七中大戦!? うどん’s story

 ある日の給食の時間。私立七中職員室で多くの先生方が昼食を終えた頃、一杯分のうどんが残った。このうどんをめぐって箕輪T(技術科・男)、中川T(国語科・女)、佐伯T(音楽科・女)、大田T(数学科・男)が口論をしている。

4人 「ジャンケンポン!」

 公正に、とジャンケンを始めたものの、大田Tはパー、箕輪Tはチョキ、佐伯Tはグーにこだわり続けている為、いくら中川Tが頑張っても勝負は一行に終わりそうに無い。だんだんパーが三角定規になったり、チョキはニッパーになったりしてくる。刃物あり、格闘技あり、爆発物あり。いつ誰が怪我をしてもおかしくは無い。てか、もうすでに机は全てひっくり返り、窓ガラスは砕け散っている。その様子を見かねた生徒、武田と村田が『もっとマシな方法は無いのかよ・・・』とため息をつき、校長はその様子を面白いものを見る生暖かい目で微笑んで眺めている。とそこに理科教師の加藤Tがやって来た。

加藤T「おーい、武田。レポートは終わったか?」
村田 「もー、先生。聞いてください。こいつったらもう大変で・・・」
武田 「お前があり得ないくらい(先生のように)赤入れるから大変なんだろ!てかお前って一応女だろ。もう少し口の聞き方を・・・」
校長 「(ん?レポート?)あ、いい事思いつきました!そういえば箕輪先生も中川先生も佐伯先生も大田先生も夏休みのレポート(先生達の宿題)出していませんよね?」
4人 (やべっ、ばれた!)
校長 「というわけで今日の7時までに出してください。一番よいレポートを提出した人にうどんを差し上げましょう。ただし、提出されなかった場合は1秒遅れる毎に給料が半分ずつ下がり、最終的にはお役御免となりますので注意してくださいね。」

 校長は楽しそうに校長室へと去っていきました。

加藤T「お役御免ってクビってことじゃあ・・・」
箕輪T「マジかよ―――。」
中川T「まあ、でもこれで三角定規振り回したり、楽器投げつけたり、戦車乗り回したり、手荒なことは出来ませんね。」
大田T「ん、ああ、そうだな。」(注:大田Tは戦車に乗ろうとしていました。)
佐伯T「中川先生も人のこと言えませんよ。(カセットデッキアタックとか)」
加藤T「あれ、皆さんいいんですか?早く書かないと間に合いませんよ。あと武田も早く出してくれ。俺の昼休みが無くなる。」
村&武(準備室でタバコを吸いたいだけだろ・・・)

 翌日。うどんをめぐって争っていた4人の先生のレポートはなんとか無事に提出されたようです。果たしてうどんは誰の手に・・・・

村田 「結果発表!!」
校長 「では一通り(村田さんが)採点したのでお返しします。」
武田 「なんじゃそりゃ。」

『去る●●●●年○月×日、雲ひとつ無い大空の下に・・・』(中川T作)

中川T「うわー、赤ペンはいりすぎ。漢字ミスは軽く無視されてるけど。」
村田 「いや、だってそれってどう考えても物語ですよ。」
大田T「ふ、甘いな。俺なんか真っ白だぜ!!」

『三角定規百%戦車でうにゃにゃにゃにゃーん・・・』(大田T作)

全員 (こりゃ、ひでぇ・・・)
中川T「それってひどすぎてノーコメントって奴じゃ・・・」
大田T「えっ!マジ?」(知らなかった!)
佐伯T「これなんかどうです?曲名は『世界にひとつだけのカタツムリ』です!」

『♪八百屋の店先に並んだ色んな野菜食べてい・・・』(佐伯T作)

村田 「パクリ禁止!」
箕輪T「てかレポートじゃないですよ、それ。」
佐伯T「そういう箕輪先生だって・・・」

『※?がふ?あhgthg’=^“#¥?Γ?・・・』(箕輪T作)

全員 (もはや解読不能・・・)
大田T「では、うどんはどうなるんですか?」
校長 「そ、それは・・・。」(忘れてた・・・)
村田 「どう見たって該当者無しですよ。ってかうどんなんだから1日も放っておいたら伸びまくって食べられませんよ。」
4人 (それもそうだ。)
加藤T「というわけであのうどんは私が食べました。」
4人 「あんだって!?」
大田T「貴様っ。よくも俺のうどんを!」

 大田Tが戦車を乗り回し、加藤Tを襲い始めた。続い箕輪Tの木工室の工具が宙を舞い、佐伯Tの譜面台スッシュが追い討ちをかける!加藤Tは手にしたルーペと濃硫酸入りの三角フラスコ、爆弾などで応戦するも中川Tのカセットデッキにことごとく破壊されてしまう。そうしているうちに私立七中の校舎はガラガラと・・・
 数日後。この事件(?)は生徒中の話題となった。4人の七中教師はクビにはならなかったものの、翌月の給料は32分の1になっていたという。給料が減った原因は、当初は七中を破壊したためと思われていたが、最終的に一緒に壊した加藤Tはいつもどおりであった。やはり原因は半日で書き上げたためにとんでもない内容になったレポートらしい。以後、私立七中では提出期限ぎりぎりに課題を出すと校舎が瓦礫の山になる・・・という伝説が生まれたのであった。(かどうかは分からない。)

おちまい