9月                                                       

 28年度

 29年度へ

 

 

 

9月4日

 

 

 

 

ヤマハギ

アカシデ

コヤブタバコ

ヤブタバコ

案山子

 

 

 

 

 

イネ

キリ

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

94(日)
 
 ヤマハギの最盛期は何時なのか。花がちらほら咲き始めても一行に最盛期を迎える様子がない。花の中には新しい蕾がある一方、既に萎んでしまっているのも結構見かける。各部分が整った綺麗な花を探すとなると直ぐには見つからない。昨年の記憶ではもっと一斉に咲いていたような気がするが、こんな状況だったろうか。翼弁と竜骨弁の長さの関係を見れば、凡そのハギの区別がつくという。ところが実際に試みて見ると、簡単ではない。更に葉の形を考えると、区別がしやすくなってくる。どうやら、凡その区別が出来るようになったが、微妙なのがあると躓いてしまう。特に、マルバハギの区別が難しい。
 
ばらの丸橋を渡るときは何時も強い光が当たっていて暑く眩しい。ここのアカシデを見続けて来ている。果実を囲む苞葉が欠け始めている。虫に食われただけではないようだ。所々が変色し、みずみずしさが消えようとしている。果実を見ると、ここにも黒色の斑点などが見え始めている。汚れなのか、何だか分からない。
 
先日、ヤブタバコは、蕾状態であった。今、それが倒れ掛かり萎れ出している。もう花の時期が終わりなのかと思える状況である。ヤブタバコの花は、ヒメムカシヨモギの様にほとんど開かないようだ。このままでは、どんな花だか知ることが出来ない。この先で、ヤブタバコに似たものを見つけている。この二つはどことなく違っている。この違いを調べていたら、ガンクビソウの名前が出てきた。「このヤブタバコはガンクビソウだろうか」検討中である。
 
 
 水田へ下りるとギョッとした。例年、案山子の展示があることは知っていたが、こんな近くにあるとは思っていなかった。正に驚いた。まるで人が立っているみたいである。「日限山小5」と書かれているので、近くの小学校の5年生がつくったものであることが分かる。町の子には「案山子」と聞いてもピーンと来ない子がいる。「自然環境に恵まれた子供は幸せだなぁ」と思った。
 
 
 青い網で保護された稲の果実が大きくなっている。1粒の大きさを計測して見ると、長さが7㎜、幅が4㎜あった。随分大きく見える。この粒を乾燥し、殻を取れば米粒になる。野生のイネの果実はこれよりもずっと小さかったという。それを気の遠くなるような年月をかけこの大きさに品種改良してきたことになる。人の努力とは素晴らしいものだ。
 
 

 キリの樹に花芽が付き始めたことは前回確認した。いろいろ調べていくと、植物は急速に花芽をつくり咲かすのではないようだ。サクラも花が終わると直ぐに花芽をつくり出しているという。1年間かけて蕾をつくり、花を咲かせることが分かってきた。考えてみると当たり前のことと思えるが、生きているものは何時も前へ向かって進んでいることが分かる。枝の上の方では果実が大きく実り始めている。
 
 
撮影:91
 
  記  平成2892()
 
 

 

 

 

 

 

9月5日

 

 

 

 

カゼクサ

カゼクサ

ヒデリコ

タイアザミ

ノハラアザミ?

 

 

 

 

 

95()
 
  畦道はカゼクサ、シマスズメノヒエ、ジュズダマ、ススキなどが密生しており、足が踏み込みにくくなっている。この姿を見ると、「よくも茂るなぁ」と思えてくる。目線を膝に落としてみると、まるでジャングルである。その中で一際大きな株をつくっているのはカゼクサである。濃い緑色の細い葉が長い。計測して見ると、長さが80㎝で、幅が1㎝ある。細長い訳である。そのカゼクサから穂が出て来た。穂だけを見ると、コスズメガヤを二回りほど大きくしたようである。
 
 花火のような花が見える。先日も見ていたが名前に確信がなかった。テンツキかと思っていたが、小穂の形がテンツキより丸みがあった。詳細を知ろうと写真を見たが、その写真では知ることが出来なかった。今日は焦点の合ったアップ写真を撮った。やはりテンツキだはないようだ。テンツキ属を見ていくと、その中に写真によく似ているものがあった。名前を見ると「ヒデリコ」となっていた。小穂はテンツキのように細長くはなく、丸みがある。ヒデリコに限りなく似ているが、1点緑色の果実らしきものがあるのが気になる。
 
