フットレストの装着

しっかりしたものを付けました。


●ジムニーはフットレストがついているのはATのみで、MTにはディーラーアクセサリーですら

用意されていません。 これは現行型でも同じです。

理由はいろいろあると思うのですが、実際問題としてジムニーに乗ってみると感じるのは足元スペース

が充分に確保できないため、強引にフットレストをつけると人によってはペダルとの間に足先が

挟まったり、クラッチ操作の際に邪魔になったりと誤操作の原因になりかねないため、安全優先で

あえて純正では設定していないものと思います。 どんな人が乗るかわからない市販車ではこうした

配慮もメーカーにとっては必要なものと思って私は理解するようにしています。

コストダウンという考えもありますが、コストダウンというのは単につけないというのではなく、

あくまでも費用対効果、つまりコストパフォーマンスを考えたときに、効果よりコストが上回るもの

を省略することを指します。 需要があるものは純正オプション、アクセサリーとしてででも設定すれ

ば済むことですので、それをやらないということはそれなりの理由があるものと思います。

 

これに対して、社外品(たとえそれが準純正品とも言えるスズキスポーツ製品でも)については、

ユーザーの好みで自己責任でつけるわけですので、結果として不都合が生じてもメーカーの責任には

なりませんので、あとはメリット、デメリットをユーザーが個々の判断でおこなえば良いという

ことになります。

 

そこで、私も今までは暫定的に自作フットレストをつけていましたが、そろそろちゃんと

したフットレストを設けようと思い、自作、社外といろいろ検討しました。

で、結局のところは、自作ではなく既製品の中から探し、わりとしっかりできていてしかも

安価であることから、アイバワークス製のものを購入しました。

 

↑アイバワークス製 フットレスト。

アルミ製で、裏側などもしっかり折り返しがしてあって、かなりがっちりできています。

しかもこれで定価は2500円(実売価格はさらに安い)と非常にコストパフォーマンスが高い

ことも魅力でした。

材質はおそらくA5052、表面は白アルマイトが施してあります。 6φタッピングビスが5本

付属しています。

 

↑ですが、仮置きした時点で、私はどうしても他のペダルに対して色的に浮いてしまうのが

気になったので、艶消し黒アルマイトで処理し直しました。


●取り付け

取り付けは付属のタッピングビスでおこないます。

当然ながらフロアパネルに穴をあけることになりますが、私はポリシーとしてボディには穴は

あけたくないというのがあります。

しかしながらパーツがパーツだけに、いい加減な取り付けでは万が一走行中に外れて移動して

しまった場合、もしブレーキペダルの裏側にでも入り込んだらとんでもない事故に繋がりかね

ない可能性もありますので、安全を優先してしっかりとつけることが必要です。

ジムニーのフロアパネルは本当に薄いので、すぐに貫通します。 厚みのあるモノコックボディ

のクルマとはやはり全然違います。

なお、フロアカーペット裏側の吸音材ですが、フットレスト取り付け部にあたるところだけ切り取り

ます。 そのままではあまりにぶ厚くてしっかり取り付かないですので。

また、忘れないようにしておきたいのは、取り付け後、シャーシ裏側からの錆の発生、進行を防ぐ

ために、裏側からネジの部分に向けて防錆ペイントをたっぷりスプレーしておきます。

 

●ビスについて

こうしたフットレストやサイドシルガードなどの取り付けに使用するビスですが、錆びるのを嫌って

ステンレス製のものを使用する場合もありますが、ここで留意したほうがいいのはボディ鉄板のほう

の錆びです。

金属というのはそれぞれの素材によって電位差があるため、たとえばアルミと鉄、ステンレス

と鉄、チタンと鉄などという異種金属の接触の場合、微弱電気が流れることでそこから腐蝕、即ち錆び

が生じるのです。

よくステンレス製(たいていはSUS304製)のシンクの上にクリップやヘアピンなどを濡れたまま放置

しておくと、クリップやピンはもちろん、ステンレス製のシンクのほうも錆びていることがあるのを

見たことがある人もいると思います。

錆び強い18-8ステンレスであるSUS304でさえ、異種金属との接触による電位差腐蝕には弱いのです。

ですので、こうした用途の場合は下手にステンレスを使用するよりも、通常の亜鉛メッキの鋼製の

ビスを使用したほうがいい場合もあります。

なお、フットレスト本体についてはアルマイトがされていることで絶縁されますので問題はありません。


●使ってみて

しっかりと取り付き、実際、運転しても自然でいい感じではあると思います。

取り付け位置については人それぞれだと思いますが、だいたいクラッチペダルの高さと同じか、やや

低い位置あたりがベストになるかと思います。

なお、フロアマットですが、フットレストにかかる部分については、折り曲げるか、切るかします。

私の場合はとりあえずそのまま折り曲げて使用しています。

 

人によっては、ただでさえ狭いスペースにつけますので、甲幅の広い靴などでの操作は多少、

窮屈な感じがするかもしれません。 このへんは慣れもあると思いますが。

自作するにせよ既製品をつけるにせよ、このへんは各自の足のサイズなどで微妙に最適な幅という

のがあると思います。

私にとっては今回のこの製品は合格ですが、それが誰にでもフィットするとは限らないということです。

クラッチ操作の邪魔にならないサイズ、形状、角度のものをよく検討してから自分に最適と思われる

方法でおこなうといいと思います。

 

なお、既製品の多くは今回の製品のように「ボックス型」になっていて、サイド部が囲ってあります。

これは、万が一クラッチ操作時に足が滑ってもここで止まることでペダルから足が外れずに済むという

効果を狙ってのことです。

よく、このサイド部がない、Lチャンネル材を使用したようなものもありますが、こういうタイプは

足を滑らせたときに、フットレストとクラッチペダルの間に足が挟まってしまう可能性があるので

誤操作の原因となりやすいので、あまり感心はしません。


●追記

上記でフットレストの位置とクラッチペダルの位置について触れていますが、クラッチペダルの高さに

ついては調整ができます。

 

↑クラッチペダル上部にあるアジャストボルト(◯で囲ってあるボルト)がわかると思いますが、ここが

クラッチペダルのストッパーになっているので、このボルトを調整することでクラッチペダルの高さを

かなりの範囲変えることが可能ですので自分好みのペダル高さにすることが可能です。

ただし、変えるのはあくまでも「遊びの範囲内」でおこなうこと。

遊びをまったくなくしてしまうと、レリーズベアリングがクラッチカバーのダイアフラムを常に押すよう

になってしまうので、クラッチを繋いでいる状態でもレリーズベアリングが常に接触、加圧された状態と

なってベアリングの異常過熱で寿命が縮む、もっとひどい場合はクラッチが滑るなどの悪影響が出ます。

 

もっとも、実際にはこことレリーズフォーク側のアジャストと両方をバランスよく調整しなければなら

ないので、あまり構造を理解していない人はヘタに触らないほうがいいと思います。


えんいー! ヽ(´ー`)ノ~~~