から、「この樹は何だろう・・・」と思い続け、漸く名前が分かったばかりである。それだけに、ここのミツバツツジも強く印象に残った。
 古民家の裏庭へ回った。前日、ここではゲッケイジュが蕾を持ち、開こうとしていので、恐らく開いたのでは、と期待していた。見ると花が開き始めている。淡緑色なので、目立たない。ゲッケイジュは雌雄が別株だという。この花を見ると、花弁が4枚、雄しべは78本見える。雌しべは見当たらない。従って、この樹は雄株になりそうだ。
 沼沿いに進むと、若しかしたら、ヒトリシズカに出会えるかもしれない予感がした。一寸見ただけだは分からなかったけど、葉が見つかった。これはヒトリシズカの葉に違いないと、見ていくと、花序の出始めが見つかった。小さな粒が数個付いているだけなので、ヒトリシズカと知っている人でなければ、花とは思わない。ここでは花の咲き始めであったが、その後、古民家を出たところで、はっきりとヒトリシズカと分かるものが見つかった。
 ヒメウズが隣り合わせに咲いていた。小さく可愛い花である。小さいく、目立たないので、見逃しやすい。白色の花弁に見えるものは萼で、花弁はその内側にある。この写真では分かりにくい。

 古民家へ入ろうとした時、何かいいことがありそうな予感があったが、ヒトリシズカとヒメウズの発見だったかもしれない。
撮影:410
  記  平成29415日(日)

 

 

 

 

 

4月18日

 

 

 

 

ガマズミ

ユキヤナギ

ヤマコウバシ

レンギョウ

リョウブ

 

 

 

 

 

リョウブ

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

418日(火)
 古民家を出たところにガマズミの樹がある。今年はガマズミの冬芽をあまり見ていないような気がする。冬芽については、茶褐色の星状毛で包まれ、赤い新芽が噴き出すイメージが頭に残っている。今年はこの場面を見ることが少なかった。ガマズミを見ると、葉は既に大きな楕円形に広がっている。支脈はほぼ並行のように走り、支脈間の皺がよく目につく。葉腋には緑色の蕾が出来ており、多数かたまっている。表面には沢山の白色の毛が見える。
 水路の縁にユキヤナギが綺麗に咲いている。花は伸びた枝の先にぎっしりとついている。周囲に広がり、たわむ姿には曲線的な美しさが感じられる。緑と白が演じる光景が映えている。
 畦道から山に入り、ばらのまる広場へ向かった。この途中にヤマコウバシの樹がある。今まで、冬芽と葉を見てきたが、花を見ることがなかった。資料によると、4月に開花するというので、そろそろ冬芽に動きがあるのではないかと期待しながら坂を上って行った。冬芽を見ると芽鱗は脱げ、毛に包まれたものが出ている。これは葉になるものと思われる。冬芽の基を見ると、小さな花が見え始めているのが分かった。ヤマコウバハシの花はこういう花なのかと初めて見る興奮が湧いてきた。緑色の花で、中央から何かが飛び出て、先が丸まっている。若しかしたら、これは雌しべかも知れない。
 ばらのまるの丘へ上り、もみじ休憩所を目指すと、道沿いにレンギョウの花が満開になっていた。無数ある黄色い花の連なりを見ると、何となく気持ちが明るく、快活になってくる。人の気持ちは環境に左右されやすいことが分かる。
 リョウブの冬芽を見た。リョウブの冬芽は早いうちに芽鱗が落ち、冬を裸芽で過ごすという。このことを確かめようと、冬芽を見続けてきたが、まだよく分らない。この冬芽の先を見ると、薄い褐色をした部分の一部がなくなっているように見える。野鳥にでも噛まれたのだろうか。その下に1枚さらに薄くなったものが覆っており、その下に緑色のものが見える。何枚かの写真を見ると、一番上を含め、毛に覆われた部分は新葉のようだ。この写真は、一番外側の新葉の下の部分が野鳥などに食べられた跡と見える。
撮影:410
  記  平成29415日(土)

 

 

 

 