 水路沿いにアザミがある。ここのアザミを見ていると2種類あるように見えて仕方がない。秋に咲くアザミはノハラアザミ、タイアザミが多いらしいので、この2つもどれかになるのではないかと思う。
 
 アザミを見分けるには花の下の総苞の棘のつくりを見ればいいと言われている。この棘が斜めに伸びていればノハラアザミで、外側へ反り返っていればタイアザミだという。実際に見ると、何方も同じようだが、どことなく違っている。資料1によると、タイアザミの方が棘が多く開出していていると説明されている。このことを参考にすると、試料⒈の方は棘が密で、長いことからタイアザミではないかと思われる。しかし、棘が反っていない点が気になる。試料2はノハラアザミではないだろうか。同じことを823()でも試みているが、まだ確信が持てない。
 
撮影:91

  記  平成2893()
 

 

 

 

 

 

9月6日

 

 

 

 

ツリガネニンジン

ネムノキ

古井戸付近

キツネノマゴ

コマツナギ

 

 

 

 

 

ヤマハッカ

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 
96(火)
 
  水路の向こうから枝を伸ばし、花をつけているものがある。先日は蕾だったので、直ぐには名前が分からなかった。しかし、青白く細長い蕾の形を見てツリガネニンジンではないかと思った。今日は確かかどうか確認した。青白い花を見ると、ツリガネニンジンに間違いなかった。
 
 
 
 ネムノキ休憩所へやって来た。ベンチは3人の先客がいて話している。大分立っていたので、端に席を取り休憩をとった。前に広がる水田やその向こうのばらの丸の丘の樹木を見ていた。緑を見ていると、気持ちが和らぐ。ここは名前の通りネムノキが沢山ある。目をネムノキへ移すと、果実の新緑が目に入ってきた。思わず「綺麗だ」と思った。アップ写真を撮ると、房の中にいくつものの種子が見える。
 
 
 
 休憩後、古井戸を見て炭焼き小屋へ向かった。その時、目の前に広がる光景を見て唖然とした。下草はすべてが刈り取られている。ここにはアザミがあり、ユウガギクがあった。何方も再度調べて見ようとしていたところだった。公園の管理ということもあるが、大変残念だった。
 
 

 「アザミ、ユウガギクはどこへ行ったのだろうか」との思いをしながら古井戸から小高いところへ上って行った。ここの草には人の手が入っていなかった。キツネノマゴが一面に咲いている。アカツメクサ、コセンダングサ、ツユクサ、アキカラマツなどを見ることができる。

 

 「アザミ、ユウガギクはどこへ行ったのだろうか」との思いをしながら古井戸から小高いところへ上って行った。ここの草には人の手が入っていなかった。キツネノマゴが一面に咲いている。アカツメクサ、コセンダングサ、ツユクサ、アキカラマツなどを見ることができる。

 

これは何だろうか。コマツナギと思うが葉が大きく、花が少ない。色々な角度から見たり、余計なものを除いたりして見た。複葉の葉、立ち上がる花序を見ると、やはりコマツナギのようだ。

 

 未だ、アキノタムラソウはあちこちに見えるが、花が散り出している。9月に入ったばかりというのにもう花期が終わりなのだろうか。ヤマハッカがあった。もうあまり見かけなくなったが、せっかく見つかったので写真に収めた

 

撮影:91
 
  記  平成2893()

 

 

 

 

 

 

9月7日

 

 

 

 

ウラギンシジミ

ワレモコウ

ワレモコウ

アキノタムラソウ

ユウガギク

 

 

 

 

 

ユウガギク

クズ

ツリガネニンジン

 

 

 

 

 

 

 

 

97日(水)
 
 草原で花を見ていると、一頭のチョウが舞ってきた。写真に撮ろうと待っていたが、何時まで待っても止まろうとしない。ひらひらと舞い、止まるかと思うと、また舞ってしまう。小さな体で、「よく休みなく舞い続ける」と感心する。諦めた頃、何とリュックに止まった。急いで写真に収めた。小さいチョウなので、シジミチョウで調べて見ると、詳細を見ていないので、判断は難しいが、ウラギンシジミに似ている。
 
