(番外編)フォグランプについて

JA22は1型と2型でフォグランプの色が異なります。


●JA22ジムニーの純正フォグランプは前期型はイエローレンズ、後期型はクリアーレンズに

なっています(もちろん互換性はあります)。 私の車両は前期なのでイエローレンズです。

なお、バルブ(H3)のみ55W高効率バルブに交換しています。

 

この純正フォグ、ランプ自体の配光は良好なのですが、ついている位置は惜しい感じがします。

霧というのは地面に近くなるほど薄くなりますので、フォグランプはその霧が薄く光の通りやすい

高さを幅広い範囲で照らすことで、進行方向の路面状況を把握できるようにするためのランプ

ですので、理想的な設置位置としては「広く、低く」です。 つまり理想的なフォグランプの設置

場所というのはできるだけ低い位置でなおかつできるだけ左右の両端に近い場所がベストです。

そういう観点からするとJA22の場合、高さ方向はベストなのですが、左右方向についてはもう少し

バンパー両端に近い位置のほうが理想的と言えます。

フォグランプの高さがヘッドライトと同じかそれ以上に高い位置(これは法的にも違法です)ですと

霧の濃い場所を照らしてしまうため、霧に反射して目の前が真っ白になってしまい、かえって視界が

悪化(白ボケ)してしまうこともあります。

 

また光の色についても、本来のフォグランプの用途としてはホワイトよりもイエローのほうが霧に

乱反射して白ボケになりにくく、また、周囲からの被視認性も高くなります。

ただ、黄色光といってもナトリウムランプのように単一波長の黄色ではないため、厳しく言うと

「純粋な黄色の波長の光でないと無意味」ということになりますが、たとえばHIDヘッドライト

でよく重視される色温度の違いでも解るように、色温度が高いよりも低いほうが雨や霧での視界が

良好なのと同じで、フォグランプでもやはり色温度が低い(黄色っぽい)ほうがたとえ他の波長の

光が混ざっていたとしても実際の視界不良の中でも有効だと個人的には感じています。

そもそもフォグランプというのは遠方を照らすためのランプではないので、車両直前の路面状況を

どれだけ明瞭に捉えることができるかが重要だと思いますので。

 

↑これはたまたま足柄峠の霧の中で撮ったものですが、ヘッドライトの白い光よりもフォグのイエローの

光のほうが路面の白線が周囲にボヤけずにしっかり見え、とくに路面上の凸凹などの立体感がイエロー

のほうがコントラストが明瞭になっていることがわかると思います。 この、立体感が明瞭になると

いうことが黄色光の最大のメリットといえます。

また黄色光は霧だけでなく、雨の夜など濡れて反射するアスファルト路面の白線の視認性にも有利です。

ですので私が純正フォグを使用するときは、霧のときだけではなく、とくに夜間の雨のときなど、路面が

反射して車線の白線などが見えにくくなるときにイエローのフォグを使用すると非常に見えやすくなる

ので、こうしたときにも希に使用しています。

ただし注意しなければならないのはフォグランプの配光はヘッドライトのロービームと異なり、シェード

で上への光のカットがなされていないため、いくら光軸を下げても対向車に眩しく感じられることがある

ので必要もないのに常時点灯することは避けるべきでしょう。 とくにHIDフォグは眩しいです。

しかし逆に豪雨やかなり濃い霧など限定された条件下ではこの眩しさが他車に自車の存在をアピールする

ことができるので安全上有利に働くこともありますので、ケースバイケースということになるでしょうか。

それと、フォグランプで照らせる範囲というのはロービームよりさらに手前となりますので、スピード

は控えめにすることが重要です。

言い方を変えますと、ハイスピードで走る際にはフォグランプはほとんど役に立たないと言えます。

※ラリーカー等がフロントにたくさん補助ランプをつけていることがありますが、あれはほとんどが

スポットランプとドライビングランプで、フォグランプではありません。

 

とはいえ、フォグの色が白がいいか黄色がいいかは最終的にはその人の好みになりますので、このページ

の記述はあくまでも私の個人的な見解および好みとして捉えてください。

とくに最近の乗用車に純正装備されるフォグランプはスタイルを優先させたアシストランプとしての役割

が強いので、配光も含めて純粋なフォグランプとは言えなくなっているものが多くなっていますので。

昔はヘッドライトでもイエローバルブの車もありましたが、現在は法規上もヘッドライトは白色しか認め

られなくなりました。 フォグランプ(というか補助灯)についても「白色か薄黄色」となっています。

欧州のほうでも黄色灯の悪天候時の有効性について疑問視されてきているので、時代の流れによっては

そのうち黄色灯火は全滅する可能性もあります。


●余談ですが、小糸製作所から汎用LEDフォグランプが発売されたようです。

↑LEDフォグランプ。 外径101.5mm×奥行き80mm。 消費電力は13W。 色温度は4300K。

これはよくあるファッションランプやデイライトではなく、立派にフォグランプとして機能するものです。

レクサスLS600hのLEDヘッドランプを造っている小糸らしく、プロジェクターレンズと補助リフレクター

を組み合わせた構造になっているようです。 使用されているLEDもLSのものと同じようです。

実売価格は5万円前後らしいのと、他に専用のハーネスキットのようなものも必要らしいので、手軽に

買えるものではありませんが、実際の明るさや配光が本当に実用になるのかどうか興味あるところです。

 

↑ホンダのゴールドウイングの純正オプションのLEDフォグランプも多分これと同じものだと思われます。


えんいー! ヽ(´ー`)ノ~~~