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今年高校生になった姉
愛理と勇也
- 148 名前:12ファンキーズ ◆f5mROIKMUU
:04/02/02 13:15 ID:???
- 双子の姉:愛理(あいり) 双子の弟:勇也(ゆうや)
長文を投下します。
かじかんで千切れそうに痛む足の指先を揉む込む。外は雨。冬を迎えんとする
秋の雨は刺すように冷たかった。唯一の暖といえば、背中合わせに座っている
双子の姉、愛理の体温のみだった。
・・・暖房器具?。まず最初に探したけど、見当たらなかった。何せ僕達が居る
ところは廃屋になりかけた山小屋。電話はおろか電気すら通っていない。
・・・なんで山小屋に?。愛理は僕の所為だという。昔っから、そうだ。トラブル
やアクシデントが発生すると、必ずと言って良いほど愛理は僕の所為にした。
濡れ衣は勿論、僕にだって言い分があるときは反論し、取っ組み合いの喧嘩
だってした事がある。愛理との喧嘩の勝率は・・・口喧嘩も含めて・・・小学校まで
は五分五分だったが、中2の時の大喧嘩で僕が体力にモノを言わせて大勝利を
収めたものの、体力で劣る姉を強引に力でねじ伏せた事に酷く罪悪感を覚えた。
それからというもの、僕は絶対に力に訴え出るような喧嘩は避けるように
なった。それでも口喧嘩は相変わらず続き、今日では勝率が愛理が九分で僕が
一分だ。あの時の罪悪感に比べれば、些細な揉め事の譲歩や妥協、謝罪や我慢
なんて楽勝に出来るモンだと悟った。まぁ、それでも反論はしている。言われ
っ放しってのは、やっぱりハラが立つからね。
- 149 名前:12ファンキーズ ◆f5mROIKMUU
:04/02/02 13:16 ID:???
- >>148 の続き。
・・・姉弟の回顧録は取り敢えず今はこれまでしといて、この程、僕が愛理に口撃
される理由が、以下の通りだった。
父と母、愛理と僕の4人で登山に出掛けた。都心から車で2時間も掛からない
遊歩道とかが整備された、日帰りで誰でも気軽に楽しめる良くあるレジャー用
の登山スポットだった。昼前に頂上へ到着し、家族4人で青空の下、レジャー
・シートを広げてお昼御飯を食べた。周囲を見渡すと土曜日なのにも関わらず
登山客は殆ど居なかったのが少しだけ気になった。
・・・山登りなんて疲れるだけの、文化系の僕には鬱な、好きになれない家族行事
だったが、レジャー好きな父と母に強制連行させられて来たのだ。愛理は元々
体育会系タイプなので心底楽しんでいたが・・・。
帰りの山道、にわかに雲行きが怪しくなってきた。成る程、登山客がまばら
だったのはコレか。さっきまで青空だったのに、山の天気が変わり易いって
本当なんだな。空が灰色の雲に覆われ、今にも泣き出しそうだった。
不意に愛理が僕の袖を引く。振り返って『なんだよ?』と言い掛けると、愛理
は立てた人差し指を唇に当てて『しぃ〜』とジェスチャーする。そして、その
指を鬱蒼と生い茂る草むら指し示す。なんだ?、思って目を凝らすと、茶色い
毛のウサギが隠れていた。見事に迷彩しているが、愛理もよく見つけたモンだ。
野ウサギは時折、鼻をヒクヒクさせながら周囲の様子を伺っている。
- 150 名前:12ファンキーズ ◆f5mROIKMUU
:04/02/02 13:17 ID:???
- >>149 の続き。ついクセで『僕』を『俺』って打っちまうッス。
息を殺し、暫くの間、野ウサギを観察する僕と愛理。
今迄、僕が見た事のあるウサギと云えば、小学校の頃に学校で飼育されていた
ウサギと、ペット・ショップで売られているウサギと、愛理が昔履いていた
パンツのウサギくらいなものだった。・・・まぁ、パンツにプリントしてあった
ウサギは冗談として、眼前に居る野ウサギは、人間に飼育させているどのウサギ
よりも無駄な肉がなくスリムで、躍動感を漲らせていた。野生って凄い、な。
正直にそう思った。もう少し、間近で見たい、という感情に囚われ、1歩踏み
出した時、『ぱきん』と音を立てて枯れ枝を踏み折ってしまった。・・・あっ。
ビクっと人間の気配に気付いた野ウサギは、まさしく、脱兎の如く逃げ出す。
愛理は『もうっ、ドジ勇也っ』と僕を罵り、ウサギの後を追って躊躇い無く
茂みに入って行く。『おいっ、山道から外れて平気かっ!?』僕は愛理を制止
したが『少し位なら平気だよっ』と即答されてしまった。父と母の姿は山道
のカーブの向こう側に入って既に見えない。オロオロとその場に立ち竦んだ
後、俺も茂みに飛び込んだ。今思えば、その場で愛理を呼んで待っていれば
良かった。茂みは胸の高さもない枯れ草ばかりで、その中を分け入るのは
大して苦労しなかった。愛理が通った僅かな草の轍を追って進むと、不意に
足下が抜けた。地面があると踏み込んだ先が無かったのだ。バランスを立て
直す暇もなく前のめりになって転がる僕。
- 151 名前:12ファンキーズ ◆f5mROIKMUU
:04/02/02 13:18 ID:???
- >>150 の続き。
なんだって、まぁ、ハデに転倒した。高さは1mも無い、落ちた先が枯れ草
と枯れ葉で作られた自然のクッションだったのが幸いして怪我は無かった。
ケタケタと笑い転げている愛理。自分も転がったのだろう、全身に枯れ葉が
くっついている。笑われ続けているのは癪なので、僕も笑い返す。笑って
いるの僕の顔に愛理は枯れ葉を投げ付けてきた。ぺっぺっ。口の中に土や
細かい枯れ葉や枯れ枝が入った。負けじと足下の枯れ葉を掴んで投げ返して
やった。さっと身を翻してかわし、距離を取った愛理は、再度、枯れ葉を
投げ付けてくる。そんな攻撃をものともせず、追い掛けて両手に抱え込んだ
大量の枯れ葉を僕は『きゃぁ、きゃぁ』と嬌声を上げて逃げ回る愛理の頭に
被せてやった。・・・これ以上やり過ぎるとマジになりそうだと予感した僕は、
愛理の為すがままとなった。容赦なく枯れ葉を投げて寄こしてくれたお陰で、
全身がスッポリと枯れ葉に埋まってしまった。
枯れ葉合戦に遊び疲れ、愛理は僕の、僕は愛理の枯れ葉まみれの姿をお互い
にひとしきり笑い合った後、立ち上がって枯れ葉を払い落とし合った。
・・・さて、山道に戻ろうかと辺りを見回した時、僕は愕然とした。枯れ葉合戦
で逃げ回って、転落してきた場所を見失ってしまったのだ。それは愛理も
同じだったらしい。お互いに不安の色を宿した瞳で見つめ合う。
- 161 名前:12ファンキーズ ◆f5mROIKMUU
:04/02/03 00:13 ID:???
- >>151 の続き。
僕と愛理の居る場所は、ほぼ左右対称の緩やかな擂り鉢状になっていた。枯れ葉
合戦で走り回ったのがまずかった。陽は厚い雲に覆われて方位すら判らない。
いくらなんでも山道から100mも分け入っていない筈だ、心配はいらない。そう
自分に言い聞かせて、注意深く自分が転がってきた場所を探した。どこだよっ、
クソっ。目を皿のようにして探すものの、全く見当がつかず、焦りだけが募る。
愛理「・・・あ、雨」
転がってきた場所を一緒に探していた愛理が両掌を広げ、空を見上げて言った。
・・・頬に冷たいモノが当たった。雨か・・・。イヤなタイミングだな。雨音が次第
に大きくなっていく。
・・・ここ、か?。枯れ草の轍を見つけた。しかし、滑った跡が見受けられない。
愛理が不安そうに『ココかな?』と背中越しに尋ねてきたので『自信が無い』
と僕はキッパリ言った。更に雨は激しくなり、濡れた上着が体温を奪う。愛理
は自分の肩を抱いて寒さを堪えている。
勇也「・・・行ってみよう。進んでみて判らなかったら、戻ってこよう」
愛理「・・・うん、解った。勇に任すよ」
- 162 名前:12ファンキーズ ◆f5mROIKMUU
:04/02/03 00:15 ID:???
- >>161 の続き。
1mも無い段差を登り、胸ほどの高さの枯れ草の中を進む。僕が先頭で愛理が
続く。自分では真っ直ぐ進んだつもりだが、100m近く進んでも山道に出ない。
ゾっとした。獣道。この二文字が脳裏に浮かんだ。些細な要因が幾つか重なり
合うと、信じられない事態を引き起こす、と聞いてはいたが・・・。巷でよく
聞く遭難話の当事者になってしまったのか!?。血の気が引いて膝が震える。
僕が深刻な表情を浮かべるや否や、愛理は僕の手を引いて来た道を戻る。
愛理「ああっ、もうっ。・・・やっぱり違ったね。アテにはしてなかったケドさ」
勇也「・・・悪ィ。見当違いだった・・・。ゴメン」
暫く元来た道を戻ったが、一向に例の段差に行き当たらない。はた、と先を
進んでいた愛理が足を止めた。顔色がみるみる青くなっていくのが見て取れた。
愛理「・・・ど、どうしよう?。判らなくなっちゃった・・・」
勇也「・・・いや、僕も判ンないし・・・」
二人でその場に立ち尽くした。気温が低下し吐く息が白みを帯びる。
- 170 名前:12ファンキーズ ◆f5mROIKMUU
:04/02/03 13:00 ID:???
- >>163 ・・・シンクロニシティ・・・求めるべきモノが一緒だったいう事か。
>>162 の続き。
不安と寒さで震えが止まらなくなる。・・・こういう場合、動かない方が良いと
言うが、天気が良いか雨具があればそうしていただろう。日帰り登山と高を
括っていた報いなのか。後悔の念ばかりが堂々巡りする。
ヒュウと風が鳴った。垂直に降っていた雨が風で煽られ角度と勢いが付いた。
愛理「・・・せめて、木陰に身を寄せたいよ。このままじゃ凍え死んじゃう・・・」
勇也「・・・これ位じゃ死にゃしないケド、我慢はし難いよな・・・」
この山の立木は主に杉で樹齢も若い、周囲を見渡しても、木陰になってくれ
そうな巨木が見当たらなかった。寒さに追い立てられた僕と愛理は『もう少し、
もう少し大きくて雨を凌げられる木』と大きめの木陰を探して、少しずつでは
あるが、より深く、山の中に分け入ってしまう事となる。
胸ほどの丈の枯れ草がまばらになると、本格的な杉林が広がり出す。幹高く
生い茂った杉のみが太陽の恵みを存分に受けられ、幹の低い木は十分な光を
浴びる事が出来ずに哀れなほど弱々しい、勝者と敗者が一目瞭然で判る世界。
ここから先は土に多量の水分が含まれている所為か、至る所が苔生していた。
- 171 名前:12ファンキーズ ◆f5mROIKMUU
:04/02/03 13:05 ID:???
- >>171 の続き。
杉林に入ったお陰で、少しは雨風に吹きっ晒されなくなったものの、身を寄せ
られる程の木陰は、未だ見当たらなかった。ずぶ濡れになった服が身体に張り
付いた状態で、道の無き山中を進めば余計に体力を消耗し、足が上手く運べ
なくなるのは当然だ。愛理が『うっ』と呻いて転倒する。雨に濡れた杉の木の
根を踏み付けて足を滑らせたらしい。僕は愛理が起き上がるのを手伝おうと
手を差し伸べたが、地面に突っ伏したまま反応がない、が、僅かに肩が震え
ている。・・・泣きたいのを我慢してるんだ・・・。
勇也「・・・泣くなって。立とうよ、適当な所を見つけて、そこで休もう・・・」
愛理「・・・・・・・・。・・・泣いてない。私、泣いてないよ。泣くワケないじゃんっ」
そう言ってガバっと立ち上がった愛理だが、全くの嘘。目が真っ赤だった。
『右と言えば左、左と言えば右。でも、右と言って右、左と言って左って
時もある。私って天気屋、気紛れ、自己中なんだよ?』そう自分を豪語して
いた双子の姉だと云う事を思い出した。お互い、同じ高校の通う1年生で、
身内贔屓では無く、美人の部類に属すると思う。だが『交際を申し込んだ
男が3日も付き合いきれずに逃げて行く』って話は2、3度では無かった。
- 172 名前:12ファンキーズ ◆f5mROIKMUU
:04/02/03 13:09 ID:???
