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一気にフリーゲームレビュー 〜Eternal Hope, Eternal Lord, True Rememberance, 送電塔のミメイ、時の館、時の封土、いもいも、無理やり主人公のレビュー・感想〜
タイトル長すぎ…。
と自分でも思う。
本来、ゲームは、一作一作、別々にレビューするのが筋だろうと思うのだけど、今回はめずらしく続けてプレイしたので、レビューも続けて書こうかな、と。
ちなみに、一押しは、無理やり主人公。一番最後にレビューがあるけど、短い話だから、まずはやってから読むほうがいいかも。
今回は、ネタバレなしのレビューです。
まず、Eternal Hope と Eternal Lord のレビュー・感想から。作成は、乙女ゲームを作っておられる、
SHALLさん
http://www2.bbweb-arena.com/akumabi/
の作品。
名前が似ていることからも推測できるかもしれないけれど、同一の世界観で話が作られている。
ぼくは男性ですが、「おお、おもしろい話だな〜」と思えました。
案外、性別が別でも面白い話って楽しめますよね。
Lordのほうは、あまりキャラが好きになれなかったんですけど、それでも、話を進めていくうちに面白いなーと思えました。
キャラが好きになれないのに、話が面白くなるってけっこうすごいことだと思います。
あ、ちなみに、ちゃんと後半になるにしたがって、キャラもわりと好きになってはきましたが。
Hopeのほうは、いい意味で正統派な感じのストーリー。
トゥルールートは、けっこう熱いなあと思って読みました。
個人的には、Hopeのほうが好きですね。
これは偏見かもしれませんが、女性作者さんのゲームは、絵がきれいな場合が多いと思います。
もっと下手な人がゲーム作ってもいいじゃない! 絵が下手な人がゲーム作りづらいんじゃないか?ってレベル。
いや、もちろん、「わたしなんかまだまだ…」という人が多いと思うんですけど、普通の基準が高い気がする…。
(いや、でも、性別とかの前に、マンガとか見てると、あきらかに絵のうまさ?みたいなものが近年あがっていると思う…)
つまり、このゲームのヴィジュアルもきれいです。
上を見ればきりがないのかもしれませんが、少なくともフリーゲームの中では、「上手い」と感じます。
しかも……Lordのほうは、アニメがついていたりするんだぜ…絵が、動くんだ…。
あと、意外と攻略に手間取った。
エンディングのコンプリートに手間取るところがあったのですが、作者様のサイトにて、攻略指南があるので、問題なくプレイできるかと思います。
次に、True Rememberanceと送電塔のミメイのレビュー・感想。
有名ですよね。
たぶん、特に前者が。
十年近く前から、おすすめフリーゲームの話題の記事には、ちらほら名前が見えるという…。
だが、残念ながら!
ぼくは後者のほうが好きだなあ!
なんか、前者のほうは、悲しい雰囲気や息詰まる雰囲気を感じてしまって、どうも…。
ただ、冬とか、ロシアとか、ただ甘いだけのハッピーエンドじゃなくて、苦味を残しつつも幸せになれる的な話が好きなかたは、プレイして損はないと思う。
ぼくは、お話に関しては、超がつくほどの甘党なので、吐き気がするほど甘いハッピーエンドを最高とするようなタイプなので、多くの人にとっては、普通のハッピーエンドだと思います。
さて、送電塔、のほうですが。
まず、そこはかとなくただよう日本テイスト。
いいよね。和の感じが。
そして、和服。
戦前の日本ってあまり好きじゃないし、いいイメージがないんだけど(自由がない、軍国主義の軍部独裁政権って感じ)、そのころの文化というか、ものをうまくつかいつつ、それでもいい感じにしあげているあたりがいいなあと。
イデオロギーを排して、戦前日本的なモノ(和服とか神社とか交換手が必要な電話とか)を、きれいに配置しているところが素敵。
ストーリーは、ある島に出る魔物を退治するために一人の少女が派遣されてくる、というものなんだけど、これがまたちょっとひねった展開をしていくんですね。
結末も、ぼくは好きだなあ。
ちなみに、操作性も高い。
ヴィジュアルや音楽にも凝ってます。うん、かなりこってると思う。なんと、これもまたアニメがあるんだな…。
ぼくが昔知っていた範囲だと、前者の名声がすごいんだけど、ぼくは断然、後者を推すね!
