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きっちんにて・・・。 武蔵森学園のサッカー部はとにかく練習がきつい。 なのにそれをこなしているだけでは到底一軍レギュラーにはなれない。 部活が終わったあとの自主練が不可欠だ。 それこそ花よりサッカー。 サッカーを最優先できないものは、この松葉寮に残ることはできない。 練習のない休日でさえ、半分以上のものが自主連にあてる。 勿論笠井竹巳も今日は同室の藤代誠二と1対1の練習をする予定だったのだ。 それを我らが司令塔様が朝から 「プリンつくって。」 ときたもんだ。 「はぁ?」 と一蹴しようと思っていたらなんと藤代までが 「俺も食べたい〜!!!」 参戦してきた。 こ憎たらしいタレ目とバカは俺に練習させないつもり?と 心の中で毒つきながらもあえて口にはださない。 「センパイ。俺これから誠二と1対1の練習しようと思ってたんですよ。 だからプリンは食べたけりゃ自分でつくってください。」 これで一応柔らかくいったつもりらしい。 「え〜いいよタク。俺キャプテンに相手してもらうから!」 「っ!!!」 阿呆誠二。 「そんじゃ決定だな。」 「楽しみにしてるね〜!!!」 俺の意志は何処にいったんだろう…。 「心配すんなって。プリン作った後、俺が練習につきあってやっから。 武蔵森10番と自主練できるなんて光栄だろう?」 「へタレでも司令塔になれるんですね。。。」 とりあえず八つ当たりをする。 ほんのりショックをうけている三上を置き去りにして、笠井は食堂に向かう。 「じゃああとは冷やすだけですから。」 「おぉ〜。」 手際よくプリンをつくりおえ、冷蔵庫の中にいれる。 すると冷蔵庫の中に苺が5つほどあった。 そういえば俺の分まだ食べてなかったな。 「センパイ苺食べます?」 「んぁ〜?食う。」 「普通に食べるのと潰すのどっちがいいですか?」 「じゃあ潰したの。」 面倒くさいと思いつつ、この頃忙しくてセンパイと二人でいる時間ってなかったなと 思い出す。 後ろを振り向くと椅子に座って何やら課題をこなしている三上の姿が目に入る。 真剣にノートと格闘する三上に、ほんの少しだけだけどプリンつくるのも捨てたもん じゃないと考える。 こうやって二人でいられるのもあと少しなんだ…。 「な〜に見てんの?竹巳ちゃん。」 一人しんみりしていると声がかかる。 表情は一転してにやにや顔。 ちょっと淋しくなったなんて絶対にいってやらない。 「別になんでもないですよ。」 苺をきるため包丁を取り出す。 「っ!!!」 すると急に背中に体温を感じる。 久し振りに触れた温かさに心臓が飛び跳ねる。 「何かムラムラしてこねぇ?」 「刺しますよ・・・」 毒つきつつも心臓は高鳴っていく。 「心臓バクバクいってんだけど?」 胸をさわられる。 先端を引っかかれ、体がふるえる。 体を這い回る手の動きはとめどなく、笠井を追い立てる。 いつの間にか包丁は笠井の手から抜き取られ、シンクにおかれていた。 「ちょっあの苺!!!」 苺のことなんて自分も忘れてそうなくせに、自分を保つ為には藁でも掴みたい 状況なのだ。 「後で…二人でたべようぜ。」 耳元で囁かれる。 ぴちゃっと音をたてて耳に舌をいれられると、どうしょうもなく顔が火照る。 へタレのくせにこういうことになると本領を発揮するのか迷いがない。 いつもこうやって笠井を簡単に陥落させるのだ。 そして笠井は明日の予定を考える。 明日は格下中学との練習試合だから、余程のことがない限り、 自分の出番はないだろう。 そう結論付けると顔だけ振り向き、三上の唇に触れる。 「一度…だけですよ。」 「おっけー。」 目の前にはいつものデビスマ。 この顔ももう少しで簡単にはみれなくなるかもしれない。 だからこうやって二人でいられる時くらい、二人でいてもいいかもしれない。 甘ったるい言葉なんてかけられやしないけど、 こうやって触れあうだけで全てを感じ取ることができるんだから。 とりあえずはこの場所、移動しましょうよ…。 そして苺プレイ。 完。(は?) |
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はい。すいません。 何が何だかですね。ただラブラブしてるのが書きたかっただけなのに。。。 どうして妄想と違うほうにつっぱしるんだ? やはり何事も日々精進な訳ですね。 あぁ、ちなみにプリンのレシピはキャプテンの料理ノート(何故か食堂に常備) からです。(どうでもいい設定だ…) |