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ジャカルタ及び近郊の回想
 
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 11. ここだけの話

 (1) 子供たちの遊び
たこです
子供達です
[ たこ(凧)]  上の写真は郊外の庭先で見つけたもので、インドネシア風のたこだと思います。

 インドネシアで地元の方に子供たちの遊びを聞くと、小学校低学年の遊びは TV ゲームと自転車乗りということで、日本の子供たちと変わりません。 その他に男の子は凧あげ・石けり・かくれんぼ、女の子はゴム飛び・お手玉(ボールを使う)などで遊ぶとのことです。

 下の写真は、ジャカルタ郊外で、川で魚釣りを終えた三人の子供達です。 魚釣りは手軽な遊びのようで、一人の子がビニール袋に小魚を一匹入れていました。
 三人とも素足で、家から歩いてきたようです。 外国人である私から写真を撮られるということで、大いにはにかんでいます。 子供達は笑顔がかわいく、明るくて素朴な感じを受けました。

 (2) インドネシアの「じゃんけん」

 インドネシアには、二種類の「じゃんけん」があります。 その一つは、三人以上でする「じゃんけん」です。 ホンピンパ (Hom pin pa) といえば分かります。 「♪ ホンピンパ・アライム・ガンブレン......ロンベン(Hom pin pa alaium gambreng ma ijah pake baju ronbeng)」と歌いながら、手のひらを8の字を横に書くように、裏表させながら腕を動かします。 そうして、手の平(一般に色の白いほう)か、手の甲(一般に色の黒いほう)を見せ合います。 そして、手の平か甲か、数が多いほう、あるいは少ない方が勝ちとなります。

 もう一つは、二人でやる「じゃんけん」です。 「スイー(Suit)」、あるいは「スイー・チョン・グレイン(Suit jeng greng)」といいます。 親指一本を出して 「象」、人差指一本を出して 「人」、小指一本を出して 「あり(昆虫)」 となります。 象は人に勝ち、人はありに勝ち、ありは象に勝つという組合わせです。 ありは象の耳の中に入り込み、いたずらできるという理由からだそうです。

 (3) 椰子ぼうき
椰子ぼうきです
 日本で庭などの地面を掃くほうき(箒)といえば、竹の小枝を束ねて丸竹の柄を付けた竹ぼうきです。 インドネシアでは竹の小枝の代わりに、椰子の葉っぱの芯(葉脈)を使った椰子ぼうきです。
 日本の竹ぼうきとほぼ同じ長さで、最初はちょっと目には竹ぼうきに見えますが、間近に見て質問してまぎれもなく椰子製のほうきでした。 竹ぼうきは小枝がついていますが、椰子ぼうきは芯が一本ずつ真っ直ぐです。 椰子ぼうきを使ってホテルの庭を掃除したり、道路上の土埃などを清掃する姿をよく見かけました。

 (4) インドネシア料理
インドネシア料理です
野菜サラダです
 写真はジャカルタ市内の、地元の人々で賑わうレストラン内部です。 インドネシアで食事を頂く際は、通常はスプーンとフォークを使います。

 写真では、バナナの葉にご飯 "nasi"(ナシ)が盛り付けてあります。 ご飯の横のアルミ容器に、手を洗う水が出されています。 このような場合は、右手を使って素手で料理を食べるのが基本です。 但し、日本人は日頃からそのような訓練をしていませんから、いきなり素手で上手に食べるのは無理なようです。
 ご飯の横に豆腐(インドネシア語で "tafu"(タフ)の料理と、中央にサティー(satay)が見えます。 インドネシア語では、"Sate" (サテ) です。 サティーは日本流に言えば焼き鳥風で、チキン・ビーフ・マトンなどを串焼きにして、独特なたれを付けたものです。

 下の写真は、野菜サラダです。 小型のきゅうりや苦瓜、ペパーミント類などが、切らずにそのまま出されていました。 特にペパーミントは、葉だけでなく茎を一緒に頂くと、料理にとっても合いました。

 インドネシア料理は日本料理に比べ、一般に味付けが唐辛子を使って辛く、独特な風味が特徴です。 そのため、短期滞在の日本人には、インドネシア料理を避ける人もいます。
 代表的な料理に、ナシゴレン(Nasi goreng)という焼き飯、それにミーゴレン(Mie goreng)という焼きそばがあります。 その他に、魚や海老・いかなども焼いたり揚げたりして頂きます。 慣れてくるに従って、食事の際の辛みの加減が分かり、おいしい料理の味が分かるようになってきます。

 インドネシアのモスレム(Muslim:イスラム教徒)は、アルコール類を口にしません。 従って、ジャカルタ市内のレストランでも、始めからビールなどのアルコール類を、置いていない店があります。
 私はインドネシアへの渡航が二度、ラマダン(断食月)と重なったことがあります。 普段はビールなどアルコール類を置くレストランが、ラマダン中であることから、私たち外国人にもアルコール類を提供しない場合がありました。 但しラマダン中でも、ジャカルタの日本食レストランなどでは、ビールなどのアルコール類を頂くことができました。

