或る夏の物語


超展開ファンタジーロマンス・・・といえばいいのか?
ちょっとよくわからないけど・・・
うまく表現できないけども、ネタバレ全開でいつものようにレビュー。
もどりたい人はしたからどうぞ。
さくっとプレイできるので、おすすめです!

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いや、好きなんです、こういう展開。
中盤の超展開、すごいですよね。
え、あれ、ヒロイン死んでしまうん?
みたいな。
そこから始まる物語というのが素敵。
こういう展開がだめな人はだめでしょうが、ぼくは全然オッケーなので、すごく楽しめました。
たぶん、ルートは全部で、生きているヒロインの話を聞かないバッドエンド(でもこの場合、ヒロインは生きているみたいだから、ある意味グッドエンド)。
彼女を成仏させてあげるエンド。
そして、エピローグがついているということは、これがトゥルーにしてベストエンドである、彼女が実体を持つエンド!!
まさかの超展開に胸が熱くなるね!
説明不足な面もあるかもしれない。
古いゲームだから、システムが不親切かもしれない。
でも、「人生には悲しいことがあります」みたいなものを、強引にねじふせるのは、まさに「物語の力」だな、と思うわけです。

なにに、こんなに感動というか、熱くなっているか、わからない人もいるかと思うので、ちょっと説明をば。
世の中には、ご都合主義の作品を嫌いだという人もいますし、その気持ちもまあ、わからなくはないです。
あんまりにもあんまりで、リアリティが全然なくて、冷めちゃう、みたいな気持ちですよね、たぶん。

でも、物語が、真価を発揮するのは、ご都合主義のときだと、ぼくは思っているんです。
現実を、ぼくたちが見るときには、ある程度の偏りを持ってながめているように思えます。
「結局、現実ってこんなものなんだよね」というときには、やはりそれも、かたよった視点で見た上での結論だと思います。
瞑想なんかで言われることですが、ありのままに見ると、感情が長続きしなくて、ひたすらにありのまま、感情も流れすぐ消え、という現象が起こります。(セミナーなどに行かなくても、やり方をどこかで読んで、実践してみれば、このレベルのことならたぶんほとんどの人が実感できます)
だから、何かの感想を信念として持つという時点で、ありのままに見ているというわけではないと思うんです、ぼくの瞑想をためした経験上。
どうせ、ありのままを見ないのであれば、世界をもっとよくする風に見たい、とぼくは考えているんです。
すると、悲しみとか苦しみとかつらさ、みたいなものを、「浄化」することができるような、そんな物語が、大事なんじゃないかなって思うんです。
奇跡が書かれた物語といってもいいですが。
そして、このゲームは、それをどこかに持っている物語だと思います。
物語の中に、奇跡が少々はいっている。
ぼくは、こういう物語が、好きだし、読みたいお話です。
そして、こういう物語が良い影響を心にあたえる(たとえば心が軽くなるとか、見方が変わるとか)とすれば、それこそが、「物語の力」なんじゃないかなあと、ぼくは思います。

途中から、物語についての話になっちゃいましたけど、さくりと読めて、なかなかぼくごのみで、楽しかったです。