七中大戦!?番外編 新入生勧誘戦争!! ところで、もつ煮の時期っていつだろう…
新入生の勧誘―――それはその部の活動を活発にするために欠かせない隠れた行事である。
これはとある年の、勧誘戦争のお話。
あの伝説の七中裏行事を2人もクリアした、ということもあってそんな天才をぜひ我が部に誘おうと、どこの部の顧問も必死であった。
その争いは、表に見える部員たちの勧誘よりも、さらに熾烈なものであった。
あの入学式から3日目の午後7時ごろのことである。
大田T「あいつらはバスケ部のものだぁーーっ!」
箕輪T「いーえ、PC部のものです!!」
とか言いながら戦車を乗り回しだす大田Tと、ノコギリを振り回す箕輪T。
と両者の足元に彫刻刀が突き刺さる!
小泉T「またれいっ!」
古池T「私たちを…」
武藤T「忘れてもらっては…」
高尾T「困りますね。」モグモグ
中川T「って、高尾先生。何食べているんです?」
高尾T「ん?もつ煮。」
小泉T(もつ煮って、春先のこの時期に食べるものなんだろうか…?)
大田T「お、お前らもまさか、自分の部にあいつらを…!?」
小泉T「彼らは美術部に!」
古池T「ESSに!」
武藤T「陸上部に!」
箕輪T「揃いもそろって…」
高尾T「あ、ぼく、見学です。」
大田T(堂々と出てきたのに。)
中川T「私も。」
高尾T「…あ、こぼれたっ!」
※汁は中川Tの足を直撃しました。
中川T「何やってるんですか!?」
小泉T(正直、どうでもいい…)
古池T「と、とにかく、あの2人の行先を勝手に決めるなということでして。」
武藤T「あの体力は陸上部に欠かせない!」
大田T「いや、それはバスケ部に入って本領を…」
箕輪T「PC部、野球部でも使えるぞ。」
高尾T(そういやこの人は掛け持ちだったなぁ)
※普通に話しているように見えますが、周りの窓ガラスは全て割れ、廊下には地割れが発生しています。
古池T「ちょっと、ESSには彼らがいらないってどういうことですか??」
小泉T「文化部にはサバイバーがいなくてもいいって法律はないですよ!!」
大田T「うるへーーー!!」
小泉T「きゃあっ!」
武藤T「大田先生、いくらなんでも相手は女性…。」
大田T「刃物持って暴れているような奴に手加減できるかっ!」
武藤T(手加減じゃなくて、そこに小型戦車でつっこむのはどうなのよ…)
箕輪T「大田T!ど、どさくさにまぎれて俺を攻撃しやがって…」
高尾T「もつ煮、おかわり持ってこよう。」
小泉T「おかわりあるのっ!?」
箕輪T「お、おれ、ほしい…」
高尾T「1杯300円ですね。」
小泉T(売るんだ…)
箕輪T「買ったぁ!!」バシュッ!
古池T「…とか言ってカッター振り回さないでくださいっ!」
高尾T「売ったぁ!!」カキーン!
大田T「…そこの非戦闘員、俺の砲撃を打ち返すな。」
中川T(こんな教員にはなりたくない…)
※やっぱり普通に話している“気”がしますが、校舎はエライことになっています。
箕輪T「うんめぇ〜。」
高尾T「この七味をかけるとさらに…」
箕&高「うまいっ!!」
大田T「お、俺も食いたい!」
高尾T「んじゃ、500円ね。」
小泉T(値段変わってる!?)
武藤T「うう〜む。彼らがいれば今年の大会は間違いなく全国に…」
古池T「いや、それ…どこも一緒ですから。」
中川T(河野先生の部にはないけどなぁ…)←河野T=遠足部顧問
※とても普通の会話ですが、周りは…暗くてよく見えないって、わ、ゴメ、ゆ、許して!ぐわぁー。
古池T「…おいしい。」
小泉T「うん、いいですね〜。」
武藤T(女性教員はタダなんだな…俺100円だったけどw)
大田T「おかわり!」
高尾T「1まんえんね。」
中川T(で、ポンと払う大田Tはどうなんでしょう。)
箕輪T「で、結局みんな落ち着いて食ってるのな。」
小泉T「いいじゃないですかー。一時休戦ってことで。」b
大田T「食べ終わったら再開な〜。」
と、そこに校長先生がやってきました。
校長 「お、いい匂いですね〜。」
高尾T「あ、校長!食べます?」
大田T「高尾ー。おかわり。」
高尾T「3万ね。」
全員 (たっかーーーー。)
大田T「よし。」
小泉T(やっぱり買うのかっ!)
校長 「あ、皆さん。お知らせがあります。」
箕輪T「はい、なんでしょうか?」
校長 「武田君は吹奏楽部、村田さんは理科部と吹奏楽部をかけ持ちしましたので。」
小泉T「なるほど…ってえぇ―――――――っ!?」
佐伯T「トランペットとトロンボーンですよ〜。」
大田T「いつの間に!?」
箕輪T「は、早くないか?」
佐伯T「いやいや。もう入学生の9割が部活を決めていましたよ。」
河野T「生徒の勧誘はすごく活発ですからね〜。今は下駄箱にビラがぎっしり詰まってますよ。」
中川T「てか、教員で取り合っても、生徒がOKしなければ意味がないのでは?」
高尾T「野球のドラフトじゃないですし。交渉権はみな平等ですから。」
全員 (それもそーだ。)
このあと、次の日までにえらいことになってしまった校舎を急ピッチで直す作業が行われたのは言うまでもない。
おーしまい。