5月                           

28年度

29年度

 

 

 

5月1日

 

 

 

 

ネムノキ

ホタルカズラ

クロバナロウバイ

ニシキギ

シロヤマブキ

 

 

 

 

 

ゴマキ

オニヤンマ

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 ここの畦道にはネムノキ休憩所があるように、ネムノキが頻繁に出てくる。この冬芽は隠芽で、葉痕の中から出てくるといわれていたので注目していた。葉痕にひびが入るのを見ている。その時、葉痕の傍に緑色に膨らんでいるものがあり、資料によると、それは副芽と説明されていた。主芽に何かがあった時、これが主芽に替わり成長してくる。ネムノキの発芽を見ると、どれも副芽が成長しているように思える。主芽と副芽を見間違えだったろうか。
 
 道を歩いていると、斜面に青いホタルカズラが咲いていた。昨年も同じところで見ている。この花はほかのところでは余り見かけない。円筒形の花で、先が5つに分かれている。中央から5方向に尾根のような膨らみがあり、その白色が目に留まる。花弁は全体が波を打っているようだ。
 
 何時も閑静な古民家の庭へ入った。静かな佇まいで、気持ちが落ち着く。古民家の裏の植込みに変わった花が咲いていた。赤褐色のものが花だと思が、どこが萼で、花弁か、分かり難い。調べると、クロバナロウバイだった。北アメリカ原産の木で、別名ニオイロウバイといい、イチゴのような芳香があるという。資料で、調べて見て分かったことで、匂いまでは気が付かなかった。
 
 細い道を隔ててニシキギがあることを思い出し、探した。小さな黄緑色の花が見つかった。この花はマユミに似ている。古民家へ来る途中、マユミの花がごくわずか咲いていたので、若しかしたらと思っていた。此方の方は、既にいくつも咲いている。4枚の花弁、4本の雄しべが見える。
 
 白色のヤマブキが見つかった。黄色いヤマブキの花は峠を過ぎたことは先ほど触れた。この白色の方も花数が少なく同じ状況にあるようだ。花の写真を撮ろうと、ちょっと枝に触れたところ、花弁が散ってしまった。
 
 先日見たヒトリシズカはどうなったか、見に行くと、花の姿は見えなかった。そこは、いろいろなものが生えてきて、草むらと化していた。葉の存在を見て、ここにヒトリシズカがあったことが確認できた。ここからミツマタのあったところへ向かうと、ガマズミに似た花が咲いていた。今日ガマズミを見てきたが、蕾の状態であった。ガマズミに似ているが、どことなく違っている。葉の形、艶が違う。ガマズミの仲間で調べると、ゴマギの名前が出てきた。
 
 アジサイの葉にオニヤンマが止まっている。動かないうちに写真に収めた。近づくと逃げそうなので、じっとして見ていたが、何時までも動かない。子供時、このオニヤンマは動きが速くて、捕まえることが出来なかった思い出がある。
 
撮影:425

  記  平成28427()

 

 

 

 

 

 5月2日

 

 

 

 

ツルカノコソウ

ヒゴクサ

ケキツネノボタン

ケキツネノボタン

ケキツネノボタン

 

 

 

 

ハンノキ

コムラサキ

マユミ

キランソウ

 

 

 

 

 

 

 

52()
 