 
 山よりの崖を調べていると、ワレモコウが見えた。先日は蕾であったが、先の色が変わっている。小花が開いたのかもしれない。ワレモコウには花弁がなく、花弁に見えるのは萼だという。上の小花を見ると、中に雄しべも雌しべもない小花が見える。雄花、雌花があると書かれた資料もあるが、写真がないので確認できない。他の花を見ると、上の小花に葯が見える。この事実から考えると、先程の雄しべも雌しべもない小花は花粉が散ってしまったのではないかと思える。
 
 
 もう綺麗な花の形をしたアキノタムラソウはないだろうと思っていたところ、写真の撮れそうな花が見つかった。アキノタムラソウと言っているが、ナツノタムラソウを見ていないので、違いがよく分からない。色が濃く、雄しべが長く突き出ていればナツノタムラソウであるというが、その突き出し方がどの程度ならナツノタムラソウなのか実感がつかめていない。この花も雄しべはけっこう突き出ている。しかし、色は薄い。やはりこれはアキノタムラソウになるのだろう。
 
 

 古井戸のところでユウガギクを調べることが出来ず、ガッカリしていた。ここに、先程見たユウガギクとは比べものにならないほど小さなユウガギクがあった。花の大きさからノコンギクではないかと思い、冠毛を確認した。見ると、冠毛は殆ど不明のようだった。花は小さいが、これはユウガギクであることが分かった。
 
 
 クズの花が見えた。先日も帰り際、バス停の近くで見ている。クズはつる性の植物で、猛威を振るう。場所によっては、低木の樹木を完全に覆い尽したり、電柱の上まで伸びていく光景も珍しくない。大型な花だが、クズはマメ科に属している。すると、花はカラスノエンドウや、ヤマハギと同じで、蝶形花である。旗弁、翼弁、竜骨弁を確認した。
 
 
 あっと言う間にツリガネニンジンが最盛期を迎えてきた。行くところ、行くところにこのような光景を目にするようになった。ツリガネニンジンの青紫色の花には吸い込まれる美しさがある。ポツリ、ポツリと咲く姿は人の目を惹きつける。綺麗なものもこのようになると、見にくくなってしまう。やはり手頃の数であることが美しさを感じさせるるのだろう。
 
 

撮影:91
 
  記  平成2894()

 

 

 

 

 

9月8日

 

 

 

 

ナンバンギセル

ナンバンギセル

ヌスビトハギとミズヒキが混生

ヌスビトハギ

ツリガネニンジン

 

 

 

 

 

シロバナハギ

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

98()
 
 小高い丘から第2ネムノキ休憩所へ戻ってきた。ここのアザミがノハラアザミか確認したかった。また、ここの大きなユウガギクの花も確認したかった。残念な思いをしながら休憩所へ戻って休みをとった。期待が大きく外れ、気落ちをしていると、左の下草にナンバンギセルが顔を出していた。「ああ、ここにナンバンギセルがあった」と思い付いた。先日、偶然ここでナンバンギセルを見つけた。写真を撮るのに夢中になり、ナンバンギセルがススキに寄生していることを忘れていた。今日は、確認しようと試みた。ナンバンギセルはススキの根元に生えているササの中にあった。ササをかき分けたが、寄生していることは確認できなかった。先日は数輪しか見られなかったが、よく見ると、ここのササの根元にはナンバンギセルがいくつもあることが分かった。「こんなにも沢山あるのかぁ」と驚いた。
 
 
 ベンチの後ろを見ると、ヌスビトハギとミズヒキが激しく混生している。何方も今が最盛期のように見える。ヌスビトハギやミズヒキは長い花茎を出し、小さな小花を沢山付けている。ヌスビトハギの薄いピンク、ミズヒキの赤が目に綺麗に映る。過ってこの二つの綺麗なところを写真に収めようとしたが、中々難しかった。今でも機会があれば、試みようと思っている。2つに気を取られていたら、後ろのアザミに気が付かなかった。背丈が高いが、まだ花をつけていない。「この段階で名前が分かったなぁ」と思っている。大形だから、若しかしたらタイアザミかもしれない。
 
 
 このツリガネニンジンは白色である。よく日が当たっているころのツリガネニンジンには色がうすくなっているものがある。若しかしたら、この花も日光に当り色が褪せ、うすくなったのかと思った。しかし、直ぐ傍に蕾がある。どうも最初から白色らしい。資料を見るツリガネニンジンの花冠は淡紫色または白色でとあった。やはり、もともと白色であったことが分かった。
 