4月19日

 

 

 

 

ナツツバキ

ナツツバキ

キブシ

キブシ

アカシデ

 

 

 

 

 

アカシデ

アカシデ

ソメイヨシノ

ソメイヨシノ

 

 

 

 

 

 

 

419日(水)
 もみじ休憩所の脇にあるナツツバキを見た。もう冬芽の姿は消えている。冬芽の名残を探してみた。葉の付け根を見ると、茶褐色をした小さなものが見える。これはいずれ落ちていく運命にあるものと思えるが、これが、冬芽を守っていた最後の芽鱗の名残であることが分かる。最初の新葉を見ると、葉の裏が見えている。白色の沢山の毛で覆われていることが分かる。基の縁部分ではこの毛が一際長い。この毛で覆われていた部分が冬芽から最初に頭を出したところと分かる。ここから新葉の生命が始まったと思われる。
 前田の丘へ上った時、キブシを見ているが、写真を撮らなかった。撮らなかったと思うと、気になるものである。そろそろキブシの花も見られなくなるので、撮影した。樹の枝からキブシの花序が下がる姿は、早春を告げる光景である。この光景が見られるのは短いと思っていたが、見続けていると、意外と長いものと分かってきた。最初キブシを見た時、この花序を見て、キブシを見たことにしていたが、そのうち、この小花を見ることになった。寺崎日本植物図譜、牧野新日本植物図鑑、保育社の原色日本植物図鑑を見ると、いずれもキブシは雌雄が異株となっている。また、牧野新日本植物図鑑だけが花弁が6個と書かれている。他は4枚となっている。どれが真実なのだろうか。写真は果実が出来は樹であるから雌株であることは間違いない。ところが小花を見ると、雄しべも、雌しべもきちんと見えている。何もかも不思議に見える。
 ばらのまるの橋からアカシデを見た。冬芽の姿は無くなって、枝からキブシの様な花序が下がっている。長く垂れ下っているのは雄花の花序である。雄花の花序を見ると、小花がはっきりと見えるようになっている。赤褐色をした苞葉の下には、同じ赤褐色をした葯が見える。雄しべの数は明確ではないが78個ぐらい見える。イヌシデの時は、まだ雌花の花序が不明であったが、薄緑色で、先が糸状に裂けているものは苞と思われ、その下に出ているピンク色の2本が雌しべと思われる。この点を確かめようとしているが、なかなかいい資料が見つからない。
 ケヤキ広場へ到着すると、空は曇り始めて、薄く霞んできた。奥の方に沢山のサクラが満開のようになっている。近づいてみようと思ったら、近くに寄れないようにロープが張り巡らしてあった。遠景の写真を撮って諦めることにした。ここからおおばなの丘へ行くと、オオシマザクラなどのサクラを見ることが出来るが、天気が崩れ始めたので、諦めることにした。

撮影:410
  記  平成29415日(土)

 

 

 

 

 

4月21日

 

 

 

 

カワヅザクラ

カワヅザクラ

カワヅザクラ

カワヅザクラ

カワヅザクラ

 

 

 

 

 

カワヅザクラ

オオシマザクラ

オオシマザクラ

オオシマザクラ

オオシマザクラ

 

 

 

 

 

オオシマザクラ

オオシマザクラ

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

421日(金)
 先日は暖かかったが、風が強かった。今日は風がなく、写真を撮るのに都合がいい日になった。先日、蕾が開きかけてきたヤマコウバシが気になっていたので、舞岡公園へ行くことにした。
 バス停で待つと、運よく、京急ニュータウン行きが来た。このバスで行くと、ヤマコウバシのところまで行くのに近道になる。
 バス停に着くと、カワヅザクラも気になっていたので、先にまわることにした。おおばな橋を渡り、エノキ休憩所へ行くと、カワヅザクラがある。もう葉がいっぱいである。この樹がカワヅザクラであると知っていなければ、もう名前の分からない姿になっている。果実はないだろうかと探した。1本、2本と枝を見たが、果実は見当たらない。もう落下したか、野鳥に食べられてしまったのだろうか。しかし、樹の下を見ても落ちた形跡がない。見つからないものかと、諦めず探すと、いくつか見つかった。果実は楕円形で、長さが0.8㎝、幅0.6㎝と意外と小さなものであった。
葉について、観察してみた。

