昼食後、ホテルを出てオーチャード通りを渡り、セントーサ島へ向かうためのバスの停留所へ行きました。 ところが頻繁に来るはずのセントーサ島行きのバスが来ませんし、乗り方にも不安を感じましたので、またマンダリン・シンガポールの正面玄関に戻りすぐにタクシーに乗りました。
私はいつものように前の左側に乗車し、タクシーが走り出しました。
オーチャード通りから南に少し走ったところで、ドライバーが 「セントーサ島へ乗り入れる許可がない、ワールドトレードセンターからフェリーがあり、そこまでは行ける」 と話しだします。
私は家族に了解を求め、彼にワールドトレードセンターへ行くように告げました。
タクシーはやがて港に近い道路を走り、ワールドトレードセンター (World trade centre) に到着しました。
シンガポールに滞在中、私たちはホテルと有名観光地間をタクシーで移動しました。
このタクシーも私たちを降ろした後、このセンターのタクシー乗場に回りました。
従って、有名観光地では容易に帰りのタクシーが見つけられるわけです。
ワールドトレードセンターは、マウントフェーバーから見下ろす位置にあり、シンガポール港に面したショッピングセンターなどを含む大きな建物です。 私たちは往復のフェリー代金を含む入島料を、大人S$7.3、子供S$6.3で購入して、20分間隔で出発するフェリーを待ちます。 海に向かってフェリーターミナルの右手に、国際巡航センター (International cruise centre) があり、ここを母港とする大型の客船が停泊していました。 小型のフェリーに乗り込み、目の前に見えるセントーサ島へ移動します。
セントーサ (Sentosa) はマレー語で「静穏」という意味です。 セントーサ島は本島から橋を歩けばわずか5分くらいで渡れる距離にあり、東西約4Km、南北約1.6Kmの島です。 島全体がリゾート・アイランドとして4つのホテル、ビーチ、ゴルフクラブ、そしてテーマパークなどが配置されています。 ゆっくりと見て歩くには丸一日必要ですが、私たちは夕方に別の予定があり、島のごく一部を楽しむことにしました。
10分ほどでセントーサ島のフェリーターミナルに到着した私たちは、モノレールの1番駅に向かいました。
無料のモノレール駅は混んでいましたが、私たちが乗車する順になり乗り込みました。
モノレールは左回りに、右手に海を見ながら進み、左手に深い緑が続きます。
車内には各国からの観光客が見られます。
モノレールは島の西側半分を一周するように7番までの駅がありますが、私たちは最初の駅である2番駅で降りました。
ちなみに島の東側半分は、ゴルフ場や入り江になっています。
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2番駅はアンダーウオーターワールド (Underwater world) の前に位置します。 入口で入場料を支払って中に入ると、足元が動く歩道になった透明のトンネルの中を進んで行きます。
写真はエイと一緒に泳ぐ魚たちですが、ナポレオンフィッシュなどが頭上をゆうゆうと泳ぎ回ります。 外に出ると休憩所があり木のベンチに座り、三人でそれぞれアイスクリームやコーヒーなどを頂きました。
もう一度、モノレールの2番駅まで戻ります。
ここも混んでいます、暑いせいか上半身裸になった白人の青年も見かけます。
やがてやって来たモノレールに乗り込み、幸運に座ることができました。
モノレールは島の西端の岬に作られたシロソ砦 (Fort Siloso) のそばの3番駅を通り、次の4番駅へと
進んで行きます。
シロソ砦は1880年代に実際に作られた要塞跡に、当時の施設や大砲などが再現されています。
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私たちは娯楽施設の中心地に近い4番駅でモノレールを降りました。
4番駅の近くには、バタフライ・パーク&昆虫博物館 (Butterfly park and insect kingdom museum) がありますが、私たちは時間の関係でマーライオン・タワー (The Marlion) へ向かいました。
マーライオン・タワーは、マーライオンの形をした高さ37mの展望台です。
大人 S$3、子供 S$2の入場券を購入し、足元からエレベーターで展望台へ上がります。
マーライオンの口元と頭部の上が展望台になっています。
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| | シンガポール遠景 | (80KB) |
マーライオンの頭の上の展望台からは、景色がばつぐんによく見えます。 左の写真はセントーサ島から北の方向を見ており、手前側の緑がセントーサ島で、海峡を挟んで向こう側にシンガポール本島が見えます。
シンガポール側では、左手の小高い山がマウント・フェーバーで、その下にワールドトレードセンターやフェリーターミナルなどの白い建物があります。
それより中央寄りのセントーサ島側の茶色と白い屋根の建物は、セントーサ島のフェリーターミナルです。
セントーサ島のフェリーターミナルの右手に、シンガポール本島とセントーサ島を結ぶ橋があり、その右手に貨物輸送用のコンテナがたくさん保管されているのが見えます。