- またやっちまった。 >>170 >>171 の続き。
・・・確かにアノ性格では、付き合う方はたまったモノでは無い。思わず思い
出し笑いを表情に出してしまった。『なにようっ、ニヤついて気味悪い』と
悪態を吐いて服をパッパッと手で払う愛理。ああ、安心した。まだ元気だわ、
こりゃ。僕は愛理が背負っていたリュック・サックの取っ手を掴み、無言で
ヒョイと持ち上げる。背中が突然軽くなった事に俺の方を向き直る愛理。
愛理「・・・別に重たくもないンだけど。まぁ、レディに対する心配りを無に
するものなんだしね・・・。どうぞ、ご自由に?」
勇也「『レディ』ってのは自分からはそんな事を言わないと思うんだが・・・。
ついでに、この先をレディ・ファーストで進んでみる?」
リュック・サックを僕に預ける愛理。その瞬間、澄まし顔で『スコーンっ』と
僕の脛を登山靴の爪先で蹴っ飛ばす。
愛理「あらあら、また足が滑ってしまって。ゴメンあそばせ?。オホホホホ」
勇也「〜〜〜〜〜〜っ!!」
糞っ、超痛ェっ!!。
- 173 名前:12ファンキーズ ◆f5mROIKMUU
:04/02/03 13:13 ID:???
- >>172 の続き。
愛理と自分のリュック・サックを背負って杉林を進む。不安を紛らわす為に、
子供の頃の思い出話をしながら歩いた。・・・幼稚園の頃までは本当によく似て
いて、愛理と僕は服を取り替えて、よく先生をからかって遊んだ記憶がある。
勇也「そういや、愛理、幼稚園で男の小便器に立ちションした事あった
よな?。そんでもって、見事に失敗してさ、その服を僕に無理矢理
着せて・・・。・・・アレは酷かった。今でも忘れないよ・・・」
愛理「そっ、そんな事あったっけっ!?。き、記憶にないよ・・・」
勇也「そんでクラスに飛び込んで行って『勇がお漏らしした』言いふら
して・・・。あの後、どれだけの期間を『お漏らし勇』と呼ばれて
過ごさねばならなかった事か・・・」
愛理「・・・あ、あはははは・・・」
勇也「本当は『引っ掛け愛理』だったんだよな?。今思えば、あの時だな、
『この双子の姉はヤヴァイ』と確信したのは」
愛理「勇っ。ア、アンタだってか弱い私を力でネジ伏せた事あるでしょ!?。
忘れもしな〜いっ!。中2の夏休みっ!!」
ビシっと、僕を指差す愛理。・・・その話は止めろよな〜。
- 174 名前:12ファンキーズ ◆f5mROIKMUU
:04/02/03 13:14 ID:???
- >>173 の続き。
愛理は『引っ掛け愛理』の報復をせんと、姉弟の黒歴史を紐解く。
愛理「あの時は死ぬほど恥ずかしかったンだからぁっ!!」
勇也「それは僕も同じだよ・・・」
愛理「い〜や、私の方が恥ずかしかったっ!!」
中2の夏休み。夏の陽に相応しい、とても天気の良い日だった。『友達の
家に遊びに行ってくる。帰りは遅いかも』。そう愛理に告げて家を出た。
僕は暇を持て余し、友達の家に遊びに行ったのだが、その皆が皆、旅行に
行くやら、両親の実家に行くやらで留守だったので、やむなく、帰路に
着く事にした。家を出て直ぐに汗だくになったていた僕は、一刻も早く
冷たいシャワーを浴びて汗を流したい一心で、玄関の扉を閉めた直後から
脱衣を開始した。まだ昼前。この時間には誰も使っている筈がない風呂場
に僕は踊り込んだ。・・・しかし、そこには先客の愛理が居たのだった。
愛理は床に座り壁に背を預けて、手鏡を持っていた。よくよく考えてみると、
アレだ、自分の性器を見ようとしていたんだったと思う。本人は『シャワー
を浴びようとしていた』って言ってたケド・・・。
- 175 名前:12ファンキーズ ◆f5mROIKMUU
:04/02/03 13:15 ID:???
- >>174 の続き。
そこから先は筆舌にし難い程の骨肉の争いだった。只でさえ多感な思春期
の双子の姉弟がお互いの裸を見て何事もなく治まる筈が無い。
『見るなァっ、馬鹿ぁっ!!』そう罵って愛理が投げ付けてきた手鏡が、
ゴツンと俺の額に当たった。割れた鏡の破片で額が切れ、血が滴る。
良く確認せずに風呂場へ入った僕に過失ある、これは認めよう。手鏡を
投げ付ける。これも認めよう。鏡が割れて額が切れた。これは偶々割れ
たと思おう。しかし、流石に次に愛理の口から出た言葉が許せなかった。
『いつまでも汚いモノを見せてんなよっ、変態っ!!』。道に転がる動物の
糞を見るような愛理の目つきに、僕という男の全存在を否定されたような
感覚に囚われて、怒り・・・いや、殺意を覚えた。手元にあった洗濯籠を
投げ付け、怯んだ隙に愛理に近付き、髪の毛を引っ掴んで僕は吼えた。
『何が汚いんだっ、言ってみろよっ!!』負けじと『汚いモノは、汚いモノ
でしょっ!?』と叫んで、愛理はボディ・ソープ、シャンプー、リンスの
ボトルを次々と投げ付ける。『こっ、このっ!!』小賢しく抵抗する愛理に
負の感情が頂点に達した僕は、髪の毛を掴んだ手を4、5回程壁に打ち
付ける。後頭部をタイルに打ち付けられた愛理は失神して、グッタリと
なると、膨れ上がっていた僕の感情は、あっと言う間に萎んでしまった。
- 199 名前:12ファンキーズ ◆f5mROIKMUU
:04/02/04 12:42 ID:???
- >>175 の続き。
自分の感情に任せた行為に背筋が凍り付いた。慌てて、愛理の名を呼びながら
肩を揺する。『・・う、う・・・』と呻いて反応はあったものの、目を覚ます気配
が無い。タイルの壁に打ち付けられた後頭部に目立った外傷は見当たらなかっ
たが、このまま、風呂場に寝かしておく訳にはいかない。取り敢えず、愛理の
部屋のベッドに運ぼう。僕はバスタオルを引っ掴んで、愛理の身体に巻いた。
愛理の全裸をなるべく見ないようと心掛けたが、こんな切迫した状況にも
関わらず、女性の裸というものに興味を持たずには居られなかった自分が居た。
子供の頃に見た時とは明らかに違う、丸みを帯び始めた身体のライン、膨らみ
掛けの胸、未だ生え揃わぬ薄い茂み。双子の姉弟ながら興奮し、息を呑んだ。
ベッドに愛理を仰向けに寝かせ、氷枕を敷き、額に濡れタオルを乗せた。
・・・取り敢えず自分も着る物を着て、それからベッドの脇で愛理を見守った。
『やはり、救急車を呼ぶべきか?』『何故、力の加減が出来なかったのか?』
『何と言って謝ればいいのか?』『愛理は許してくれるだろうか?』『こんな
状況で双子の姉の肢体に興奮?』・・・愛理が目を覚ますまでの2時間の間、
浮かんでは消えるそれらの自問にさいなまれた僕は、自己嫌悪に押し潰され、
5回ほどトイレに駆け込み吐瀉した。
- 200 名前:12ファンキーズ ◆f5mROIKMUU
:04/02/04 12:44 ID:???
- >>199 の続き。
先頭を切って杉林を進む僕の背中に、愛理の言葉の刃がグッサ、グッサと
容赦なく突き刺さる。
愛理「あの時は本当に痛かったんだからっ。聞いてるっ!?」
勇也「・・・ホント、ゴメンっ。悪かったよ・・・」
愛理「気が付いて、ベッドから身を起こしたらバスタオルがはだけちゃって
日に2度も胸見られちゃうし・・・。・・・あっ。私が気を失っている時に
変な事しなかったでしょうねっ!?」
・・・『興奮しますた』なんて口が裂けても言えない・・・。僕は平静を装って
『恥ずかしかった』とだけ答えた。
愛理「へぇ〜。『恥ずかしかった』って、私の裸を見ての事だよね?」
勇也「そ、そうなるかな・・・。愛理は気を失っていたから・・・」
愛理「・・・じゃあさ、コーフンした?・・・」
勇也「・・・するワケ無いだろう。本当に、只『恥ずかしかった』だけだよ・・・」
道のない杉林で強引に並んで歩き、意味深に僕の顔を覗き込む愛理。
- 201 名前:12ファンキーズ ◆f5mROIKMUU
:04/02/04 12:47 ID:???
- >>200 の続き。
愛理「・・・ふゥ〜〜ん?。・・・ねぇねぇ、勇ってさ、嘘吐くと左のほっぺに
えくぼが出来ンだよゥ〜。知ってた?」
勇也「ははっ。何年双子の弟をやっていると思ってるんだよ?。愛理こそ、
嘘吐く時は必ずといって猫撫で声を出すんだ。えくぼが出来るなんて
嘘。僕のリアクションを誘発させようったって無駄な事だよ・・・」
愛理「・・・ちっ。バレたか・・・」
心底悔しそうに舌打ちする愛理。ちなみに『猫撫で声』は本当。何度、
コレで騙された事か。
・・・思い出話が盛り上がった頃に、雨音に混じって僅かながら小川のせせ
らぎが聞こえてきた。更に足を進めると、大人が軽く飛び越えられる程の
清らかな小川があった。・・・山を登る時に沢を見た記憶が無い。身を寄せる
大きい木陰を探す為とは云え、やはり、僕と愛理は見当違いの方向へと進ん
でいるらしい・・・。そう考えるに至り、ドっと疲れが来た。道無き道を進ん
で足首が痛い。どの木も大きさが似たり寄ったりで、いい加減、この辺りで
救助を待とうかと思った、その瞬間、興奮した面持ちで愛理が僕の袖をグイ
グイと引っ張った。
- 215 名前:12ファンキーズ ◆f5mROIKMUU
:04/02/05 13:26 ID:???
- >>201 の続き。
愛理「アレっ、アレっ!!。勇也っ!!。あそこっ、あそこっ!!」
愛理が指差す方に平屋の家屋が見えた。山小屋だろうか。なんであろうと屋根
があれば、この雨風を凌ぐには絶好の場所である事には変わらない。それに
無線や電話等の連絡手段があれば、心配しているであろう父と母を安心させて
あげられる。疲れを忘れて僕と愛理は小走りで山小屋へ向かった。近付くにつれ
その山小屋は長い間使われていない廃屋であるという事実が顕著なものになって
いく。山小屋の屋根、柱、壁に用いられている木材の殆どが朽ちつつある。その
周囲も手入れが為されておらず、雑草が生い茂っていた。山小屋を発見した時の
嬉々とした愛理の表情にも陰りが出て来る。ここは一発、ビビらせてやるか・・・。
勇也「・・・な、なぁ、愛理。あそこに『死体』なんて無いよな・・・」
僕は、ハタ、と足を止めて不安気な声を出す。勿論『死体』って言葉には
ワザと力を込めた。すると、みるみるうちに愛理の顔色が蒼白になった。
愛理はスプラッター、ホラー等のグロ映画、猟奇殺人映画が全くダメなのだ。
金曜夜9時からTVで放映するその手の映画は絶対にパスする。街角に張って
ある『呪怨』のポスターですら目を背ける程の恐がり屋さんだ。
- 216 名前:12ファンキーズ ◆f5mROIKMUU
:04/02/05 13:27 ID:???
- >>215 の続き。
愛理「・・・勇っ、止めてよね、そういう冗談・・・」
ぎこちなく笑顔を作って口を開く愛理。目が笑ってない。心底、ビビってる。
勇也「・・・で、でもさ、病死しててさ、ベッドでミイラ化してるなんて可能性
もゼロとは言い切れ・・・」
愛理「い、嫌ぁっ!!。もう止めてよゥっ!!」
あっちゃ〜、ビビらせ過ぎたか?。パニック寸前の愛理。普段はクソ憎たら
しい減らず口を叩いて姉貴風を吹かしている愛理だが、こういう可愛いトコ
があるんだよなぁ。僕は取り敢えず、口先だけ『悪りィ悪りィ』と謝って
先に立って進んだ。愛理の非難の視線が背中に突き刺さりまくる。
山小屋の前に到着し、扉の脇にある窓から中の様子を伺った。やはり人が
生活や出入りをしている形跡は無かった。ざっと山小屋の周囲を見渡しても
アンテナや電線の類は見当たらなかった。紅葉のシーズンであるこの時期
に山小屋を閉める事は考えられない。やはり廃屋なのだ。
- 217 名前:12ファンキーズ ◆f5mROIKMUU
:04/02/05 13:28 ID:???