  晴れているが、昨日に続き今日も風が強い。そんな状況だが、昨日よりはいい。三ツ池公園、舞岡公園を見続け始めて、神奈川公園から足が遠ざかってしまった。
 神奈川公園の入り口に入ると、イヌムギが見えた。花が咲いているだろうかと見ると、葯が見えた。葯の裏側に白色の毛のようなものが見える。これは雌しべになるのだろうか。確信がないので、資料を探した。しかし、どの資料を見てもこのことに触れられているものはなかった。牧野新日本植物図鑑や保育社の図鑑にも記載がなかった。
 いろいろ調べていくうちに思わぬことを知ることが出来た。イヌムギはイネ科なので、イネの花について調べていくと、「朝咲いた花は昼には花を閉じる」つまり開花は数時間しかないことになる。さらに、イネの花は完全には開かず、めしべは奥に収まっていて、花粉が散った時、自分の花粉で自家受粉をする。他の花粉が付かない巧妙な仕組みになっていることを知ることになった。
 結局、イヌムギのめしべについては分からず仕舞いになってしまった。同じイネ科のスズメノヒエなどは雌しべが毛のようになり、露出している。ことを考えると、葯の後方の毛のようなものがめしべに関係があるのではと思える。
 すぐ隣にカモガヤがあった。これもよく見る草である。「花粉症の原因としても知られる」と資料などには説明があるが、スギの花粉ほどよく知られていない。今までこの花について詳細を見ることがなかった。イヌムギで花を見たので、カモガヤの花が気になった。塊状になった小花を見ると、花が咲いている。薄紫がかっているのが葯だと分かる。葯を辿って行くと、毛のようなものが見えてくる。やはりこれは雌しべから出ているものと思える。偶然、イヌムギとカモガヤの花を見ることが出来た。
撮影:430

  記  平成2851()

 

 

 

 

 

5月3日

 

 

 

 

ムラサキツメクサ

ムラサキツメクサ

ムラサキツメクサ

アケビ:雌花

アケビ:雄花

オニウシノケグサ

オニウシノケグサ

イヌガラシ

イヌガラシ

 

 

 

 

 

 

 

53日(火)
 
 ムラサキツメクサ(アカツメクサ)が咲き出している。シロツメクサと比べると一回り大きい。葉はシロツメクサより、灰色っぽく綺麗に映らない。今は何とか見られるが、これからは見る度にこの灰色っぽさが目立つようになる。シロツメクサと同様、何時でも見ることが出来るという安易さで、今まで注意して見たことがなかった。今日は、レンゲソウの小花の詳細を見たので、この花も見ることにした。球状の花から1つの小花を取り出してみた。
 
 
 旗弁、翼弁、竜骨弁があり、確かにマメ科の花のつくりをしている。旗弁は大きく、反り返るほどではないが、せり上がっている。翼弁、竜骨弁はほぼ同じぐらいの長さに見える。根元の方に見える毛は萼についているものであるというが、そこまでは注意して見なかった。
 
 先日、水車小屋の前の崖にアケビを見ている。各所で花を見ているので、ここにも必ず花があると思って探した。葉に隠れていたが見つかった。今まで何度も見ているので、アカビの雄花、雌花を確認した。
 
 
 休憩後、水車小屋近くの草木を見た。この前にはキリの樹がある。水田へ下りて来た時、12つのキリの花を見ていたので、キリの樹の梢を見た。しかし、花の姿は見えなかった。再び畦道へ戻り始めた時、ウシノケグサの存在に気が付いた。この草は牧草として輸入されたものが、広がってきたといわれている。町の中でも各所で見かけている。この公園は自然が多く残されているのだが、ここへもこの草が進出してきた。
 

 階段を下り切ったところで足が止まった。この黄色い花は何だろうか。花は未だ蕾のようだ。一見ノゲシノようだが、葉が違っている。オニタビラコ、ニガナなどを考えたが、やはり葉の茎へのつき方が違っている。イヌガラシではないかと調べて見ると、葉には柄がなく付き方が似ている。もう1度花の部分を拡大して見ると、4枚の花弁であることが分かった。このことからイヌガラシだはないかと思えてきた。
 

撮影:425

  記  平成28427()

 

 

 

 

 

5月4日

 

 

 

 

ヤマグワ

ヤマグワ

ケンゲ(レンゲソウ)

ケンゲ(レンゲソウ)

スズメノヤリ

スズメノヤリ

イヌムギ

キリ

 

 

 

 

 

 

 

 

 

54(水)
 
