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◆婚礼でのメンズウェアの格付け

フォーマルのルールには、ウェアの格付けと時間による格付けがあります。ホスト(主催者)、ゲスト(来客)の立場を考慮してドレスコードを選びましょう。

TPO Before six
(18時以前)
After six
(18時以降)
正礼装
Most Formal
フロックコート
モーニング
テールコート
(燕尾服)
準正礼装
Semi Formal
ディレクターズスーツ タキシード
略礼装
In Formal
ファンシータキシード
ダークスーツ
ブラックスーツ



◆メンズウェアの知識

メンズウェアの種類
  • フロックコート
      昼間の正礼装として用いられた礼服のこと。ダブルの6つボタン、膝までの長い丈、拝絹のピークドラペル、胸ポケット、ウエストシームがある上着に、縞ズボン(コールズボン)を組み合わせる。
    ちなみに、16世紀頃のヨーロッパの農民が、労働着として着用した、長い袖の付いた丈が膝まである服であったが徐々に形式昇格が起こった。そのためダブルの形になり、上等の布地を使い、洗練された仕立を施すことで一般市民の外出着になった。18世紀にシャツ、ベスト、ズボンにネクタイ、フロックコートを合わせることで英国紳士の一揃いになり、現代のスーツの原点となった。
    現在では、カジュアル化しダブルだったものがシングルになり、結婚式で着用されるくらいになった。

  • モーニングコート
      昼間の正礼装として用いられる礼装のこと。前裾が大きくカットされ(カッタウエー)、スリークォーターレングスの丈、シングルの1つボタン、衿はピークドラペル、胸ポケット、ウエストシームがある上着に、縞ズボン(コールズボン)を組み合わせる。ベストは黒または、グレーのものを合わせる。

  • アスコットモーニング
      モーニングコートをグレー地のスリーピースにしたもの、グレーのトップハットを合わせる。もとは、英国王室所有のアスコット競馬場に由来する格調高い礼服で、花婿だけに許される特別な装いです。

  • テイルコート(燕尾服)
      夜の正礼装として用いられる礼装のこと。前身頃は短く、後身頃が燕の尾のように長いのが特徴。「ホワイトタイ」とも呼ばれ、コットンピケ素材の白い蝶ネクタイ、ベストやシャツ、ポケットチーフも白で揃えるのが正式。カフス釦はパールor白蝶貝。スラックスの側章は2本が原則。靴はエナメル素材のものがベスト。
    現在は、公式の晩餐会をはじめ、格調高い結婚式や披露宴、それに準じる舞踏会・オーケストラ等の指揮者、演奏者、社交ダンス大会などで使われることも多い。

  • ディレクタースーツ
      昼の準礼装として用いられる礼装のこと。黒の上着に縞ズボン(コールズボン)を合わせたもので、ベストは黒かグレー、オフホワイト、シャツは白のレギュラーカラーかウィングカラーで、タイはシルバーグレーの結び下げ(ネクタイ)が基本。 ちなみに、1900年初頭、英国エドワード7世が着用したのが発端とされています。かつては重役(ディレクター)クラスのビジネスウエアとして流行したフォーマルファッションです。

  • タキシード
      夜の準礼装として用いられる礼装のこと。上着がシングルの場合はカマーバンドかベストを着用。衿はピークラベルかショールカラーが基本形。「ブラックタイ」とも呼ばれ、シルク素材の黒い蝶ネクタイを合わせる。カマーバンドまたは、ベストを着用し、シャツはレギュラーカラー、ウィングカラーのイカ胸、カフス釦はオニキスor黒蝶貝。スラックスの側章は1本が原則。
    ちなみに、1886年ニューヨークの近郊、タキシード・パークにてロリラード家の4代目ピエール氏が、会員制クラブのオープニングで、テールレスコート(尻尾の無い服)を着たことから、地名より「タキシード」という名を付けられた。

  • ファンシータキシード
      黒・濃紺以外の色のタキシード。

  • ダークスーツ
      ダークカラー(黒っぽい色、チャコールグレーやダークブルー)のスーツのこと。通常はビジネススーツ・メンズスーツとも呼ぶ。ドレスコードの「平服」に近く、蝶タイやチーフを胸にあしらったりしてパーティーなどでは、ドレスアップのテクニックが求められる。

  • ブラックスーツ
      黒のスーツのこと。昼夜兼用の略礼装として用いられる。



    アクセサリー・小物
  • ウィングカラー
      フォマル用のシャツで襟の先が前に折れた立襟のこと。前衿の形が 鳥の翼に似ていることから名付けられた。

  • レギュラーカラー
      最も標準的な衿型、飾りや立襟のないもの。

  • アスコットタイ
      昼の正礼装に用いる幅広のネクタイのこと。英国伝統のアスコットモーニングに幅広のネクタイをつけたことが、アスコットタイの名称の始まり。

  • 蝶タイ
      蝶結びのように締めるネクタイ。ドレスコードに「ホワイトタイ」白蝶タイは燕尾服着用。「ブラックタイ」黒蝶タイはタキシード着用の意味です。

  • クロスタイ
      1960年代にヨーロッパから全世界に大流行しました。衿元でクロスさせて、ピンで留めるタイです。クロスタイは、手結びの蝶ネクタイの解き掛け、結ぶ途中…と言われています。

  • カマーバンド
      タキシードを着たときに、お腹の部分に巻くもの。19世紀末ベストの代用品として用いられるようになった物で、その発祥はインド、中近東、東欧の民族衣装に見られる飾り帯であるといわれる。ヒダの向きは、上に来るのが正式。

  • サスペンダー
      ズボンを肩から吊すためのベルト。18世紀末のフランスで生まれ、当時のズボンはワキまであったため、肩から吊すと具合がよかった。その後、紳士の身だしなみの必須アイテムとして急速に広まった。正式には、ズボンの上裾に専用のボタンをつけ、ボタンで着用するが、現在では、金具でズボンに留めるのが一般的。またズボンは、腰で留めるより、肩から支えるときれいに着こなせる為、美しく着こなしたいフォーマルウエアでは、必要不可欠なアイテムです。

  • カフス釦
      ドレスシャツの袖を止めるボタンのこと。モーニングには、パール、白蝶貝。燕尾服には、白蝶貝。タキシードには、黒蝶貝orオニキスを合わせるのが正式です。

  • オペラパンプス
      夜の礼装に履く靴で、光沢のあるエナメル革、甲部のリボンが特徴。

  • ストレート・チップ
      正式な昼の礼装用の靴で、爪先に横一文字ラインの入った紐靴。

  • ブートニア
      新郎の左胸に挿すコサージュのこと。男性から女性へのプロポーズの印として花束を渡し、「あなたの愛を受け入れます」という言葉の代わりに、花束の中から1輪を抜き取り、男性の襟元に挿してあげた。これが花婿のブートニアの由来です。

  • ポケットチーフ
      礼装では、上着胸ポケットにさす必要不可欠なアイテムです。公式的な礼装には、麻や綿の白、パーティーなどでは、色、柄も自由です。挿し方も、スリーピーク、ツーピーク、ティービーフォード、パフド、クラッシュなどあり、楽しめるアイテムです。

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