動物園を出た私は、マニラで一番の繁華街とされるマラテ(Malate)とエルミタ(Ermita)の両地区を歩いてホテルへ帰ることにしました。
私は治安が悪いということを承知の上で、単独行動の町歩きを開始しました。
私の服装はスニーカーに半ズボン、それにTシャツという、いわゆる欧米人観光客風のスタイルです。
最初に書いておきますが、マニラは日本人女性単独での散策などは、とてもお奨めできる街ではありません。
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| マニラの街頭(マラテ地区) |
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車で混雑する街頭(マラテ地区)
タクシーの前はマニラ名物の「ジプニー」
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| ロビンソン・コマーシャル・コンプレックス |
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| エルミタ地区の街角(トライシクル) | |
マラテとエルミタ地区は、西側をマニラ湾(Manila Bay)に沿うロハス通り(Press M. Roxas Blvd.)、東側を鉄道の路線が走る長方形の地域です。
動物園が位置するマラテ地区は南側に、私が宿泊するマニラ パビリオンはその反対側で北側の地域です。
この地域には南北方向に何本もの道路があり、私はやや海側のマビニ通り(A. Mabini St.)を北の方向に歩き始めました。
フィリピン海にある台風のせいで、三日間の旅行中は、毎日断続的な雨が降っていました。
写真 [上] は、マラテ地区の、とある街頭の風景で、路面は雨で濡れています。
マラテとエルミタ両地区は、観光客が利用するホテル、レストラン、ショッピングセンター、両替商などが集中した地域です。
私が歩き始めると、歩道があっても狭く、所々水たまりができていました。
歩道の無いところでは、路肩に駐車する車をよけて車道を歩かなくてはなりません。
しばらく歩いてエルミタ地区に入り、写真 [中央] のロビンソンズ・コマーシャル・コンプレックス(Robinson's commercial complex)というショッピングセンターに入りました。
ここは巨大なショッピングセンターで、正面玄関は写真の入口と別の場所にあります。
一階にスーパーマーケットがあり、私は1リットル入りのミネラルウオーターのペットボトル1本(14ペソ=\28)、缶ビール(サンミゲル・スーパードライ:San Miguel super dry)を3缶購入しました。
330mlの缶ビールは、一缶25ペソ=\50でした。
両方とも、日本に比べて随分安い値段です。
私はショピングセンターを出て、雑踏の中を歩いてホテルへ向かいましたが、道に迷ってしまいました。
私は人混み、客引き、屋台の臭い、降り続く小雨、行き交うジプニー(Jeepney:乗合バス)、そして高い湿気の中、マニラの街頭をさまよいました。
私は途中で何度も道を尋ね、そちら側へ歩きますがホテルが見えてきませんし、足も疲れてきました。
そして、ある街角で写真 [下] のようなトライシクル(Tricycle)の男と目が合い、声をかけられました。
私は彼にホテルの名前を告げて、トライシクルに乗り込みました。
私の乗ったトライシクルは、小さな車輪の自転車の横に簡易なサイドカーが付いた乗物です。
しかし男は、足下を見た「ぼったくり」の値段を言ってきました。
最初はフィフティ(50ペソ=\100)と聞こえましたが、乗っているうちにフィフティーン(150ペソ=\300)になり、私を日本人と確認すると200ペソ(=\400)を要求しました。
男は「マニラ パビリオンは遠い」とか、「家に子供が三人いる」とか言いながら値段をつり上げていきました。
しばらく乗って、交差点の対角方向にホテルが見えましたので、私は彼に200ペソを支払って、トライシクルから素早く降りました。
彼はチップまで要求しましたが、私は払いませんでした。