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プーケット島旅行記
 
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 7. タイ式伝統マッサージ

 スーパーでの買出しからホテルに帰って暫くして、ホテルのロビー階に降り売店やその他の施設を見て歩きました。 ロビー階からホテルの裏側へ階段を下ると、地上に芝生の庭と池がこしらえてあり、庭には椰子類などの熱帯植物、池には魚類が見えます。
 その庭に面して、カラオケルーム、ジム (gym)、テレビゲーム室などが配置され、テラスには卓球台があります。 その並びの一番角に、清潔な印象のマッサージセンターを見つけました。

 前にNHKのテレビでタイ式伝統マッサージを扱った番組を見て、タイへ行くことがあっったら是非体験したいと思っていました。 特に飛行機の乗換えを含む長旅で、私と妻の体はあちこちがきしんでいましたので、すぐにマッサージセンターの受付でタイ式伝統マッサージを受けたいと申し出ました。
 メニューにはいろいろなマッサージの種類が記してありましたが、私たちはためらわずにタイ式伝統マッサージの1時間コースを選択しました。 受付の若い女性から今すぐは無理で、午後3時と6時からなら予約できると言われ、夫婦二人で午後3時を予約しました。

 午後2時過ぎにプールサイドのレストランで遅い昼食を食べました。 私はタイ風味のワンタン麺を食べます。 これがあっさりとして日本人向きでなかなかいける味です。 妻はサンドイッチ、子供はハンバーガーを食べておりました。 雨は上がっていましたがプールで泳ぐには肌寒く、誰も泳ごうとはしません。 相変わらず鳥たちが食べ残しを狙ってやってきて、それをウエイター達が追っ払います。 ウエイター達の仕草が思わず笑いを誘います。

室内の絵です
[ 部屋のスケッチ ]

 午後3時少し前に、マッサージセンターの受付へ行きます。 子供と話をしますが、結局部屋に帰って待つというので、鍵を渡して帰します。 子供は私たちがマッサージを受けている間は、部屋で絵を描いていたようでした。
 受付の椅子に腰掛けていると、水としか思われないものを飲めとやさしく差し出されました。 何じゃこれと思いながら、三分の一ほど飲んで煙草を吸いながら待ちます。 既にマッサージを終えた三人くらいの日本人旅行者を見かけました。

 3時ちょうどに若い女性にワイの挨拶 (手のひらを胸の前で垂直に拝むように合わせる) の後、どうぞと案内されて夫婦同時に部屋の中へ入ります。 マッサージ室は一部屋が6畳くらいの清潔な個室になっており、部屋の真ん中にマッサージ用の簡素なベッドが置かれています。
 妻の入った隣の部屋とのアコーディオンカーテンが開放され、両方合わせるとかなり広い部屋に私たち二人です。 タイ人のおねえさんがこれに着替えて下さいと上下の着衣を渡してくれますので、服を脱いでその上下の着衣に着替えると、外で待っていたおねえさんが戻りました。

 ベットに仰向きになって、いよいよタイ式伝統 (古式) マッサージの1時間コースが始まりました。 室内には気分が安らぐような心地よい波音を含む音楽が流れます。
 最初、足裏にオイルのような液体が塗られました。 膝から下の筋 (神経でしょうか) を体の下側から上に向かって順に指圧していきます。
 「痛いー・・・!」、「気持ちいー・・・!」、「痛いー・・・!」、「そこそこ・・・!」、「気持ちえー・・・!」 (実際に声は発しておりません、受けた感覚です) の繰り返しが続きます。
 気分がとろとろに溶けて全身の力が抜け、おねえさんに身を任せてもみほぐしてもらいます。
時々、隣の部屋の妻の方から 「痛ったたー・・・!」 という声がします。
 体を反転してうつ伏せになりました。 「気持ちえー・・・!」、よだれが出そうなくらいの気分です。
「えっ・・、もう終わり・・・」、20分か30分に感じた1時間でした。 またやってもらおうと思います。 終了後着替えの際に、あっさりとした味のタイ茶を頂きました。

 プーケット島を離れる前日に、もう一度今度は私だけが心地よいマッサージを受けようと、午後3時からの予約を入れておきました。
 部屋から出かけようとする頃に、マッサージセンターから電話があり、「セラピストの都合で3時30分からにして下さい」 とのことです。 タイ伝統の古式マッサージを職業とする彼女たちは、セラピスト (therapist:療法士) と呼ばれる技術を身に付けたプロでした。

 午後3時30分に、マッサージセンターで若く美人のセラピストにワイの挨拶で迎えられました。 今度は正式な2時間コースを受けます。 前回とは別の個室に案内されマッサージが始まります。 脚から開始しますが、とにかく体の表から裏から脚の指から手の指まで、タイ伝統の技を使って療法してくれます。
 セラピストは自身の体を駆使しながら、時にはてこの原理を用いながらマッサージを続けます。 荒技でしょうか、股の動脈部を脚で押さえて血流を止め、暫くして離すというような療法も行います。 私はとにかく体の力を抜いてセラピストの療法にまかせ、気持ちの良いことこの上無しの感覚が連続で続きます。
 前回は痛さと心地よさの繰り返しを強く感じましたが、それに比べ今回は全体に柔らかい感じを受けます。 2時間とは思えない甘く心地よい時間がまたたく間に過ぎました。 マッサージは2時間コースが基本で、前回の1時間コースとは違う中身の濃い内容となっていました。 私はお茶を頂いて彼女にお礼を言い、足取り軽くマッサージセンターを後にしました。

 町中を歩くとマッサージの案内が目に付き、価格も町中の方が安いと思われます。 最近はテレビ番組でも、タイの観光案内でマッサージの光景を目にします。 大体は町中の店で広い室内に複数のベットが並んでいて、大人数が一緒に療法を受けるという内容です。 私たちの場合はホテルで料金も高めだったかも知れませんが、清潔な個室でセラピストも若く、その他のサービスも行き届いた少し贅沢なマッサージを体験することができたようです。

 
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