 ヤマグワの大きな樹が見える。葉や枝を見ていると花が咲いているように見えた。手元に寄せて見たが、よく分からないので、資料を参考にした。資料によると、ヤマグワは「雌雄別株まれに同株」と説明されている。資料を参考にして見直すと、葯らしいのがあるように見えた。この花は雄花と思える。もし、雌雄が同株とすれば、雌花が見つかるかも入れないと思い、数か所で写真を撮って見たが、いずれも雄花だった。このヤマグワは雄株らしい。
 

 
 
 瓜久保へ向かって進みだした。右側に大きなエノキの樹がある。すっかり葉をつけ、以前の姿に戻ってきた。ここを越えると右側に水田が広がっている。目を移すと、鮮やかなレンゲソウの光景が目に入ってきた。先程見たのは、水田のごく一角のレンゲソウだが、この光景は水田一面である。規模が全く違っている。
 
 
 叢にスズメノヤリが見えた。ありふれた草だが、この草にはあまり注意していなかった。久しぶりに写真に収めた。花茎の先に赤褐色の小花が多数集まって1つの塊になっている。葉の付け根を見ると、白色の毛が沢山見える。
 
 
 イヌムギも増えてきた。水田側で写真を撮った後、反対側を見ると、此方には1つの大きな群生をしていた。こんなにも増えるのかと思えるほど密に群生している。
 
 先程スイバの雌花を見てきた。瓜久保休憩所へ近づくと、再びスイバを見ることになった。道沿いに群生している。ある程度の塊になっている光景は見ているが、ここには随分ある。赤みがかっているところからすると、雌株が多いようだ。
 

撮影:425

  記 平成28429()

 

 

 

 

 

5月5日

 

 

 

 

コジュケイ

ミズキ

カラタチ

ブンゴウメ

セリバエンレンソウ

 

 

 

 

 

ベニバラボロギク

ベニバラボロギク

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

55()
 
 左側の崖にミズキの花が見えてきた。写真を撮ろうと構えると、「バタバタ」と横切るものがあった。目を移すと鳥だった。褐色で、大きい。カラスやハトでない。急いでカメラを鳥へ向けた。カメラで追っていると樹の陰に入りそうになった。慌ててシャッターを3枚切った。撮影した写真を確認していると、もう姿が見えなくなっていた。3枚の内1枚が使えそうだった。調べると、「コジュケイ」の名前に辿りついた。
 
 動くものの撮影の難しさを知り、興奮がつづく。先程のミズキの撮影に戻った。ミズキは白色の花を階段状につける。今年はまだそのような光景を見ていない。花弁は4枚で十文字に見える。4本の長い雄しべも印象に残っている。

 
 大分遅くなったが瓜久保休憩所へ着いた。もう薄暗くなっているので、写真もいいものが撮れなくなってきた。垣根にカラタチの樹が使われている。炭焼き小屋のところにカラタチがあったが、蕾や花には気が付かなかった。垣根を見ると、花が咲いている。5枚の白色の花弁が風車のように見える。北原白秋作詞、山田耕筰作曲の「カラタチの花」の歌はよく知られている。「白い花、青い針、金のたま」は知っている。実物を見ると、「成る程」と頷ける。自然が巧みに表現されていることが分かる。
 
 アンズか豊後梅か決めかねている樹へ来た。見ると、果実が出来ている。大きさを調べると、縦3cm、横2.2cmほどの楕円形になっている。近くのウメの果実を比べると、一回り大きいことが分かる。花を見て、果実を見たが、まだ2つの違いが分からない。「よく萼の反り方が違う」という説明があるが、実際に見ると、どちらも萼は反り返っている。
 
 セリバヒエンソウが見つかった。昨年もこの花を見たが、ここだった記憶がない。この花は形が少し変わっている。花びらに見えるものは萼で、そのうちの1枚が後ろに伸びている。これは距と呼んでいる。実際の花はこの中にある。実際の花までは見ることが出来なかった。
 
