・いろいろな議論を経て、考えたこと
原発のこと、TPP(環太平洋パートナーシップ協定)のこと、他にも、今まで聞いたり、参加したりしてきた、いろいろな議論。
それらを経験してきて、思ったことがある。
実のところ、みんな、価値感や自分がやりたい行動様式がバラバラだから、議論をしても、結論がバラバラになってしまうのだと思う。
前提が違うと、結論が違うように。
たとえば、極端な例だが、経済を貿易や投資によって活性化させることでみんなが幸せになる(あるいは一番効率よくとか一番速くなどの理由で幸せになる)し、競争はみんなの暮らしを豊かにするし、もしその競争にあぶれる人がいてもしかたがないと思うのならば、自由貿易協定には賛成しやすくなるだろう。
逆に、貿易や投資を信用していなくて、そもそも経済成長によって人を幸せにするのではなく、経済が成長しなくてもみんながご飯を食べていけるようにしたり、競争などせず、弱者を守ろうと思っているならば、自由貿易協定には反対しやすくなるだろう。
この、基盤にある価値感が違うために、議論をしてもうまくかみ合わないことがあるのではないかと思う。
もっとも、個々の議論については、いちおう、このような価値感にまで踏み込まなくても、譲歩なり歩み寄りなどで、いちおうの決着はつく。
しかし、これからは、この基本的な価値感について、もっと話し合う必要があるのではないかと思う。
なぜなら、ここの部分こそが、これから自分たちがどの方向にいくのか、決めるかぎだからだ。
2011/10/23
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