 (5) やもり
やもりです
[ チチャ ]
 インドネシアの郊外では、チチャ(cicak)という「やもり」が、照明のある屋外や窓によく見られます。 トカゲ目トカゲ亜目ですが、通常の草むらに棲むトカゲではありません。 足の裏が吸盤状で、照明のある玄関の天井などにも群れています。

 昔の日本の民家で、よく目にしましたが、最近の日本ではあまり見られません。 写真のチチャは、私が滞在したアパートの庭で、照明具の中に入って、集まってくる虫(蚊など)を待っていました。 とてもすばしっこく、容易にしっぽをつかまえることができません。
 やもりをモチーフにしたバティックのTシャツなどは、インドネシア独特なお土産です。

 (6) 豊富な土産物や特産品

 日本人の出張者や旅行者はジャカルタでは、タムリン(Thamrin)通りのサリナ(Sarinah Jaya)や、ブロックM(Blok M:インドネシア語)のパサラヤ(Mega Pasaraya)という有名デパートで、お土産の買物をすることが多いようです。 両デパートは値段は高めですが、広いフロアーを使って、数多くのインドネシア特産の土産物や特産品を販売しています。

 土産物については、趣味によって異なりますが、私が最初にあげるべきものは、日本でジャワ更紗ともいわれる、バティック(Batik)という「ろうけつ染め」製品です。 実演を見たことがありますが、ろうそくの「ろう」で模様を作っていく伝統的工芸です。 種類が豊富で例えば半袖シャツ、ハンカチ、テーブルクロス、壁掛けなどがあり、値段も予算に合わせ高級品から普及品まで、色々選択できるものです。
 バティック製品ではありませんが、値段の安いTシャツも絵柄が独特です。 バティック調で、昔の民族風の家屋や、やもりをモチーフにしたTシャツなどが独特です。

 次に、いろいろなテーマの木彫工芸品 (Woodcarving) があげられます。 動物や人間を彫ったものから、いろんな乗物やドア・ストッパーに至るまで種類が多く、大きさも値段も様々なものがあります。 同じような物をシンガポールや日本で購入するとすれば、現地ではずいぶん安く購入できるでしょう。 

 金属工芸品としてピューター(pewter)があります。 日本語で白鑞(しろめ)と言われるピューターは錫を主成分とする鉛との合金で、鉄・亜鉛・アンチモンなどを少量含み、花瓶・置物・皿・ビアジョッキ・装飾品などとして販売されています。 ピューターは、マレーシアとシンガポールでも、主要なお土産品ですが、インドネシアでも質の良い品が手に入ります。
 その他に、細かな銀細工の飾り物、バック類や履き物などの革製品、装飾的小物類(knickknack:ニックナック)や陶器類、貴金属・宝石などがあげられます。

 嗜好品としては、インドネシア特産のコーヒーがあります。 日本ではバリ島のコピ・バリ(Kopi Bali)が有名ですが、インドネシア語でコーヒーを「コピ」と発音します。 ジャカルタでは、スラウェシ(Sulawesi)島のトラジャ(Toraja)コーヒーが高級品です。 砂糖やクリーム無しでも、癖のないマイルドな味のコーヒーです。 ジャカルタ市内の大形スーパーの食料品売場の通常の陳列棚で、トラジャ・コーヒーを安く買うことができます。

 最後にインドネシア特産のスパイス(spice)があげられます。 インドネシアは、古くから | スパイス・アイランズ |(Spice Islands:香料諸島)が有名でした。 スパイス・アイランズとは、モルッカ諸島(Molucca Islands)を指します。 スパイスは旅行者として、空港の免税店などでも手に入りますが、ジャカルタの友人から頂いた三種類を紹介します。 いずれも植物(木)で、それらの樹皮や実などを乾燥したものです。 最初はクローブ "Clove(インドネシア語:Cengkeh)" で、モルッカ諸島(Molucca Islands)の原産で、日本語では「丁子・丁字(ちょうじ)」と云います。 二番目はナツメッグ "Nutmeg(インドネシア語:Biji Pala)" で、モルッカ諸島の原産で日本語では「にくずく」と云います。 三つ目はシナモン "Cinnamon(インドネシア語:Kayu Manis)" です。 シナモンはインドシナ原産のスパイスで、日本語では「肉桂・桂皮(にっけい・けいひ)」です。

 (7) 日本のものは高かった

 休みの日にジャカルタのある大型デパートに出かけました。 日本の製品も販売されていますが、輸入品であるため、値段がずいぶん高くなります。 日系書店で日本の単行本が欲しくなりましたが、印刷された日本円の定価に比べ、ルピア換算の値段が2倍以上で、購入するのに抵抗感を感じました。 また当時携帯していた万歩計を現地で無くし、そのデパートで探してみると日本製品がショーケースに入っていました。 蓋のついた万歩計は日本では2千円台と思われましたが、現地での値段は5千円台でしばらく購入を躊躇しました。 結局どうしても欲しかったので、高い本も万歩計も購入した経験があります。

 
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