七中大戦!?番外編  武田と村田の入学式



武田 「おい、ちょ、ちょっとまて!それは…」
村田 「問答無用!」


 ドッカーン…


武藤T(またあの2人は校舎を…)
加藤T「正確には、村田な。」
橋野T「早いものでもう3年生ですよ〜。」
佐伯T「初めて会った日を思い出します…」



今から だ い た い 2年前。
家高付属第七中学校では入学式が行われていました。


武藤T「…それでは校長先生の挨拶です。」
校長 「新入生のみなさん、おはようございます。七中へようこそ!」

校長 「今年の生徒は珍しいですね。毎年この入学式には遭難及び迷子が学年の7割を占めるのですが」



校長 「…今年はなにがあったのか、誰もいません!!

先生方「なんだって!?」

 本当に、誰もいない。
 あ〜やべ、探さなきゃ…な空気になった時。

中川T「たたた、大変です!校門近くに巨大ワニがいて、生徒が入れなくなっています!!」
橋野T「む、巨大ワニ!?」
小島T「ぜってー、捕まえたる!加藤先生、ロープ!!」
加藤T「よし!理科系メンバーズ、出動!!」

 校門に到着した彼らが見たものは…


 ワニに喰われそうな男子生徒=武田と…


 巨大ワニ相手に一歩も引かない、一人の女子生徒=村田であった。


武田 「うわわわ!」
村田 「この私にガチでケンカしようとはいい度胸じゃん!」



 ・・・



加藤T「なんだこりゃ!?」
村田 「は〜い、こっちこっち。」

 ロープどころか素手でワニをつかみ、近くの川まで引きずる中学校1年生の女子。

武田 「ちょ、ちょっとそのまま入ったら俺溺れる…」
 ↑もう入ってるよ〜水ん中。
村田 「ワニくらい怖がるなし〜。これくらい何とかできない奴は消しカス以下だ。」
武田 「できる人間なんてお前ぐらいだ!!」

 あたりまえのように、助ける、ということをしない。

田中T「加藤先生!大丈夫ですか?」
加藤T「ああ、なんか一人の女子が…」
橋野T「…あの子、才能あるわね!」キラーン!
小島T「いい研究者なれるぜ、あれは。」
中川T「はいそこー。変な目で新入生をみないー。」
武藤T「てか、あの子(武田)助けましょうよ!!」
小島T「あー、そうだ。忘れてた。」

 武田救出。

武田 「し、死ぬかと思った…」

 そしてようやく迎えた入学式。すでに校歌紹介だったけど。

はい、入学式終了!!

武田 「早っっ!!」

はい、ホームルーム!!

佐伯T「はい、みなさ〜ん。席についてくださいね〜。」
↑記念すべき担任。
武田 (なんかすごい人だ…)

 だって、カタツムリに乗って教室入場だもんね。
 と、ふと名簿を見ると、見覚えのある名前。そこの席に座っているのはさっきの…
武田 「お前もしかして…村田なの!?」
村田 「なんだ、五月蠅いぞ。そこのワニの餌。」
武田 (ワニ…てか、見た目全然変わってて、気づかんかった…)

 それもそのはず。だって最後に会ったの、小学校2年生ん時だもんね。

武田 「お前転校したんじゃぁ…」
村田 「私立に市境も県境も国境もありません〜。」
武田 「そうですか。」(国境はあるだろ。)

『訓練!訓練!!突然氷河期になった時の練習です…』

生徒 「What’s!?」

『生徒は校庭で明日まで生き延びること!以上!!』

武田 (入学早々なんなんだ!?)

 てか、これはサバイバルではないか?
※七中裏伝統行事です。
 とりあえず校庭に出ると、校庭はジャングルと化していました。
全員 (うわぁ…)


