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先日発表されたミシュランの観光ガイドで倉敷は残念
ながら1つ星☆ももらえませんでした。地方都市で
小京都などと呼ばれ同じように日本国内では,郷愁
を誘う観光地として扱われてきた飛騨の高山が
三ツ星☆☆☆なのに,倉敷の街は1つもなしです。
それどころか近くの岡山の街がなぜか1つ星☆を
もらっています。「所詮フランス人がつけた星だから
偏った見方だよ・・・・・・・・。」という開き直りもあるかも
しれませんが,フランス人観光客に評価の高い
海外旅行先として選ばれる日本という国の中で,
近くの岡山の街ににさえ負けてしまう倉敷の街・・・。
車の「倉敷ナンバー」が「岡山ナンバー」より人気の
高いことも考えれば(これは単なる実質の伴わない
街のイメージにしか過ぎないのですが。)観光地
としての自負をもっている人にとってはがっかりでしょう。
その昔,私の父がフランス人を倉敷の街を案内
したことがあったのですが,その時に,そのフランス人
女性は終始つまらなそうにし,大原美術館に入った
時に,ある絵を見て,「これは私の知っているフランス
の街・・・。」というようなことだけ言ったそうです。
多くの美術館を持つフランス人にとっては,
大原美術館など美術館の中に入らないということかも
知れませんね。(涙)
考えてみれば,倉敷と同じような佇まいで同じ規模の
街は,日本国内にたくさんあるかも知れないけれど,
岡山の後楽園は,国内だけでなく,世界に誇れる
回遊式庭園ですもんね。(全く同じようなものは,
国内にも海外にもないですね。)そうしてみれば,
「後楽園と岡山城しかない!」と揶揄される岡山の
観光事情なのに一つ星☆をもらっているというのも
頷けるような気がしてきます。(トホホ・・・・・・・・・・・。)
追伸・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
全く大原美術館の西洋美術品には興味を示さな
かったフランス人女性が,唯一熱心に喜んで見た物
があったそうです。それは,西洋美術品でなく,
倉敷民芸館の所蔵品の布物の中の芹沢 _介
(せりざわ けいすけ)の型絵染(かたえぞめ)だった
そうです。あまり日本では知られていないかも
知れませんが,バーナード=リーチや棟方志功と
民芸運動の中心となった人で人間国宝にもなって
います。フランスのパリで展覧会を開くなど,海外
での評価も高いです。やはり,日本にしかないという
オリジナリティーを感じさせない物は,評価されない
のかも知れませんね。(この辺は倉敷ジーンズにも
言えてるかも・・・・。)