 
 古民家へ入ってきた。ここに入ると何時も落ち着いた雰囲気に浸れる。門を入ったところに白色のハギが花をつけていた。白色のハギは珍しい。勝手にシロバナハギと呼んでいるが、本当の名前は何というのだろうか。花のつくりから見ると、竜骨弁が長く突き出ているので、ミヤギノハギの仲間に入ると思える。
 
 
撮影91
 
  記  平成2895()
 

 

 

 

 

 

9月9日

 

 

 

 

ヒヨドリジョウゴ

オミナエシ

古民家裏の沼

オミナエシ

クサギ

 

 

 

 

 

ジャコウアゲハ

フヨウ

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

99()
 
 古民家の花壇にヒヨドリジョウゴとオミナエシが咲いていた。ここにヒヨドリジョウゴがあったかどうか記憶に残っていない。過去の記録を見たが、残っていなかった。若しかしたら見逃していたのかもしれない。秋から冬には真っ赤な果実をつける。ヒヨドリがこの果実を好むらしい。何年か前、近くの公園にも芽生えが見られたが、途中で刈り取られてしまった。
 
 
 ここのオミナエシは花壇用に剪定されたせいか裏庭程背丈が高くない。しかし、オミナエシと分かる。開花している小花もあるが、多くはまだ蕾である。
 
 
奥に入り沼を見た。先日はハンゲショウが大分茂っていたが、その姿が消えてしまっていた。ここにも見たいものがあったが、残念な気持ちになった。左側の山側はまだ刈られていないようだ。先日は、アキノタムラソウなどが見られたが、今は目立つものがない。ミズヒキだけが長い花序を出している。
 
ここが先程書いた裏庭のオミナエシである。多くは人の背丈を越えており、随分背丈が高いことが分かる。小花にはまだ蕾が多いことは先程のオミナエシと変わらない。
 
 
 クサギの色が変わってきた。先日は白色で眩しく見えたが、今日は暗い色で、枯れた感じに見える。先についていた花は散ってしまい、萼が残されている。この萼が、赤みがかっているのがいまの光景である。
 
 
 裏庭の作業場へ来た。先日ここでジャコウアゲハを見た。写真には2頭が並んで写っていた。同じ場所を注意して歩いていると、再び同じぐらいの大きさのアゲハチョウが舞っていた。止まってくれれば、先日のと比較が出来るのだが、一向に止まる気配がない。葉影に止まりそうになったところを撮影した。思った通り、ジャコウアゲハであった。
 
 
 近くにピンクの大きなフヨウの花が咲いていた。日陰なので写真写りが悪かったが、実物はもっとみずみずしく、明るい花である。この花はいろいろな公園でよく見かける。
 
 
撮影:91
 
  記  平成2896()
 

 

 

 

 

 

9月10日

 

 

 

 

ヌスビトハギ

シロバナハギ

キンエノコロ

ユウガギク

ツルマメ

 

 

 

 

 

ツルマメ

オギ

水田

 

 

 

 

 

 

 

 

910()
 
 水車小屋の前も下草はきれいに刈り取られている。行くところ行くところの草が刈られ、見るものが少なくなっている。そろそろノコンギクなどが見られるのではと期待していたが残念だ。ヌスビトハギはいま勢いを増している。崖下や、藪の入り口にはよく現れてくる。水車小屋の前の一角に大きな株をしたヌスビトハギが咲いている。花数が少ない内は珍しくきれいだと思えたが、こう群がってくると、最初の印象はもうなくなってしまう。
 
 
 遊歩道へ出ると、シロバナハギが道沿いに咲いていた。今まで何度もここを通っているが、この景色があったろうか、全く記憶に残っていない。この辺りでは、ハコネウツギやエゴノキなどに目が行き、シロバナハギの存在に気が付かった。やはり、花を見ないと記憶がうすくなってしまう。
 
 

 ここの道沿いは下草が残されていた。見ると、小柄なエノコログサが咲いている。ブラシの様な毛は金色で、これはキンエノコロになるようだ。キンエノコロの穂は真直ぐに伸び、エノコログサより細い感じがある。背丈もエノコログサより高くならないようだ。
 
