ボタン
Link ボタン


ムツゴロウにあいたくて

1991年8月2日〜10日

「有明海の干潟が危ない」そんな話を聞いた
有明の干潟にはムツゴロウを始めワラスボやハゼクチなど固有の生き物が住み
潟スキーを使ってのムツカケなど独特の技法が伝えられている

そんな自然や伝統がなくなってしまうかもしれないと思ったら
無性に有明海に行ってみたくなった
九州へ行くのははじめてになる
いっそのこと最西端まで・・・
そんなことで九州の旅の始まりです




ライン



〈九州へ〉

出発時の走行距離は21,400Km ベイブリッジを通り川崎港に向かいます
フェリーの中でバイクはこのように固定されます フェリーのクーポン



〈フェリーにて〉


川崎港を後に・・・ いよいよ旅の出発です
空にも旅に出る人が


船にある機器や部品には趣があり
なぜか気を引かれます
サビで腐食した金属の上から何度も
ペンキが塗られ、コックは回るのか、
滑車は落ちないのか
心配になります

左:電球が光り現在の位置を知らせて
くれています

九州宮崎までは約21時間
丸1日近く船に乗っていることになります。
幸い夕方に出港するため翌日の日中の過ごし
方を考えればいいのですが、かなり退屈です
みんな思い思いの時間を過ごします
でもやっぱり読書をする人が多いみたいです


太平洋の上には大きな海の道が出来ます



<宮崎・日向港に到着>

日向港に到着
さっそく今日のキャンプ地を探します
特に目的地はなく、良い場所が見つからなければ一晩中走り続けることもあります

この日は、日向港から延岡市街に入り五ヶ瀬川沿いに走りました
北方町付近を迷走していると行き止まりの道でキャンプをする親子と遭遇(右下)
四万十川では「沈下橋」と呼ばれていましたが
ここでは「潜水橋」と呼ばれています
鮎釣りに来ていた親子と一緒に野営しました
スクーターにタンデムで兵庫県から来たそうです
小学生の息子さんは釣りの雑誌で
取材をされたこともあるとか
釣った鮎で鮎飯(飯ごうに鮎をまるまる1匹入れ
炊いたもの)をごちそうになりました


朝のキャンプ地付近からの風景
左中央付近には、ワイヤーにつるされたゴンドラが見えます
対岸へ物資を運ぶためのものでしょうか



<神秘の国 高千穂峡>
”知らない女性とボートに乗っちゃいました”

高千穂峡
パンフレットなどでよく見かける風景です




観光をしていると
ある女性と意気投合
仕事を辞めて来たとか

その女性と
一緒にボートに乗る
ことになりました

ボートで一周の後
「またどこかで・・・」と
お別れしたのですが・・・
駐車場にバイクを止めて観光に向かいます
この先川のそばに行くと・・・
無許可なので目にマスクをしたら
心霊写真のようになってしまいました
駐車場に戻ると隣にバイクがあり、先ほどの話から彼女のものとすぐにわかりました
バイクにはキーが付けっぱなしになっていて
そのまま盗まれてもいけないと思い、キーを届けに川に戻り手渡すことにしました
そのまま一緒に駐車場まで戻り、再度記念写真を撮り、住所の交換をして
それぞれの旅を続けることになりました
その後、お礼の手紙と一緒に撮った写真が届きました



<阿蘇を走る>

活火山の阿蘇は、いつ噴火するかわかりません
「火口見物は短時間で」という表示があります
溶岩が流れた後が生々しく
所々に防空壕のような待避所があります



登山記念とありますが、ほとんどバイクで登った
ため実感はありませんが、とりあえず記念撮影
出店では硫黄の固まりが
おみやげとして売られていました
阿蘇の周辺を走ります
天気がイマイチなのが残念ですが、爽快です
肥後の赤牛とと呼ばれる牛でしょうか
白と黒の乳牛のイメージとは異なります


草千里ヶ浜を見渡す
大草原の中に池があり、牛がいて、その奥に烏帽子岳が見える

阿蘇を抜け熊本市街地に向けて走ります
渋滞もありあまり楽しいツーリングではありません
翌日の目的地は佐賀県の多久
新婚旅行の時に一緒だったI氏のお宅です
山鹿市街地に入った頃雲行きが怪しいな思って
いたら案の定雨が降り出しました
急遽見つけた旅館「一條旅館」
この日はここに泊まりました


