0068染谷のゴボゴボ池 |
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むかしむかしのことでした。 ある日の夕方、染谷に住む男が波付岩の手前の金山池付近を歩いていました。ふと、他の上を見ると、松の間から赤みを帯びたお月様が出ています。すぐに、噂に聞く「ばかムジナ」だなと気付きました。 ばかムジナとは、龍神山の中腹にすむ間抜けな古ムジナのことで、人を化かそうとして木から落ちたり追いかけられたり、トンマなことばかりしています。 男は松の根元に近づいて、幹をゆざぶりました。ムジナは慌てて枝にしがみつきます。男がさらに力を入れて幹をゆすり、大声で「ばかムジナ、池に落っこちろ!」 と叫ぶと、大声に驚いて手足をズルリとはずしてしまいました。かわいそうにムジナは、真っ逆さまに池に落ち、ゴボゴボと沈んでいきました。 それ以来、ムジナの怨念が残っているのか、池の水はいつもゴボゴボと鳴っています。誰言うともなくこの池は、ゴボゴボ池と呼ばれるようになりました。 ゴボゴボ池こと金山池は、現在は常陸風土記の丘内の水辺公園として整備され、すぐそばには古代ハスが見られます。
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