 
 うすい青紫色の花が数輪咲いている。花が小さめなので、若しかしたらノコンギクかも知れないと思った。しかし冠毛が見えない。これはユガギクだった。ノコンギクはどうやらユウガギクの後に咲いてくるらしい。今日もうすい青紫の花を何度か見たが、いずれも冠毛が不明であった。つまり、ユウガギクであったことになる。
 
 
大きなエノキの手前を湿地帯へ向かって下りて行った。昨年はこの入り口でユウガギクを見たが、今年は刈られてしまって跡形もない。その代り、つる性のマメ科の花が咲いていた。一見、この時期だとアレチヌスビトハギかと思えた。葉がもう少し見えればと思ったが、ここからはよく見えない。花のアップ写真を見ると、旗弁に黄色い斑紋が見えない。これはアレチヌスビトハギではないことになる。また、アレチヌスビトハギはこのようなつる性でない。すると何になるだろうか。ヤブマメを思いついた。そこでヤブマメの特徴を調べた。ヤブマメの葉は広めであるが、これは広くない。またヤブマメの萼には毛が少ない。するとヤブマメとは違うようだ。調べていくと、ツルマメに辿りついた。まず、花の赤紫色が似ている。萼やつるにも毛が多い。これだと思った。
 
 
 ここへ下りて来たのはオギの様子を見るためである。ここの湿原にはオギとヨシが混在しているようだ。「オギの葉はススキに似て中央に白線がある。ヨシにはその白線がない」ということを基に区別しているが、実のところ判別が難しい。ここの近辺では、ススキが穂を付け始めているが、オギはまだのようである。写真を見続けていると、綿のような穂が出始めている部分が見えた。ついている葉を見ると、長いのでオギと思える。小花のノギの様子を見ないと、ススキかオギかまだ分からない。
 
 

イネが実りつつある水田を見ていると気持ちが落ち着いてくる。町の中ではこんなに多い緑を見ることはない。人が生きていくためには、このような緑が欠かせないと思う。緑の多い風景は、人の生き方を原点に戻してくれる。

 
撮影:91
 
  記  平成2897()
 

 

 

 

 

 

9月11日

 

 

 

 

ホソバノアキノノゲシ

ホソバノアキノノゲシ

イノコズチ

イノコズチ葉の表

イノコズチ葉の裏

 

 

 

 

 

ミヤギノハギ

ミヤギノハギ

クリ

クリ

シシウド

 

 

 

 

 

シシウド

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

911()
 
 この細く伸びている葉は何だろうか。未だ花が咲いていないのではっきりとしないが、どうもアキノノゲシの中のホソバアキノノゲシと思える。アキノノゲシは春のノゲシと比べ大型であるとは知っているが、無数と思える蕾には吃驚する。
 
 
直ぐ傍にあるこれは何だろうか、葉の縁が波を打っているようで、全体が少し萎んでいるように見える。葉が対生で、イノコズチに似ている。イノコズチにはヒナタイノコズチとヒカゲイノコズチとがあるが、この違いがまだよく分からない。葉は対生で、表面には上へ向かう毛がある。裏面を見ると、此方にも上へ向かう毛が一杯生えている。これはヒナタイノコズチになるような気がする。どこのイノコズチも既に花序を出しているが、これは成長が遅いのだろうか。
 
 

 ここの崖には大きなミヤギノハギの株がある。1年ぶりに見る花である。ミヤギノハギは枝が大きく爛れるのが特徴というが、その樹形だけではなかなか判断が難しい。蝶形花の竜骨弁が翼弁から大きく突き出ているところを見た方が見分けやすいようだ。この蝶形花もそのようになっている。

 

 クリの毬らが落ちていた。「もうクリが実ったのか」と思った。そいえば、そろそろクリが店先へ出始めるころになっている。クリとクヌギが似ている。葉を見てようやく区別がつくようになった。鋸歯が緑色をしていればクリになる。写真を見ると。緑色をしている。

 

ウドのような花が開いている。この仲間もまだよく調べていないのでよく分からない。シシウドという名前をよく聞くので、若しかしたらと思い調べて見た。「白色の小さな花、花弁が内側に曲がる」だけが確認できただけで、その他はほとんど分からなかった。もっと詳細に撮影しておくべきだった。

 


撮影:91
  記  平成2897()
 

 

 

 

 

 

9月12日

 

 

 

 

コヤブタバコ

コヤブタバコ

ダイコンソウ

ダイコンソウ

ダイコンソウ

 

 

 

 

 

912日(月)
 
