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フリーの伝奇ヴィジュアルノベル、Sinのレビュー・感想


サイトは→http://bf.netgamers.jp/sin/


 因幡が好き。
 いや、これで終わったらダメなんだけれども。
 みるが好き。
 いや、これもあんまり変わっていないか。
 キャラ・作中人物に、はまることがあんまりないので、そういう意味では、自分にとってかなり珍しいタイプのゲーム。

「伝奇・フリーゲーム」で検索したら、かなり上位にのぼってくるんじゃないかというこのゲーム。
 実は、連載途中で、最新版の更新が2008年で止まっているため、「これは永遠の未完成なのでは」と不安になるゲーム。
 でも、ライフワークとして、最後まで完成されるつもりのようなので、気長に待とう!

 学校から帰るところで、奇妙な人間に襲われる主人公。
 どうやらそれは、「黄泉」と呼ばれる、世の中に混沌と破壊をもたらす存在のようで、主人公は彼らとの戦いに身を投じるようになるのだが…といったのが大まかなストーリー。
 実は、絵や用語を完全にそろえるのは、なかなか難しく、実は用語をそろえることは、自分もまだできていないありさま。
 そこはやりこみ要素らしいのだけど、やっぱり見えないと気になるので、ついついがんばりたくなってしまうが、その点はちょっと作業ゲームっぽくなってしまうと思う。
 個人的には、やりこみ要素というのは、やりこんだ結果、何かをもらえるんじゃなくて、やりこむことそれ自体が報酬になるようなのが一番だと思う。
 だって、なにか特別なものがあるなら、みんなほしくなっちゃうし、それでも一部のやりこみ派の人にしか見られないデータがあるんだったら、ちょっとゲームの才能がない人にとって不公平じゃない?って思っちゃう。
 ストーリーは変わらないけど難易度だけ高くなるとか、初期武器でクリアとかが、やりこみだと思う。
 しかし、じゃあ、ノベルゲームでやりこみって何よ、と言われると、うーん、とうなってしまうのだが。
 ノベルゲームは、ぼくの定義する「やりこみ」には向いてないのかもしれない。

 ストーリーも面白いが、このゲームのシナリオで一番すごいのは、「キャラが立っている」・「人物に魅力的な個性がある」ことだと思う。
 魅力的なキャラを作り出すことができるというのは、すばらしい。
 ぼくは、ちょっとひねくれていて、メインヒロインを好きになることはないのだけど、このゲームのメインヒロイン、「みる」はよかった。
 人間的に魅力がある。
 うーん、もしかして、「善良」という要素に、自分は思っているよりも弱いのかもしれない。
 因幡も好き。
 けなげ、弱い、適当、けなげ、チャラい風貌、アンド健気。
 人間的な弱さが見えてよかった。

 どこかのサイトに、これで全体のシナリオの半分くらいだという。
 がんばってほしい!
 途中で途切れていて、まだ未完成な作品は見たくないという人もいると思うが、もしそれでもよければどうぞ。
 やりこみ要素は難しいと思うけど、シナリオだけでも、けっこういいですぞ。