- >>216 の続き。
愛理「・・・ね、ねぇ、中、どう?。・・・何かある?。・・・誰か居る?」
僕の背中に隠れるようにして、そ〜っと山小屋を覗き込む愛理。
勇也「ここで待ってろよ?。ちょっと中を調べてくるからさ」
そう言って、ガタガタと動きの悪い引き戸を揺らして無理矢理こじ開ける僕。
愛理は心配そうな表情を浮かべながら『・・・うん、待ってる・・・』と答えた。
引き戸を開けると、ホコリ臭さとカビ臭さが混ざったような独特の臭気が
鼻を突いた。山小屋の間取りは至ってシンプルだった。16畳程の長方形
の部屋の半分が土間でテーブルと椅子が備え付けられており、残りのもう
半分は板の間の座敷となっていた。室内を見回しても、調度品はおろか食器
の1つも無く、本当にガランとしていた。しかし、役に立ちそうなのが1つ
だけあった。色褪せてはいるが、この山系を記した地図が壁に掲示して
あった。ご丁寧にも赤ペンで『現在地』と書き込んである。父が運転して
来た車を停めた登山客用の駐車は、ここから直線で8km、登山道で18kmの
距離だと判った。・・・偉く変な方向に進んだモンだ。
- 218 名前:12ファンキーズ ◆f5mROIKMUU
:04/02/05 13:30 ID:???
- >>217 の続き。
愛理「・・・ねぇっ。・・・・ねぇってばっ、勇っ!?。勇也っ!?。返事してぇっ!!」
段々僕を呼ぶ声が大きくなる。しかも『勇也』と呼んだ。いつもならば
『勇』なのだが、心にゆとりが無くなると、決まって愛理は僕を『勇也』
と呼ぶ。先程のパニック寸前だった愛理の様を思い出し、ワザと返事を
しないでおいた。しかし、これは加減が難しい。悪戯が過ぎると本気で、
爪で引っ掻き、歯で噛み付いて来るのが愛理だ。その辺りの絶妙なサジ
加減が可能なのは双子の姉弟である僕の成せるワザである。
愛理「・・・ゆっ、勇也ぁっ!?。ちょっと、返事をしてよォっ!!。ホントにっ、
ホントに怒るよォっ!?。・・・だからっ、だから返事をしてよぅ・・・う。
ううっ。・・・うぇぇぇん・・・」
最早、日本語を為さなくなった処か泣きが入った愛理の前に、僕は颯爽と姿
を現した。手土産無しでは血を見るのは明らかなので、保険として先程の壁
に掲示してあった地図を引っ剥がして持ってくる。
- 238 名前:12ファンキーズ ◆f5mROIKMUU
:04/02/06 13:25 ID:???
- >>218 の続き。漏れの双子の起源って・・・スター・ウォーズだ。
勇也「ゴメン、ゴメンっ。地図があってさ。帰るルートを考えてたんだよ」
愛理「・・・くすん、くすん。・・・2度とすんなよっ!?、バカ勇っ!!」
おおぅ、武力行使寸前の暴言のみでセーフ。なんか、このギリギリ感が面白い
ンだよなぁ・・・。込み上げてくる笑いを堪えながら『大丈夫、何もなかった』
と言って愛理を山小屋に招き入れる。『大丈夫』と言ったにも関わらず、一歩
一歩を逃げ腰で進む愛理。ここで『ウワァっ!!』とか言ったら失禁モノかな?。
そんな事を考えながら、埃が薄く積もったテーブルに地図を広げる。
勇也「僕達が今居る山小屋がココ。で、車を止めた駐車場がココ。直線なら
近いんだけど、道が無いし、目印も乏しいから、地図があっても多分
また迷う。ちゃんとした道があるけど、山をグルっと迂回する感じに
なって倍以上歩いちゃう事に・・・まぁ、絶対にコッチだけどね」
愛理「うん。絶対に道を歩いて帰ろっ」
勇也「・・・ただし・・・」
愛理「ただし・・・なに?」
勇也「・・・正直言って今日はもう歩けないよ。寒いし、何より、足が痛い・・・」
愛理「・・・そう、だね。日も暮れかかってるし・・・」
- 239 名前:12ファンキーズ ◆f5mROIKMUU
:04/02/06 13:27 ID:???
- >>238 の続き。
愛理は腕時計と空の明るさを交互に見る。雨雲の所為で余計に薄暗く感じら
れた。今日はここで『お泊まり』か、とんだ家族行事になったな。
勇也「それに道って言っても、手入れされて無いだろうから、暗い中進むのは
かなり危険な事だと思うよ」
愛理「一晩泊まっちゃおうよ、ココにさ・・・」
勇也「・・・だね。寝床はそこの板の間にしよっか?。小川でタオルを濡らして
くれば、埃は拭き取れるし、見たところシッカリしているから踏み抜い
ちゃう心配はなさそうだよ。んじゃ、小川に行ってくるっ」
愛理「うんっ。そうしよっ。・・・あ、ちょっと、勇、そ、その・・・」
愛理が顔を赤らめ、俯いてモジモジ、そしてボソボソと呟く。
愛理「・・・あ、あのね?。・・・そ、その、ト、トイレも。・・・そ、外にね、
トイレらしきものがあったんだけど、・・・み、見てきて・・・よ・・・
怖いから・・・お願い・・・します・・・」
勇也「・・・えっ?。・・・ああ、あいよっ、了解・・・見てきます」
- 240 名前:12ファンキーズ ◆f5mROIKMUU
:04/02/06 13:28 ID:???
- >>239 の続き。
まぁ、しょうがないわな。僕は、早速、外のトイレらしき建物の内部の視察
に向かった。板っきれを張り合わせた粗末な作りで、大きさは電話ボックス
よりも少し奥行きがあるくらい。『ギギィ』と軋んだ音を立てて扉を開くと
やっぱりトイレだった。勿論和式。陶製とかそういう次元ではなく、板と板
の間の隙間に大きな瓶を埋めた至ってシンプルな構造の、いわゆる『ぼっとん
・便所』、嵩(かさ)が有れば『オツリ』が返ってくるアレだった。
・・・異常は無さそうだが、念には念を入れておくか・・・。身を乗り出して瓶
の中を覗いてみる。・・・白骨死体なんてあって欲しくないなぁ・・・。僕だって
全然怖くないワケではない。人並みの恐怖心は持ち合わせている。だが姉の
手前、先頭に立たねばならない時がある。それが今なのだという事を僕は
自分に言い聞かせた。お互いが足りない部分や苦手な処を補完し合える共生
的な関係。今は僕が愛理をカバー、リードする番だ。
・・・さて、『何もありませんように』と大和・八百万の神々におわすであろう
トイレ何某神に祈りつつ恐る恐る瓶の中を覗き込んだ。人の気配を感じてか、
『モゾリ』と何かが瓶の底で動いた。全身がたちまち粟立った、辛うじて腰
が抜けそうになるのを堪えた僕は、瓶の底に居る物体が何であるかを確かめ
ようと、再度勇気を振り絞って覗き込む。
- 241 名前:12ファンキーズ ◆f5mROIKMUU
:04/02/06 13:29 ID:???
- >>240 の続き。
愛理に『トイレに何か居るから行かないほうがいい』とは報告出来ない。
余計にパニくるのがオチだ。・・・しかし、不思議な事に怖いモノ見たさも
同時に働いていた。生き物だという事は判った。では何だ?。どんな生物
なのか?。僕は気になる事があると、それが判るまでは夜も眠れなくなって
しまう性分だ。・・・さて、何が出るかな?。いつでもダッシュして逃げられる
様に、ジリジリと瓶に近寄り、覗き込んだ。
・・・鼠だった。な〜んだ、ビックリしたァ。体の大きさは190gの缶コーヒー
くらいで、それから長いシッポが生えていた。瓶から脱出しようとにピョン
ピョンと飛び跳ねている。
う〜む、鼠さんか。微妙だな。僕は首を傾げながら愛理の元に戻り、トイレ
の視察結果を報告する。
愛理「い、嫌っ、絶対嫌よっ!。鼠が居るトコでオシッコするなんてっ!!」
・・・ああ、小の方でしたか・・・。
勇也「じゃぁ、どうする野シッコか?」
愛理「追い出してきてっ。鼠を追い出してきてよっ!!」
- 242 名前:12ファンキーズ ◆f5mROIKMUU
:04/02/06 13:31 ID:???
- >>241 の続き。
勇也「・・・そんな無茶な。まぁ、瓶の底まで深さが80cmくらいだ、棒っきれ
を入れておけば、そのうち登って居なくなっちゃうだろうけど・・・。
それまで我慢出来る?」
愛理はプルプルと首を横に振った。ダメらしい。
勇也「膀胱炎になったら大変だぞ?。大丈夫、見ていないって。誰にも
喋らないから、野シッコしちゃえよ。な?」
愛理「ぜ、絶対だよっ!?。見たり、誰かに喋ったらヌッコロスからねっ!?」
勇也「あいよ〜」
そそくさと山小屋を出て茂みの方に姿を消す愛理。・・・フフフ、約束はな、
破る為にあるんだよ。足音を忍ばせて、茂みにしゃがみ込んでいる愛理へ
近付いた。『ショオ〜〜〜』と勢いの良い放尿音が聞こえてくる。足下に
転がっていた枯れ枝を拾うと、僕はそれを少し離れた茂みに投げ付けた。
『ガサガサ』と草が擦れ合う音が立ったのと同時に大声で叫んだ。
勇也「蛇だぁ〜〜っ!!」
- 243 名前:12ファンキーズ ◆f5mROIKMUU
:04/02/06 13:34 ID:???
- >>242 の続き。
愛理「・・・っ!!??。うわぁぁぁぁああっ!!!!」
オシッコもそこそこに山小屋へ一目散に走って逃げる愛理。パンツとズボン
を上げ損ねていた為、途中で足がもつれて転倒、その衝撃で残りのオシッコ
を倒れたままでチョロチョロと出し切ってしまった。ゲラゲラと爆笑して
いる僕を見て、悪戯だと気付いた愛理は恥辱にまみれまくった表情から、
鬼神も裸足で逃げ出す怒りの形相へと変貌した。
愛理「#%ふぇGRくはjへmdsじゃっryあっ!!!!」
人間が発声したとは思えない叫び声を上げて、近くにある石を手当たり次第
に拾って投げ付けてくる愛理。僕の身体のあちこちに石がゴンゴン当たるが、
爆笑のお陰で、脳内麻薬が分泌し過ぎて全然痛くなかった。たとえ痛くとも
心の苦痛に比べれば、身体の苦痛など問題ではない。
ハッハァ〜っ!!。これにて『お漏らし勇』の汚名が返上出来るぜぇっ!!。
『引っ掛け愛理』と『お漏らし愛理』で二冠達成だな!?、オイっ!!。
幼少の頃の恨み、ここで晴らしたりィっ!!。
デヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜っ!!!!。
- 244 名前:12ファンキーズ ◆f5mROIKMUU
:04/02/06 13:48 ID:???
- 〜エリル王孫女殿下の優雅な1日〜 >>219 の続き。
エリル「そなたと妾は腹違いの兄妹ぞっ」
はぇ?。いきなり、そげな事を申されましても・・・なァ・・・。呆気に取られて
いる俺に一枚の写真を手渡す小娘。
エリル「この写真に写っておる殿方。そなたの父であろう?」
親子3人が写っている。父親らしき男性は間違いない、俺の親父だ。その横の
母親らしき女性は、かなりの美人。この小娘が成長すればこんな感じになるに
違いない。そして生まれ間もない赤ん坊が親父に抱かれている。
エリル「この赤子が妾じゃ」
え?。でも、なんか、説得力に欠けるなぁ・・・。
- 269 名前:12ファンキーズ ◆f5mROIKMUU
:04/02/07 10:42 ID:???
- >>243 の続き。
ああっ、もう、笑い死にそうだっ!。腹筋がよじれて断裂しそうになるやら、
軽い呼吸困難に見回れるやら。愛理が足下に転がっているグレープ・フルーツ
大の石を掛けた。そろそろ、笑うのを止めないと本気でコロされるな。ハァっ、
ハァっ、ゆっくり息を吸って吐いて僕は呼吸を整えた。
勇也「ゴメンっ!!。ホントにゴメンっ!!。こんな事になるなんて思わなかった
んだよっ!!。許してくれっ!!」
僕は泣きそうな表情を作り、手を合わせて必死に許しを乞う。心の中ではまだ
爆笑中だが。愛理はグレープ・フルーツ大の石を頭上に高々と持ち上げる。
冗談じゃないっ。あんなのが頭に当たろうモンなら、マジで『死』ぬっ!。
勇也「勘弁してくれっ。頼むっ愛理っ!!。弟のよしみでっ、なっ?、なっ?