貨物輸送用のコンテナは、シンガポール本島とセントーサ島の間にあるブラニ島 (Pulau Brani) に施設が設けられています。
山積みのコンテナの群れは、貿易自由国シンガポールを象徴しています。
写真の右奥に、ブラニ島のコンテナの向こうにシンガポール本島の高層ビルが林立して見渡せます。
展望台からエレベーターで下に降りると、民芸品などの土産物が販売されていました。
セントーサ島にはまだ見所がたくさんありますが、私たちはこれで切り上げて買物に向かうため、フェリーターミナル方向へ歩き出しました。
途中で丸くて小さな池があり、中央に緑色のドラゴンの像が首から上と両手を出しています。
大きな口から水をはき出し、左の手に"Sentosa"と書かれた白い玉をつかんでいました。
少し歩いて子供にアイスクリームを買ってやり、フェリーターミナルに戻って来ました。
再び小型のフェリーに乗り、シンガポール本島のワールドトレードセンターへ戻りました。
センターのタクシー乗場でタクシーに乗車し、マリーナ地区のミレニア・ウオーク (Millenia walk) へ向かいました。 明日の帰国日を前にして、免税品などの土産物を購入するためです。 ミレニア・ウオークに到着し、"DFS Galleria (ディーエフエス・ギャラリア)" の広い店内へ入りました。 1階から3階まで、約3,000坪の広さがあるということです。 ここは日本人観光客が必ず訪れる免税店で、シンガポール市内で唯一の免税の酒・煙草の政府公認取扱い店です。 日本語のショッピングカードやちらし類が用意されています。
まず1階でウイスキーと煙草を購入し、料金は前払いで品物の受取りは出国後のチャンギ空港内となります。
ウイスキーに付いていたくじ引きで二回抽選しましたが、二回とも同じ景品が当たりました。
他の景品に交換できませんかと申し出ましたが断られました。
妻が財布、イギリス製の紅茶、ドライフルーツなどを購入し買物を終えました。
免税店の出口にあるカウンターで、マーライオンクラブのカードを示すと、景品としてマーライオンの形をした金色で小型の文鎮がもらえました。
係員の女性が、「"paperweight" (ペーパーウエイト) は日本語でどう言いますか」 と尋ねてきましたので、「ぶんちん」 と回答します。
彼女はもう一つ納得いかないような顔をしていました。
(注記:2003年2月現在、DFS Galleria (DFS ギャラリア)は、スコッツ・ロードのグランド・ハイアット・シンガポールの向い側に移転しています。)
午後7時頃に、買物を終えてミレニア・ウオークの外に出ましたが、タクシーが見つかりません。
正面から出る無料シャトルバスは眼中になく、ビルの横へも移動しましたがタクシーの陰も見られません。
ビルの横手にあるバス停で、勤め帰り風の地元の女性に「どこでタクシーに乗れますか」と聞いてみました。
彼女は綺麗な英語で親切に、「この時間はタクシーが忙しいので、近くのホテルで乗ればよい」と教えてもらいました。
私たちは彼女にお礼を言って、歩いて近くのパン・パシフィックホテル (The Pan Pacific hetel Singapore) へ向かいました。
ホテルの建物の入口横にタクシー乗場があり、私たちは10人ほどのタクシー待ちの列に並びました。
一人の係員がタクシーの乗客を誘導していましたが、ホテルの外から入って来て列に並んだ私たちをとがめたりはしません。
15分ほどでタクシーに乗ることができ、マンダリン・シンガポールへ向かいました。
マンダリン・シンガポールの玄関でタクシーを降りた私たちは、時間も遅いのでそのままホテルに入らず、食事のためオーチャード通りの斜め向かいにある「そごう (Paragon)」 に向かいました。 今朝の散策で回転寿司があるのを見付けていたからです (注意:「そごう」は現在は存在しません)。 そごうの店内でエスカレーターで上に上がると、回転寿司の店は満員で店の外で順番待ちです。
回転寿司を旅行最終の夕食に選んだのは、旅行6日目になって三人とも日本食にひかれたからです。
この店は外側がガラス窓になっていて、店内で食事をする人たちの様子がうかがえるようになっています。
私たちの順番になり、店内の一番奥側のテーブルに座りました。
店内を大きく楕円を描いて寿司のコンベアー・ベルトが回り、その周囲に4人掛けくらいのテーブルが配置されています。
店内に入って分かりましたが、客は地元の人たちばかりのようです。
ベルト上に回ってくる寿司はかんぴょう巻きやしんこ巻きなどで、魚のねたがほとんどありません。
私たちはメニューから鉄火巻きやいか巻きなどを注文しました。
そういえば、シンガポール・インドネシア・マレーシア・タイなど東南アジアの人々は、魚を生で食べることをしません。
近くの人たちは、天麩羅や麺類などと、魚無しの寿司を頂いています。
私の体験ではずいぶん昔に、タイから来日した男性を寿司屋に案内したところ、彼は魚を使った寿司をまったく口にしませんでした。
3年ほど前にインドネシアから来日した数名と寄せ鍋で宴会をした際、彼らも刺身は全く口にすることはありませんでした。
刺身を寄せ鍋の中へ入れて、火を通せば口に入れておりました。
いくら安全だからと説明しても無理で、食習慣と文化の違いであると理解しています。
但しこの地域の人でも、日本に長期滞在されている方は、刺身などを食べられるようになるそうです。