ボンネットアース・その他のアース

手軽でもあるしネタとしてやってみました。


●最近というかここ数年の流行りのようで、永井電子からも汎用のキットが出ている

ようですが、とりあえず以前マフラーにアースをおこなったの際に使った銅の平編線

が余っていたのでそれを利用しました。

ただ、ジムニーの場合はヒンジの金属部分の接触面積が普通の乗用車よりも広いので

(ですからボンネットを希にしか開けない人はヒンジが錆び付いて最悪は開かなく

なってしまうことがあるようです)そのままでもけっこうな導通があるのではたして

独立したアース線をつけたところでどうなるのかは正直なところ疑問ですが。

永井電子のwebページにも書いてあった通り、たしかに知り合いが以前に乗っていた

BMW(たしかE30だったかと)には純正でついていたような記憶はあります。

そのときはなんの意味があるのだろうと軽く疑問に感じたので覚えているのですが。

そもそもBMWは純正でマフラーのタイコにも比較的しっかりしたアースをつけている

車種もあり、かなりアースには気を遣っているメーカーである印象はあるのですが。

あとは、無線を使う警察車両などにも一部ついているという話も聞きました。

察するにノイズ対策が主目的で、走りの性能がどうこうではないものと思われます。


●取り付け

とくに難しい点もないので製作過程等は省略します。 見たまんまですので。

↑とりあえずもっともバッテリーに近いサイドのヒンジから落とします。

この部分のボルトは締めてから塗装されているので、錆さえ発生してなければとくに接触

面を削らなくても金属部に直に接触できます。

ひとつ注意しなければならないのは、ボンネットを閉めたときにたるんだケーブルが

バッテリーのプラス端子近くに来ますのでむき出しの編線だとショートの危険があります。

もちろんプラス端子にはカバーがついていますが、念のため編線の場合はケーブルに被覆

をつけておいたほうが安全でしょう。

またジムニーの場合、ボンネットは最大でフロントウインドウに当たるまで直角以上に

開きますので、そこまで開いたときにもケーブルが伸びきらない長さにします。

 

ここでちょっと「アース」というものについて整理しておきたいと思います。

一般にクルマでいうところの「アース」と一般の電化製品や建物での「アース」は違う

もので(同じアースという言葉で混同するから話がややこしくなることが多いですが)、

クルマの場合のアースというのは主にDCマイナスラインのことで、電化製品のアースの

ような機器の内部から発生したノイズや有害な電流を地面に逃がすアースとは根本的に

異なるものと私は解釈しています。

だから車の電装品の場合はアースという言い方ではなく、本来は単純にマイナスラインの

強化と言ったほうが良いのかも知れません。

しかし、今回施したボンネットやマフラーなどはもちろん電装品ではありませんので、

マイナスライン強化とは目的が異なり、電位差や静電気による障害防止を主目的としたもの

ですので、こっちのほうが本来の意味のアースに近いものになると思います。

こうして考えると車の場合はアースと言っても、単純に電装品のマイナスライン強化のため

のアースと、その部品自体は電装品でなくても内部で発生したり溜まった静電気やノイズを

逃がすためのアースと2種類(あるいはその両方を兼ねる)があるのではないかと思います。

 

さてこのボンネットアース、左右両側のヒンジから落とす人もいるようですが、聞くところ

によると、両側から引くとアースのループを形成するのであまり良くないという意見もある

ようで、アースはループさせないというのがひとつの鉄則らしいです。

たしかにノイズのことを考えるとそうなのかもしれませんので、ボンネットからのアースは

片側1本のみが良いようです。

 

●効果

さんざん理屈は並べましたが、残念ながら私にはよく解りませんでした。

私は片耳の聴力に問題があるので微妙なところは解りませんが、オーディオなどに凝ってる人には

音に関する部分で変化が感じられるのかもしれませんし、無線やオーディオのノイズに悩まされて

いる人などにも効果があるかもしれません。

まあ、ジムニーのこの五月蝿さで音にこだわってもという気はしますが、好みや車を弄る趣向は

人それぞれですので。


●ついでに、以前からつけていたその他の銅平編線使用のアース関係を載せておきます。

 

↑インタークーラーおよびエキゾーストマニホールドからのアース。

インタークーラーはパイプ部はジョイントホースで、本体固定はゴムのグロメットを介して

の取り付けとなりますので、電気的には完全に絶縁されて浮いた状態となりますので、内部

で発生した静電気を逃がすためのアースとしての意味でバルクヘッドに繋いでいます。

エキマニのアースは車種によっては有効なようですが私には変化は感じられませんでした。

 

↑触媒部のアース。 ここは純正でもついていて、触媒変更に伴い新規にひき直したもの。

ただ、主な目的は性能云々ではなく単に排気温度警告灯センサーのためのアースです。

ですので温度警告灯のついてない2型以降のJA22には純正ではついていません。

なお、ここ以外にもリアマフラーのタイコ直前部にも1箇所アースをとっています。

マフラーのアースについては若干、アクセルのツキが向上したような印象も受けましたが、

明確なことまでは言えません。

ちなみに、旧車でもよく純正でマフラーにアースがついていたものがありますが、あれは

ボディ側とマフラーとの電位差をなくしてマフラーの腐蝕(錆び)を低減させるのが主目的

のようです。

現在でも一部の高級車にはちゃんとマフラーアース(触媒部ではなくリアマフラー部にも)

が純正でついてるものもあります。 その目的は腐蝕の予防か、ノイズ低減のためか、

はたまたそれ以外に何らかの狙いがあるのかは解りませんが、メーカーが純正でつけている

以上は決して無駄なものではないと思われます。

このような特許も公開されていました→ 「車両の排気系統のアース方法及びアース部材」

 

↑その他ではインテークパイプにも繋いでいます。 これも狙いはインタークーラー同様、

内部の気体の流れに伴いパイプ内壁に発生する静電気の逃がしということになります。

ですのでこれはわざわざバッテリーのマイナス端子に直接戻すような必要はありません。

ボディ、あるいはエンジンブロックに戻す程度のアースで充分こと足ります。

前述しましたように車のアースはマイナスライン強化と静電気やノイズ防止の2種類があり

ますが、前者はマイナス端子に戻す意味もあると思いますが、後者の場合はボディのどこか

に接続されていれば問題ありません。 むしろ、ボディに接続したほうが静電気やノイズの

放散や減衰には効果的で、バッテリーのマイナス端子に直接返すのは逆にラインノイズの

原因になる可能性さえあるかと思いますので。

 

<関連記事>

→アーシング(アースチューン)とバッテリーについて

→追加アース(アーシング)線

→現在の追加アースライン接続ポイント

→プラスチャージライン


えんいー! ヽ(´ー`)ノ~~~