「タイムマシン」、この言葉を1度は耳にした事があるだろう。この言葉がはじめて出てきたのは「タイムマシン」というH・Gウェルズ作の小説だ。過去に1度映画化され、2002年にはH・Gウェルズのひ孫S・ウェルズによって新たに映画化された。
  なぜ1つの小説に出てきた言葉が人々の心にのこり続けているのだろう?それは、時間旅行と言うものが人類の夢だからではないだろうか?
  タイムマシンはまだ現代にはない。だから、映画化しようとすると、いろいろ問題が出てくる。今回はその問題について進めていこう。

ストーリー
  「タイムマシン(2002年映画)」のストーリーを知らないと、これから話を進めにくいので、はじめに説明しておこう。
  主人公のコロンビア大学助教授アレクサンダー・ハーデゲンは、恋人を殺されてしまう。その出来事を変えるために、4年の年月をかけて「タイムマシン」を開発、しかし何度も過去にもどっても恋人は別の死に方で死んでしまう。 「なぜ過去を変えられないのか?」と言う疑問をもったアレクサンダーは、その答えを見つけるために未来に行く。まず着いたのは、2030年。そこでは人類のすべての知識がつまった「ボックス・システム」に会うが、答えは見つからず、さらに未来をめざす。だが、2037年のとき予想外の事故でアレクサンダーが気絶してしまう!そのまま「タイムマシン」は80億年後の未来に・・・・。 と言うストーリーだ。「よくわかんねぇ〜ぞ!」と思う人は、実際に見てみてくださいな。ははははは・・・。
【質問コーナー!?なぜ過去は変えられないのか?】
  こう言う話を聞いた事は無いだろうか? ある子供が自分の親を殺そうと思い、タイムマシンを発明する。自分がまだ生まれていない時代にもどり、親を殺そうとするが、何度もどっても親を殺せない。 有名な「親殺しのパラドックス」だが、なぜ親を殺せないのだろうか?それは、自分が産まれるのに親が必要だからだ。つまり、自分が親を殺してしまうと、自分は産まれないという事になる。 自分が産まれなければ親を殺す人もいなくなる=結局自分の親は殺せない事になる。「タイムマシン」もこれと同じである。アレクサンダーがタイムマシンで恋人を助ける事ができれば、タイムマシンは作られない事になる。タイムマシンが無ければ恋人を助けられないので、恋人が死んでしまう。=恋人は助けられない!これは、アレクサンダーも80億年後の未来でウーバー・モーロックに教えてもらっているが、 なぜ2030年の「ボックス・システム」は知らなかったのだろう?現在(2004年)にも、時間旅行について書かれている本がいろいろあるのになぁ〜。やっぱり人類のすべての知識がつまっていると言うのはうそだったのか!

どこが怪しい?
  まずは、実際に映画を見て「ネタ」になりそうなものを見つけよう。何度か見てみて1番「ネタ」になりそうなシーンを見つけてみた。それは、タイムマシンで1899年から2030年にタイムトラベルする時の周りの風景である。デジタル・ドメイン社などのチームが作ったCGの風景はこの映画1番の見どころだろう。 ビルが次々と建っていき、とうとう月にも月面基地が!実はこのシーン、おかしな所がたくさんあるのである。
  話を進める前に、基準が必要だ。1899年から2030年、つまり131年間タイムトラベルするのにかかった時間はたったの2分5秒!これは早い!タイムマシン内で1秒経てば、周りでは1年経っている事になる。アレクサンダーから見た周りの風景は恐ろしい事になっていることまちがいなし!人間はマッハ94000で歩き回り、1秒間に160000000語という空前絶後のペースで会話する!みなさんも、タイムトラベルをする時は周りを見ない事をオススメする。
・・・話がずれてしまった。とにかく、タイムマシンを使えば1年を1秒に短縮できるわけだ。このデータをもとに話を進めていこう!
  1番目のターゲットは空を飛ぶジャンボジェット機だ。映像を見る限り、アメリカのクリーブランドの上空からニューヨークの上空、距離で言うと700キロメートルを進むのに2秒かかっていた。速度はたったの0.039キロメートル/時、普通のジャンボジェット機の時速が910キロメートルだから23000分の1のスピードではないか!なんと未来のジャンボジェット機は1秒間に1センチメートルしか進まないのである。これだったら歩いたほうが早い。乗り物として失格だ!!
  次のターゲットは地球だ。普通、地球は1日1周という速度で自転している。しかし、このシーンの地球は3秒で1回転しているので3年で1回転!これもまた遅い!!
  ・・・さて最後は地球から飛び立つスペースシャトルだ。このスペースシャトルは地球から月まで飛行するのに4秒かかっている。地球から月までの距離は38万4000キロメートルだから、時速10キロメートル・・・ちなみに普通のスペースシャトルの時速は27000キロメートル、映画に出てきたシャトルの2700倍の速度で飛行できる!!
  ここから導き出される答えは一つ、われわれ人類の未来はすべてがおそ〜くなった世界なのだ!!