リクエストは星の話
不思議な話。
第一印象はこれ、そして読み終わった感想もこれ。
短編集、といえば短編集なのだけど、それをまとめる大きな話があるという形。
星にまつわる話がよっつ入っている。
「ほんものでない星がでてくるほんとうの話」
「ほんものかどうかわからない星がでてくるほんとうかどうかわからない話」
「ほんものの星がでてくるほんとうとはおもえない話」
「あいつにいわせれば ほんものの星がでてくるほんとうの話」
最初の話のしんちゃんがすてき。
いいやつだなあって思う。
ぼくもこういう人と友だちになりたい。
二番目の話の洋(ひろし)もすてきだ。
まっすぐって感じがするよね。
いっしょに出てくるクラスメイトもいい。
三番目の二人は、かけあいがすてき。
あんまり学校とか会社とか、そういう「外の世界」でうまくいってないときに、あんなおじさんが出てきたら、ちょっと心が軽くなるよね。
四番目。
これだけは、ちょっと毛色がちがうね。
偕成社文庫版の斉藤次郎さんの解説によれば、ドーフィーは「本を読んだみなさんの代表」なんじゃないかって言ってます。ドーフィーを、
無視するやつ
つかまえようとするやつ
話ができるやつ
このみっつに、人間は分類できると ドーフィー君はいうわけだけど、この「ドーフィー」を「こども」におきかえても成立するんじゃない?って、斉藤さんは言ってる。
でもね、ぼくは思うんだけど、これは「ドーフィー」を「わたし」におきかえても、成立しちゃうんじゃないかな……。
つまり、もう子どもじゃなくなっても、成立しちゃうんじゃないかなって思うのでした。
マアコがもらったのは 友情の星
洋がみたのは 希望の星
サッコの手には 星のあと
あいつがうたうのは 星の歌
ぼくがしっているのは 星の話
2011/11/06
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