 公園の出口付近まで来た。そろそろ用具を仕舞おうとすると、左の道端にあまり見かけない草が目に付いた。かなり昔に似ているのを見た記憶があるが、それ以来このような草は見ていない。記憶にはベニバナボロギクがある。大形ということを考えると、ノゲシが頭に浮かんでくる。しかし葉は似ているが花は違っている。小花の形は、ヒメムカシヨモギに似ているが、此方の方がずっと大きい。背丈を考えるとダンドボロギクに近い。しかし、小花の先が赤褐色であるところは違っている。結論的にはベニバナボロギクになるのではと思うが、葉の形が気になる。もう少し良く葉を見ておけばと思った。
 
 
撮影:425

  記  平成28429()

 

 

 

 

 

5月16日

 

 

 

 

オニグルミ:雄花

オニグルミ:雌花

ツボミスミレ

オヤブジラミ

オヤブジラミ

 

 

 

 

 

516()
 
 昨日まで荒れ模様の天気だったが、今日は風もなく、青空がどこまでも続く快晴である。舞岡公園では、キリの花はもう散ってしまっただろうが、また新しい花が咲いているかも知れないと思い、久しぶりに出かけた。地下鉄の駅を出ると、バスが追いかけるように来た。慌てて乗った。このところ京急ニュータウン行のバスによく乗る。
ケヤキ広場へ行くと日陰でたくさんの園児が休んでいる。日和がいいので遠足に来たのだろう。
 まず、コゴメウツギを見た。先日は蕾だったが、今日は沢山咲いている。花の詳細を知るには接写写真をとらなければならない。昨年は苦労したが、今回もなかなか鮮明な写真が撮れなかった。
 
 
 花を見ると、この花は八重のように見える。ヘラ型の長いものが5枚、短く円形に近いものが5枚ある。いずれも白色であるので、どちらが花びらで、萼か分からない。大きく拡大して見ると、ヘラ型の長いものが上にあることが分かった。即ち、ヘラ型の長いものが花びらで、短く円形に近いものが萼になる。更に中心部を見ると、中央にめしべが1本見え、その周りにおしべが10本見える。この雄しべの下部が少し変わっている。窪んだ花弁、萼のヘリについているように見える。
 
 コゴメウツギの花は小さく、ここまで詳細に見たことがなかったが、独特なつくりになっていることを知ることが出来た。
 
撮影:512

  記  平成28512()

 

 

 

 

 

5月17日

 

 

 

 

テリハノイバラ

アカシデ

アカシデ

アカシデ

キブシ

 

 

 

 

 

イボタノキ

イボタノキ

ナツツバキ

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 
517()
 
 ばらの丸の橋の手前にノイバラが咲いていた。白色のハート形の5花弁が実に綺麗である。この花は余り強い光が当たらないところへ行くと、いまよく咲いている。
 
 橋のところには、アカシデの樹がある。ここは日がよく当たっていて、暖かいというよりも暑い。橋の手すりは焼けついている。アカシデの果実は新葉の下に出来ているので、新葉を上に持ち上げないと見ることが出来ない。果実は奥にあるので、カメラの焦点が合わしにくい。逆さまにして写真を撮ろうとすると、眩しくて、液晶に映る被写体が確認できない。感で何枚か撮って、確認して見る。この操作を何回か行ってみた。
 
 偶然だが果実が分かる写真が撮れていた。新葉の根元に包まれるように楕円形の果実があった。1枚の新葉に1個の果実がつつまれている。先には、めしべの残りが紐のように残っている。
 

 橋を渡ると、右の藪にキブシの樹がある。何度も来ていると、この樹がキブシの樹と分かるようになった。今は果実が出来ている。球状をした緑色の果実がたわわに吊下っている。一見ブドウのように見える。
 
 直ぐ傍に白色のラッパ状の花が咲き出していた。イボタノキである。花弁は厚みがあり、基は筒状になっている。また、先は4つに割れている。葉は楕円形で、先の方がやや広いのが特徴のようだ。
 
 
 もみじ休憩所へ入った。ここでナツツバキを見ようとしたところ、ここにも日陰に多くの園児がいた。皆坐っていた。お昼でも食べているのだろうか。
 ナツツバキを見ると、蕾は柄が伸び、持ち上がってきていたが、開花には至っていなかった。もうだいぶ大きいので、そろそろ開花が迫って来ているように思える。
 
