こんなことって。

チェンジ。

今日は、待ちに待ったお好み焼きパーティ。
今回、イルミにリベンジすべく。
お好み焼き屋さんに通いつめて、猛特訓したので。
やる気も気力も十分!!
、鉄板とってきて」
親指を立てて、にんまり笑う。
「まかせて!」
机の上を拭いていたヒソカに言われ、鉄板を取りに台所へ。
「バカ。の身長なら届かないだろ」
トイレから出てきたイルミがすかさず突っ込む。
そして、こっちに向かってきてくれる。
「椅子があるから平気」
とはいったものの、椅子の上から背伸び。
誰だこんな高いとこに置いたのは!(イルミです)
もうちょっと、もうちょっと。
よし!
「届いたよ」
と、鉄板を抱えた瞬間。
振り返ったときに。
二人の表情が一気にこわばった。
「「危ない!!」」



一瞬何が起こったのかわかんなかった。
わかったのは、二人に抱えられて床にいること。
ヒソカとイルミが頭をぶつけていること。
鉄板が冷蔵庫に張り付いていること。(ヒソカの能力)



「平気?」
と、聞いてきたのは彼氏ではなく、ヒソカ。
「…うん、あたしは平気。イルミも、ヒソカも頭ぶつけたみたいだけど」
大丈夫、と。
頭をなでなでしてあげる。一部熱い。ぶつけたのココかな。
こぶできそうだね。
「痛いけど、平気」
くどいけど、ヒソカと会話。
あれヒソカって、こんな感じで話す人だった?
ていうか、この人の頭撫でてた!
なに、イルミ。
ヒソカ凝視しちゃってる。
あ、頭撫でたから、怒ってるの?
「…イル、?」
急に立って、いつも使っていないほうの寝室へ走る、イルミ。
「へ」
何?え、どうしたの??
あたしなんかした?あ、したけど。
「…今の、オレ?」
後ろから声。振り返る。
疑問を感じたから。
「ヒソカ、オレって(いうっけ?)」
「…ヒソカ?」
ていうか、『今の、オレ』て。
ん?
うんと、えっと。
言いたい事が、わからないよ。
「?」
な、なんなんだろう。
急に立って、イルミに続くヒソカ。
なんかあったの?



この張り付いた鉄板どうにかして。
牛乳飲みたいのに、冷蔵庫開かない…
と。
寝室からモメゴトをする声が、聞こえてきた。
『うわあ』
声が大きかったから、コップを取り落としそうになって。
「やっぱりなぁ…」
と、イルミの声。
何がやっぱりなんだか。とちょっと心拍数上がったり。
ドアが開けっ放しで、会話筒抜け。
「ラッキー」
「嘘」
「これで堂々とイロイロできるね」
「イロイロしたら殺すよ」
欲しいのが飲めないので、コーヒーを入れながら。
ソレがおさまるのを待つ。
何はなしてんのかなあ。内容がつかめないよう。



ややもして。(コーヒー3杯目)
喧騒が治まり、うとうとしていた目をこする。

イルミの声がして。
そちらを、見る。
「なあに?」
牛乳計画のため、鉄板を冷蔵庫からはがしたい私。
でも、なんでかな?
ぴったりくっついて剥がれない。
「キスしようか」
イルミが冷蔵庫に手をついて私にすごむ。
と、鉄板の重みが急に手に来た。はがれた!
ていうか、今普通に流したけど。
彼、なんていいました?
「は?」
「帰れ」
ヒソカがなぜか怒る。(虫ピンを投げてた)
イルミは微妙な笑いを浮かべて。(虫ピンをキャッチ)
「?今からお好み焼きでしょ?」
『帰れ』って、ヒソカ。ここ、イルミんちだよ?
鉄板をリビングへ持っていきつつ。
コンセントをもって周りを見渡す私に、イルミが声を。
かけた。
「ああ、それなんだけどねぇ」
ん?
違和感。おもわず、顔を見る。
この喋り方?!まさか。
うん、まさかね。ものすごいアレだけど。
なんでかな。たいしたことじゃないのに。
「ねぇ、イルミ。話し方さっきからおかしい…気がする」
見上げて、違和感を解消すべく問う。
一瞬目があったけど、そらされた。
え?なんで。
いっつも目そらすの私のほうなのに。(見つめられすぎて恥ずかしくなるから)
「…そうかな?」

ヒソカに声かけられて、振り向く。
目、が。
?変ね。ヒソカじゃないみたい、に思う。
あの目は。いつもの…?
「…イル…ミ?なわけないか」
ほっぺに変な汗が流れる。
否定しろ、否定しろって。心のどこかで思ってた。
「いや、オレだけど」
否定して欲しかったな。と。
目が離れない。もしかして、ほんとにイルミなのかも。
でも、何のためにヒソカの格好してんの?
も、もしや。私を楽しませる為に?!
とてもじゃないけど、笑えませんよ?
イルミから。はっ、と嘲笑に似た息を吐く音。
「ばらさなくてもいいじゃないか。楽しいのに」



…ハイ?
イルミの声でこういう台詞、ありえない。
ヒソカのほうを見る。
彼はため息ひとつ。ヒソカが表情変わらないのって、不気味…(ごめんね)
「つまり、さっき頭ぶつけたときに、入れ替わっちゃったんだよね」
「この前戦ったハンターの念かな?」
「いや、普通にぶつけたからだとおもうよ」
二人の会話が頭にこだます。
な、何言ってんの?!
イルミがヒソカでヒソカがイルミ?(意味不明)
「じゃあ、(あたしの彼氏の)イルミは?」
イルミを振り返る。背中から冷めた声が聞こえてくる。
「このみっともないピエロ」
あ、イルミの目元一瞬痙攣した。
「心外だなぁ。こっちはこーんな髪の毛で大変なのに」
口元にすごくいやな笑い。
あ、空気が。
「と、とにかく落ち着いて?」
一足触発?!(意味知らない)←一触即発のことデシタ。   □