6時間後 ―夜―

武田 「あー。日が沈んでもう何も見えね〜。」

 真っ暗で足元も見えない。

武田 「昼のうちに食糧確保しておいて正解だったようだな…」

 と、どこからか光が。行ってみると…
 パチ、パチパチ…

武田 「何してんだお前?」
村田 「やりたいのか?ほれ、線香花火。」
武田 「わけわからんわ――――!!」
村田 「五月蠅い。」
武田 「…あのさ、気になってたんだけど。なんでここにいるんだ?」
村田 「・・・」(←今にも寝そうです。)
武田 「あーほら、アメリカ行くって言ってたじゃん?転校する時。」
村田 「…行ってない。」
武田 「へっ!?」
村田 「途中で変な生き物に襲われた。」
武田 (変な生き物ってなんだろう…)
村田 「無人島から適当に発明して帰ってきた。家消えてたけれど。」
武田 「ふ〜ん…って、家ないのはマズイだろ!!」
村田 「ん、そ〜なの?」      武田 「そう!!」
村田 「でもマンモスとは仲良くなれたよ〜。」
武田 「ここでマンモスとな!?」
村田 「貴様にマンモス語などわか、る、ま…」
武田 「分かりたくない…で、今はホームレスと。」
村田 「・・・」
 ↑三途の川を見ています。
武田 「(わわわっ!!)コレ食っとけ!!」
村田 「生魚〜。」
武田 「あ、コラ!そのまま喰うな!簡易キッチンとかないのか!?」
村田 「・・・ほれ。」
武田 「貸せ!!」

 10分後。とりあえず適当に完成!

村田 「おやすみ…」
武田 「寝るなーー!!喰えーーーっっ!!」

 しばらく最初で最後の立場逆転劇場をお楽しみください…

村田 「あ、やめっ!トマトはいやぁ――――!!」
武田 「好き嫌いするな!!」
村田 「これ、ヤバいよ!ちょ、ウワナニヲスル…」
武田 「ヤバくないから、喰え!!」

※武田は強引に食べ物を村田の口に押し込んだ!

村田 「た、武田ぁ〜?」
武田 「…文句は喰ってから言え。」
村田 「やだー!このトゲトゲ…。」
武田 「棘は食べるな!!」
村田 「もそもそ嫌…」
武田 「黙れ。」
 ※見事に村田の食わず嫌いをなおしましたとさ。

村田 「お前…ぶっ飛ばす…」
武田 「元気になってから言え。」
村田 (-_-)zzz


翌朝…


武田 「うう、体痛てぇ…」
 ↑村田の寝ながらラリアットを食らいました。
村田 「ん、どした?ワニに喰われたか?」
武田 「おまえだろ!!」


『みなさ〜ん、訓練は終了です。今から生存者確認を行います。』


結果 生存者2名

武田 「俺らだけですか?」
中川T「他の人たちは早々にリタイアしましたよ。」
橋野T「すばらしい!ねえ、アナタ。理科部に入らない?」
村田 「喜んで!!」
佐伯T「ねえ、アナタ。吹奏楽部に入らない?」
武田 「え、はい…って今の関係ある!?」
佐伯T「理科部だけずるいです…」
大田T「箕輪T以来の合格者、ですか…」
箕輪T「こいつら大物になるな…」
武藤T「是非、陸上部に!!」
古池T「ESSに!!」
箕輪T「い〜や、野球部だ。」

この後、各部の顧問が裏でこの2人の所属を懸けて、大ゲンカをしたことは秘密である。


放課後。校門にて。

武田 「村田!」
村田 「ん?なんだワニの餌。」
武田 「(わ、ワニの餌…!?)これ、やるよ。」
村田 「?」
武田 「俺ん家の別荘の鍵。学校からちょっと距離あるけど、ないよりマシだから。」
村田 「ああ、うん…。」

 こうして村田は生活空間を獲得しましたとさ。
 …しかし彼らは気付いていなかった。別荘がどこにあるのかという話をしていなかったことに…
※結局村田はその日、野宿をしました。
※翌日、武田は村田にサイコガンを287発撃たれました。

佐伯T「いいですね〜。青春ですね〜。」



そして現在

武藤T「…全部見てたんですか。」
加藤T「我々の『びっくりTV!でじでじくん』にかかればこれくらい楽勝楽勝。」
箕輪T「思い出したら腹立ってきた!何であいつら吹奏楽部に…」
武藤T「箕輪先生落ち着いて!あ、箕輪龍に…」
佐伯T「ホルンバスター!!」


一方当事者達。

村田 「復旧完了!」
武田 「壊すなって…あ、そうだ。お前を襲った変な生き物ってなんだったんだ?」
村田 「ん〜とね、なんか白くて、長くて…あんな感じ?」
武田 「箕輪龍…」
村田 「てか、最近コレな気がして気になってしょうがない。」
武田 「村田…」
村田 「思い出したら腹立ってきた!…ちょっとボコってくる!!」

ドカーン  バコーン  ズジャーン…



おしまい