北海道 夏の道北 2002/6/29〜7/5
天売島、サロベツ原野、ベニヤ原生花園、礼文島とその航路、メグマ沼
北海道のまともな繁殖期に鳥見に行くのは実は初めてであった。
天売島
2002/6/29〜30 天売島
札幌在住の親友のI氏とその彼女と私の3人で天売島に行った。
天売島1日目 2002/6/29
なんと行きの羽幌港では、日本野鳥の会静岡支部の有志の方々にお会いした。
昔、私が静岡在住のとき御世話になった方々であった。
フェリーはかなりゆれて、デッキに潮もかぶるので鳥見中止。船室で横になってた。
島に着いたら即、遊覧船に乗り換え、鳥見本番!
鳥見に詳しいガイドがつくと聞いていたが
「今日で3日目の新人ガイドです。よろしく!キャピキャピ」と自己紹介してだぞ!
ケイマフリが赤い足して浮いてるし、ウトウもまあまあ浮いてる。あとはウミガラスを探すぞー
と思ってると、だんだん波が荒くなって、船酔いしてしまった。
かなり多くのお客が酔っている、私もうー気持ちワルー
船は赤岩(ウミガラス繁殖地)が遠くに見えたぐらいで、波が荒いのでUターン
(通常は島を一周するのだが)
船酔バテでレンタサイクルを借りて今度は島一周する事にした。
島内は草原が多く原生花園にいるようであった。
ノゴマ、シマセンニュウー、アオジ、コムクドリ、ツツドリがあちこちでさえずりウームやっぱり北海道はいいなー!
ノゴマが枝先に止まると写真もついつい沢山とってしまう。
赤岩展望台でウトウの巣穴のチェック。すげーあたり一面巣穴!夜が楽しみ。
夜はバスで赤岩展望台まで行き、ウトウの帰巣シーンをたっぷり見た。
「ガンバレ!ガンバレ!ウミネコになんか餌をとられるな!」
(注釈:ウトウ親鳥の持ち帰った小魚をウミネコが寄ってたかって横取りする)
応援にも気合が入る!
夜8時半ごろになると、林道をばたばた走る黒い物体が?
答えはウトウの雛の巣立ちなのです。
まだ幼綿羽(雛のフワフワの毛)を背中や上尾筒(おしり)につけた雛が両翼ばたつかせて走る姿はなんともこっけい
これまた「ガンバレ!ガンバレ!ウミネコに食われないで海まで走るんだよ!」
天売島2日目 2002/6/30
波が穏やかだったのでもう一度、遊覧船に乗った。
ケイマフリ、ウトウが近い。
波が穏やかなので、船も岸近くに酔ってくれるし、
実は客も6人と少なくてわれわれ鳥見3人に合わせて船頭さんがケイマフリの近くで船を停めてくれた。
ラッキー写真もバッチリ(のハズ)
あとはウミガラスだ。
屏風岩テッペンにウミガラス1羽発見。
赤岩対岸のデゴイ違ってちゃんと2歩足で立つ。
これって高精なデゴイ?(不明のまま船は通り過ぎる)
赤岩対岸の岩のくぼみにデゴイが沢山立つ、みんな腹に白い太い棒が刺さってるのですぐデゴイと判る。
周囲をヨーク探すが本物のウミガラスがみつからない。
(ちなみに、朝1便6時台)の遊覧船に乗ったグループは2羽浮いてるのが見れたとの事)
帰りのフェリー航路は観光遊覧船ほどではないがウトウとケイマフリがデッキから良く見れた。
サロベツ原野
(長沼周辺)2002/6/30 サロベツ原野 長沼の近くのビジターセンター
午後、我々3人組はI氏のプラドでサロベツ原野に行き長沼〜小沼の遊歩道を歩く。
キマユツメナガセキレイが何回も目の前に出てきてさえずるさえずる!!
他にはオオジュリン、ベニマシコ、コヨシキリ
そして
アカエリカイツブリ夏羽。長沼は対岸で遠くて見にくい、小沼は狭いのでまあまあ見れた。夏羽を見るのは初めてで感動。北海道ってすごい。
ベニヤ原生花園
(夕方編)2002/6/30 ベニヤ原生花園 夕方編
調子に乗った3人は夕方なのにベニヤ原生花園にも行った。
まあ真昼間よりも夕方の方がさえずりも活発になるし。
ここは探鳥ガイドの本(北隆館)や現地の観察舎(無人)のビラによるとシマアオジがいるらしい。
期待して探すが見つからない。ガッカリ。
木道の橋が老朽化で閉鎖されて、海岸側の湿原に出られなかったからだろうか?
それともこの湿原では絶滅したのか?
その他の鳥は、ノゴマ、コヨシキリ、エゾセンニュウ、オオジュリン等々
キンクロハジロとスズガモもいた。これって繁殖してるの?
