
| 四国犬について | ごんさんは、捨て犬でした。 ですからごんさんの両親がどのような犬であったかは何もわからず、 ごんさんの中に流れる血統は不明です。 しかし、ごんさんの顔、体型、シッポを見ると、いわゆる「四国犬」の特徴を多分に持っているように思えてなりません。 「四国犬」は、本来の「土佐犬」です。闘犬のため海外の犬種と交配して作られた「土佐闘犬」と区別するために「四国犬」と呼ばれるようになりました。 四国の急峻な山中を走り回るタフな狩猟犬として、四国犬は洗練され、人間のために大変活躍しました。今では日本全国で200頭にまで数を減らし、天然記念物に指定されています。
←岩合光昭・日出子著の「ニッポンの犬」(新潮文庫) にある「四国犬」の写真を見ると、 三角形にたった耳、巻いたふさふさの尾、細くくびれた腰、三角に隈取られた鋭い目などなど、かなりの部分の特徴がごんさんのものと符合するのです。 狩猟犬としての四国犬の血を受け継いでいるのなら、ごんさんが一日中でも山の中を走り回ることが好きなのは、当然ですね。 |
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| 岩合さんは「四国犬の目には底力がある」と書かれておられますが、 ごんさんの目も鋭く、力強く、時に優しい、大変魅力ある美しい目をしています。 この目を見たら誰だってごんさんにメロメロになってしまいます! ごんさんのルーツが何であれ、ごんさんがいい犬であることに変わりはないのですが、甲斐犬、紀州犬、北海道犬と勝るとも劣らない日本犬としての四国犬のことも、もっと広く知って欲しいと思います。 |