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ひっさびっさのゲームレビューです。
今回は、「ずっと一緒に」と「電波電波カプリッチョ」のふたつをレビューします。
製作は「なすびあん」さんというサークルhttp://nasubian.sannasubi.com/なのですが、プレイは無料、気に入ったらお金を振り込んでほしいという、かなり熱い方針で作っているそうです。
この方式を取っているのは、「初心者向けノベルゲーム」で紹介した、「忘れ物と落し物」以外では見たことなかったのですが…! うおお、勇者っすなあ。
現在MYTHOSというゲームを鋭意製作中だそうです。
さて、例によって、ネタバレ全開のレビューなので、いやな方は、プレイしてからまたもどってきてください。
では、続きが読みたい方は、下にスクロールをよろしく。
ぼくは、電波電波カプリッチョのほうが、さくさくすすめることができましたが、どっちも面白いと思います。
電波電波カプリッチョのほうは、「電波系」と昔よばれたような少年が主人公の学園熱血恋愛ノベル……という表現であまり間違っていない、はず。
陰謀論とか、オカルトとか、そっち系の話が好きで、いやむしろ陰謀論を信じていて、現実もそのように回っている、そう思っている少年なのですが、この主人公は、熱い。
奇人といえば奇人なんだけれども、熱い魂を持った、「いいよなあ、こういう主人公」と思わせてくれるやつです。
どちらかといえば、ぼくは脇役に惹かれるということがおおいのですが、この作品に関しては、魅力の多くをこの主人公がになっている、と感じますね。
期待をうらぎらない行動、というところも好きかなあ。
「あ〜、そうじゃないよぉ!」という行動も、ドキドキして、リアリティがあって好きなんですけど、「そうだよ、この行動を待っていたんだよ!」という行動をとってくれる、この主人公には、爽快感を感じます。
あ、ちなみに、「キャラが立っている」、「魅力的なキャラが多い」というのも間違いないです。
主人公が飛びぬけているだけで、他のみんなも、魅力的だったり、いい悪役だったり、なんというか、キャラクターが生きている、という感じがあります。
ちなみに舎弟である山田の、ひなたルートにおける行動は、うまいなあというか、なんというか、うならせるものがありました。
基本的にギャグも多くて、ギャグとシリアスのパートがうまく重なっていると思うので、ストーリーが重くて続けられないということもなく、それでいて展開がシリアスになるときはひきこまれます。
気になった方は、れっつプレイ!
ちなみに、このゲームではじめて、エリック・サティがオカルトに関係していたことを知りました。
調べてみると、種村季弘(たねむらすえひろ)の「ネオ・ラビリントス」だかに、そのことについて、ほんとうにわずかだけど、書いてある箇所があって、しかもそのシリーズでは、ぼくがいいなあと思った神秘主義の絵師、フォーゲラーのヴォルプスヴェーデにも触れられていて、そうか、種村って人はこんなことを書いていたのかあ……と、なんかゲームから、かなりいろいろなところにつながって、しかも以前に知っていた知識とつながったりして、面白い経験でした。
「ずっと一緒に……」は、ぼくが好きな幽霊もの。
切ないな、というのが読後感としてあります。
ぼくなら、結婚しないままにこの世を去りたいなあなんて思っちゃいます。
この作品については、ごちゃごちゃ書くのも野暮だな、って気がするのでこのへんで筆をおきますが、自分の過去の罪がどうやったら許されるのか、といったことは、ぼくもたまに考えるところではありますね……。