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ジャカルタ及び近郊の回想
 
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 9. ジャカルタ郊外の風景

 (1) ジャカルタ郊外の水田の風景
水田の風景です
水田の風景です
 写真上は1996年12月に撮影したもので、ジャカルタから東に高速道路を30Km(30分)程度走ると、車窓から水田地帯が広がります。 高速道路の両側に水田が広がり、所々に農村の集落が見えます。

 写真下は2001年の11月末に撮影した、ジャカルタから東に高速道路を60Km(45分)程度の、カラワン(Karawang)という地域の水田地帯です。

 翌年1月から2月にかけては、こちらのたんぼは稲刈りで、向こうの水田は田植えという景観になります。 ジャカルタ近郊では、年3回は米が育つと聞きました。

 インドネシアの水稲は米つぶが長めで、ぱさぱさした感じに炊きあげます。 炊きあがりは粘りけが少なく、日本風のおにぎりには向かないようです。 水田の回りにバナナが植えてあったり、水牛がゆっくりと農作業をしているという、のどかな熱帯の情景が目に入ります。
 11月や12月という季節は、日本では冬の間は葉を落としている落葉樹が多いですが、冬のないインドネシアではこの季節も緑が青々と茂っています。
 高速道路の近くに集落があると、路肩を鶏 (にわとり) や小さな山羊(やぎ)が歩いているという光景も目に入ります。 水田地帯で近道をするためこちら側から向かい側の水田まで、鍬(くわ)をかついで高速道路を横断する勇敢な農夫の姿も見られます。

 (2) 路上の風景
路上の物売りです
[ 路上の物売り ]  左の写真はジャカルタから高速で東へ30分ほどのリッポー・チカラン(Lippo Cikarang)の街で、高速道路への取り付け道路で、売子がミネラルウオーターのペットボトルを差し出しています。
 道路の左側に小さな物売りの屋台(リヤカー)が見えます。 屋台毎にミネラルウオーターや新聞、スナック類や飲物などいろんな物を売っています。
 写真は1997年に撮影したものですが、2001年12月に再訪しその場を通過すると同じ情景でした。 ジャカルタ郊外の「ゆっくりとした時の流れ」を感じました。
 ジャカルタ近郊の高速道路などで、車が渋滞する場所があると、ミネラルウオーターやスナック類を売る売子が車の間をぬってやってきます。

 (3) ショッピングセンター
ショッピングセンターです
 リッポー・チカランはジャカルタ郊外の街ですが、ホテルの近くに近代的なショッピングセンター [ Mol Lippo Cikarang ] が営業しておりました。 横長の建物の両端に"マタハリ(matahari 太陽の意)"と"ヒーロー(Hero)"という二つのスーパーが入り、中央部に複数の映画館と各種専門店が入った二階建てのつくりです。
 日本の大型スーパーと同じシステムで商品をかごに入れてレジに行き、係員の入力した表示金額を支払えば買物ができ言葉は不要です。 スーパーの店内には生鮮食料品などがあふれていました。 日本では季節外れの野菜・トロピカルな果物・魚・肉・パン類や、列で配置した棚にスナック菓子類や日本の某メーカーの醤油や調味料、それに台所用品などが並びます。 二階に衣料品などの広い売場があり、格安の衣料やネクタイなどを販売していました。 ある時、靴べら(shoehorn)を買おうと探し、複数の係員にジェスチャーを交えて説明しましたがありませんでした。 電気製品売り場で中国製の200Vの電気ポットを見つけ、千円以下の安い価格で入手しました。 そのポットはすごく気に入り、毎朝コーヒーを入れて飲むのが楽しみでした。
 ホテルの周囲やショッピングセンター内で、治安面は問題ありませんでした。 現時点で回想して、外国人(日本人)に対し違和感なく普段どおりに接してくれます。 インドネシアは多民族国家で、人々の顔かたちや皮膚の色は一様でなく、多くの民族・文化・習慣などが融合した社会であることを感じます。

 (4) ジャカル近郊の景観
ベチャのおじさんです
牛と牛飼いのおじさんです
[ ベチャのおじさん ]  ジャカルタから東に高速道路を60Km程度の、カラワン(Karawang)という街の、その更に郊外の風景です。 上の写真は、| ベチャ |(Becak:インドネシア語)という乗物のおじさんが、川(運河)の傍で、客待ちをしていました。 直射日光のもとでは、頭が熱くなるような熱帯ですが、おじさんは日陰で心地よさそうでした。

 もう少し川岸を進むと、下の写真の白い牛と牛飼いのおじさんに出会いました。 おとなしい牛で、私がすぐそばを通っても、静かに草を食べています。
 この付近の民家では、庭に鶏や山羊が放し飼いです。 川岸は日本にもあるような風景ですが、実際に歩いてみると全く景観が違います。 時期が12月であること、緑が深く豊富であって、木の種類が異なり、民家の庭にはパパイヤの木に実がなり、バナナの葉が青々と茂っていました。
 川は透明ではなく、土の色がついて、ゆっくり流れ、投網を打つ人がいました。 川岸では、複数の女性が洗濯や水浴びをしたり、子供達が魚釣りをして遊んでいる光景が広がっていました。 土手に降りてみると、日本の家庭菜園のように畑を作って、大形の唐辛子が実っていました。

 (5) オジェ(バイクタクシー)
オジェです
 写真はカラワン (Karawang) という街の中心街で、地元の大形スーパー "マタハリ" の前の風景です。

 このようなジャカルタ郊外の町では、ほとんどタクシーが見られず、庶民の足は10人乗りほどの小型路線バスか、オジェ(Ojek)と呼ぶバイクのタクシーです。
 オジェは排気量100cc程度の、後部に荷台のついたバイクです。 ドライバーと交渉し金額を決めてから、後部座席(荷台)にまたがって乗ります。

 上で紹介したリッポー・チカランの街では、外国人である私がスーパーで買物を済ませ袋をさげて出てくると、出口に待っている何台ものオジェのドライバーが、インドネシア語で乗らないかと誘ってくれます。 また散歩していると、後ろから 「プッ !」 とクラクションを鳴らして誘ってくれます。 そのような時は無視するよりも、英語で "No, thank you."(ノー・サンキュー)や インドネシア語で "Jalan-Jalan"(ジャラン・ジャラン=散歩)と答えることで、それ以上にしつこくされることはありません。
 朝の通勤時間帯にはオジェの荷台に横座りに乗って、勤め先へ急ぐ地元の女性もよく見かけられました。 ジャカルタ市内では、バイクのドライバーはヘルメットを被っていますが、郊外ではヘルメット無しで乗っている光景を多く見かけました。 地方都市では見かけませんが、ジャカルタ市内ではバジャイ(Bajai)と呼ぶオート三輪が走っています。

 (6) 列車の屋根に人が
列車です
 写真は、バンドゥン(Bandung)郊外での光景です(2001年11月)。 私の乗る車は、別の車数台の事故のため道路が大渋滞し、30分以上路上で停車したままとなっていました。
 そこに、道路のすぐ横にゆっくりと左から右側へ向かって列車が通り、写真のような光景でした。 列車の屋根に乗った人達は、大渋滞の街道を見下ろしているようです。
 いつも見られる光景かどうか分かりません。 街道が大渋滞のため、列車が超満員となり、屋根に乗ったり、窓にしがみついているのかも知れません。 いずれにせよ、日本で見られない光景を目にしました。

 
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