・カワヅザクラの葉の基部は円形で、中央が凹んでいる。この辺は他のサク
 ラの形とは少し違っているようだ。先は尾状となり、伸びている。葉の縁
 の鋸歯を見ると、先の方は明確だが、基へ来ると、浅くなっている。両面
 に毛はないようだ。
・葉柄の先端部分に赤い色をした蜜腺が1対見つかった。サクラの葉には、こ
 の辺に蜜腺が1対ある。カワヅザクラも例外ではなかった。
 次に直ぐ近くにあるオオシマザクラを見た。カワヅザクラに比べ、此方は果実が沢山付いている。大きさを計測してみると、長さが1.0㎝、幅が0.8㎝あった。明らかにカワズザクラより大きい。
葉について、観察してみた。

・葉の基は丸いが、カワヅザクラのような凹みがない。葉の大きさは、カワ
 ヅザクラより一回り小さいようだ。長さを見ると、カワヅザクラの12㎝に
 対し、オオシマザクラは8.0㎝であった。蜜腺は葉柄の同じ部分に1対あ
 る。鋸歯は全体に目立ち、先は短い糸状になっている。両面に毛はないよ 
 うだ。
 
撮影:420
  記 平成29420日(木)

 

 

 

 

4月22日

 

 

 

 

エノキ

キブシ

クヌギ

イロハモミジ

イロハモミジ

 

 

 

 

 

アカシデ

ヤブタビラコ

ヤブタビラコ

オニタビラコ

 

 

 

 

 

 

422日(土)
 えのき休憩所では見たいものがもう1つある。休憩所の名前が付いている「エノキ」である。この冬芽は小さく、長い間変化を捉えることが出来なかった。今見ると、既に新葉が大分出てきている。発芽の環境が整うと、急激に成長を遂げてくる勢いには、驚くと同時に感動させられる。新葉の葉脈を見ると、エノキ独特の非対称な葉の形が思い浮かんでくる。

 斜面にキブシがある。枝から吊下った花の姿は無く、葉が沢山出ている。この姿になると、もうキブシと分からなくなってしまう。キブシの葉は枝の先端に5枚ほどがかたまっている。1枚の葉を見ると、楕円形で大きく、先端は尾状になっている。縁には切れ込むような鋸歯がある。両面に毛はないようだ。キブシは雌雄が別株というが、今年は見分けることが出来なかった。
 ケヤキ広場へ戻ってきた。正面にクヌギの樹がある。梢を見ると、枝から何本もの花序が垂れ下っている。一瞬、コナラかと思った。しかし、葉の形を見ると、クヌギになる。垂れ下っている花序は雄花になる。雌花を探したが、小さいので見当たらなかった。
 漸く、足がばらのまるの橋へ来た。ここではいつもアカシデを見るが、先に、カエデの葉の下の赤褐色のものに目が行った。カエデに花が咲いていた。小さいが中々綺麗な花である。雄花と雌花があるというが、そこまで注意して見なかった。
 アカシデは、先日雌花が見つからなかった。今日見ると、反対に雄花の姿がない。最近のこの暖かさで、役目を終え、散ってしまったようだ。雌花の花序も大分伸びてきている。もう中に果実がある様に錯覚するくらいになっている。苞葉をひっくり返し、覗いてみたが、未だ果実は確認できなかった。
 路面にヤブタビラコとオニタビラコが混生している。オニタビラコは、背丈が伸び高くなっているが、ヤブタビラコは地面から高く持ち上がっていない。花の大きさも違うように見えたので、直径を計測してみた。ヤブタビラコは0.7㎝、オニタビラコは1.2㎝であった。
撮影:420
  記  平成29420日(木)

 

 

 

 

4月24日

 

 

 

 