SLあそBOY大正11年に誕生して以来、昭和50年3月まで九州で
活躍した8620形機関車(通称ハチロク)が、昭和63年に「SLあそ
BOY」として復活。平成元年10月には西部劇映画によく登場し、ア
メリカで最も人気がある「デュランゴ・シルバートン鉄道」のSLと姉妹
列車提携を結びました。ダークグリーンだったカラーリングを平成1
2年春、もともとの「黒」に戻して雄大な自然の地「阿蘇」へ多くの乗
客を乗せて走りつづけています。一日一往復(熊本駅〜宮地駅)
遠くで雷鳴がとどろきます
降ってきた雨は大粒
Tシャツの上にカッパを着ていましたが
雨の粒は小石が当たったかのように感じます
久しぶりの再会 Iさんご夫婦と記念撮影
手作りのごちそうでおもてなし頂き、翌日は
有明海や吉野ヶ里遺跡を案内してくれました

下は東多久の駅
懐かしい駅の風景です



<いよいよムツゴロウと対面>

今日は、Iさんが車で案内をしてくれます
はじめの目的地は、有明海
いよいよムツゴロウとご対面です


ようやく出会えたムツゴロウ(ちょっと小さめ)
干潮時には干潟が一面に広がり、たくさんのムツゴロウが姿を表します
蟹の姿もたくさん見えます

棚四つ手網(タナジブ)という漁法(右)
シラタエビ、ハゼクチ、ハクラ、コイチ、ウナギなどが獲れるそうです
以前、能登半島をツーリングしたときにも見ました


次に案内してくれたのが、吉野ヶ里遺跡

敵からの攻撃を防ぐ仕組みや、穀物などを保存したりネズミなどの害
虫から
守る工夫など、勉強になることがたくさんあります

おみやげ屋さんで、古代米と呼ばれる黒米を発見
今ではどこでも手に入りますが、当時は珍しく、
珍しい物好きの僕としては購入しない手はありません

佐賀は気球のメッカ
やっぱり飛んでいたなと思ったら飛行船でした(右)



<五島列島へ>

お世話になった Iさん宅を後にして
今度は五島列島に向かいます
長崎 大波止ターミナルより五島列島に向かいます 奈良尾行きチケット
何かの魚の養殖場?
港からアプローチするらしく降りる道は見つかりませんでした
 中ノ浦カトリック教会
中ノ浦の入り江の水際に
立つ白い教会


海童神社 
江戸時代から「鯨のまち」として栄え、捕鯨が町の発展の基礎になったところ 
龍神を祀る海童神社は鯨の顎骨(あごほね)でつくられた鳥居がある社として有名
泊まった民宿 看板もなく本当に民宿か迷ってしまいました

有川港から佐世保に向かいます
にたくさんの民宿の人たちが見送りに来ていました(下)
佐世保行きの上船整理券
下には九州の地図
ツーリングの時はいつもこのスタイル
コース確認と記録用に使います(上)



<佐世保 − 生月へ>



ザビエル記念聖堂は、
平戸市内近郊にある教会で
市の名所になっています。
平戸から生月大橋に向かいます
橋を越えると生月です

生月町と平戸市を結ぶ960mの美しい橋で、3径間連続トラス型
では世界一の長さを誇っています
*細い部材を三角形に組み立てた構造( トラス構造とい
います)の橋桁を、4 つの支点で支えた橋.(らしいです)

生島大橋有料道路の料金所(右上)
普通車で600円
ちょっと高い感じです
  
.

 生月町観光協会のHPより

サンセットウェイの途中にあった看板
結局「タンジュク様」がどこにあるかわかりま
せんでした

*生月町観光協会のHPには、「幕府に処刑
された隠れキリシタンの一家の殉教遺跡。
その地には俵竹(だんぢく)が群生していた
という」とあります


この後、一気に宮崎・日向港へ走りました



<旅の終わり>

フェリーへの乗船を待つバイクの列 ちょっと淋しいお見送り
港を後に、いよいよ帰路につきます 総走行距離は1,186Kmでした

九州にいたのは実質7日間
九州も広くて1週間くらいでは周り切れません
でも、ムツゴロウにも出会えたし大自然や歴史も堪能できました
五島列島はあまり天気も良くなく残念でしたが
バイクと一緒に島に渡るのもいいものです
この旅の企画に協力してくれてもてなしてくれたIさんに感謝
島の多い九州
小さな島にも行ってみたいです

ライン



メールはこちら