つづいて、時の館、時の封土のレビュー・感想。
これは三部作で、この次の時の故郷が、かなり有名。
Wikipediaにも記事があるレベル。(あれ、記事があるのは、作品じゃなくて作者サイドだったかな?)
ずいぶん昔に、故郷はやったことがあるんだけど、前の二作をプレイ。
これは、ノベルじゃなくてADVです。
つまり、物語を読み進めるんじゃなくて、いろいろな場所に行ったり、そこで調べ物をしたりして、先に進んでいく感じ。
ノベルゲームは、かなり物語や小説に近いゲームだけど(電子紙芝居といわれたりもする。ぼくはこの言い方、侮辱とは思わず、むしろけっこうきれいな表現に感じる。だって、紙芝居ってけっこう素敵な物語の媒体だと思うから)、
アドベンチャーゲーム(ADV)は、ゲーム性というか戦略性が高い。
うまくやらないとゲームの途中で攻略不能になったり、途中に設置された謎が解けず先に進めなかったりする。
ぼくは、ゲームは、ボードゲームやカードゲームみたいなやつは好きだけど、攻略要素が高いやつはあまり好きじゃなくて、だからADVもあまり好きじゃないんだけど、これも難しかったなあ。
でも、達成感はあった。ネットの攻略見たけど、達成感あった…。
いちおう、攻略がネットにも残っていて、ベクターがわざわざ攻略やダウンロードサイトを保存していたはず。
封土の女の子がかわいいなあと思った。
なんで攻略系のゲームが好きじゃないかというと、ぼくはお話が読みたい場合が多いからなんだよね…。
ゲームをしたいというよりも、面白い話が読みたい。
あと、カードゲームやボードゲームは、目標があってそれをクリアするものじゃなくて、あるルールの中で勝ち負けを決めるじゃないですか。それは、みんなで楽しめると思うんだけど、「作者に挑戦」みたいなADVやシューティング、落ちゲー、格ゲーなんかは、わりと苦手、というか、やりたい種類のゲームじゃないんだろうな…。みんなで楽しむというよりも、作者と戦うみたいな感じがいやで…。
目標をクリアしていって、ゲームクリアじゃいやなんだよね。自分が勝っても負けても楽しめるようなカードゲームやボードゲームが好き。目標がなくて、やること自体が楽しい、みたいなさ。
でも、これはあくまで、ぼくの嗜好であって、話自体は面白いし、ノベルよりもADV派の人には絶対楽しめると思う。
だって攻略むずかしいもの…。本格って感じ…。
それから、いもいものレビュー・感想。
ユーザーインターフェイスというんですか? ボタンとかの出し方が独特。
デザインに、おっ?とする。
攻略は難しくないけど、操作性はあんまりよくなかったかな…でも、短いのでそんなに気にはならない。
キャラは、主人公の悪友と委員長キャラの子が好き。
いもいもなのに、妹よりも好きだ…。
委員長のほうは、イヴはスカイプで知らない人と話すとか、なんか、そのちょっとひねてる感じがたまらなく好き。
悪友は、頭悪そうだけど勘がするどそうなところとか、自分の気持ちをストレートに言うところとかがかなり好き。
けっこう短い話だし、スキップ機能もあるので、全部のルートをクリアするのにそんなに苦労しないと思う。
最後に、無理やり主人公のレビュー・感想。
ちょっとこれはやばい。
ひさびさの大当たりといっていい。
まず、「面白い」。
しかも、「笑える」。
なんていうか、やっていて、「楽しい」。
劇中の台詞、「来ると思ってたぜ、このタイミングでなぁああああああ!」は最高でした。
ストーリーとしては、突然、非日常的な状況に巻き込まれた主人公が、「これはよくあるパターンだ…」と、ゲームやライトノベルの知識を使って、化け物との戦いを一般人の能力で切り抜けていく…というもの。
ジャンルは違うけど、ゲームの知識を現実にいかすという点では、「神のみぞ知る世界」を知っている人は、イメージをつかみやすいかな…。
非日常にまきこまれた主人公が、本来の主人公になりかわって、自分がかわりに主人公になる!というストーリー。
なんかね、これはもうやってくれとしかいえないね。
けっこう短いし、しかも熱い展開もあったりして、とてもいい。
初心者むけのフリーノベルゲームにいれてもよかったかもしれない。