ここで日没、I氏らと別れを告げバスに乗って稚内へ
その夜は稚内港のフェリーターミナルのひさしの下で寝袋で寝た。
礼文島とその航路
2002/7/1 礼文航路 6:20稚内発
朝一番のフェリーで礼文島に向かう。
船はすごく混んでて、トイレにでも行くと座る場所がなくなるほど。
沖に出たので、デッキに出て鳥見。
ウトウがポツポツ浮いている。かわいい。
ハイイロミズナギドリがかなり飛んでいた。
2002/7/1 礼文島上陸
礼文は花がメイン。でも一応鳥用に100-400mmF5.6ISレンズもザックに入れた。
1日目は礼文林道〜宇遠内集落〜東海岸沿い(危険のためハイキング禁止となっていた)〜元地〜バスで香深の宿へ
礼文林道はレブンウスユキソウ(いわゆるエーデルワイスの一種)群生地はバッチリ花期でした。
うーなんて可憐な花。
そのほかヨツバシオガマ(レブンシオガマという人もいる)、チシマフウロが多かった。
でも礼文林道はレブンウスユキソウ群生地以外はつまらなかった。花期にはもう遅いらしい。
欲を出した私は
「今日はせっかく礼文林道の奥まで来たのだから、宇遠内まで足を伸ばそう。礼文島は東海岸沿いが高山植物が多いのだから」
てなわけで宇遠内まで行ったが、ここも花期には遅くあまり面白くなかった。
バス停のある香深井にもどるには上って降りての峠越えをしなくてはならない。結構しんどそう。
同じ道を戻るのも面白くないし。
昔歩いたことのある東海岸沿いの宇遠内〜元地コースを行くことにした。
ところが「危険のためハイキング禁止」となっていた。
「でも登山靴だし、ほんとにだめなら引き返そう。海岸沿いのほうが標高差がないから楽だろう。」と思い歩き出す。
ところが、岩場と砂地の繰り返しで、結構疲れる、特に砂地は足が沈むのでまるで階段を上っているかのよう、
これなら登山道で峠越えした方が楽だった(T_T)
しかし、元地の最終バスに乗り遅れると宿まで歩かなくてはならなくなる。
足元には海岸性の塩基性植物ハマベンケイソウとか咲いてたけど、写真とってる暇ない。
休憩もとらずに、3時間の競歩だった。終バスには間に合った(^_^;)
2002/7/2 礼文島2日目
宿に無理言って6時に朝食とらせて貰った。
宿はオホーツク荘2食付き8400円(食事は高級ではなかったがウニ・イクラ・刺身など、まあまあ)
フェリーターミナルの周りでも早朝はコマドリがたくさん囀っていたが繁殖期も後半なので姿は見れなかった(T_T)。
宿のおばあちゃんによると「昔はコマドリ捕ってみんな飼ったものだ」とのこと。
今日は港〜桃岩〜元地灯台(往復)に行った。
花は初夏の高山植物が沢山!! 昨日の礼文林道の砂利道歩きより数倍楽しい。
鳥も朝早いのでgood!
ベニマシコ、ノゴマ、シマセンニュウ、ウグイス等が近くでさえずり、花に鳥にと写真の無駄使い王となる。
2002/7/2 昼間 礼文航路
礼文→稚内 航路 9:55礼文発〜利尻経由〜12:40稚内着
ウトウがたくさん。鳥見の人は私以外にいない。
この便は利尻経由なので、船の時間が長く、そのぶん海鳥が楽しめる。
メグマ沼
2002/7/2 午後 メグマ沼(メグマ原生花園)
メグマ原生花園はシマアオジ(♂も♀も)とキマユツメナガセキレイが両方いた。囀る囀る!!きれいきれい!!
特にキマユツメナガセキレイの生息密度は濃い。
沼沿いのヨシ原はコヨシキリ。ニュウナイスズメもいた。
気になったのは、この原生花園は北側が稚内空港に接してることです。つまりこのあたりの海岸性湿原でありながら稚内空港の造成のために湿原がかなり埋め立てられたのではないか、空港以外にも牧草地などに囲まれてて、これらのために、過去にかなり干拓(水抜き)されているのではないかと勝手に想像してます。
今日からはレンタカーの車中泊
サロベツ原野(
兜沼と原野の北側)2002/7/3 早朝 サロベツ原野の兜沼キャンプ場
コムクドリ、ニュウナイスズメ、ベニマシコがけっこういる。
キャンプ場内から南につづく遊歩道(林道)の行き着く先の沼でアカエリカイツブリのペアを結構近くで見る。オー感動
ついでにエゾタヌキも目も前で見る。生きてるエゾタヌキは初めて、ほ乳類ライフリスト追加!
実は昔、道路でエゾタヌキの死体はさわったのだ。
2002/7/3 サロベツ原野の北側のビジターセンター周辺(昔からある方)
ここも、メグマ原生花園同様に、シマアオジとキマユツメナガセキレイが両方いた。囀る囀る!!きれいきれい!!
レストハウスで昼食とハマナスジャムを買う。
道北のてきとーな森
2002/7/4 サロベツ原野からクッチャロ湖に行く途中の山沢沿いのテキトーな林道
小鳥類が結構見れた。期待したクマゲラは見れなかった。
ベニヤ原生花園(
早朝編)2002/7/5 ベニヤ原生花園 早朝編
先日の6/30で懲りずもう一度、早朝に探鳥した。しかしシマアオジとキマユツメナガセキレイは見れなかった。
9時頃に雨が降りはじめ探鳥終了。
今回の北海道は子供が生まれる(8月に無事出産)と当分行けそうもないので
写真フィルム20本も取ってしまった。
今回は美しい写真をめざしのたので、ライフリスト追加種は無し。
おまけ
千葉県の
利根川河口部でグンカンドリを偶然見た2002-7-19。銚子市側と荒崎市側をうろちょろして、時々電柱にとまった。でもオオグンカンドリかコグンカンドリか不明。
誰か答え知りませんか?1週間ぐらいいたようですが。