あっ、ホラっ、パンツとズボンをまだ上げてないじゃないかっ。風邪
を引いちゃったら大変だぞっ!?」
愛理「う〜〜〜〜〜っ!!」
- 270 名前:12ファンキーズ ◆f5mROIKMUU
:04/02/07 10:45 ID:???
- >>269 の続き。
愛理は我に帰ったのか、手にした石をポイっと捨てて、のろのろと膝下まで
下がっていたパンツとズボンを上げる。そして、ボロボロと大粒の涙を流し
て泣き出した。
愛理「・・・ゆ、の・・・、・・・勇の。・・・勇のっ!。・・・バカぁっ!!、バカぁっ!!、
オタンコナスぅっ!!。うわあぁぁぁぁぁんっ!!・・・」
流石にいたたまれなくなった僕は、大ベソをかいている愛理に近寄って
『ポン』と肩に手を置いた。
勇也「・・・ホント、ゴメンな?。悪かったよ。ほんの出来心だったんだよ・・・」
愛理「・・・酷いよ、酷いヤツだよ、勇は・・・ぐすぐす・・・だからね・・・」
勇也「『だから』・・・何?」
愛理は肩に置かれた僕の手を『グっ』と掴むと、背筋が凍る様な残忍な表情
を浮かべながら、利き足である右足を蹴り上げた。
・・・!?。・・・しまったっ!!。と思った瞬間、吐き気を催す激痛が股間を直撃した。
不覚っ、愛理はこういうヤツだった。僕は激しい目眩に襲われて倒れそうなる。
- 271 名前:12ファンキーズ ◆f5mROIKMUU
:04/02/07 10:47 ID:???
- >>270 の続き。
だが、愛理は僕の身体を支え、『キャハハ』と甲高く笑って、更にもう一撃、
股間に見舞ってくれる。
白目を剥き、半開きの口から泡を吹いて『ビクン、ビクン』と全身を痙攣
させている僕の様を暫く観賞し、ようやく満足したのか、愛理は手を放し、
自由を与えてくれた。
股間に手を当てて、その場に静かに両膝を折った僕。玉袋の中を乱反射する
ような「鋭い鈍痛」としか表現出来ぬ痛み。脂汗が頬をつたい、無限に続く
かのと思われた激痛と吐き気の波が徐々に凪へと近付いていく。・・・前言撤回
致します。この身体の痛苦痛に比べれば、心の苦痛など問題ではない・・・。
『ぐっ』と愛理が僕の髪を掴んだ。『・・・もう許して・・・』と言おうとしたが
上手く言葉が出ない。
愛理「ホラっ、勇っ!!。人に謝るんだったら、こんな風に地べたへ額を擦り
つけないとダメじゃないっ!!」
4、5回程、額が地面と正面衝突する。股間の激痛と相まって、意識が飛び
そうになるのを必死に堪えて僕は言った。
- 272 名前:12ファンキーズ ◆f5mROIKMUU
:04/02/07 10:48 ID:???
- >>271 の続き。
勇也「・・・あ、愛理お姉様、ご免なさい・・・許して下さい・・・お願いします・・・」
愛理は『ぐぃ』と腕を引いて僕を仰け反らせ、耳元で甘く優しい声で囁いた。
愛理「・・・今度、こんなマネをしたら、本当に『妹』になって貰うからね?」
勇也「・・・は、はい。愛理お姉様・・・肝に銘じておきます・・・」
『うんうん』と頷いてニッコリと微笑んだ愛理は、投げる様にして僕の髪
から手を放した。僕は幼稚園の時の恨みの復讐の再現し、愛理は中2の時の
恨みの復讐の再現した。・・・コレは『因果応報』ってヤツだな・・・。トホホ。
一悶着あったが、すぐさま、僕と愛理の関係は修復された。なにせ『お互いを
よく知っている』からだ。伊達に喧嘩をし続けて来たワケではない。
今、思ってみれば、僕のキンタマを愛理が蹴り上げるのは想像に難くない事
だったし、愛理の方も僕が悪戯して来るだろうと思っていたみたいだ。ただ、
今回は僕がやり過ぎてしまったのも事実なので、改めて愛理に謝った処、
『私が勇の立場だったら、間違いなく私もやってたよ?』と言って、あっさり
許してくれた。
- 302 名前:12ファンキーズ ◆f5mROIKMUU
:04/02/08 12:54 ID:???
- >>272 の続き。現在、物語の約70%です。
僕と愛理は見つけたバケツに小川の水を汲み、板の間の雑巾掛けを始めた。
外は風雨の強さが更に増してきたので、換気の為に開けていた全ての、扉、
窓を閉める。二人で協力し合った掃除は30分も掛からず終了し、一息ついた。
愛理「・・・ねぇ・・・。煙草持ってる?」
勇也「え?。あ、ああ、持ってるよ。・・・吸うんだ、愛理」
愛理「まぁ、たまに、ね。以外だった?」
勇也「うんにゃ。そんな素振りなかったからさ・・・」
愛理「バレたら大変じゃん。家では吸わないようにしているだけだよ?」
勇也「・・・しかし、僕が煙草吸ってるってよく知ってたなって・・・」
愛理「部屋で吸っていればバレバレだよ・・・母さんだって気付いているよ?」
勇也「・・・以後、注意せねば。銘柄『マイセン・ライト』だけど、いい?」
愛理「奇遇だね、私もそれ吸ってるんだ。好みも似るのかな、双子って・・・」
手渡したケースを『トントン』と小馴れた手付きで叩いて出した煙草を口に
くわえる愛理。
愛理「あ。コレ、最後の1本だよ?。やっぱ、イイや。返す。・・・ハイ」
- 303 名前:12ファンキーズ ◆f5mROIKMUU
:04/02/08 12:56 ID:???
- >>302 の続き。
愛理は申し訳なさそうに煙草を僕に差し出した。そういや、コレしか持って
こなかったな、不覚。
勇也「いいよ、吸いなよ・・・」
愛理「そう?。んじゃ頂きっ!!」
『しぱっ』とライターで煙草に火を点けると、んまそうにパカパカやる愛理。
・・・ああ、いいなぁ・・・、とちょっぴり後悔している僕の心情を察したのか、
紫煙をくゆらしていた愛理が、半分程吸った煙草を差し出して来た。
愛理「ホラっ、遠慮すんなっ」
勇也「あ、でも・・・」
愛理「い〜からっ。後味悪いからっ。自分ばかりオイシイ思いしてたらさっ」
・・・んじゃ、遠慮無く・・・。ゴクリと喉を鳴らして唾を飲んだ後、『きゅぅ〜』
と僕は肺に目一杯ヤニを吸い込んだ。おふっ、クラクラきた〜っ。やっぱり
ンまいねっ〜、寒い時の一服はっ!。ムホホホホ。
- 304 名前:12ファンキーズ ◆f5mROIKMUU
:04/02/08 12:58 ID:???
- >>303 の続き。
愛理「や〜い、や〜いっ、勇のスケベっ。私とキスしたっ、間接キスしたっ」
思わぬ愛理の言葉に、口にしていた煙草を僕はポロっと落としてしまった。
ああっ、クソっ、勿体ねぇっ!!。
愛理「あ〜あ、勿体ないなぁ。何してんの?」
勇也「・・・なんだよっ、吸えって進めといてっ。愛理が変なコト言うから
なけなし煙草を落としちゃっただろっ!?。だいたい、間接キスなんて、
人が喰い掛けた菓子を散々喰ってたじゃね〜かよっ・・・」
愛理「勿体ない。勿体ない。勿体ないオバケがでるぞ〜っ」
勇也「・・・あっ。愛理の後ろにオバケが・・・」
愛理「居るかっ!!」
透かさず『ベシっ』と愛理は僕の頭頂部に脳天唐竹割りを喰らわして来た。
・・・ちっ。暗くなってから、思いっ切りビビらせてやろうかな・・・。
しかし、本当に勿体ないので、落とした煙草を拾い、付着した埃を口でふ〜
ふ〜吹き、残りをフィルターぎりぎりまで吸った。
- 322 名前:12ファンキーズ ◆f5mROIKMUU
:04/02/08 23:37 ID:???
- >>304 の続き。スレのタイトルに沿った年齢・・・高校1年生の双子の姉弟。
一服タイムも終わり、僕は窓際で外の様子を眺めた。横殴りの雨が激しく
ガラスを叩く。山陰で思ったよりも早く暗くなり始めている、そしてこの
天気だ、下山を強行していたら、今頃大変な事になっていただろう。
父と母は今頃、僕達の捜索願いを出しているのだろうか・・・。こっぴどく
叱られるンだろうなぁ。・・・ああ、鬱だ。とはいえ、遭難してしまったのは
しょうがない。あれこれ考え込んでも仕方の無い。僕は『フゥ』と溜息を
つき、明日には天気が回復してくれる事を祈りつつ、一夜を寝て過ごそう
と板の間の方を振り返った。
・・・っ!?。一瞬、我が目を疑った。愛理はずぶ濡れの服を脱ぎ、スポーツ・
ブラと白と水色のストライプのパンティ姿になっていたのだ。
慌てて愛理に背を向けていると、ヒタヒタと裸足の足音が近付いてきて、
そっと僕の服に手を掛けた。
愛理「・・・ずぶ濡れの服、いつまでも着てると風邪引くよ?」
勇也「・・・あ、平気、平気っ。大丈夫っ」
嘘だ。屋内とはいえ冷え込みが厳しくなってきた。膝がカタカタと震える。
- 323 名前:12ファンキーズ ◆f5mROIKMUU
:04/02/08 23:38 ID:???
- >>322 の続き。
愛理「身体はそうは思ってないみたいだよ?。凄い寒そう、唇も紫掛かって
きてるし。・・・それともやっぱり恥ずかしい?」
勇也「・・・・・・・・・」
愛理「恥ずかしいよね。でもね、こうすると暖かいよ?」
僕の服をまくり上げて背中を露出させた愛理は、自分の胸を『ギュウ』と
押しつけてきた。どんなリアクションをすればいいのか分からず、そのまま
暫く硬直してしまった。・・・だけど、確かに暖かく、そして柔らかかった。
このままでは良からぬ想像が、変な感情を煽りかねないので、愛理に背中
合わせで暖まろうと提案した。しかし、板の間を水浸しにするワケにはいか
ないので、結局、僕もトランクス一丁になる羽目になった。・・・これにより、
何らかの要因で股間が反応してしまった場合、布きれ一枚で隠し通せるの
だろうか・・・。中2の時の風呂場での大喧嘩の光景が脳裏をかすめる。同じ
轍を踏むことはないにしろ、正直、心穏やかではなかった。
寒さと不安を紛らわす為だろうか、ひたすら喋り続ける愛理と背中合わせで
暖をとりながら、僕は気が気でない時間を過ごした。
- 324 名前:12ファンキーズ ◆f5mROIKMUU
:04/02/08 23:41 ID:???
- >>323 の続き。
更に気温は下がる。僕は寒さの余り、かじかんだ足先を揉み込んだ。背中
同士の暖め合いも限界に達していた。刺す様な寒さが容赦なく全身を襲う。
愛理「・・・寒いよ、勇・・・」
自分の肩を抱きながら愛理が呻くように言った。寒さで語尾が震えている。
勇也「どうしようか?。死にはしないけど、耐え難いよ、本当に・・・」
愛理「・・・ねぇ、最中から抱き締めてよ・・・。代わり番こにさ、私も勇を
背中から抱き締めて暖めてあげるからさ・・・」
確かにその方が暖かい。しかし、より愛理に密着するのが不安だった。理性
に反した反応を示す男の性が酷く恨めしい。
結局、寒さで背に腹はかえられず、先ずは愛理を背中から抱いて暖める事に
した。最悪、下半身が反応しても、気付かれぬよう、腰は引いておく。
愛理「・・・さっきより全然暖かいよ。暫くこのままでお願い、勇・・・」
勇也「ああ、僕もこのままがいい。愛理の背中も暖かい・・・」
- 332 名前:12ファンキーズ ◆f5mROIKMUU
:04/02/09 12:29 ID:???
