0086足の神様・足尾神社

上曽峠に近い上曽宿の途中に、足尾神社登山道入口の鳥居が立っています。左脇には、「あしお道西まかべ道」と刻まれた石の道標があり、

道路の反対側にはかつて参詣者が泊まったゑびす屋旅館の建物が見られます。

 足尾山は、常陸国風土記には葦穂山(おはつせ山)とあり、醍醐天皇が脚を痛めたとき病魔退散を祈願し、足形を印した「日本最初足尾神社」の勅額を賜ったので、足尾山となったと伝えられています。以来、足の怪我や病気を治す神様として信仰されるようになりました。昔から、足の病気に悩む人の参詣が多く、全快すると草履やわらじを奉納する習慣があります。

 上曽峠から右手に入りきのこ山?加波山へ向かう尾根づたいの道路をしばらく行くと、ハンググライダーの離陸場があり、すぐ先に足尾神社の入り口が見えてきます。そこから約200m、山道を登って左右に折れた先に鳥居と本殿がありました。

 4本の石柱が立った境内の一角に、履き物が山と積まれた奉納所があります。さらに本殿の上部には、天狗の面や足形の奉納板、一局額などが掲げられていました。

 本殿の左手からは、奥の院への石段が続いています。急な上りの石段は、数えると約250段。頂上の立派な石垣の上に六角形の台座があり、その上に奥の院はありました。石の詞に草履が奉納されています。その高台に乗って周囲を臼見渡すと、緑の木々の向こうに山並みと真壁の町や霞ケ浦など素晴らしい景観が広がっていました。


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