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日本へ帰国する日の朝、私は7時に起床しドリップ式のコーヒーを入れて飲みます。
ベランダに出るとタムニンの町が雨に濡れています。
タモン湾の方へ目を向けると、恋人岬が雨にかすんで見えています。
昨日の午後からの雨が続いています。
本日は日本へ帰国する日です。 予定は午後12時にホテルのチェックアウト、午後2時35分にホテルのロビー集合となっています。
冷房を切った状態でベランダの窓を開放しました。 7時40分現在で室温は26℃です。 熱帯のグアム島に滞在した5日間は、雨期と熱帯低気圧のせいで過ごしやすい日々でした。 この年 (2001年) の関西地方の8月と比較して、暑さはずいぶんとましでした。
ル・プルミエでブッフェの朝食を終えた後、ロビーのカウンターで滞在中の支払いを済ませます。
部屋に戻って、昨夜から始めていた二個のスーツケースへの荷造りを終えました。
包装が必要な物は、日本から持参したガムテープと新聞紙を利用しています。
帰国の準備を終えた私たちは、10時過ぎにスーツケースを持ってロビーへ降り、部屋の鍵を返却しチェックアウトを済ませました。
二個のスーツケースをホテルに預けます。
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ホテルの正面へ出て、タクシードライバーに恋人岬までの往復を$50(\6,350)で交渉し、タクシーが走り出しました。 オンワード・ビーチリゾートから恋人岬までは、片道20分から30分程度のドライブです。 マリンドライブを北東に走り、岬に近づくにつれ緑が多くなります。 恋人岬に到着しタクシーを降りると、熱帯低気圧の嵐が待っていました。 岬は海抜120mを越える景勝地ですが、海からの強い風が吹き付けてきます。
恋人岬はスペイン統治時代の、若い男女の悲恋の伝説が残る所です。
写真の男女の像は、伝説にもとづく髪を結び合ったチャモロの恋人達の姿を表しています。
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岬の広場の先端に小さな売店と有料の展望台があります。
この時は、小雨まじりの強い風があり、展望台に入ろうという気になりませんでした。
晴れていれば、フィリピン海とタモン地区などが展望できたでしょう。
展望台の入口近くに、日本語や英語などで恋人岬の伝説を書いた説明板が設けられています。
説明板の横で強い風の中、ハイビスカスがたくましく咲いていました。
天候のせいか観光客も少なく、雨足が強くなりはじめ、私たちは駐車場に近い建物で物売りの横で雨宿りをします。
物売りのおばさんが、土産物を勧めてきますが、この天候では商売にならないようです。
風と雨の恋人岬を味わった後、私たちはタクシーに乗車しタムニンへ戻ります。
私たちが利用したグアム島のタクシーは、ドライバーがかならず話しかけてきます。
英語が通じると分かると、ほとんど世間話のような会話になります。
天候のこと、道路事情のこと、日本のこと、私が質問したことなどを、ほとんどしゃべり続けて運転します。
マリンドライブから途中で右手に、タモンのホテル街を遠目に見て、タムニンの街に戻ってきました。
既にお昼になっていますので、ホテル近くのレストランで降ろしてもらいました。
私たちは道路沿いの、Shirley's coffee shop (シャーリーズ・コーヒーショップ) という平屋建てのレストランへ入りました。
後からガイド本を読むと、島内にいくも店を持つチェーン店で、地元の人達には安くてうまい、ボリューム満点のレストランと説明されています。
広い店内の壁際の席に案内されましたが、地元の人達で賑わっていて、観光客の姿は見あたりません。
コーヒーショップという名前ですが、一見してアメリカンタイプのレストランであることが分かりました。
今日は月曜日でここで昼食を済ませ、仕事に戻るようなグループも見られます。
ウエイトレスが日本語のメニューを持って来てくれました。
私たちが注文したのは、飲物がコーヒー($1:\127)、パイナップルジュース($1.95:\250)、コーラ($1.4:\180)です。
コーヒーが安く、しかも飲み放題です。
食べ物は、ハムとチーズのサンドイッチ($5.5:\700)、ビーフカレーライス($7.75:\985)、コンビネーション焼きそば($8.95:\1,140)を頂きました。
それぞれに中華風卵スープが付きますが、スープはサービスです。
カレーライスの味は日本のものとは少し違っていたようですが、量はそれぞれ多めでした。
味は総じていけるものでした。
昼食を終えた私たちは午後1時前に、歩いてすぐのオンワード・ビーチリゾートへ帰ってきました。 預けていた二個のスーツケースを受け取り、ロビーでソファーに座って出発を待ちます。 私たちは天候面では幸運でした。 昨日午後からは雨が続いています。 昨日グアム島に到着した人達は、まだ一度も泳ぐことが出来ないでしょう。 ロビーのインターネットで時間を過ごす親子連れも見られます。
私は部屋に薄い上着を忘れていることを思い出しました。
機内ではおるため、ハンガーに掛けたまま忘れたのです。
フロントデスクで係員に、チェックアウトを済ませたが、クローゼットに上着を忘れたということを説明します。
若い男性係員は、無言のまま笑顔で鍵のカードを再発行してくれました。
部屋に戻ると室内は清掃されず、そのまま上着が残っていました。
ロビーには私たち以外の日本人客が大勢出発を待っていました。
私たちのすぐ近くで、大型のスーツケースを開けて中を点検している日本人男性がいました。
それを何気なく見ていた私は、もう一つ思い当たりました。
私はグアム国際空港で受け取るはずの免税品の引替え証を、他の書類と共にスーツケースの中にしまい込んだことを思い出したのです。
ということでスーツケースのベルトを外して蓋を開けました。
はたして袋の中から、引替え証が出てきました。
近くの男性がスーツケースを開けていなかったら、空港で免税品が受け取れなかったかも知れません。
やがて午後2時半を過ぎ、ロビーに迎えの係員が現れ、私たちは空港行きの大型バスに乗車しました。
バスの中で出国手続きがビデオで説明され、15分ほどでグアム国際空港に到着しました。
空港での出国及び搭乗手続は、大変にスムースでした。
エスカレーターで上に上がる際も、日本人係員が誘導してくれました。
この旅行ではグアム島は、海外旅行の初心者であっても、いたれりつくせりだという感じを持ちました。
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空港ビルの出発ロビーに入った私たちは、免税店で品物を受け取り、JALウエイズのJO944便に搭乗を待つだけとなりました。
午後4時40分の離陸時間まで、1時間弱の待ち時間があります。
出発ロビー内は禁煙ですので、妻と子供とは別に私は喫煙できる Clippers (クリッパーズ) というバーに入りました。
古い飛行機の写真などが飾られたカウンターのバーは、コーヒーが$4(\500)でした。
搭乗が開始され、私たちはJO944便に乗り込み、機は間もなく関西国際空港へ向け離陸しました。
今回の旅は家族三人、それぞれのペースを尊重しながら楽しめました。
オプショナルツアー以外は、細かな日程を決めず、三人で相談しながら行動したからです。
グアム島には今回私たちが訪れなかった見所がたくさんあると思いますが、私たちは私たちが望むペースと内容で過ごせました。
グアム島は東南アジアのトロピカル・アイランドに比べ、日本語が通じる機会が多いなど、日本人にとって旅行しやすい場所です。 別の意味では、今回の夏休みシーズンなどでは、どこへ行っても日本人観光客が多くなります。 グアム島は手軽な旅ができて、日本から一番近いアメリカ合衆国なのでしょう。