- >>324 の続き。
愛理の髪から漂う甘い芳香に妙な色気を感じた。年頃の女だからな、当然か。
愛理「ねぇ、勇。子供の頃さ、冬の日の寒い夜もこんな事したよね?」
髪の香りにマッタリしている最中の問いに少々混乱。
勇也「う、うんっ?。あ、おう、布団が冷たくて一緒にくっついて寝た
ハナシか?。アレって小学校に入る前だったよな・・・」
愛理「そうそう。勇ってば足先が冷たいって言って、無理矢理、私の腿と腿
の間に足先を突っ込んで来て暖まってた。あの時は、ホントに冷たくて
ビックリしたよ。やっぱり今も冷える?」
勇也「まぁ、ちょっと冷たいかな?。・・・しっかし、記憶力イイなぁ。全然
覚えてないよ、足先を暖めて貰った事は・・・」
愛理「うっそ?。勇ってば、あのまま直ぐ寝ちゃってさ、冷たいわ、気に
なるわで、私、なかなか眠りにつけなかったんだよ?」
勇也「そうだったか?。僕よか先に『すかぴー』って寝てたと思ったケド」
愛理「何よ〜、冷害の被害者がそう証言してるんでしょ〜?。冷え症の弟を
思って姉が足先を暖めてあげたのに・・・忘恩の輩め」
- 333 名前:12ファンキーズ ◆f5mROIKMUU
:04/02/09 12:31 ID:???
- >>332 の続き。
愛理は『ぐいっ』と僕の左腕を掴んで自分の頭に敷いて腕枕にした。ぐりぐり
と頭を動かして敷き心地を確かめる。
勇也「おいっ、痺れちゃうだろ?」
愛理「幼少の私のお股の使用料と、それを忘れていた罰として腕枕を命ずる」
勇也「はぁっ!?。んじゃ、交替で背中を暖め合うって約束は?」
愛理「ふぅ〜ん、約束?。そんなのしたっけ?」
・・・コレだ、始まったよ。天気屋めっ。
勇也「へぇへぇ、解りましたよ。左腕を枕としてお貸し致しますよ。その
代わり、条件が1つだけあるんだけどイイ?」
愛理「・・・何?」
勇也「右腕の置き場がさ、今は僕の身体に沿って乗っけた『気をつけ』状態
なんだけど、時間が経つと辛くなるだろうから、愛理の身体に回して
もていいかな?。こんな風にさ・・・」
- 334 名前:12ファンキーズ ◆f5mROIKMUU
:04/02/09 12:33 ID:???
- >>333 の続き。
愛理の背中に覆い被さる様にして右腕を身体に回す。少々腕の重さが愛理に
掛かってしまうが、その分、お互いの身体が密着して暖かさが増した。
愛理は自分の塩梅が良いように、身体に回された僕の右腕の位置を微妙に
調整する。・・・細かいなぁ・・・。
愛理「・・・うん、さっきより暖かいし、良いンじゃない?。許可する」
そう言って愛理は更に僕の胸に背中を預けてきた。
・・・暫く沈黙が続いた。ハナシのネタが尽きたのだ。愛理は腕時計を見て
時間を告げた『21時32分』。遭難してから8時間、山小屋に避難して
から4時間近くが経過していた。雨と風の勢いは峠が過ぎたらしく、次第
に弱くなっていった。しかし、夜はまだまだ長い。遭難した緊張感からか、
睡魔が襲って来る気配が全く無く。愛理の枕になっている左腕の痺れの方
も大して気にはならなかった。
・・・しかし、心地良い香りだな。換気しても尚、埃とカビの臭さが漂って
いるこの山小屋で、愛理の・・・このミルク・キャンディような甘い香りが
する・・・髪の虜になるのは無理らしからぬ話だった。
- 338 名前:12ファンキーズ ◆f5mROIKMUU
:04/02/09 17:15 ID:???
- >>334 の続き。
調子に乗って息を殺して鼻腔で呼吸を行なっていると、股間が熱を帯び始め
マズいと思った時には既に『七分勃ち』の状態だった。姉の髪の香りを嗅い
で勃起するなんて、自慰行為だ、これは・・・。何も知らずに僕に背を預けて
いる愛理。己の浅ましさに罪悪感と自己嫌悪を覚えた。そう、僕は中2の時
と同じ過ちを繰り返そうとしている。固く瞼を閉じ、沸き上がってしまった
欲情が萎えるのを待った。しかし、『風呂場で失神した愛理』の肢体が脳裏
にこびり付いて離れず、余計に下半身をいきり立たせてしまった。
愛理「・・・?。勇の心臓、バクバクいってる・・・」
愛理が呟いた。心音を聞いてやがったのか!?。寒気が全身を襲う。バレたら
大変な事になる・・・!!。芯が通り言い訳が出来ない程にガチガチなった股間
をどう説明すればいいのかっ!?。
勇也「・・・そう?。気の所為だよ、多分・・・」
愛理「・・・・・・早くて力強い鼓動だよ?」
勇也「・・・寝ろ。寝てしまえ・・・」
愛理「無理だよ、寒くて・・・。特に腰の辺りがスースーしてさ・・・」
- 340 名前:12ファンキーズ ◆f5mROIKMUU
:04/02/09 17:16 ID:???
- >>338 の続き。
そう言って愛理は僕の下腹部に腰を密着させて暖を取ろうと、お尻を突き
出した。バレるっ!!。腰を引こうと思った時には全てが遅かった。愛理の
柔らかい臀部に固く熱を持った僕のチンコが当たる。
愛理「・・・・・・・・・」
勇也「・・・・・・・・・」
僕は腰をゆっくり引いて、愛理のお尻から、ぶつかったチンコを遠ざけた。
沈黙が辺りを覆った。愛理の身体に回した腕を引いた。『死にたい気分』
ってこんな感じなんだろう。羞恥と自己嫌悪。謝ろう。
勇也「・・・何と言ったらいいか・・・ゴメン・・・」
愛理「・・・・・・・・・」
勇也「・・・・・・・・・」
愛理「・・・今の、その、・・・男の人のアレ、・・・オチンチン・・・?」
勇也「・・・本当に悪い。済まない・・・」
左腕の腕枕を愛理の頭に敷いたまま、これまで密着していた背中から離れる。
- 361 名前:12ファンキーズ ◆f5mROIKMUU
:04/02/09 22:30 ID:???
- >>340 の続き。雪山で遭難した日にゃエロとは無縁ですな。
僕は仰向けになり、愛理の反応を待った。どんな言葉を浴びせられても決
して暴力だけは振るうまい、そう、自分に言い聞かせた。
愛理「・・・全然、気にしてないよ?。私は平気だよ、勇・・・」
勇也「・・・えっ、あ、嘘だろ・・・?」
愛理の意外な言葉に答えた僕の声には疑念の色が滲んだ。『汚いモノ』
とか、その手の言葉が出るものだとばかり思っていたからだ。愛理は腕枕
をしたまま、僕と同じように仰向けになった。
愛理「少し、ビックリしたケドね・・・。手とか足とかがぶつかる位置じゃない
から、一瞬、何かと思ったよ・・・」
勇也「・・・そうか、それならいいんだ・・・」
愛理「・・・?。・・・もしかして今でも気にしてる?。あの時の言葉・・・」
勇也「・・・・・・・・・」
愛理「・・・だよね。気にしていなければ、こんな反応しないよね・・・」
僕以上に済まなそうに表情を曇らせた愛理。
- 362 名前:12ファンキーズ ◆f5mROIKMUU
:04/02/09 22:32 ID:???
- >>361 の続き。
勇也「あの時の言葉って、中2の時に風呂場で喧嘩した事の・・・」
愛理「・・・そう。・・・あ、謝ってなかったね・・・あの時、酷い事言っちゃって、
その、ゴメン・・・ね?。・・・怒るよね、普通。ホント、悪かった・・・」
全く意外な方向に話が進んでいって、僕の頭の中はこんがらがり、曖昧な返事
しか返せなかった。謝るべき相手に謝られている?。突然愛理は仰向けになって
いる僕の上に馬乗りになり『ぺたぺた』と胸板に手を付いた。
愛理「・・・あのね、勇。言い訳に聞こえるかもしれないけど・・・、あの時ね、
今思えばね、私、自分の身体の変化に心が付いて行けてなかった。
・・・その、せ、生理が来たり、おっぱいが大きくなってきたりして
全然、身体の形が変わっていくのが、その、上手く言い表せられな
いな・・・漠然と、こ、怖かったの・・・。子供の頃は大して勇と変わら
なかったのにね。勇もさ、中学に入ったらm身長が急に伸びて、け、
毛深くなったり、声が変わったりして、みるみる『男らしく』になって
いって・・・。そんな身体の変化がとても、嫌で、仕方なくて、でも、
当然だよね、双子だからって『男』と『女』が違うのは・・・。その、
おかしかったの、あの時は。本心じゃないの。だから、ゴメン・・・」
- 364 名前:12ファンキーズ ◆f5mROIKMUU
:04/02/09 22:34 ID:???
- >>362 の続き。
よもや、そんな言葉が愛理の口から出るとは。正直、面食らった。
愛理「あれからだもんね、勇が悪戯でも私を絶対に叩かなくなったのは・・・。
・・・鏡の破片で切った額の傷、この辺?」
愛理が僕の頭を抱いて、おでこにキスをした。より一層、髪の毛の甘い香り
に包まれる。
愛理「・・・ゴメン、ね。勇・・・」
勇也「・・・いいよ。もう十分だよ、愛理・・・」
愛理が『ギュウ〜』と首っ玉にかじりついてきた。僕もまた愛理の胸に顔を
埋めた。欲情とか下心とかでは無い、純粋な姉弟愛の抱擁。『トクントクン』
と規則正しい愛理の心音が聞こえる。この鼓動に懐かしさを覚えたのは気の
所為だろうか。子供の頃に遊び半分で聴き合った鼓動?。もっと昔?。母さん
のお腹にいた時に聴き合った潜在的な記憶だろうか?。そうかもしれないし、
そうでないかもしれない。しかし、これだけは云える事だ。僕と愛理は生ま
れる前から一緒なのだと。
- 385 名前:12ファンキーズ ◆f5mROIKMUU
:04/02/10 21:30 ID:???
- >>364 の続き。
自分の身体の芯が無性に熱くなっている事に僕は気付いた。緊張やら、その他
諸々の懸案が解消したからなのだろうか?。姉の胸に抱かれながら安堵の溜息
をつくと、こそばゆかったのか愛理は身体を震わせた。
愛理「くすぐったいなぁ、もうっ。・・・勇は甘えんぼさんだね。いつまでも
お姉さんに抱き付いててさ・・・」
勇也「何故かな、こうしていると落ち着くんだ・・・」
愛理「・・・うん。実は私も、安心するんだよね・・・。やっぱり、母さんのお腹
の中で一緒だったからかな・・・?」
僕は息を呑んで愛理を見る。・・・さっき、僕が思っていた事だ。
愛理「??。な、なに?、勇?、そんな驚いた様な顔して・・・。私、変なコト
言った?、・・・かな?・・・」
僕は『違う』と首を振った。
勇也「・・・その『母さんのお腹の中で一緒』ってヤツ、僕も思ってたんだ・・・」
- 386 名前:12ファンキーズ ◆f5mROIKMUU
:04/02/10 21:31 ID:???
- >>385 の続き。
今度は愛理が驚いた表情を浮かべた。やはり双子の姉弟だ、リアクションも
似ている。鏡を見ている様だな。
勇也「愛理の胸に抱かれていた時、心臓の音を聞いていたんだ・・・。なんか、
懐かしいっていうか、記憶の片隅にあるっていうか、そんな感じが
してさ。多分、母さんのお腹の中でお互いの鼓動を聴き合っていた
んじゃなのかな、って・・・」
愛理「・・・さっき、勇の鼓動聴いてて、私もそんな感じがした・・・」
勇也「・・・やっぱり僕達は『双子』だな・・・」
愛理「・・・そうだよ。姉弟だよ・・・」
勇也「・・・・・・・・・」
愛理「・・・ねぇ、勇。・・・その、・・・疑問があるの。変なコトに聞こえるかも
しれないケド、笑っちゃヤだよ?。・・・私達の違いって何かな?」
勇也「・・・えっ!?、あっ・・・。それはあまり、深く考えたコトが無いなァ・・・」
他人に言われるまでもなく、『双子』として『同じ』部分はお互い意識して
いたが、『違う』部分は余り意識してはいなかったと思う。
- 387 名前:12ファンキーズ ◆f5mROIKMUU
:04/02/10 21:32 ID:???
