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sketches200509

[芝居をするよ](0922)


本番まであと二週間。

仕事をやめて、芝居と正面から向き合うようにして、5カ月がたった。
七月末に、ある芝居に参加し、役者の生活の実情に詳しくなったり、すごいな、と思える役者さんと出会ったり、方法論もすこし。

何をたよりにやってみればいいのか、いまはすこしわかる。
少なくとも七年前よりは。

七年前、大学生だった僕は友人たちに、ひとつの芝居をやろうと言った。
おかしな提案だった。
僕は演劇部ではなかったし、それまで一度も演劇をやったことはなかった。
でもそんなこと、関係なかった。
その脚本を読んで、どうしてもやりたくなった。

たったそれだけだったのに、友人たちはその話にのってくれた。
一緒にやろうと言ってくれた。
演劇部だった友人が、寄ってきていろいろ話してくれた。

有名になりたいわけでもなく、誰に認められたいからでもなく、
もちろん一文も儲かるわけでもない。
無事終わっても途中で噸座しても誰にもなんの得も損もない。
それなのに。

あのとき僕らは、何をやろうとしていたろう。

そんなことを最近よく思う。
今度の芝居の脚本と、そのときの芝居の脚本が似ているせいかもしれない。
(同じ人が書いたものなのだ。似ていて当たり前だ。)

いまひとつだけわかること。
あのときの僕らは、演劇がやりたかったわけじゃない。
あの芝居がやりたかったんだ。

この七年で、僕はどれだけ変わったろう。
そしてどれだけ変わってないだろう。

それを試す芝居になる。それだけは確かだ。



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