トキワハゼ

ケキツネノボタン

ケキツネノボタン

ホウコグサ(ハハコグサ)

ヘビイチゴ

 

 

 

 

 

ヘビイチゴ

畦道

スイバ:雄花

スイバ: 雌花

 

 

 

 

 

 

 

424日(月)
 畦道を見ると、緑が増え、草花が咲き出している。ここには生き生きした世界が広がっている。太陽の日を受け、長閑な畦道の散歩は人にも新しい生命をもたらしてくれる。
 紫色を帯びたトキワハゼが咲いている。口を空いたように見えるので、唇形花と呼んでいる。上唇の背中が紫色になっており、先は浅く、2つに裂けている。白色の下唇は3つに裂け、両端が大きく、中央が小さい。その中央に2筋の山があり、黄色い斑紋がある。
 ケキツネノボタンが黄色い花を咲かせている。毎年この花を見ると、キツネノボタン、タガラシ、ウマノアシガタの名前を思い出す。今でもはっきりと区別が出来ない。タガラシは一昨年1度見たが、その後見る機会がない。キツネノボタン、ウマノアシガタは、いままで1度も見ていない。ケキツネノボタンとキツネノボタンは毛の様子で区別できそうだが、ケキツネノボタンとウマノアシガタの違いがよく分からない。何時か、ウマノアシガタと出会えればと思っている。

 ハハコグサと呼んでいる黄色い花が見えた。この花の正式名はホウコグサという。この花を見ると、いつ開くのかと思う。しかし、この花は何時までもこの状態で、花弁を大きく開くことはない。1つの花に見えるのは、小花が沢山集まって1つの頭状花つくっているからである。ハハコグサに対して、チチコグサがある。しかし、このチチコグサは余り見かけない。
 ヘビイチゴの数が大分増えてきた。地に伏すように見える黄色い花をよく見ると、大抵がヘビイチゴになる。それほど今は最盛期を迎えているようだ。葉をかき分けよく見ると、早くも赤い果実が見える。食べられるが、余り味がないと言われている。
 背丈の高いスイバも花をつけている。スイバは雌雄が別株である。よく見かけるのは雌株である。ここでは、雄株と雌株が並んでいた。背丈の高いのは雌株で、雄株は雌株と比べると背丈が低く、貧弱である。雄株を見ると、下を向いた花被片の内側に葯を見ることが出来る。同じように雌株を見ると、花被片の内側に赤紫色に染まった糸状のものが見える。これが雌しべになる。団扇のように見えるのは内花被片に囲まれた果実になる。
撮影:420
  記  平成29422日(土)

 

 

 

 

 

4月26日

 

 

 

 

ワレモコウ

ウツギ

ノミノフスマ

ノミノフスマ

クサレダマ

 

 

 

 

 

ヤマグワ

ヤマグワ

ヤマブキ

ベニシダレ

ベニシダレ

 

 

 

 

 

