腸内にあるコロコロした石のように固い便のことを「糞石」または「腸石」などと呼びます。おもに尿道などにできる 「結石」と同じようなものです。
その糞石が腸の中に詰まってしまって引き起こされるのが「ふんせきイレウス」です。
胃の検査をするときに飲むドロドロとした液体「バリウム」。バリウムの正体は、「硫酸バリウム」です。Ⅹ線造影剤、胃の中を見えるようにするために飲む液体です。
バリウムですが、検査後には下剤を処方されます。下剤で体外にきちんと出さないと体の中で固まってしまいます。それが腸の中で固まってしまって、腸閉塞になる可能性があります。
「糞石イレウス」や「バリウム」による腸閉塞は、腸の中で通行ができない状態。通行ができない状態のその個所に根本的な原因があるかもわかりません。その根本的なことが「ねじれ腸」
ねじれ腸があると、そこは通行がしにくい個所です。お祭りの屋台などでみかける風船をねじって動物などを作るアレ。ねじった個所では空気が通らないですよね。あれほどひどくはないでしょうが、腸の一部にねじれがあるとそこは通行ができにくい状態です。
人体模型などで腸の形を見ると、「コ」の字が下に向いた形になっています。上に伸びて「上行結腸」、横に伸びて「横行結腸」、下に伸びて「下行結腸」。ですが、こんなにきれいな形をした腸を持っている人は約2割ほど。残りの8割ほどの人はなんらかにねじれた腸の持ち主です。
特に女性の方には多く、お産の影響などが大きいようです。その意味でも産後ケアは重要です。
腸がねじれているから腸閉塞になる。わけではありませんが、なる可能性はねじれていない腸の持ち主よりも高い。その可能性は、日常の排便行為にもかかわってきます。いわゆる「便秘」です。
腸がねじれているとその箇所での通行ができにくいわけですので、必然的に便秘が起こりやすくなります。女性に便秘が多いのも納得できます。
ねじれ腸だからといって、絶対に便秘になるかといえばそうではなく。やはり、日ごろの食生活や運動習慣など腸の蠕動運動がさかんになるような環境や状態の方はなりにくいわけです。
腸もみ。腸マッサージが有効。
やり方はいろいろありますが、腸の側面をトントンと軽く指圧。おなかに手を当てて円をあがくようにおなか全体をさする。などなど。
寝ころびます。
手をさすったりしながら温めます。特に冬など、強めたい手で触ると腸がびっくりしてしまいます。腸はデリケートなので気をつけましょう。
手で腸の場所をさぐります。これが難しいのですが、脂肪が多い人は探し当てるのが困難です。やせている人でも、場所によっては分かりにくい。
ただ、これに関してはおおよそで結構です。
ろっ骨や骨盤にそって腸があると仮定して。
指を4本そろえて、腸があると仮定している場所あたりと「トントントン」と軽く指圧していきます。軽くでいいです。脂肪の多い方はちょっと強めでも。
寝ころびます。
これも上記と同じで手を温めます。マッサージ中に手が冷たくなった時も温めなおすのを忘れずに。
手の腹をおなかの中心に置きます。手を動かすというよりもおなかを動かすイメージで円を描いておなか全体をさすります。動きはゆっくりで深呼吸しながらリラックスしながらマッサージをすると効果的です。
これらマッサージ。自宅でも手軽にできますが、機会があれば専門家に一度でも見てもらうことをお勧めします。気持ちいいですよ~
「糞石イレウス」や「バリウム」などは、腸の環境が悪くなってために起こります。腸の環境さえ整っていれば防げます。日ごろの健康管理が大事です。
腸の環境を整えるには、
善玉菌を増やす食事を心がける
運動習慣
食事量を腹8分目、腹7分目におさえる
よく噛んで食べる
有用菌を含む食事
などなど
善玉菌を増やすには、オリゴ糖。バナナなどに多く含まれています。
有用菌を含むのは、伝統的な日本の食事。味噌汁や納豆、漬物など。特に納豆は大豆の栄養と納豆菌など有用菌がたくさん。食事の際にはこまめに取り入れたいですね。漬物には乳酸菌がたくさんあります。塩分が気になる方は、ヨーグルトなどでもいいですね。