ジムニーのインタークーラーの冷却効率を上げる
FRP製エアスクープを装着、内部に導風板を取付け。
ジムニーの純正エアスクープの内部を見て気がついたのですが、エアスクープの取り入れ口の構造
の悪いこと。 これでは効率良くクーリングエアをインタークーラーに取り込むことができません。
今回は少しでもインタークーラーに風を当てることができるように、エアスクープ内部に仕切り
として「インタークーラーエアガイド」を製作して装着しました。
これは簡単にでき、しかも純正のエアスクープでも効果ありますのでやってみる価値はあると思います。
<追記>JA22W-2型からはインテーク内にインナーパーツ(72493-82CA0)が標準でついています
ので、1型のオーナーの方で純正エアスクープの人はこちらを購入されても同じ効果が得られます。

ジムニーのエアスクープ内部とボンネットの穴の関係は横断面で図にすると上図のようになっており、奥まったところ
が袋小路のようになっていまして、ここで乱流が発生するため効率良くエアを導くことができる構造になっていません。
なぜメーカーはこういう構造にしているのかわかりませんが、とにかく善くないことは確かですので、右図のように
内部にエアガイドを設けて、よりスムーズにエアがインタークーラーに導入できるよう改良しました。

エアスクープを取り外したところ。 内部にインタークーラーが見えますが、実際の開口部は
たったこれだけです。 エアスクープ自体は点線の大きさですので、ほぼ後ろ半分が単なる
飾りということになります。
因みにボンネットの裏側にある樹脂製の「エアガイド」をはずしてはいけません。
これをはずしますとせっかく取り込まれたエアがエンジンルームに逃げてしまい、インター
クーラーの冷却効率が低下します。
●社外エアスクープの装着

私のジムニーに装着したエアスクープ。 これはヤフオクで落札した個人の方が製作されたFRP製のものなの
ですが非常によくできていて、ちょっとしたパーツメーカーのものよりも仕上げ、精度、デザインともに良好です。
●内部の導風板(エアガイド)

エアガイドの寸法はだいたい上記の通りです。 ただ、純正のエアスクープはやや幅が狭いので、
200mmの部分は現物に合わせて仕上げる必要があります。 大きめに作って、あとは現物にあわせて
加工しながらあわせるといいでしょう。
なお、取付けはエアスクープ内側に外装部品用の強力な両面テープにて貼りつけます。
私は樹脂でつくりましたが、エアスクープのテープを貼りつける部分は微妙なRになっておりますので
アルミ板のほうが形が造りやすくていいかもしれません。
●実際の効果は?
なかなかパワーで何馬力というのは難しいのですが、ちょっとしたテストとしては、ある特定の直線を
できるだけ一定のスピードで走り、停車、すぐに下りてインタークーラー上面を手で触って温度を感じ
とってみるという極めて原始的な方法(笑)をくり返して比べてみました。
で、結果ですが純正のままですとやはり熱くてちょっとだけしか触れませんが、エアガイドを装着しま
すと手で触ってややぬるい(つまりは体温と同等か幾分低い)感じですので、表面だけを考えれば、低く
見積もっても10度C〜15度C近くは下がっていると思います。 これは高速、高負荷時には確実に体感
できると思いますので、最高速度なんかは確実に変わってくると思います。
実際、街中でもとくに速度が高くなってからの加速感に伸びが出たように体感できましたし、とくに
エアコン使用時の負荷が高いときなんかはブーストがかかってからは軽快になった印象です。
<追加> 参考ページ →インタークーラー前後の吸気温度の計測