426日(水)
 水路沿いに足を進めていると、記憶のある葉が見えて来た。細長い楕円形で、縁に丸みを帯びた鋸歯がある。これはワレモコウになる。見ると、「こんなにあったかなぁ」と思える程群がっている。よく見ると、水路に沿ってのこの一角だけでなく、水路の向こう側にも広がっている。
 上へ目を向けると、ウツギの枝が伸びてきている。昨日までの冬芽が嘘のように、新葉が長く伸びている。枝先を見ると、新葉に包まれるように緑色の粒が見え始めている。これは蕾と思える。ウツギは初夏に花を咲かせる。花の準備が着々と進んでいるようだ。
 水田の縁に小さな花が沢山見える。花弁から見て、ナズナではない。ハコベと思われる。花弁は10枚に見える。確かにハコベかと思い、茎を見た。ハコベの茎には片側に毛があるが、この花の茎には毛がない。すると、ハコベではなくなる。ハコベに似たものにノミノフスマがあったことを思い出した。ノミノフスマの茎は無毛、花弁は萼より長い。確かにノミノフスマになるのかと、資料に当たってみたところ、牧野新日本植物図鑑では、「花弁は5個、萼片と同長あるいはやや短く・・・」と記されていた。変だと思い、保育社の原色日本植物図鑑、寺崎日本植物図譜、杉本順一さんの日本草本植物総検索誌を当ると、これらはいずれも「花弁は萼片より少し長く・・・」となっている。牧野さんの間違いか、印刷ミスか、どうも花弁は萼よりやや長いようだ。
 湿地に新緑の茎が沢山伸びている。葉が3枚輪生している。この姿からクサレダマを思い出した。昨年は619日に開花を見ている。すると、あと1か月少し経つと、花が咲くことになる。未だそんな気配はないが、成長する勢いを感じる。
 古民家の入り口付近に来た。先日、角にある樹は何の樹だろうかと、一瞬迷った。今日は蕾が多く、長くなっているので、更に迷ってしまった。上の園道を歩くと4本ぐらい同じ樹が並んでいる。どれを見ても、昨年の記憶が戻ってこない。「ひょっとしたら、ヤマグワでないか」との思いがした。北門のところにヤマグワの大きな樹があるので、確かめるために園道を進んで行った。水田側のヤマグワの樹を見ると、予想した通り、同じような蕾が枝から下がっていた。「分かったようで、分かっていない」ことが反省させられた。
 もう一度古民家の入り口へ戻って、古民家へ向かった。入口には今が盛りと、ヤマブキが咲き誇っていた。先程、畦道を通った時にもヤマブキを見ているが、ここは緑の山が背景にあるので、一層ヤマブキが映えて見える。
 入口の門では、ベニシダレが迎えてくれた。先日より花数が多くなったが、葉の数も増えている。色も先日よりは褪せたようで、薄くなっている。このベニシダレの花も、今日が見納めになるだろう。
 ベニシダレの花

撮影:420
  記  平成29422日(土)

 

 

 

 

 

4月27日

 

 

 

 

シモクレン

ユズリハ

コロバナロウバイ

ゲッケイジュ

ホウチャクソウ

 

 

 

 

 

オミナエシ

シャガ

カンザン

カンザン

 

 

 

 

 

 

 

427日(木)
 古民家の庭へ入ると、先日蕾だったシモクレンが咲き出していた。ここもハクモクレンが終わってからシモクレンが咲くようだ。見たところ咲き出したばかりなので、満開には数日かかりそうだ。もう街の中では、ハクモクレン、シモクレンとも花は殆ど終わっている。
 古民家の屋敷の前の庭にユズリハがある。隅の方にあるので、興味のある人以外は近くへは行かないようだ。ユズリハは、新葉が出てくる際、古い葉が席を譲るということでこの名前が付けられたと聞いている。また、この樹は雌雄が別株であるという。今見ると、蕾が沢山出来ている。この樹は雄株のようだ。
 黒い蕾をつけた樹が花壇にある。昨年調べたら、クロバナロウバイであった。ロウバイの名前を聞いて、直ぐ隣に先日まで咲いていたソシンロウバがあったことを思い出した。
 
 ゲッケイジュは、半分ぐらいは変色し、枯れ始めてきた。花が開いてから枯れるのが早い。「花の命は短くて・・・」という言葉があるが、本当にどの花も命が短いということが分かる。
 フクジュソウを過ぎた所に、ホウチャクソウが見つかった。細長い大きな蕾が枝の先端の葉陰に1対ずつ付いている。この花を見ると、チゴユリ、ホウチャクソウ、ナルコユリ、アマドコロなどを思い浮かべ、どこがどう違うのか分からなくなり、混乱してしまう。「今年もそんなときが来た・・・」と思うようになった。過去に1度、このことについて調べたことがあった(資料1)。資料1を振り返って見ると、「チゴユリ属の花または花序は茎頂につく」とあった。写真の花は茎頂に付いている。従って、チゴユリ属のチゴユリかホウチャクソウになる。この花は筒状になっていることからホウチャクソウになってくる。
 ここの角に秋になると、オミナエシが咲いてくる。今見ると、雑草がかたまっているように見える。でもよく見ると、写真はオミナエシの新苗ではないかと思える。地面から上がったところは赤みがあり、そこから殆ど柄のない葉が出ている。これが根生葉になるのだろうか。もとが太く、先へ行くと細くなる普通の葉をしている。両面に毛があり、縁には丸みを帯びた鋸歯がある。この葉からは、オミナエシ独特な葉の形は読み取れない。
 水路に沿った脇にシャガが群生している。ここから少し離れた水車小屋付近でもシャガを見ることが出来る。先日、「シャガの葉の見える部分は葉の裏である」ということを学んだ。「面白いつくりをしているなぁ」と思った。1つ印象深いことを味わうと、その花への興味が増してくる。
 古民家の裏にピンクの花が見えた。今まで、下を向いて歩いていたので、上のことに気が付かず、通り過ぎてきた。赤みを帯びたヤエザクラであることから考えて、恐らくサクラの中のカンザンではないかと思った。カンザンの雌しべには葉のようになっているという特徴がある。花を覗くと、確かにそのようになっていた。