- >>386 の続き。
愛理「勇は『怖いモノ』は平気だけど、私は全然駄目。・・・もっと極端な話
をすると『男』か『女』かの違いなんだろうケド・・・」
勇也「・・・フム、フム・・・」
愛理「・・・でね?、その、双子の姉弟の『男』と『女』の違いにヒントが
ありそうなの・・・」
勇也「・・・ヒントって何の?」
愛理「風呂場でね、勇の・・・オ・・・チン・・・チン・・・を見た時は、正視に耐え
ないくらいダメだったのに、さっき、お尻に当たった時はそうでも
なかったの。他の女の子がどう克服するするか知らないケド、・・・私
が克服できた理由が気になって、ね・・・。その事の答えのヒント・・・」
勇也「・・・なるほど。愛理のお尻に僕の股間が当たった時は、本日3発目の
蹴りが入るんじゃないかって本気で心配してたんだよなぁ・・・。確かに
興味があるな、その答えに・・・」
愛理「さっきも言ったケドさ、思春期で身体の変化のスピードに、心の変化
が追いつかなくて、勇に酷い事を言っちゃったよね?」
勇也「・・・おう、すっごく傷付いた。今でもトラウマだ、PTSDだ」
愛理「・・・謝ったじゃんか、うるっさいなぁ・・・。・・・それでね、中2の時は
駄目で、今さっき突然平気になったとは思えなくて、色々考えたの・・・」
- 417 名前:12ファンキーズ ◆f5mROIKMUU
:04/02/11 22:32 ID:???
- >>387 の続き。PTSDを思い出すのに小一時間掛かりました。ICBMとか
SLBMとかAPDSとかVTOLとか、軍事的な頭文字が・・・。
勇也「ほほぅ。愛理が珍しく考え込んだとな?」
愛理「・・・蹴るよ?」
勇也「・・・ゴメン・・・」
愛理「さっきさ、『男』と『女』の違い、って言ったよね?。ほいじゃ、その
違いは何って言われると、・・・おほんっ、・・・その、男の子にはあって
女の子には無いモノ。女の子は出っ張って、男の子は出っ張らないモノ
って事に帰結しちゃうと思うの、普通は、ね。でもね、それは付いて
生まれ持ったモノだし、それ故に、周囲も、育て方を決めちゃう・・・」
勇也「・・・ほぇ?。何か、凄い哲学的な内容だなぁ。ちょっと脳味噌がついて
行けそうもないな・・・。もう、ちょっと噛み砕いて言ってくれぃ・・・」
愛理「ええっと、ね・・・。勇は男の子として生まれて、男の子の服を着させら
れて、男の子として育てられたよね?」
勇也「・・・おう」
愛理「私は女の子として生まれて、女の子の服を着させられて、女の子として
育てられた。・・・ここまではOK?」
勇也「他者、周囲に『男の子』『女の子』と認識され、その性別に沿った教育
を受けて成長し形成された人格、って事?」
- 418 名前:12ファンキーズ ◆f5mROIKMUU
:04/02/11 22:34 ID:???
- >>417 の続き。
愛理「そうっ、それっ!」
勇也「・・・でも、これじゃ、答えに辿り着いてないな。『平気になった』の
『ヘ』の字にすら行ってない・・・」
愛理「こ・こ・か・ら・が・た・い・せ・つ・な・のっ!。『私達の違い』
ってのは外見的なモノで区別されてたって事なんだよね?」
勇也「他の双子のコトは解らないケド、『双子の兄弟』『双子の姉妹』の
場合は外見的なモノでは区別されないだろうなぁ」
愛理「逆説的に、今の自分から人格とか性別とかを切り離して考えると
納得いくと思うよ、勇」
勇也「・・・う〜ん。つまりは『お尻に当たった』時は、大して異性として
意識しなかっただったって事か?」
愛理「私は意識しなかったんじゃなくて受け入れたのっ!」
勇也「はぇ?」
愛理「もうっ、頭の回転がニブいなぁっ。双子として生まれたんだから、
もしかしたら、勇が私で、勇が私だったかもしれないでしょ?。
そう考えれば、どっちもお互いの身体なワケじゃない、『男』の
部分も、『女』の部分も・・・そうでしょ?。自分の身体に恥ずかし
がるなんて、中学生までのハナシ。解った?」
- 419 名前:12ファンキーズ ◆f5mROIKMUU
:04/02/11 22:37 ID:???
- >>418 の続き。
勇也「・・・ンなこたぁ、とっくに解ってたよ・・・」
僕がボソっと言うと、愛理は『何よっ、早く言えっ』って顔をした。
愛理「・・・ええっ!?。・・・そ、そんな・・・。私の仮説が・・・理論が・・・」
勇也「頭の中で理論立てて考えて、理解出来たモノは受け入れられるって
思考、ホントに愛理らしいなぁ・・・。実に微笑ましいよ・・・」
愛理「な、なによぅっ」
勇也「だから、か。オバケ、幽霊、心霊現象、常識では考えられない猟奇殺人
事件とかがダメなのは・・・」
愛理「そんなの関係あるかぁっ!!。だまれっ、バカ勇っ!!」
勇也「・・・アハハハハ。僕よか、頭の回転がニブいね、愛理姉さんは・・・」
愛理「じゃあ、言わせて貰うわ、勇。アンタはその考えに達していながら
オ・・・チン・・・チンを、・・・ぼっ、・・・股間を膨らませていたわね?。
それはどう説明するの?」
勇也「・・・あっ。いやっ、それはっ、そのっ・・・アレだよ、ホレ・・・」
愛理「『ホレ』?。ホラホラ、ハッキリとお答えなさい?」
- 432 名前:12ファンキーズ ◆f5mROIKMUU
:04/02/12 22:14 ID:???
- >>422 いい板ですねっ。入り浸っちゃおうっ。
>>419 の続き。ネタが浮かんだっ、しかし、また長文・・・。
勇也「・・・ホレ、『男』と『女』の違い、だよ・・・」
愛理「それってさ、『女』とあらば姉妹でも勃っちゃうって事?」
勇也「・・・うっ。・・・そ、そうなるのかな?・・・」
愛理「・・・見境無いのね。勇って変態なんだっ♪」
勇也「・・・くっ。返す言葉が無ェ・・・」
愛理「つまりは、この私に、双子の姉に欲情しちゃったワケね?。正直に
答えなさい。さもないと・・・」
勇也「・・・さもないと?」
愛理「・・・妹になって貰うだけよ」
勇也「・・・はい。白状します。自分はアブノーマルの可能性が『ある』と
思われます・・・」
愛理「・・・うあっ。・・・コホン。・・・もっと具体的に自己分析しなさい」
勇也「・・・へっ?。自己分析?」
愛理「そうっ。例えば、何で勃っちゃったのかとか、こういうシチュエー
ションが萌える、とか具体的に・・・」
勇也「なっ、なんでっ、なんでそんな事まで言わなきゃならんのだっ!?」
- 433 名前:12ファンキーズ ◆f5mROIKMUU
:04/02/12 22:16 ID:???
- >>432 の続き。
髪の甘くて良い香りで勃起したなんて言った日にゃ、「変態勇」呼ばわり
されるに決まっている。今後の人生がお先真っ暗闇になっちまう。
愛理「アンタこそ、姉の身体で勝手に欲情しといて何言ってるのよっ!?」
勇也「だって勃っちゃったモンは仕方無いだろっ!?」
愛理「言っちゃいなさいよっ、どこに興奮したのっ?。・・・お尻?。胸?」
勇也「知らんっ。教えんっ。大体、そんな事知ってどうするんだよっ!?
僕を誘惑でもするつもりかよっ!」
愛理「・・・。ンな事するワケ無いでしょっ!?」
勇也「何だよっ、今の『間』。マジかっ?。マジで僕を誘惑する気かっ!?」
愛理「ああっ、もうっ!!。質問しているのは私だっつーのっ!!」
勇也「もしかして愛理っ、僕に背中を暖められていた時っ、興奮してたっ!?」
愛理「すっ、するか〜〜〜っ!!」
勇也「やっぱりそうかっ!!」
愛理「ウルサイなぁっ!!。私はねっ!!、勇がっ!!、ここをっ!!、こんな風
にっ!!、固くしているっ!!、理由をっ!!、訊いているんだ〜〜〜っ!!」
そう叫んで僕の股間を鷲掴みにした愛理。
- 434 名前:12ファンキーズ ◆f5mROIKMUU
:04/02/12 22:17 ID:???
- >>433 の続き。
しかし『フニャ』という予想外の手触りに愛理は怪訝な顔をした。
愛理「・・・あ、あれ?。干からびてる・・・よ・・・?」
『モニュモニュ』を股間をまさぐる愛理。・・・『干からびてる』のでは
御座いませんっ。『萎えている』と言うのですっ。お間違えのない様にっ。
だが、下手な事を言って握り潰されでもしたら、後天性の妹に成り果てて
しまうので、なるべく言葉を選んで愛理に言う。
勇也「股間が勃起したって何時のハナシだよっ?。もう、かれこれ1時間
は経ってないか?。それならこうなるよ・・・」
愛理「・・・へぇ、てっきり、気持ち良くなんないと・・・。・・・って何言ってン
だろっ、私っ!?」
勇也「(墓穴堀まくりだな)・・・つまりだ。愛理は『男』に興味があるんだ?」
愛理「・・・な、無くは無いわよ?・・・」
勇也「(・・・正直じゃ無いなぁ・・・)・・・僕だって『女』に興味があるから股間
が勃っちゃうんだけど・・・。・・・愛理だけさ、僕のを握りっ放しじゃ
不公平だと思わないかな?」
- 446 名前:12ファンキーズ ◆f5mROIKMUU
:04/02/13 23:05 ID:???
- >>434 の続き。
僕の股間を掴んでいる愛理の手を握り、自分の方へ引き込んだ。『とん』と
愛理が背中向きで僕の胸に納まる。抱き込むようにして愛理の動きを封じ、
スルスルとパンツに手を伸ばした。
愛理「やっ、やめっ!!、ダメっ!!、勇っ!!」
勇也「自分が触るのは良くて、触られるのは嫌か・・・。ズルいな、愛理は・・・」
愛理「ホントにダメぇっ!!。お願いっ、勇也ぁっ!!」
頑なに拒絶する愛理。その反応に僕の嗜虐心がくすぐられたのか、治まった
筈の欲望を湧き返してしまい、股間が固く、熱を持って鎌首をもたげた。
勇也「なぁっ?、少しだけっ!」
愛理「ぜっ、絶対っ、ダメっ。勇也っ、それだけはダメっ!!」
取り付く島もない。これはさっきしていた『双子だから平気』ってハナシの
範囲外らしい。ならば、尚の事、僕の股間を掴んだ対価を・・・いや、それ以上
のモノを支払って貰わなければ気が済まない。
- 447 名前:12ファンキーズ ◆f5mROIKMUU
:04/02/13 23:08 ID:???
- >>446 の続き。
愛理「いやっ!。いやぁっ!!」
僕は伸ばした手を愛理のパンツの中に差し込んだ。愛理の抵抗が一層激しさ
を増す。息を荒げて必死に愛理を押さえ込んだ。
愛理のパンツと下腹部を通り、陰毛を掻き分けて僕の右手の人差し指と中指
が肉の裂け目に達した。その瞬間、僕の拘束を振り解いた愛理の平手打ちが、
左頬に『ビタ〜ン』と炸裂する。マジで痛くて怯んだ隙に、僕の腕の中から
擦り抜けた愛理は板の間の隅へ、あっと言う間に這って逃げた。その顔には
羞恥とも怯えとも受け取れる表情が浮かんでいた。・・・しかし、何故か、軽蔑
とか憎しみとか、負の感情を愛理は僕に向けてはいなかった。・・・何故だ?。
・・・不思議に思いながら、愛理に引っ叩かれた左頬を右手でなぞった。唇が
切れて血が出ていないだろうか?。『ヌル』っとした感触があった。やっぱり、
切れていたか・・・。右手の人差し指と中指を親指に擦り付けて覗き込んでみた。
・・・血が付いてない。・・・血は出てない。指先に付着した、指を広げると僅かに
糸を引く、ヌルヌルの粘液。・・・これは・・・何だ?。
・・・あっ。僕が顔を上げると、愛理は顔を紅潮させて俯いた。
勇也「・・・そ、その、・・・愛理・・・・・・・・・濡れてたのか?」
- 448 名前:12ファンキーズ ◆f5mROIKMUU
:04/02/13 23:10 ID:???
