ホテルに戻った私たちは、夕食を兼ねてクラークキーとボートキーへ出かけるまでに時間があきました。
妻はこの旅で始めて一人で隣にあるニーアンシティーの高島屋へ出かけ、子供と私は5階のプールへ行きます。
本日はスコールの後の曇り空で、プールには元気な子供達とわずかな数の大人が泳いでるだけでした。
私は少し水につかっただけで、サンドバー (Sandbar) の椅子に座りコーヒーを飲んだり、プールサイドを歩き周囲の景色を眺めたりしていました。
1時間ほど経過して、子供の体が冷えないようプールから上がらせ部屋に戻りました。
シャワーを浴びてから、子供がおもちゃを買って欲しいと言いだし、二人で隣の高島屋へ出かけました。
このホテルはカード式のルームキーを二枚発行してくれていますので、妻と行き違いになっても妻は部屋に入れます。
子供と一緒に3階の奥の方にあるおもちゃ売場で、日本製の玩具を見ます。
電池式のミニカーで気に入った型は見つからず、子供の言葉で 「こんな古い型は日本で売っていない」 というプラスチック製のロボット型玩具を購入し、私は食料品売場で缶入りの"Tiger beer (タイガービール)"を二缶買ってホテルに戻りました。
午後5時過ぎにクラークキー (Clarke Quay) とボートキー (Boat Quay) へ出かけるため、三人でホテルの玄関からタクシーに乗りました。 タクシーは10分足らずでクラークキーに到着しました。 久しぶりのシャワーがあったせいで、路面が濡れておりました。
シンガポール川の北側に位置するクラークキーは、ラッフルズ卿の上陸地点にあたります。
かつては古い倉庫や商店街であったものを、シンガポール政府が昔の面影を保存しながら、1993年におしゃれな町並とレストランや土産物屋が並ぶ観光スポットに完成させました。
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私たちはまっすぐに川下りのボートツアーが発着する船着き場に向かい、日本語案内のある川下りを大人S$10、子供S$4で予約しました。 川の名前は「シンガポール川」で、流れが緩いのが特徴です。
5分ほど待って私たちは幅2m強で長さ5m程の木造の、乗合リバーボートで川下りに出発しました。
ボートの後ろの方で、人の良さそうなおじいさんがボートを操舵しています。
ラッフルズ卿の像や周囲の風景を眺めながら複数の橋を通過し、河口に近い地点でマーライオン像を間近に見上げます。
おじいさんが私たちがマーライオンの写真を撮りやすい角度に船の向きを操ってくれます。
真下から高さ8mのマーライオンを見上げると、やはり像の大きさを感じました。
像の後ろに見える高層ビル群は、シンガポールのビジネス街です。
以前、私が英語案内のボートに乗った際には、シンガポール湾の中まで出ましたが、この日本語案内のボートは湾の手前で引き返しました。
日本人はせっかちな観光が好きだと思われているのでしょうか。
(注:2002年9月現在、マーライオン像は少し上流側へ移動しました。)
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ボートは帰路につきましたが、私は両岸の景色に見とれていて、おじいさんに途中のボートキーで 降ろしてもらうよう頼むことを忘れてしまいました。 20分強ほどのリバーボートでの川下りは終了し、ボートは最初のクラークキーの船着き場に戻ってしまいました。
写真はボートの中からボートキーのレストラン街 (パラソルと椅子) を撮しています。
写真の左手にボートキー側の船着き場があったのですが、リクエストしなかったので泊まらずに最初の船着き場へ帰っているところです。
クラークキーにもレストランが多くありますが、今夜は対岸のボートキーで頂く予定です。
ボートから降りてすぐに切符売場で、今度は対岸のボートキーまでの切符を一人往復S$2で購入しました。
今度は同じ型のボートに、タクシーボート (taxi boat) として乗り込みボートキーに渡りました。
写真左の方にある船着き場でボートキーに上陸し、右手側に続くレストラン街を歩いて行きます。 午後6時頃に左側にレストランの建物、右手のシンガポール川の川岸にレストランの屋外席が並ぶ細い道路を歩き、一軒の感じの良い海鮮レストランを選択し、川岸の屋外席に座りました。 写真で映ったパラソルの下が、オープンな屋外席になります。
この店は "河畔63海鮮閣:Riverside 63 seafood court" という名のレストランです。
きびきびしたウエイターに写真入りのメニューから、価格がグラム表示の足太わたり蟹・フライドチキン・酢豚風の料理、それに玉葱ときゅうりのスライスが付いたサテーと海鮮スープを注文しました。
さわやかな川岸の空気に触れながらビールと飲物で乾杯します。
やがて大きな蟹の料理と、ほぼ鶏一羽かと思えるチキンが運ばれて来ました。
チリの味付けで揚げたての蟹は美味です。
私の席のすぐ斜め後ろでは先客の白人のカップルが、ナイフとホークで器用かつ窮屈に同じ蟹料理を食べています。
私たちはフィンガーボール (finger bowl) で指を洗いながら、手で直接口に運んでおいしい蟹料理を味わいました。
妻によれば、隣でナイフとホークで蟹を頂いていたカップルが、私たちの蟹の食べ方を注目していたそうです。
妻と子供はチキンもおいしいと言いながら食が進んでいます。
この店の勘定は税・サービス込みの総額でS$145 (\10,000強) でしたが、場所や雰囲気と味の両方から満足できた内容でした。
午後7時少し前に食事を終えた私たちは、少し歩き今度は橋を渡ってシンガポール川の対岸へ移動しました。
マンダリン・シンガポールへ帰るために道路を走るタクシーか、近くのホテルを探そうということで歩き出しますがどちらも見つかりません。
道路を横断し角を曲がったりしたあげくに、やや途方に暮れてしまいました。
途中でビルの1階で地元の人たちが食事をするホーカーズの奥にトイレを見付け、用を足して出てくると出口で少額の使用料を徴収されました。
更に少し歩くと、歩道の左手に古い建物が目に付きました。
門の中を見ると、日本の白バイとは色が違いますが、大型バイクに跨って待機していた凛凛しい警察官のような若者と目が合いました。
私が地図を開き彼に見せながら位置を訪ねると、私たちはヒル・ストリート (Hill street) の中央消防署 (Central Fire Station) の入口にいることを教えてくれました。
続いて彼にタクシーに乗りたい旨を説明すると、道路をまたいですぐのペニンシュラ・ホテル (Peninsula Hotel) を教えてくれました。
やはり地図を頼りに、冷静に歩きだすことが大切です。
親切な彼に礼を言って広い道路を渡りましたが、道路から少し通りを入った所にホテルの玄関があるので
私たちには見付けられなかったのです。
すっかり日の暮れた時刻で、ホテルの玄関にはタクシー待ちの行列ができていましたが、タクシーはたまにしか来ません。
20分以上待って私たちの順番となりタクシーに乗車し、ホテルに戻ることができました。