 以前、瓜久保休憩所からカッパ池へ向かう途中に黄色い花があった。その時はあまり関心がなかったせいか、撮影を怠っていた。そのため、あの黄色い花は何という名前だったか分からなくなってしまった。ところが、このところその花と思える先に球形の果実がつき始めた。それからこの花の名前は何というのだか調べ始めた。「黄色い花だったらしい、球形の果実、葉は複葉」ぐらいの手掛かりしかなく、ここ1か月ぐらい調べ続けてきたが、解決に至らなかった。
「果実の下の方に黄色い部分が残っていること、黄色い花だったらしい」ことを手掛かりに
資料1で調べると、ダイコンソウという名前が挙がってきた。球形の果実が似ている。そこで今度は「ダイコンソウ」で検索した。
 資料2の写真を見ていくと、そっくりである。果実の先が「S」に曲がるというので確認すると、その通りである。また、反り返った萼も似ている。ここまで来ると探していた名前は「ダイコンソウ」に違いないと思えてきた。見つけた初期の段階で「色々な部分の写真を撮っておけば、調べやすかったのに」と思った。
 
 

 長いこと考えていた課題が1つ解決した。しかし、もう1つの課題がある。もみじ休憩所へ入ったところで見つけたものである。大きな葉、つぼんだような花の形からヤブタバコと名前を付けていたが、そのうち違うのではないかと疑問が湧いてきた。
 ・花は分かれた枝の先に付く
 ・花の付け根に多数の苞葉のようなものがある
 ・花の直径が1.3cm
 この3点を見ると、ヤブタバコとするには疑問を感じた。そこで、調べていくとガンクビソウの名前が挙がってきた。
 ガンクビソウの説明を見ていると、似ているがどことなく違っている。ガンクビソウの名前は、花の形がキセルの先にタバコの刻みが付いているようにも見えることから付いた名前とある(資料1)。しかし、写真を見ても、キセルのイメージが湧いてこない。さらに、花の下にある苞葉の数が少ない(資料3)
 
 ガンクビソウの下にコヤブタバコが挙げられていたので、そこを見た。「頭花は直径1.51.8cm。頭花の基部には長さ25cmの線状披針形の苞葉が多数つく」との説明がある。頭花の直径は説明より幾分小さいが、苞葉の数は一致する。緑白色の頭花も一致しそうだ。ヤブタバコと思っていたのはコヤブタバコになるようだ。
 
撮影:817日、91
 
  記  平成2898()
 

 

 

 

 

9月13日

 

 

 

 

ホソバガンクビソウ

ホソバガンクビソウの葉の表

ホソバガンクビソウの葉の裏

コヤブタバコ

ヤブタバコ

 

 

 

 

 

瓜久保 奥の広場

コナラの果実

センニンソウ

 

 

 

 

 

 

 

 

913()
 
 ヤブタバコから始まり、コヤブタバコ、ガンクビソウと学んできた。瓜久保休憩所からカッパ池へ向かう途中で、また似たようなものに出っくわした。今度は、黄色い花で、葉が細い。また、苞がコヤブタバコの様に沢山ない。すると、これがガンクビソウになるのだろうか。「キセルの先にタバコの刻みが付いている」という説明を想像して見た。成程と思った。
 
 
 カッパ池を見て奥の広場へ入った。キンミズヒキ、キツネノマゴの塊が部分的の残されているだけで、期待していた光景はなかった。草原は機械で刈られてしまのである。残念に思いながらカッパ池を一巡して休憩所へ戻ってきた。
 
 
 休憩所を出て、バス停へ向かった。道を歩いていると、コナラの果実が葉に付いたまま落ちていた。この果実を見て、上からポトリと落ちてきたときのことを思い出した。拾い上げて見ると、似ている。この葉を見て、「厚い」と思った。このことは、先日も疑問に思った。葉の形から、アラカシも考えてみたが、アラカシの果実には横縞模様があるが、これはうろこ状の模様である。このことはこの果実がアラカシでなく、コナラであることを示している。
 
今日の最後に、再びセンニンソウを見た。センニンソウはつるを伸ばし、伸びていく。いろいろな葉の間から白色の花がぴょこりぴょこりと顔を出している。つる性のものはどれも小さい内は可愛く、きれいに見える。ところがつるが伸びてくると、凄まじいと思えてくる。
 
撮影:91
 
  記  平成2899()