撮影:512

  記  平成28512()
 
 

  

 

 

 

 

 

5月18日

 

 

 

 

イヌトウバナ

トウバナ

トウバナ

トウバナ

 

 

 

 

 

 

 

518()
 
  坂道を水田へ向かって下りていた。途中で、木陰に小さな青い花を見かけた。写真を撮ろうとすると、最初見かけた園児が保育士さんに付き添われて下りてきた。危なさそうに見えたが、しかりした足取りで下りて行った。その間、写真撮影は一時中断した。何度も撮り直したが、薄暗いせいか中々焦点が定まらなかった。
 
 
 三角形とも菱形とも思える葉が対生している。茎には、先が下向きに丸まった短い毛がある。思い付いた名前はヒメジソである。ヒメジソの資料を当ると、花のつき方が少し違うようである。資料には似ているものとしてイヌコウジュが出ていた。ヒメジソとイヌコウジュはよく似ている。葉の縁の鋸歯の数や上唇に当たる花弁の形などが比較対象になっているが、どちらと比べて見ても試料には違和感がある。花のつき方がよく分かるような写真を撮っておけばよかったが、この写真では花が輪生であるように見える。

 
 昨年の資料を調べて見ると、929日に同じようなことを考えていた。その時はイヌコウジュではないかと思っていたが、後日検討し、「花が輪生していること、萼にある開出毛が長い」点を見てイヌトウバナに変更していた。


 そこで、イヌトウバナを候補にしてみて、昨年の写真を見ると、試料は萼にある開出毛が、昨年のもののように長くはない。また、開花の時期を考えてもイヌトウバナとも違ってくる。振出しに戻ってしまった。
 

 
 シソ科のトウバナ属で調べると、トウバナ、イヌトウバナ、ヤマトウバナ、クルマバナ、ヤマクルマバナがあった。その中で開花期を調べると、トウバナだけが5月~8月であり、その他は7月以降になっている。

 
 以上から考えると、試料はトウバナになってくる。トウバナについて調べると、花弁の色が淡紅色となっている点が気になるが、他は一致しているようだ。
 

撮影:512

  記  平成28513()
 
 

 

 

 

 

 

5月19日

 

 

 

 

ヤマコウバシ

キリ

ガマズミ

ガマズミ

畦道

 

 

 

 

 

オオジシバリ

ヘビイチゴ

トキワハゼ

 

 

 

 

 

 

 

 

 

519()
 
 ヤマコウバシの樹を見た。ひとまわり大きくなり、葉がたくさんついているが、花や蕾の気配がない。調べると、花期は4月だという。4月に2回来ているが、その間に花は咲き、散ってしまったのだろうか。それとも樹が小さいので、まだ花を咲かせるまで成長していないのか、謎に包まれたような気がする。

 
 坂を下り切ったところにキリの樹がある。あの大きな花が満開になった姿を見ようとしていたが、時期を逸してしまった。もう花は見ることが出来ないだろうと思っていた。水田へ下りて振り返ると、数は少ないが、諦めていた花が残っていた。下の畦道には大分花が落ちている。何とか今年は大きな花を写真に収めることが出来た。大きなラッパ型の花で、先が5つに割れている。
 
 水田へ下り、畦道の草花を見た。先日はオオジシバリが沢山見えたが、今日は少なくなっている。ヘビイチゴは花があるが、赤い果実も出来ている。トキワハゼは依然として数が多い。

 
 ガマズミの白色の花が見える。遠くから見ると、ミズキの樹を小さくしたような趣がある。大きな花の塊は小花が多沢山集まって出来ている。11つの小花は円形に近い花弁が5枚あり、中央から長い雄しべが5本突き出ている。花弁が5枚と見えたが、よく見ると後方でつながっている。めしべが確認できない。
 
 
 ガマズミの手前の畦道はシロツメクサやアカツメクサ、ハルジオンが地面をいっぱいに覆い、草花で埋め尽くされている。その中には、今日調べようとしているイチゴツナギの仲間も含まれており、自然の宝庫となっている。

