追加アースについて

まだ本格的に手をつけていなかった部分なので、まずは試してみました。


●最近は「アーシング」などという言葉も一般的になって、手軽にできることから個人、業者問わず流行り

のようにおこなわれていますね。 それで「効果ある、意味なし」という両論の意見も多く聞きます。

さて、私の車は今まで、アーシングというほどそんなたいそうなことはしてなく、シリンダーヘッドから

1本だけ銅網線による追加アースをしてあるだけでした。 まぁ、気休め程度ですが。

これは、K6Aはエンジン本体に向かうアース線がヘッドに繋がる細い1本のコードだけと最近の車にしては

ずいぶんと頼りないものだったため、点火系の強化に見合うだけの「戻り線」が欲しかったからです。

 

●ですが今回、そろそろ本格的に手をつけて変化があるかどうかを見ようと、見た目もある程度立派そうな

追加アースを引いて見ようと思い、個人製作のアースキットをオークションで買ってみました。

自分で造ってもいいんですが、私は見た目に綺麗にまとめるセンスがないので(汗)まぁ、値段的にも

安めだったこともあって、とりあえずは「お試し」ということで。

↑購入した追加アースキット。 ジムニー JA22W専用品だそうです。 アースポイントは5箇所です。

私は過度にアース線だらけにするのはあまり好きではないので、この程度の本数でちょうどいい感じです。

タイラップが10本ほどとマイナスターミナル用のナットが1個、写真付きの説明書も入っていました。

個人製作とはいえ、かなり商品価値を意識してある感じです。

基本の接地箇所は、ボディアース2箇所、シリンダーヘッド1箇所、インマニ1箇所、スターター1箇所の

合計5箇所となります。

↑ケーブルはアース用のもの(本来はオーディオ配線用?)で、耐熱105度の表示があります。


●取り付け状態

↑丁寧な写真付き説明書までついてくるので、はじめは基本的にそれに従って作業してみましたが、私の

考えで何カ所か場所を替えては試していますので、また場所は変わると思います。

↑いちばん効果の高いと思われるヘッドのアース部。 写真からも判りますがJA22ジムニーは純正では、

ヘッドからのアースはここの細い線1本だけなので、ここを増強するのはたしかに理屈にあって

いると思いますし、私もここがいちばん気になっていました。

あとは私の考えで下の写真のようにカムカバーの中心にあるボルト(ここはボルトを介して直接ヘッドに、

しかもプラグの至近に繋がっているので効果大と思われる)の2箇所に落としてみました。

すべては点火系を構成するサーキットの効率化のためです。

 

●抵抗値について

よくアースポイントを決めるのにテスターで抵抗を測って抵抗の大きい部分をみつけてポイントを決める

ようなことを見ますが、正直、私はそれは疑問があります。

というのも、単に弱い電流を流して抵抗を見たとしても、その時点では抵抗値は小さくて当然だと思うの

です。 大きな電流を流した際にはじめてそこが抵抗になるから問題になると考えます。 上記点火系など

もそうですが、実際にエンジンが稼動している時にはもっと大きな電流が流れるわけで、そのときの抵抗が

問題になってくわけです。

たとえば、ホースで水を流すとき、水道の蛇口を少し開いただけの状態では水は余裕を持って抵抗なく流れ

ます。これがテスターで測った状態です。 しかし実際に使用するときは蛇口を目一杯開いた状態にするわけ

なので、このときにはじめて大きな抵抗が生じるということです。 これが実際のエンジン稼動状態です。

ですので、やはりエンジンが実際に回転してる状態でそこにどれくらいの電流が流れているかを見て、適宜

必要な太さの配線をするのが適切だと私は思います。


●走行してみて

正直なところつける前はたかをくくっていたところもあったのですが、これがそこそこ効いているようで

驚きました。 タービン交換してからノーマルに比べてかったるくなった領域、具体的には発進から

6000rpmにかけてのトルク感やアクセルのツキが改善され、私がよく使う言葉で「車が軽くなったような」

という感じがピッタリです。 あきらかに点火系に対しての強化に効果が出たものだと予想します。

C.D.Iやらをつけて供給する側の電力を増やしても、結果として回路を構成するプラグの接地側を増強して

やらないとバランス取れませんから。

それと、心なしか排気音が多少大きくなった感じがします。 これについてはまぁ、気のせいでしょうけど。

ただ、高回転および高負荷域での差というものは少なくとも私の体感ではわかりませんでした。

 

●一般に追加アースは旧い車でアース線そのものの本数が少なく、アース線が劣化している、また取り付け部

が酸化腐蝕等で電気抵抗が増えているというような場合には明らかに体感的な効果は感じられると思います。

言ってみれば、ちょっと元気がなくなって体力の落ちてきた車に喝を入れるような感じでしょうか。

そういう車に比べると比較的新しい設計の車の場合は実際の効果の感じ方は少なくても当然なのだと考えます。

最近の車、とくに高級車は純正でもあと付けの追加アース(アーシング)に相当するほどの立派なアースライン

がなされているとも聞きますので、このことは、メーカーもやはりアース強化には効果があることを確認して

そういう設計をしているものと思います。 こういう最新の車両の純正アースがどのように配線されているか

をじっくり観察すると、あと付けアースの参考になるのかもしれません。

逆に考えると、コスト制約の厳しい、安い車ほどアース線は省かれて最小限にとどめられていると思いますの

で、こういった車に対しては追加アースの効果は得られやすいかもしれません。

 

●蛇足ですが、私はあまりアーシングという言葉はどうもしっくりきません。 英語的には間違ってはいない

ようですが、そういうことではなくて「なんとなく」ですが。

ですので、ここでは「追加アース線」で統一させていただきました。

 

<関連記事>

→アーシング(アースチューン)とバッテリーについて

→ボンネットアース、その他のアース

→現在の追加アースライン接続ポイント

→プラスチャージライン


えんいー! ヽ(´ー`)ノ~~~