- >>447 の続き。
信じられなかった。口では『僕に興奮した?』とか言いはしたが、本当にそう
なのだとはこれっぽっちも思わなかった・・・。再び、酷い罪悪感と自己嫌悪に
見舞われる。感情に任せた行動。あの時は『怒り』今回は『欲情』だった。
自分の浅ましさに吐き気を催す。しかし、堪えた。愛理に謝ろう。時は
既に遅いのだが。・・・僕はいつもそうだ。事が過ぎてから謝る、これを
繰り返す、進歩のない人間だった。これで愛理にも見限られただろうな・・・。
勇也「・・・済まない、悪ふざけが過ぎた・・・」
愛理「・・・・・・・・・いいよ、謝らなくても。勇と一緒だったの、私も・・・」
勇也「・・・・・・・・・え?」
愛理「・・・私も、興奮してたの・・・勇に・・・」
勇也「・・・・・・・・・」
愛理「・・・だけど、それを知られるのが恥ずかしくて・・・。でも、その反面、
知っても貰いたかった自分が居たの・・・。それで・・・その糸口を見つけ
られたらなって思って・・・」
勇也「・・・それで僕の股間を触ってきたりしたんだ・・・」
愛理「・・・うん。・・・でも、上手くいかなくて。・・・結局、恥ずかしくて自分
から『勇に興奮した』なんて言えなくて・・・」
- 449 名前:12ファンキーズ ◆f5mROIKMUU
:04/02/13 23:11 ID:???
- >>448 の続き。
勇也「・・・・・・・・・」
愛理「・・・勇に触られるの、本当は嫌じゃなかった・・・。・・・只、凄く恥ずか
しくてしょうがなくて・・・。変態とか言っちゃった手前、どうしたら
いいか解らなくて・・・。謝るのは私の方だよ、ゴメン、勇・・・」
勇也「・・・そっか。お互いに興奮してたんだ・・・」
愛理「・・・そう。勇に背中を暖められていた時、凄いドキドキしてた・・・」
勇也「それじゃあ、変態じゃない。これが僕達的には普通なんだよ」
愛理「・・・えっ?。・・・あっ。・・・うんっ!!」
愛理が恥じらいながらも笑顔を作る。僕は訊いてみた。
勇也「愛理は僕の何処に興奮、ドキドキした?」
愛理「そ、その・・・なんていうか・・・。普通じゃないトコに興奮してた・・・」
勇也「・・・普通じゃないトコ・・・?。言ってみ。笑わないから」
愛理「・・・うんとね・・・。い、嫌っ。やっぱりダメっ。言えないっ!!」
勇也「今更、隠し事かよっ。大丈夫、平気、さぁ、言ってみなよ?」
愛理「本当に・・・?。笑わない・・・?。約束する・・・?」
勇也「ああ、約束するよ。『指切りげんまん』するか?」
- 450 名前:12ファンキーズ ◆f5mROIKMUU
:04/02/13 23:14 ID:???
- >>449 の続き。
僕が右の小指をピンと立てると、板の間の隅から愛理が歩み寄って来た。
愛理「絶対、笑わないって約束だよ!?」
勇也「二言は無いっ!!」
愛理も小指を立てたので、僕は小指を絡めた。
愛理・勇也「ゆびきりげんまん、うそついたら、はりせんぼんの〜ます、ゆびきったっ!!」
ふぅ、と一息ついてから愛理は口を開いた。
愛理「・・・勇にね。背中を暖めて貰っている時ね、・・・その、身体の香り?、
・・・体臭っていうか、・・・スメルっていうか、良い意味でのだよ?、
勇の香りにね、ドキドキしたの・・・変、でしょ?」
勇也「・・・くははははははっ!!」
愛理「・・・あっ!?。なっ、笑ったなっ!?。針千本っ!!」
勇也「くははははっ!!。・・・なぁ、愛理。お前、本当に可愛いなっ!!」
愛理「えっ!?。何っ!?」
- 451 名前:12ファンキーズ ◆f5mROIKMUU
:04/02/13 23:24 ID:???
- >>450 の続き。エロを書こうか、書くまいか・・・。
僕はこれまでないくらい、力の限り愛理を抱き締めた。
愛理「い、痛いよっ、勇っ!?。何の事っ!?。針千本だよっ!?」
勇也「良く聞けよ、愛理。僕が愛理に興奮して心臓がバクバクいったのな。
アレは愛理の髪の香りに興奮したんだよ。同じ香りでも他の女じゃ
ダメだ。愛理から薫らなきゃ興奮しないんだよ・・・。笑ってもいいよ?」
ピクンと愛理の身体が反応した。
愛理「・・・それ、本当のハナシ?・・・」
勇也「・・・嘘吐いてどうするよ?・・・」
愛理が僕の瞳を覗き込んできた。
愛理「・・・・・・明らかにアブノーマルだね、私達・・・・・・」
勇也「・・・・・・『ここまで似るか?』っていう位の双子の姉弟だな・・・・・・」
愛理は唇を僕の唇に重ねた。呆気に取られた僕を『ドン』と押し倒す。
- 461 名前:12ファンキーズ ◆f5mROIKMUU
:04/02/14 21:19 ID:???
- >>451 の続き。パコパコとハメるのは書いたから、違う感じでいってみるか。
いきなり押し倒され、受け身もとれずに『ゴッツリ』と床に後頭部を打ち
付けて、意識朦朧状態になる。そんな僕に馬乗りになった愛理は、先程とは
比べモノにならない程の濃厚なキスを見舞ってきた。僕の上唇に吸い付き、
下唇を甘く噛んだ。口腔に舌を滑り込ませて僕の舌を探す。探し当てた舌に
舌を絡ませる。愛理に為されるがまま、僕はダラしなく口を開け続けた。
愛理の前歯が僕の前歯に当たってカチカチと渇いた音が鳴る。舌で僕の
歯の裏を蹂躙し、唾液を絡ませ、『チュル、チュル』と、まるで、甘く
熟れた水気の多い果物を貪るような、そんな、淫猥な音を奏でる。
・・・唇を重ねたまま、突然、愛理の舌が動きを止めた。『今度は勇の番』
とでも言いたげな、潤んだ瞳をしている・・・。先程、愛理が僕にしてくれた
キスをそのままやり返す。『んっ、んっ』と喉を鳴らして恍惚の表情を
浮かべる愛理。湿った音と荒い鼻息だけが、暗い山小屋に響く。
長い時間、お互いの唇を貪り合った。『ちゅぴ』と音を立てて唇同士が
離れると、名残惜しげに糸が引いた。『はぁ、はぁ』と息を切らす。
官能的なキスのお陰で、股間が射精寸前にまで勃起している。トランクス
の頂点にジワリと我慢汁が滲んでいた。一方、馬乗りだった愛理のパンツ
も熱を持ち、しっとりと濡れている。
ついさっき迄は、寒さで全身が震えていたのに、今では足の先まで熱い。
- 462 名前:12ファンキーズ ◆f5mROIKMUU
:04/02/14 21:21 ID:???
- >>461 の続き。明日は早朝から用事があるので、今日はこれで打ち止めッス。
キスをしていた時の恍惚とした表情とは打って変わり、沈んだ面持ちの愛理。
愛理「・・・勇・・・」
愛理の開き掛けた唇に僕は『喋らなくてもいい』と立てた人差し指を当てた。
勇也「・・・解ってる。ダメだよな、この先は。姉弟なんだから・・・。少なく
とも、その覚悟も、準備も今は出来てない・・・」
愛理「・・・うん。・・・でもね、切ない・・・。切ないよぅ・・・勇・・・」
ガチガチになっている僕の股間に、イヤらしい腰つきでアソコを擦り付けて
くる愛理。下着越しでも、その熱さと柔らかさがはっきりと感じられる。
込み上げて来る欲望を堪える。感情に流されてはお互いを不幸にするだけだ。
勇也「・・・じゃあ、このままでいこうか・・・?」
愛理「・・・うん・・・」
下着越しの慰め合い。これが今の僕達の限界だった・・・。
- 485 名前:12ファンキーズ ◆f5mROIKMUU
:04/02/16 09:47 ID:???
- >>462 の続き。
愛理の股間と僕の恥骨の間に反り返ったチンポがサンドイッチされる。
愛理「・・・動いて、いい?」
勇也「・・・ああ、いいよ」
艶めかしく前後に腰をスライドさせる愛理。『シュルシュル』と音を立てて
布と布が擦れ合う。愛理の股間は驚くほどに、柔らかく、そして熱を持って
いた。我慢の連続だったチンポに射精感が込み上げてきた。・・・早過ぎるっ。
そんな僕の現状とは裏腹に、愛理の腰使いは更に激しくエロいモノになって
いく。前後のスライド運動の他に、チンポに体重を掛けて押しつけ、腰を
左右に振るというバリエーションが加わった。愛理の下半身の動きに連動
して、乳・・・豊満とまではいかない・・・が『ぽゆん、ぽゆん』と揺れる。
愛理もまた貪欲に快感を貪っていた。下唇を噛み締めたかとおもうと、
深く大きい吐息を吐き、天井を仰いで甘い嬌声を上げる。
いつの間にか、布同士が擦れ合う音が湿り気を帯びていた。
勇也「・・・あっ、愛理っ、どこで、こんな、事、覚え、たっ?・・・」
愛理「・・・ゆ、勇がねっ、持ってた、本っ、Hなヤツ、内緒でっ、読んでたっ・・・」
- 486 名前:12ファンキーズ ◆f5mROIKMUU
:04/02/16 09:50 ID:???
- >>485 の続き。
やっぱり、か。・・・そそくさと僕の部屋から出ていったりしてたもんな・・・。
それを聞いて、何故か安心した。今の僕の心情からすれば、他の男にこんな
をしていて、ヨがり狂っている愛理の姿を想像したくなかった。むしろ、今
この時から、愛理に言い寄る他の男共を駆逐しようと心底思った。彼女は僕
の片割れだ。他の男の好きには絶対にさせないっ。愛理の行為に身を委ねっ
放しだった僕は、自らの意思で腰を突き上げた。今までとは違う動きが加わり、
愛理は恍惚感が極まったような表情を浮かべた。
愛理「・・・いいよぅ、勇ぅ。コすれてキモチいいよぅ・・・」
勇也「・・・僕、も、いい、気持ちイイよ。・・・愛理、・・・どの辺が、気持ち
いい、んだ・・・?」
ふるふる、と首を横に振る愛理。口には出せないってか?。
勇也「・・・僕は、エラが、張ってるトコが気持ちいい・・・んだ。愛理は・・・?」
愛理「・・・んっ。ズルい、よっ、自分が言ったか、ら、、わ、私にも言わせ
よ、うって・・・するの・・・。・・・あっ。・・・わ、私、ね、・・・ク、・・・リト、
リ・・・ス、だよ・・・?。こ、こ、が一番、か、感じる・・・」
- 487 名前:12ファンキーズ ◆f5mROIKMUU
:04/02/16 09:58 ID:???
- >>486 の続き。
激しく股間を擦り付け合って数分後。徐々に僕のトランクスの小便をする生地
の合わせ目から、トロトロと先っちょから我慢汁を滴らせたチンポが剥き出しに
なる。ここでチンポを仕舞う為に行為を中断したら、興が醒めしてしまう。それ
に、僕の方はそろそろ限界が近づいているが、お構いなしに続ける事にした。
愛理が僕の剥き出しのチンポに気付き、愛おしいモノを見る様な表情を浮かべる。
中2の時とは正反対の、同じ人間が同じモノを見たとは思えない位の反応の違い。
愛理「・・・と、飛び出しちゃった、ね。勇の・・・」
勇也「・・・愛理がイヤらしい腰つきで、コネ繰り回すからだよっ・・・」
愛理「・・・じゃあ、こんなの、どう・・・?」
愛理は剥き出しのチンポに手を添える。今迄、チンポは僕の恥骨と愛理の股間
に挟まれていた。愛理はそれをお尻のワレメの方に導く。チンポの角度が水平
から直角になった。チンポの擦れる位置が変わり、少しだけ射精感が遠のく。
これは幸いだった。このまま続けて、自分だけさっさとイって満足だなんて
終わり方だけは避けたかった。しかし、擦り付け合いで、お互いが同時に絶頂
を迎えられる程、技術が卓越している訳ではない。
- 493 名前:12ファンキーズ ◆f5mROIKMUU
:04/02/16 21:59 ID:???