 
撮影:512
 
  記  平成28513()

 

 

 

 

 

5月20日

 

 

 

 

イグサ

オニウシノッケグサ

オニウシノッケグサ

ヤマグワ

スイカズラ

 

 

 

 

 

ウツギ

ノアザミ

ノアザミ

ハコネウツギ

アヤメ

 

 

 

 

 

520
 
 畦道を歩き始めるとイグサが見えてきた。イグサは地下茎が地中を這い、多数の花茎を地上に伸ばすというが、見たところそのようには見えない。群生しているわけでもないので、うっかりすると見逃してしまう。この栽培品種が畳表になどに使われているという。
 
 畦に線状の花序がたなびいていた。「何だろうか、スゲの仲間がなぁ」と思えた。珍しそうな花と思えたので、後で調べようと写真だけ撮っておいた。写真を見ると、スゲの仲間でなく、見覚えのある花に思えた。思い付いた名前は「オニウシノケグサ」である。よく見かけるオニウシノケグサは、わりと大柄で、花序がもう少し開いている。
 
 
 ネムノキの休憩所へ向かうと、園児の集団が戻ってきた。「行ったり来たりと忙しいなぁ」と思った。若しかしたら、先程の園児とは違いのかもしれない。
 ヤマグワの赤い実が見えた。花の時期にヤマグワの雌株を探していたが、その時には中々見つからなかった。それが、予期しないときに見つかった。新しいもの見つけたり、知ったりするのは偶然のたまものかも知れない。
 
 同じところにスイカズラの花が見えた。スイカズラはウツギの樹に巻き付いている。スイカズラの花は唇形で、2個ずつついている。唇形というので、更に見ると、上唇は4裂し、下唇は広線形になっている。おしべが5本、めしべが1本見える。
 
 スイカズラに巻き付かれたウツギの樹を見ると、白色の大きくなった蕾がよく目に付く。開花した花はないかと探すと、数個見つかった。白色の花は下向きになっている。花弁の枚数を数えると、5枚ある。あと数日経つと、この沢山の蕾が一斉に開くと思われる。素晴らしい光景が目に浮かぶ。
 
 本道の向こう側に古井戸がり、その奥にカラタチの垣根がある。もう花は終わってしまったと思ったが、見に行った。カラタチの花はなかった。しかし反対側にハコネウツギの樹があり、沢山の花をつけていた。花が沢山あるとやはりきれいに映る。
 
 ハコネウツギの奥にアザミの花が見えた。「もうこの花が咲く時期になったのか」と思った。「この時期に咲くアザミはノアザミと見ていい」という説明を読んだことがある。花は上を向いているものばかりで、総苞片の先が短い棘状になり、斜め上へ向いている。やはりノアザミになるのだろうか。
 

 さらに奥へ入ると、紫色のアヤメが見えた。もうアヤメの花はなくなっている時期なので、改めて花の模様を確認した。模様は網の目の模様になっている。恐らくアヤメと思える。
 
 撮影:512
 
  記 平成2857()

 

 

 

 

 

5月22日

 

 

 

 

ゴマキ

ヤマハタザオ

ヤマハタザオ

コムラサキ

ネコヤナギ

 

 

 

 

 

キリ

ヤマグワ

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

522(日)
 
  白色の小さな花が見つかった。アジサイのように見えたが、葉が細いので、少し違うような気がする。花の感じはシモツケによく似ている。ただシモツケと考えると、今度は葉の幅がやや広い。いろいろ調べて見たが、これだという名前は探せなかった。

 
 古民家を出て水田へ下りて行く途中で白色の花を見つけた。珍しそうな花に見えたので写真に収めた。花を見ると、4枚で、ナノハナに似ている。ナノハナは黄色という観念がある。黄色い花でなくて、ナノハナに似ているものとしてはハナナやダイコンの花などがあるが、それらとも違っている。調べると、ハタザオの名前が出てきた。旗竿のように1本で立っていることからこの名前が付けられたという。
 
