0084瓦谷の鳴滝 |
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市内半の木から旧岩瀬町へ向かう県道の途中、瓦谷の集落を通り過ぎます。ここにある瓦塚遺跡は、その昔に国分寺の瓦を焼いた所で、傾斜地のあちこちに窯跡があります。その周辺には、国分寺の瓦と同じ文様の瓦かけが落ちています。 瓦谷のすぐ北には、標高653mの難台山があり、宿の中央から山へ向かう道は団子石峠へ通じています。その道と平行して、手前の平沢という場所から入る道が、石岡の代表的な滝の一つ「鳴滝」へと通じる山道です。 入口から日加ほど山道を上ると、杉木立に囲まれたひんやりとした空間が見えてきます。駐車場に車を止め降りた瞬間から、滝の水音が聞こえてきます。近づいていくと急峻な岩場があり、数十m上から勢いよく水が流れ落ちてきます。水量はそう多くはないものの、見上げるような高みからしぶきを上げて涼しげな音とともに流れ来る様は、見事な滝です。昔はもっと水量があり、天候の変化とともに水の鳴る音が変化したので、鳴滝と呼ばれたそうです。 滝の左手には、平行して手すりのついた石段が続き、最後まで上ると突き当たりにお堂が建っています。「鳴滝不動明王」 と額に書かれていて、お不動様がまつられていました。お堂の横には、横長の板に30首近い俳句が献句として掲げられています。 滝しぶき ひそと息づく 不動尊 その横には、剣先を斜めに並べたような岩が、鋭くそそり立っていて、ますます鳴滝の雰囲気が神秘的に感じられます。 難台山の山懐に、こんなすてきな滝があったとは驚きです。
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