- >>487 の続き。「最後の一線」か。各自で妄想してくれぃ。鬼畜氏、すまね。
僕の亀頭を握る形で片手を添えて、肉の割れ目にチンポをあてがい、無我夢中
で擦り付ける愛理。もはや、『ううっ』とも『ああっ』とも聞こえる、獣の
唸り声のような声しか絞り出せぬ半開きの口から、滴った唾液の雫が僕の胸に
ぱたぱたと降り注ぐ。
折角、遠のいた射精感も丹念に擦り上げられ、長くは持たなかった。奥歯を
噛み締めて堪えようとしても快感の波に押し切られるのは時間の問題だった。
勇也「・・・あっ、愛理っ!。・・・ぼ、僕っ、もうっ・・・!!」
愛理「・・・っ!!。・・・っ、いっ!、いいよっ!!、イってっ!、勇っ!!・・・」
再びチンポの位置を変える愛理。今度は内股に挟み込み、前屈み気味で両手で
チンポを包む様に扱く。僕もまた愛理の手の動きに合わせて腰を突き上げる。
こうなると絶頂に達するまで、さほど時間は掛からなかった。頭の中が真っ白
になるような快感。関を切った欲望は『ビクっ、ビクっ』と脈打ち、辺りが
独特の青臭さに包まれる。迸った大量の精子は愛理の鳩尾の辺りに降り掛かり、
重力の法則に従って『つぅ』と垂れ落ちた。急速に萎えつつも、僕の深呼吸に
合わせて未だ『ピクンピクン』と蠢くチンポ。その尿道に残っている精子を
両手に絞り出し、ヌラヌラと糸を引かせて弄ぶ愛理。
- 494 名前:12ファンキーズ ◆f5mROIKMUU
:04/02/16 22:05 ID:???
- >>493 の続き。
初めて目にした射精と、初めて触る精子の感触に興味が尽きない様子の愛理。
鳩尾に付着した精子を手で掬い、匂いを嗅いでみたりしている。
愛理「・・・あぅ。・・・凄ぃ・・・。クラクラしちゃうくらい、独特な匂い・・・」
『はぁ、はぁ』と肩で息をしながら、手に掬った精子を見つめる愛理。僕は
直感した。口に入れる気だっ。僕の制止を聞き入れず、愛理は口に運んだ。
愛理「・・・変な、味・・・。ネバっこくて、喉に絡まるよぅ・・・。・・・ねぇ、勇。
気持ち良か・・・、あっ、勇!?。・・・やンっ」
言葉を終えるのを待たずに、僕は愛理を仰向けに寝かせ、パンツの中に手
を入れた。いつまでも自分だけが快感の余韻に浸っている訳にはいかない。
愛理がまだ絶頂に達していないのだ。僕はさっき愛理が言っていた、感じる
場所、クリトリスを手探りで探す。愛理のアソコは愛液で冠水状態になって
おり、指を動かす度にぬかるんだ音が立った。
大体の見当は付いているものの、なかなか探し当てられない。愛理はそんな
僕の手を取り、『ココだよ?』と言わんばかりに導いた。
- 495 名前:12ファンキーズ ◆f5mROIKMUU
:04/02/16 22:07 ID:???
- >>494 の続き。
固い肉の突起物に僕の中指が触れると、愛理の身体が『ぴくん』と反応した。
勇也「・・・指、動かしていいか?・・・」
愛理は無言でコクンと頷く。僕は愛理の敏感な部分を慎重に、中指で円を描く
様にさすり、そして『ぴん』と弾いた。『ひっ!?』と息を呑んで両足を閉じる
愛理。・・・本当に感じるようだ・・・。人差し指と親指で『きゅむ』と摘んで
クニクニとクリトリスを嬲ると、愛理は両手で顔を覆って快感に打ち震えて
いる。僕は空いているもう片方の手を使って、愛理の膣の入り口にある大陰唇
・・・さっきのチンポを擦り付け合った行為で開き掛けていた・・・を指でなぞると
より一層、愛理の反応が顕著なものになった。・・・感じてくれているのだ・・・。
その後、僕は愛理のアソコを指で優しく丹念に愛撫した。愛理は徐々に両足を
イヤイヤと固く閉じ始める。そろそろか、と僕は右手の中指でクリトリスを、
左手の人差し指で大陰唇を攻め続けた。ぷるぷると両膝が震え始める愛理。
愛理「・・・ゆっ、勇っ!。わ、私っ、イっ、イっちゃ・・・う・・・よっ!!」
勇也「・・・気持ち良くなれよ、愛理っ」
愛理「・・・!!っ。〜〜〜〜〜〜〜っ!!」
- 496 名前:12ファンキーズ ◆f5mROIKMUU
:04/02/16 22:08 ID:???
- >>495 の続き。
声にならぬ声を上げ、腰を浮かせて身体を弓なりに仰け反らせた愛理。パンツ
をグッショリと濡らす。絶頂を迎えてグッタリとしている愛理に、更に愛撫を
続けていると『止めて』と言わんばかり手を添えてきた。
勇也「・・・でも、まだ、身体がピクピク反応してるよ?・・・」
愛理「・・・も、もう、これ以上は、ダメ、許して、勇・・・」
感じている事に違いはあるまい。愛理の懇願に構わず僕は愛撫を続行した。
『あっ、あっ』と切なげに鳴いた後に、愛理は『ぷるるっ』と身震いして、
チョロチョロと本日2度目のお漏らしをしてしまった。愛撫をしていた僕の
手に愛理の生暖かいオシッコが掛かる。
愛理「・・・バカ勇っ。だから、これ以上はダメって言ったのにぃ・・・」
勇也「・・・オシッコ漏らしちゃう程、気持ち良かったなんて光栄だよ。愛理」
愛理のパンツから手を抜くと、愛液とオシッコが混ざり合ってヌラヌラとして
いた。僕達は疲労困憊の汗やら精液やらでドロドロの状態になった身を再び
寄せ合う。時間が経てば、また寒さが襲ってくるのだ。
- 514 名前:12ファンキーズ ◆f5mROIKMUU
:04/02/17 10:27 ID:???
- >>496 の続き。東北弁は字で表記すると『おマヌケ』だと思う岩手県出身者。
愛理「・・・ねぇ、勇・・・。なんか、もうさ・・・、汗やら、なんやらで、身体中が
ドロドロになっちゃったね、お互い・・・」
勇也「・・・愛理に沢山掛けちゃったモンな。・・・気持ち悪い?。・・・拭こうか?」
愛理「ううん、平気だよ。いっぱい出たよね、精子。・・・・・・・・・コレってさ、
私と殆ど変わらない遺伝子なのかな?」
勇也「・・・どうだろうなぁ・・・。やっぱり、僕と愛理の男女の違いや生活習慣
とかで個体差が、違いが出てるんじゃないのかな?」
愛理「じゃあ、勇と私の間に子供が出来ても、同じって訳でもないんだね・・・」
勇也「・・・凄いコト言うね・・・。精子ですら個体差があるからなぁ、それに
近親相姦で出来た子供は遺伝子に異常が出るって云うし・・・」
愛理「・・・そうなんだよね。勇とは、一緒になれないんだよね・・・」
愛理が『ギュウ』と抱き付いてきたのを、更に僕は強く抱き締め返した。
勇也「・・・離れたくないよ、僕だって・・・さ・・・」
愛理「・・・このまま、2人だけで生きていけないかな・・・」
勇也「・・・父さんや母さん、周囲の人間を欺くよりは簡単だと思うけど、大変
だよ?。・・・細心の注意を払えば、今まで通りの生活でも・・・」
- 515 名前:12ファンキーズ ◆f5mROIKMUU
:04/02/17 10:29 ID:???
- >>514 の続き。そろそろラスト。ちなみに俺はネチネチと責める『S』型です。
愛理「・・・大丈夫・・・かな・・・?」
勇也「・・・『絶対』とか『完璧』って断言する事は出来ないけど・・・」
愛理「・・・うん・・・」
勇也「・・・か、限りなくそれに近くする努力を、僕は惜しむつもりはないよ。
・・・そ、その・・・」
愛理「・・・『その』?。何・・・?。・・・勇」
勇也「・・・その、大好きな、愛する愛理の為に・・・ね」
愛理「・・・っ!!。・・・私も、好きだよっ。勇也・・・、姉弟とか、そんなんじゃ
なくて、愛してる・・・。一人の男として・・・」
お互いの唇をついばむ様に僕と愛理はキスを繰り返し後、眠りに就いた。
・・・差し込んできた朝日で目が覚める。身を起こすと傍らに寝ている筈の愛理
の姿が無い。山小屋の中を見渡す。居ないっ。一体、何処へっ。
姿を消されてしまうような心当たりは全く無いが、彼女に情を持った僕に
とって、突然、自分の身体の半分が欠落したような、そんな不安と喪失感に
襲われた。慌てて山小屋を飛び出すと、小川の方に愛理の後ろ姿が見えた。
- 516 名前:12ファンキーズ ◆f5mROIKMUU
:04/02/17 10:33 ID:???
- >>515 の続き。ラスト2本前でつ。現在、神奈川。職場は地方の方が多いです。
小川で愛理は・・・生まれたままの姿で・・・昨晩の汚れを洗い流している。
駆け寄った僕は愛理の背中を抱いた。
愛理「・・・どうしたの、勇。血相変えて・・・」
勇也「・・・いや、なんでも無い・・・」
愛理「ふ〜ん。全然、そんな風に見えないケド・・・。ま、いっか。水浴び、
気持ちいいよっ、ホラっ」
手に掬った小川の水をバシャと僕の顔に掛けてくる愛理。僕も負けじと水を
掛け返すと、『キャア、キャア』と愛理は黄色い声を上げて逃げ惑う。
・・・愛理の裸に早速、股間が反応する。白磁のような肌に、形の整ったくびれ
と膨らみ。ピンク色の色素の乳首。あまり濃くない恥毛。当たり前なのだが、
中2の時より、遙かに艶めかしかった。
愛理「・・・何、勇、鼻の下伸ばしちゃって。・・・あっ、勃ってるっ!?。Hっ!!」
勇也「・・・ん!?。コ、コレか?。あ、朝の生理現象だよっ!!。男は皆、朝は勃つ
モンなんだっ!!。愛理の裸とは何ら関係無いっ!!」
愛理「嘘っ!!。白状しろっ!!。欲情星人めっ!!」
- 517 名前:12ファンキーズ ◆f5mROIKMUU
:04/02/17 10:34 ID:???
- >>516 の続き。ラスト1本前。
水から小石に獲物を切り替える愛理。・・・凶暴だなぁ・・・。
勇也「・・・ちっ。解ったよ、白状するよっ。・・・弟の勇也は、愛理お姉さまの
裸を見て欲情しました。これで宜しいでしょうか?」
愛理「やっぱりかぁっ!!。変態めっ!!。このっ!、このっ!!」
次から次へと石飛礫攻撃を繰り出す愛理。正直に言ってコレか、天気屋めっ!。
僕は脱兎の如く山小屋まで後退し、ほとぼりがさめるまで籠城する事となった。
身支度を整え、地図を片手に山小屋を後にする事となった。上着は生乾きだが、
気になる程のものでもない。どうやら、この山小屋まで車で乗り入れられた
らしく、轍の跡に沿って僕達は足を進めた。それから2時間後、僕達を捜しに
来た地元の消防団の方々に保護される事となった。1日振りに父さんと
母さんに会った。僕達の無事の下山を父さんは拳骨で、母さんは泣いて
喜んで、迎えてくれた。両親には、ウサギを追い掛けたら山道に戻れなく
なり遭難し、一夜を廃屋となった山小屋後で過ごした、とだけ説明した。
正直言って、僕は後ろめたさからか、両親の顔を見る事が出来なかったが、
愛理はそんな素振りを一切見せなかった。・・・凄いな・・・。
- 518 名前:12ファンキーズ ◆f5mROIKMUU
:04/02/17 10:36 ID:???
- >>517 の続き。ラスト。
下山後は病院で健康診断をしたり、なんだりと、所謂、遭難者が助けられた
後に行われる通過儀礼を、僕達も例外なくやらされるハメになった。日帰り
だった予定が遭難付きの1泊2日になるとは思ってもみなかった。
自宅に帰ってから両親に『随分と仲良くなったな、お前達』と言われた時、
僕は尿道から魂が引き擦り出されるような気分にさいなまれた。
愛理「勇と私が双子の姉弟だって事を確かめて、協力しあったの。一緒だった
から平気だったんだよ。仲良くもなるよ。ね、勇?」
サラリと言ってのける愛理、それに同調してコクコクと僕は首を縦に振った。
遭難から1週間後。両親は再び登山に出掛けた。『お前らには懲りた』と僕達は
留守番を命じられる。元より僕は登山なんて行きたくなかったので結構な事だ。
両親が車で出発したのを確認した後、僕達は家中のカーテン雨戸を閉め切った。
愛理「・・・勇、準備、いい・・・?」
勇也「・・・うん。おいで、愛理・・・」
僕は愛理の手を引いてベッドに誘った。 〜おしまい〜
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