 
 枯れてしまったのではないかと思っていたコムラサキを見ると、緑が復活してきた。「新芽が発芽してくるのがこんなにも遅いのか」と驚いた。この畦道に何本かコムラサキの樹があるが、いずれもようやく芽吹き新録が付いた。これからわずかの間に花が咲くのだろうか。ムラサキシキブの方はすでに丸い蕾が見えてきている。
 

 ネコヤナギを崖の下に見た。もう花の跡は見られない。ネコヤナギは雌雄別株という。この樹は雄花をつけたので、雄株である。当然果実が出来るわけではないから、花の跡がないことが分かる。忘れないように遠くから葉だけを確認した。周りの樹の葉と比べると、淡い緑色が特徴的である。
 

 水車小屋に着いた。ここは前に山があるので、午後は日陰になっている。ここの広場にあるキリの花をみた。東門から下りた水田の近くのキリにはわずか花を確認できたが、ここの樹を見ると、花が1つも見えない。「1つぐらいはあるだろう」と角度を変えて見直すと、上の方に隠れるようにしている花を見ることが出来た。日陰なので、見る角度で見えたり消えたりしていることが分かった。写真へ収めたが、なかなか鮮明な写真が撮れなかった。
 
 キリの花を確認し、北門へ向かった。直ぐ近くに下の窪地から伸びているヤマグワの大きな樹がある。前回ここを通った時、樹そのものが大きく、花は上の方に出来るので、見ることが出来ないと諦めていた。もう花の時期は終えている。見ると、赤い果実が見えてきた。ヤマグワの樹は雌雄別株まれに同株という。この樹は雌株になるのだろうか。
 
撮影:512
 
  記  平成28516()

 

 

 

 

 

5月23日

 

 

 

 

ヒメコウゾ:雄花(左)と雌花(右)

イボタノキ

ヒメコウゾ:雄花

スイバ:雌花

スイバ:雄花

 

 

 

 

 

イチゴツナギ

イチゴツナギ

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

523()
 
 北門へ近づくと、崖の方に白色の花が見えてきた。イボタノキであることが分かる。ばらの丸ノ橋を渡ったところでこの花が数個咲き出したのを確認している。このイボタノキは、先程の樹とは比べられないほど大きい。「花は」と見渡したが、まだ蕾で開花は見られなかった。これだけの蕾が開花したら、それこそ見事だろうと想像した。
 
 直ぐ近くにヒメコウゾの樹があった。ヒメコウゾは雌雄同株で、新枝の基部の葉腋に雄花序、上部の葉腋に雌花序をつけるという。この事実は一昨年確認していたが、この果実を見ているときは、全く頭に浮かんでこなかった。事前にこの内容を把握しておけば、もう少し踏み込んで観察しただろう。
 

 
 先日は、スイバがたくさん見られ、勢いがあったが、今日は衰え始めている。雌雄異株を知り、注意して見るようになった。すると、見かけるスイバはほとんどが雌株であることが分かってきた。雄株はなかなか見つからない。雄株はないかと探しながら進んで行った。赤色の花や果実のようなものがたくさんついていると、大抵は雌株になる。疎らについているものを探してみると、雄株が見つかる。何本か見ていくうちに雄株が見つかった。花の存在は確認出来るが、どんなつくりになっているかは肉眼では分からない。接写写真を撮ってみたが、小さいので焦点がよく合わない。何とかうまい方法はないものはないだろうか。
 

 沿道をはじめ至る所にイチゴツナギの仲間が出現してくる。今詳細を調べている最中である。瓜久保休憩所の奥へ進んで行くところも例外なく。この仲間が群生している。幾つかの花序を見ていくうちに赤から青みがかっていることに気が付いた。赤く色づくことは聞いていたが、青く見えることは見て初めて知った。イチゴツナギかオオスズメノカタビラのいずれかだろうと思うが、名前を決めかねている。

撮影:512

  記  平成28516()

 

 

 

 

 

 

 
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