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また整理をしていたら、昔に書いた詩がまた出てきたので、アップします。
いつ書いたのかよく覚えていないけれど、前にアップした詩よりは前に書いたもの。
無断転載は、商業利用でないかぎり可能です。ただ、出典は書いてくださいな。(たとえばウェブサイトの名前と管理人の名前とアドレスを書くとか)。



 詩




 変な人

変な人である あなたが 好き
パーティーで かわいい女の子に 見向きもされないあなたが
教室のすみで 元気な男の子たちから 遠ざけられているあなたが
わたしは好きだな
自分だけのリズムで おどりをおどるので
みんなのおどりに そぐわないけれど 悪意なんて大してもってない
あなたが好き
自分なりに勇気を出して 自分なりに一生懸命考えて がんばって行動するのに
それが裏目に出ちゃって さびしい思いをしている
あなたは素敵だ
自分が まわりから さけられていると感じていて 痛いにもかかわらず
おどりをやめない あなたが いつか あなただけのおどりで
心ゆくまで だれかに祝福されながら おどりますように



 時間と夢と現実

死んだらどうなるの? 三才のぼくは思う
考えたのか 感じたのか この世界が夢なのだと 思った
この世界で 出会う人すべてとは すでに本当の世界で出会っているけど
それを忘れているだけなのだ
そして死んだら 本当の世界に行って ぼくたちはまた会える
そしてその本当の世界は ずうっとずうっと つづいていく
しあわせなままで



 心が弱い

心が弱いは都合がよい言葉
あることがうまくできない人にむかって、
出来る人がその言葉をかければいい
できない人は、もっと心が強ければ、もっとがんばれるかもって思うだろう
人は自分のも相手のも心の限界なんてわからないから
もっとできるかもって思ってしまう
もう限界かもしれないのに
 


 なぜ生きる

中学校のとき なぜ生きるのか 友だちはそう言った
意味なんてないじゃないか そう思ったけど
ほんとうは そういうことを 言いたかったのではないのかもしれない
客観的に意味なんてない そう思ったけど
客観的な意味なんてない そんなことくらいみんなわかってて
主観的な意味が欲しかったのかもしれない
何の目的で 「自分が」 今生きてるのか
それを知りたいんだということを
友だちは言いたかったのかもしれなかった
きづくのが 五年くらい おくれちゃったかな
人間は、たぶん、善でも悪でもなく、おろかなのだ



 一緒に旅に出よう

女の子は、お姫様 王子様を待ってるの
だれかが むかえに来てくれるのを
どこかの小さな部屋で ひっそりと
だけど 王子様にはなりたくないのだ
君にプレゼントはわたさない



 弟が聖人だったころ

いじめがあってもいい
核を使ってもいい
がんばった奴はその分の分け前をとってもいい
信じられない気持ちだ
君たちはそんなに強いのか
傷つける人 傷つけられる人 だまってみているだけの人
君たちは 傷つけるか だまってみている人に
なっているから そんなことがいえるのではないか
傷つけられ右側にまわったら
そんなことは いえないんじゃ ないのか
子どもの頃に 弱肉強食の論理で
弟を見捨てた ぼくは
正しい理論だから 見捨てたのか ちがうよな きっと
怖かっただけじゃないのか
自分がまだ傷つけられてないから
まだってみていただけじゃないのか



 イメージ先行

さつきばれの空 五月のイメージ
学校の屋上 サンドウィッチとジュース持って上がる
フェンスごしに見る街 きれいな空 友だちの声
ぼにゃりと今日の英語の授業のこと思い出す
となりにいる友だちが声をかける
「なに考えてるの」
「三時間目の英語のこと、ふと思い出してた」
はじまる会話 たわいない昼休み
これはファンタジー ぼくの夢
完全なるイメージ先行 追いつくことができない
イメージの中の時間を ぼくが追いこしたあとも
頭の中に残りつづける ぼくの夢



 夏の道

道の横にひまわりが咲いていて、
きれいな白い色 グラスの中の水 青い空 白い雲
麦わらぼうしの女の子 手をふって
物語にできなかったけど ずっと頭の中にある
スポーツカーで海岸をホテルにむかって走るんだ
となりには女子高生 ぼくも高校生
おいしい青春を かじりつくすんだ
学校祭さえ輝いてみえるよ そんな夏の空想



 言葉、届くように

心に届く言葉を
今 あなたが 必要としている 言葉を
届けたいのに
出てこない 冴えたセリフ ふさわしい言葉
何か言わなくっちゃ 何か伝えなくっちゃ いけないのに
出てこない 今 あなたが 欲しい 言葉
思いつかない でも 思いつきたい
だから 考えなくっちゃ もっと考えなくっちゃ
考えたいんだ もっと笑ってほしいから
だから考える もっと考える
どうすればいいのか考える
もっと笑ってくれるように せめて傷つけないように
届いてほしいんだ 自分の言葉が
だから みがく もっともっとみがく 自分の言葉を



 パソコンが食べる

パソコンの前に座って インターネットの回線をつなげば
時計の針が加速するのさ
無駄な時間が下に落ちてく 砂時計
ダイヤモンドを 燃やして炭にしてしまったような後悔
もう後には戻れない すぎさった時間戻らない
インターネットの回線を切って パソコンの電源落とせば
頭はクラクラ 目も少し痛い
無駄な時間の対価 少し高くない?
もう後には戻れない すぎさった時間戻らない
何かをするエネルギーがもう残っていなくて 午後六時くらいなのに
ベッドにたおれこむ おれ、なにやってんだ
こんな時間をすごすはずじゃなかったのに
後悔だけが下につもってく このままじゃ埋まる
砂時計をひっくりかえすように ようし今から逆転劇だ
寝る前の少ししかネットはやらない
何かに誓って ぼくは 目を閉じる