撮影:420

 記  平成29423日(日)

 

 

 

 

 

4月28日

 

 

 

 

オニシバリ

ヒトリシズカ

マユミ

コムラサキ

アケビ

 

 

 

 

 

アケビ

ホタルカズラ

ヒトリシズカ

 

 

 

 

 

 

 

 

 

428日(金)
 古民家を出て、外の植込みにあるオニシバリを見た。花が終わり、緑色の果実が出来ている。この果実が6月ごろになると、赤く染まってくる。オニシバリを初めて見たのは、この赤い果実の時だった。緑の中に真っ赤に見え、此れは何だろうかと印象に残ったことを覚えている。筒状花で、ミツマタやジンチョウゲと同じ仲間であることが後から分かった。
 直ぐ傍で、ヒトリシズカを見た。先日はブラシのような花が咲いていたが、今は花の姿は見えなくなっている。こうなると、ヒトリシズカであることが分からなくなる。葉を探って見ると、緑色の果実のようなものが見えて来た。球状の頭に黒いものがある。これは雌しべの痕だろうか。そもそもヒトリシズカの花がどういうものかまだよく理解していなかったので、調べてみた。ブラシのように見える白色のものは雄しべにあたる。雌しべや葯はその下の方にある。1つの花には花弁がなく、雄しべが3本、雌しべが1本が子房の上に付いている。黒いものは、やはり雌しべの痕跡になる。このイメージを基にヒトリシズカの写真を見直した。昨年の写真の中に、小花が分かりそうなのがあったが、葯が写っていなかった。
 水車小屋のところのマユミを見ると、蕾の柄が大分長くなってきた。もちろん蕾そのものも大きくなっている。マユミは雌雄が別株だという。今までそこまではよく見ていなかった。
 先日、コムラサキの冬芽の先端に薄い緑色が見え始めたのを確認したが、今日は新葉が出始めていた。新葉は枝から対生に出ている。新葉が沢山出ているところを見ると、6枚ぐらいあるようだ。枯れたように見えた細い枝からも緑が見え始めている。「不思議だ・・・」と思う。
 水車小屋の前にアケビがある。先日はまだ蕾の状態であったが、今日は、雄花、雌花とも花が開いている。つるの先端に数個の小さな雄花があり、基の方に一際大きな雌花が1つある。3枚の花弁に見えるものは萼だという。雄花の萼は反り返っている。

 園道を歩いていると、小さな青い花が幾つも見えて来た。以前見たものに間違いない。「名前は何と言っただろうか」と考えていると、ホタルカズラの名前が浮かんできた。しかし自信がなかった。名前の由来が分かっていないと、植物の名前は覚えにくい。ウイキペディアによると、「緑の中に鮮やかな瑠璃色の花が咲く様子をホタルに例えたことから」と説明されていたが、イメージがわかない。他の資料によると、「真ん中にある星型の白い線が蛍の光を連想させることから」と説明されている。此方の方が、説得力があるようだ。
 
撮影:420
  記  平成29423日(日)