(番外編)HT07タービンの比較、その2

前回、HT07タービンを入手したものの、個人的にもうちょっと高速、高出力の仕様のが希望

だったので、あらためて今回A/R9/ハイフローコンプレッサー仕様のものが送られてきたので、

今回はその07とSUZUKI SPORTのN2キットのHT06タービンの比較です。

↑今回のHT07改タービン(A/R9)。 いちおう新品と謳っていますが、おそらくリビルトベース

でしょうね。 切削面にまでサンドブラストをかけてあるところが明らかに。

まぁ、下手な中古よりはぜんぜんマシでしょうけど。


●前回同様、測れる限りでの現物の寸法の比較です。

項目\タービン
HT-07改、A/R9
SUZUKISPORT HT-06
インデュース径mm(A)
32.3
31
コンプレッサハウジング外寸mm(B)
約105
約100
エグゾースト出口径mm(C)
35
35
エグゾーストハウジング外寸mm(D)
約80
約85
インペラー羽根数
10
10
タービンホイール羽根数
9(カットバック加工済)
9
エグゾーストハウジングA/R
9
12
タービン刻印
HT07-4A
HT-06-16 0Y25

●以上の比較からわかる通り、今回の07タービンはコンプレッサーも前回のものより大きく、また

インペラー径も大きくなっています。 スペック的にはワゴンRプラス純正のものに近いですが、

そこはチューンドタービンということで、内部のメタル類は強化されているとのことです。

以下、詳細を写真で比較します。


↑コンプレッサー側。 左が07改、右がスズスポ06。

外寸は同じくらいに見えますが、外径周囲にあるボルト穴のふくらみ部を見ていただければわかる

通り、07のハウジングのほうがめいっぱい大きくされているのがわかると思います。

つまり、単なる寸法の差以上に内部流路が拡大されているものと思います。

また、写真でもはっきりとわかるくらいにインデュース径も約1.3mm大きくなっています。

なお、前回比較した07タービンのインデュース径との比率では面積比で10%大きくなっています。

このように同じ07タービンでも、前回比較した07タービンとはかなり違います。

ちなみにスズキスポーツの07タービンはさらに大きく、羽根の形状、枚数も違うんですけどね。


↑エグゾースト側。 同じく左が07改、右がスズスポ06。

使用されているタービンホイールそのものはまったく同一のモノです。

エグゾーストハウジングの外形の大きさは、前回の07の場合はA/R7でしたので当然ながらそれより

は大きくなっています。 ですがやはりA/R12の06のほうがさらにひとまわり大きいです。

ちなみに写真でもわかりますが、この07タービンも高回転での抜けをよくするためにタービン

ホイールにカットバック加工が施されています。 ですのでA/R12と比較しても、それほど高回転

での抜けの差はないものと考えます。


●今回、A/R9仕様の07タービンを入手したわけですが、現在私はA/R12の06タービンを使用して

います。 普通に考えたらむしろA/R9くらいのほうがバランスがいいのかも知れませんが、私と

しては現在のタービンの性格にそれほど不満はないので、どうしてもこの07のコンプレッサーと

A/R12のエグゾーストの組み合わせというのを試してみたいのです。

現在のA/R12の06タービンのインターセプトポイントは約5500rpmということを考えると、06

よりさらに径の大きなインペラーを回さなければいけない07でA/R12にしてしまうと、もしかする

とインターセプトポイント(フルブーストに達する回転数)はさらに高い回転数になってしまう

可能性もあるのですが、ダメなら戻せばいいし、一度試してみたいと考えています。

で、このエグゾーストハウジングはおそらく互換性があると思いますので、このハウジングを

組み換えるだけでA/Rの仕様の違うタービンも作れるはずですので、まずはこの2つのタービンを組み

あわせて「ハイブリッドタービン」を作ってみたいと思います。


えんいー! ヽ(´ー`)ノ~~~